京大国法研27期・一回生の大串雄朗です。
3/3-6に香港赤十字主催の人道法大会がありました。
12月に行われた国内予選で優勝し、出場権を得たために今年も参加することができました。その結果をここに報告します。
結果;予選敗退
予選
第一ラウンド Hidayatullah National Law University (from India)(原告) v. 京大 (被告)
第二ラウンド Sungkyunkwan University (from Seoul)(原告) v. 京大 (被告)
去年の結果を越えようと、準決勝進出を目標に頑張りましたが、残念ながら予選敗退に終わってしまいました。今年の大会では、例年と異なり、詳しい入賞順位などが明らかとなりませんでした。
海外チームの英語力と巧みなプレゼン力に弁論者二名ともに、圧倒されつつも、良い刺激を受けることができました。予選ラウンドでの裁判官の講評からも、原稿を見ないようにするべきなどと指摘され、多くの改善点を見出すことができました。
また、問題文の設定が、国際刑事裁判所の予審裁判部を想定しており、原告側の立証責任の度合いや証拠能力、さらには、恩赦が与えられた場合、裁判所は犯罪人を裁くことができるのかなどと、かなり苦戦しました。裁判官からの質問も裁判所の手続きに関する質問が多かったように感じられました。
さらに、今年から、模擬裁判だけでなく、人道に関する体験学習が行われるようになり、海外チームの人々と人道学習を通じて、交流する機会があり、多くの刺激を受けることができました。
最後に、試験期間や春休みの貴重な時間を削って、メモリアル作成、そして弁論練習を手伝ってくださり、ご協力ありがとうございました。結果が残せず、本当に悔しかったです。無料で香港まで行けるということもありますが、それ以上に、非常に貴重な時間を過ごすことができるので、来年度も、国内予選で優勝し、香港への出場権を獲得し、次こそは結果を残してほしいです。