国法研 27期 大串です。
12月3日に東京の日本赤十字看護大学にて開催された、国際人道法模擬裁判国内予選の結果をお知らせします。
今年は模擬裁判が初めてという新規参加校を含め4チームが、香港への切符を求めて争いました。
出場者 ()内は学年。
■検察
第一代理人 増山 真輝人 (3)
第二代理人 岡田 悠季 (1)
■弁護
第一代理人 大串 雄朗 (2)
第二代理人 山崎 安那 (1)
非公式リサーチャー シンペン・ニティパット (1)
予選ラウンド
第一ラウンド 同志社大学原告 対 京都大学被告
第二ラウンド 京都大学原告 対 慶応義塾大学被告
決勝ラウンド
京都大学原告 対 同志社大学被告
結果:優勝
従って、2012年3月8日から香港にて開催されるアジア太平洋大会への出場が決定しました。
今年の問題文も昨年度と同様に、国際刑事裁判所が舞台となりました。文民の強制移動、人質、そして、殺人が主な論点となりました。
刑事裁判所が舞台であるということもあり、行為者の有責性の証明や個々の犯罪事実を裏付ける証拠の価値なども問題となっていたため、国際人道法の知識のみならず、刑法の知識も深く求められました。
一回生二人にとっては、英語弁論も初めて、国際人道法も初めて、ましてや、刑法の知識もない状態からのスタートでしたが、短い間で十分な実力を身につけてくれました。
前日の夜に対戦校が変わったにも関わらず、いつも通りの弁論をしてくれた山崎さんや上回生顔負けの弁論を決勝法廷で披露してくれた岡田さんの力がなくては、優勝はつかめなかったと思います。
弁論者二人が短期間で十分な知識を吸収できたのは、同じ一回生ながらも二人を陰で支え、日夜、判例を精査してくれたニティパットくんのおかげでしょう。
また、就職活動で時間が制限されている中、チーム全体を支え、優勝に導いていて下さった増山さんは非常に頼りになる存在でした。
さらに、優勝ができたのは、問題となる事実が自分にとって有利であろうと不利であろうと、それに対して、真摯に法的な評価を加え議論しようとした姿勢が高く評価されたからだと思います。
9月1日に問題文が発表されてから、大会当日まで、書面や弁論の準備に協力してくださった皆様に、この場を借りて、お礼申し上げます。
これからも、3月8日から香港にて開催されるアジア太平洋大会まで、ご指導をよろしくおねがい致します。
27期 大串 雄朗