窓の外には誤魔化しの無い景色
今までの大半は振り返り歩んで来た
立ち止まる事も
進む事も
同じ様な空を見上げ生きて来た
只願い
触れられない空気に打算し
空虚さを覚え
警告を発しながら生きて来た
夜には闇夜に消え
闇雲に彷徨う流離いの日々
言葉で満たそうとしても
陽は昇らない
感度を欲しようとも
演じ切れる自信が無い自分が居る
答えなど出ない
歩くだけ
容易く扱われてみても
嬉しがる私の現在は
混沌混じりの
詐称された今のみ
本当に感じたい物は
只の黒い瞳
嘘なぞもう付かないで
本来の姿さえも淘汰される
どうぞ其れで良ければ
此れからも
疎ましく感じて居て────