26期の乾です。
3月20-26日にアメリカWashington DCで開催されたJessup 2011 International Roundの報告をさせていただきます。
結果
予選敗退
カンボジア原告 v. 京大被告 ○
京大原告 v. メキシコ被告 ●
ロシア原告 v. 京大被告 ○
京大原告 v. パナマ被告 ●
2勝2敗
個人成績
高田陽奈子(被告第2代理人1回生) 185位
乾 弘哲(被告第1代理人 2回生) 188位
今回はうまくいけば決勝ラウンド(128チーム中、上位32校が進出)に進めるのではないかと意気込んでいただけに、予選敗退という結果は残念ではあります。
やはり、一番気になるのは世界とのパフォーマンス力の差でした。とりわけ2戦目のメキシコ戦では、代理人が次々と質問をうまくさばいて時間通りに全ての論を言い終えていたことが印象的でした。(なお、彼らは決勝ラウンドに進出しました)。
これまでもしばしば指摘されてきたことですが、論証の学問的な完成度と同程度、あるいはそれ以上に「弁論のゲーム」としての面が重視されるという点に、国内大会との大きな差を感じます。今後世界での勝利を目指すのであれば、英語弁論の導入という選択肢も視野に入れつつ、国内大会の運営方法や、弁論・書面の形式から考え直さなければならないのかもしれません。
ただ、結果はあげられなかったものの、世界各国から来た優秀な学生たちとの交流も含めて、さまざまな刺激を得られた1週間でした。当地で裁判官の先生方から勧められたように、この経験を国内で共有し、日本、そして京大の更なる飛躍につなげることが出来ればと考えております。
最後になりましたが、このような得難い経験をさせていただけたこと、それを支えてくださった全ての方に感謝申し上げます。ありがとうございました。