初秋の浜辺
太陽の陽射しがまだ眩しい波打ち際を
あなたは子供のようにはしゃいでいる
座って笑いながら見ていた私に
走り寄ってきたあなたは
手のひらにそっと貝殻をのせた
これ以上ない微笑みと一緒に・・・
でもそのあなたはもういない・・・
部屋の片隅のカレンダーは
あの時のまま止まっていた
私はカレンダーを手にした
そして・・・このままではいけないよね・・・
思い切ってカレンダーを捨てた
明日から当たらし年が始まる
新しい私を始めなきゃ・・・
あなたが別の道を進んだように・・・
さあ、またカレンダーを買ってこなきゃ
私も歩き始めないと・・・
明日へ向かって・・・