2回生の小田瑞穂です。
3/5-6に香港赤十字主催の人道法大会がありました。京大はアジアカップ日本語大会で優勝したため出場権を得て参加することができました。
その結果を報告いたします。
総合 原告TOP5入賞
予選
第1ラウンド 京大(原告)v. The University of Hong Kong(被告)
第2ラウンド 京大(原告)v. 同志社大学(被告)
海外のチームがみな流暢な英語を操る中、圧倒的にプレゼン力の足りなさを実感した大会でした。
しかしながら、1回生2人と2回生1人で原告ベスト5入りを果たせたのは、英語弁論においてもある程度の結果が残せるのだという大きな励みとなりました。
証拠を入念に検討し、基準を立てようとした姿勢が評価されたのだと思います。
原被のベスト3までが準決勝に出場できたので、我々は4位か5位だったようです。おしくも準決勝進出はなりませんでしたが、初戦の相手The University of Hong Kongが最終的に優勝したので、そのような強い学校と一戦交えることができ、よい経験になりました。
原告・被告のどちらかのみで出場するこの大会は、原被の抽選でやりやすさが多少左右される感があります。
実際に大会本番を迎えてみると、立証責任を十分に果たせるレベルまで持って行けた原告はほぼないのではないかという印象であり、どちらかというと原告が苦戦していたようでした。
舞台が国際刑事裁判所という特殊な設定でもあり、やはり証拠価値などについての質問が多かった気がします。
そんな中で、国内刑法についてもまだ習っていないのに、国際刑事法について取り組むこととなった1回生の乾君・増山君は、本当に苦労したことと思います。
試験期間とメモリアル提出が完全にかぶってしまい、メンバー一同必死に作業したのも、終わってみればよい思い出です。
また、海外で開催されるこの大会は、海外校との交流や現地の観光もその醍醐味であり、様々な刺激を受けることができました。
オブザーバーとして香港観光を取り仕切ってくれた、平野君・仲君には感謝してもし足りません。
最後に、春休みや試験前の貴重な時間を割いて、論証づくりや弁論練習にご協力くださった皆様、本当にありがとうございました。
英語弁論は見るほうも作るほうも楽ではない作業であり、非常にお手数をおかけしたことと思います。結果が残せたのは先輩方の協力のおかげだと思います。
香港人道法大会は、運営側からメンバーの渡航費・宿泊費が提供されるという非常に恵まれた大会であり、得られる経験も素晴らしいものでした。ぜひ来年も出場し、次こそは準決勝に出場してほしく思います。