嵐の夜
荒れ狂う波、光もない
ましてや先なんて見えるはずもない
暗闇の中、恐怖に怯え震えていた
もうだめかもしれない・・・
心をよぎった
葛藤していた
その時、頭上で何かを感じた
見上げるとマストの先が光っていた
ローソクの炎のように
St.Elmos Fire
海の守護神(まもりがみ)
伝説の炎
それはあきれめてはいけないと
行き先を灯す
「大丈夫、私が守ってるから」と
励ますように炎は明るく照らす
そう・・・
諦めちゃいけない・・・
もう少し頑張ってみよう
私は感謝し涙した
そんな思いに奇跡の炎は
光で応えてくれた