黒く遠い空
星も見えないほど
深い黒ね
それは今の私の心なのかもしれない
さみしさに負けそうなときの
夜は嫌いよ
ああ
ここであなたが
微笑んでいてくれたら
それだけでいいのに
軽い会話で
二人の夢を探し出しましょ
いつの間にか二人の距離は縮まって
心も身体も
そして夢の中へ溶けてゆくわ
私の優しさを貴方にみんなあげる
あなたの優しさをみんな私に頂戴
こんな夜はわがまま少しだけ許してね
頬が少し上気して
貴方と重なるとき
今夜もまた夢の夢を
夜の中
彷徨いながら
貴方を探してる
ここにはなくて
ここにはある
あなたの優しいぬくもり
どうか私のぬくもりも感じて
指先から
つま先まで
私を独り占めして
ねぇ貴方見つめて
潤む瞳を
どうか貴方の元へ
はばたいて はばたいて
溺れて