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健康教育掲示板

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子どもと向き合う
森のくまさん (2040)投稿日:2010年03月05日 (金) 23時29分 返信ボタン

今日は、総括会議でした。多数決はしないなど、管理職の職員会議を軽視した考え方が強まり、総括会議のへんてこな進め方など、いろいろ課題が多い職場でなので、なかなかつらいものがあります。でも、言わない方がストレスがたまるたちなので、花火だけは、あげました。生活点検については、通年になってしまいました、でも、私を含め4人の人が通年反対を発言してくれました。ものをいいにくい雰囲気の中でよく話してくれたなと思いました。しかし、会議と言っても、やっぱり一部の人の意向に沿った結果になるようなレールがひかれ、とても残念でした。
この時期、子どもとむきあうことで、自分をはげましています。この日の午前中も、ねる前にかならずすることシリーズを子ども達とやっていたら、「 はみがきをして、ぬいぐるみとしゃべって「よしよし」してからねます。ウリちゃんとねます。かぞくのあいされものです。」と書いたしんや(仮名)がそのウリちゃんの写真を教室に持ってきてくれました。しんやは、友だちに意地悪をついついしてしまう子で、友だちもなかなかできない子です。でも、そのウリちゃんをみんなにみせてあげると、ぬいぐるみといっしょにねている子が他にもいっぱいいて、月曜日に学校へもってきたいと言い出しました。「家の人に聞いてからもってくるんだよ。」と言って、月曜日を楽しみにまつことにしています。

□何のための生活点検か?/ヤマユリ (2042)投稿日 : 2010年03月07日 (日) 10時05分

 くまさんのがんばりが、職場のみんなの目を覚まさせて、うそを書くことを教える毎日生活点検は無意味なのではとみんなが気づいていったのがよかったなと思います。
 健康教育の授業をしていると、なぜそうなのか?を考えることがとても大事だと思うのですが、教師自身がそう考えないのに子どもたちが考えようとはしませんよね。点検やおどしは教育とはいえないと気づいてもらうためにも、子どもと向き合った実践をして発信していかなくてはいけませんね。
 インフルエンザでも同じです。マスクやうがい手洗いだけでは、インフルエンザの予防にはならないことはわかっているのにどうしてその指導しかされないのかと思います。
 私もこの1週間、睡眠不足が続いたのですが何とか風邪をひかないようにしようと頑張りました。寒気がしてのどが痛くて風邪をひきそうと思った時に、温かい食べ物、飲み物(しょうが湯が好きです)、体を冷やさないこと、これで何とかのりきりました。
 くまさんのすいみんの授業も同じで、自分の生活を学校に持ち込んでみんなと共感したり、悩みを素直に出せたりする、ほっとして心が癒されるひとときなんだろうなと思います。
 昨日くまさんに「子どもたちが、ぬいぐるみとかを持って来たら、ゆったりした音楽でもかけて、お昼寝タイムにしたら?」って話してました。安心して眠ることって幸せだなってみんなで感じることができたらいいなあと思います。

「新型インフルエンザ対策」は どうする?
ヤマユリ (2038)投稿日:2010年03月04日 (木) 00時41分 返信ボタン

3月27日に教育保健学会でインフルエンザの実践報告をすることになり、6年生のクラスを借りて3時間で授業をすることになりがんばっています。久しぶりの高学年の授業で、手応えを感じました。
1時間目の授業の様子です。「インフル通信」というのを作った原稿を貼り付けてます。
☆☆インフル通信 No1☆☆☆
去年から世界中にすごい勢いで広がっている「新型インフルエンザ」について考えました。身近な問題だから「もう知ってるよ〜」という声もありましたが、改めて学んでみると知らなかったこともあったのではないでしょうか。
 どうして「新型インフルエンザがそんんなに、こわがられているのか?」をわかってほしくて、最初に1918年(大正7年)の「スペインかぜ」の様子を見てもらったわけです。(写真など)
 ちょっと難しいかなとも思いましたが、社会で政治も習っているので、「国としての対策はどうしたらいいか?」も考えてもらいました。みなさんの意見がすばらしいので、すごく感動しました。それに対して実際にされた対策はどうだったでしょうか?空港での「水際対策」はどう思いますか? 今、問題点が明らかになってきています。(※授業では、写真を見せました)
 でも、スペイン風邪のときよりも死者が減ったのは、情報が早く伝わるようになり、
前もって対策をたてておいて、被害を少なくできるようになったこともあり、社会が進歩しているのです。

6年1組で考えた「新型インフル対策」!
◆ワクチン
・ワクチンを増やす(K、N、M、M、I、K、K、S、N)
・新型インフルの予防注射がほしい(H)
・ワクチンを子どもを優先にうってほしい(N)
・免疫力がなくてもインフルエンザに効くワクチンを出してほしい(K)
・ワクチンを入れる注射器を増やせばいいと思う。(K)
◆マスク
・マスクを配る(K、O、K、M、I、N、H)
・みんなに毎日マスクを配布してほしい。(U、O)
・マスクをいっぱいつくる。(K)
◆医療の充実
・病院のベッドをふやす(K、I、K)
・病院が混むから、病院を増やす(H)
・インフルエンザ用の病院をつくる(M)
・おいしゃさんをふやす(Y)
◆診断
・かかっているかかかってないかの判断を無料で できるようにする。(K)
◆薬
・薬をふやす(H、Y)
・消毒液を配る(K)     
・「ウイルスを殺せ!」そういう系のスプレー作れ!(K)
・早く、対応できる薬を作ってほしい(K、M、K)
・治る薬を作る(I)
・もっと新型インフルエンザをなくしてほしい。(Y)
・国全体に薬をまく(M)
・もっとマスクを立体じゃなくて超立体にして、マスクの表面にウイルスがきらいな 何かをつけたらこないと思う!そうしたら、超立体マスクの感性でス。(S)
◆移動制限・学校閉鎖・会社閉鎖
・かかった人だけホテルかどっかにおらす。(H)
・学校(会社とか)全てを休ませる(強制的に外に出させない)消毒も(H)
◆手洗い・マスク・うがい
・手洗い、マスクをしてうがいする。(Y、Y)
・国のためにマスク・手洗い・うがいをしてほしい(K)

◆今日の学習でわかったこと
・インフルエンザで死んでいる人がいっぱいいることがわかった。(H)
・インフルエンザで死んだ人がとても多いのでびっくりしました。(K)
・インフルエンザであんなひがいがおこるとは知らなかった。(H)
・インフルエンザで多くの人が死んだこと(K)
・新型インフルエンザで、212か国の国で15921人もなくなって、日本で193人がな くなっているなんてビックリした。でも、第1次世界大戦でかかった人は、1週間もし ないうちに肺炎で世界で5000万〜1億人死んだと聞いたときびっくりした。(S)
・あらためて、インフルエンザはこわいと言うことを知った。(O、K、Y、M、I、K、H)
・新型インフルエンザはとてもこわいし、大変な病気だと思った。(N)
・インフルというウイルスは、とってもこわいということがわかった。(N)
・ウイルスには、いろいろ種類があって、それに1つ1つ名前がついていたこと(H)
・ソ連かぜとかスペインかぜとかアジアかぜとかこんないろいろ種類があるのがわかっ  た。(Y)
・新型インフルエンザは、新しいかぜだから薬とかがないからかからないようにしたほう がいいということがわかった。(K)
・インフルエンザは日本だけのことじゃないコと(O)
・新型インフルエンザは、日本だけじゃなかったこと。(U)
・インフルがこんなにもんだいになってるとわかった。(M、K)
・ほかの国でしらん病気があったからそれがわかった。(M、Y)
・インフルエンザウイルスは、人の中に入らないと死ぬということがわかった。(M)
・タミフルの7割を日本がつかっていること。(N)
・92年前、スペインかぜが流行った。(K)

◆わからなかったことや疑問、もっと知りたいこと
・WHOのことをもっと知りたい(Y、K、N)→ITなどで調べてみて下さい。
・そんなに新型とのちがいがわからなかった。(M)※次ページを見て下さい。
・ブタインフルエンザは世界で何人かかったか。(H、M)
・新型インフルエンザには何人感染しているか、(K、U、N)
・どのくらいの国がかかっているか(U)
・なんで豚やとりから人にうつるようになったのかなと思った。(K)
・ぶた、トリ以外の動物にかんせんするのか(N)
・人以外にうつるのか(Y)                 
・なんでぶたから人間にうつるのか。(K)→次ページに解説

・インフルエンザをもっとしりたい。(M、K)
・インフルエンザの中身はどんなだろうか?(M)
・スペインインフルエンザがなぜかかったのだろう。(K)
・どうやったらうつるのか(I)   
・体についたらうつるのか?手とか(H)
・ウイルスはどこからきて、どこへきえるのか(S)→上の6つは 今日の授業でします!
・1週間でどれぐらい感染するんだろう。(O)→1人が感染させる平均が1.47人というから1週間で約10人ですね。

◆そのほかに感想があればどうぞ   
・インフルエンザのことがいろいろわかった。(H)
・インフルエンザはすごいということがわかった。(H)
・インフルエンザはすごくこわいだろうと思った。(O)
・インフルエンザはこわいなぁ〜と思った。(M)
・スペイン風邪のあるときに生まれなくてよかったと思った。(K)
・イロイロしった。(M)
・わかりやすかったけど、黒板の字がこまかいからなんだろうなと思うところもあった。(U) →表の字が小さかったのはごめんなさい。また、近くで見て下さい。
・インフルはふるいんだな〜フムフム・・・(M)
・第1次世界大戦の時からインフルエンザがあったなんて知らなかった。(S)
 →もっと古い時代、ギリシャでは紀元前から、日本でも平安時代に流行があったようです。ウイルスは35万年前に発生したんだって!

・写真とかでわかりやすかった。(Y)
・面白かったです。(N)
・たのしかった。(H)      ありがとう!(^o^)ヤマユリ


□感心されてました!/森のくまさん (2039)投稿日 : 2010年03月04日 (木) 22時30分

偶然、やまゆりさんの学校の養護教諭のM先生と出会いました。参観されて、ヤマユリさんの授業についてとても感心されていましたよ。
私も、すいみんの授業を学年で取り組んでいます。子どもの作文をデジタル化しながら元気をもらっています。保護者に懇談会でもたくさんの意見を交流でき、まとまってきたので、明日が総括会議で、生活点検についてだけは、発言しようと思っています。

対話の授業だからこそ
ヤマユリ (2037)投稿日:2010年02月03日 (水) 21時14分 返信ボタン

うれしいことがありました。
この前、朝からお腹が痛いと訴えていた女の子に、「トイレに行ってウンチしたらなおるからいっておいで。」とやさしく応えていたのですが「でえへん〜」と元気がなくてつらそうにしていました。そして、こっそり「いえでは、トイレで本読んでるねん。」と教えてくれたので、「そんなら、本もっていき。洋式トイレでゆっくりすわってしておいで。」とこっそり上着の下に本を入れてあげるとにっこり笑ってトイレに行き、すっきりしてもどってきて「やっと、出た〜」と喜んで、またこっそり本を抜いて返してもらいました。対話でウンチの授業をして、こういうことがあるとうれしいなあと思っていたらまた今日もその子が、「先生、また本かして。」と、こそっと借りにきました。またそっと本を入れてあげました。

一人っ子で、ちょっとした友だちのいじわるにも落ち込んでしまうちょっと神経質な子です。
その子がこれだけ、信頼して話してくれたというのも驚きでした。
「対話というのは、関係性の問題だ。」とバラさんが言われた通りだなと思いました。
またまた、行事続きでなかなか授業ができません。あと1時間でまとめたいと思っています。


愛知支部例会に行ってきました!
ヤマユリ (2036)投稿日:2010年01月18日 (月) 21時44分 返信ボタン

16日(土)名古屋で行われた愛知支部例会に、若いK君と二人で行ってきました。この前遠い岐阜から、大阪まで来て下さって、中河内B例会に参加して下さったS先生が報告されるので、ぜひ学ばせてもらおうと思って行きました。愛知支部の皆さん、どうもありがとうございました。例会に続々、集まってこられて会場が一杯になり、レベルの高い研究会だなあとK君と二人で話していました。様々な角度から意見が出されて勉強になりました。しかも、よそから来た私たちを、温かく迎えて下さっていろいろと気を遣っていただき本当にどうもありがとうございました。
 一緒に行ったK君は、インフルエンザの授業の実践者です。S先生は、昨年夏保健授業づくりセミナーでお会いした時に、セミナーでのインフルエンザの授業提案に私たちが不満だったことをぶつけたことがきっかけで、同志会の健康教育実践ではどんな授業になるか考えてこられました。K君もそのセミナーに参加し、自分ならどんな授業にするか試行錯誤していました。
 名古屋へ向かう電車の中でも、議論が盛り上がり二人で4年生対象の授業プランがだいたいまとまりました。
 あと、新型インフルパニックになった5月の新聞の資料があればいいなあと思っていたら、タイミングよくS先生が提案された資料の中にあったので「ラッキー!」と喜びました。K君のプランは本人にお願いして書いてもらうことにします。
 S先生の提案は、中学生が対象。
第1次 「新型インフルエンザ」って何?
第2次  新型インフルエンザの発生・流行に対する「日本の対策」
第3次 「免疫とは?新型インフルエンザワクチンは有効か?」
第4次  感染者・発病者に対するいわれなき中傷
第5次 「新型インフルエンザ弱者」へのまなざし・・・タミフルを買いあさる日本
「今回の授業では、『新型インフルエンザの感染・発病のメカニズム』についてはあまり扱っていません。『新型インフルエンザは社会全体で予防すること』『感染者は被害者であることを明確にする』『インフルエンザ弱者?の存在を知り、共生の考え方を育てる』ことに力点を置きました。」とのことで当初は、第3次の内容は入っていませんでしたが、事前に送って下さって意見を聞いて下さったので、熱い議論になりその結果 「 ワクチンの問題点、タミフルの問題点を指摘しておくことが『適当』なのではないかと考え」て入れられたのでした。
 S先生の提案は、夏のセミナーで、個人の行動(うがい、手洗い)が強調されたのとは全く違う授業で、これが健康問題から社会問題を考えるという授業なんだということをドーンと突きつけられた気がしました。しかも、患者(犯罪者のような扱いをされた)や弱者の視点に立って社会の問題を捉える授業に、心が揺さぶられていろいろ考えて悩みました。 『新型インフルエンザの感染・発病のメカニズム』や個人でできる予防を扱うことに重きをおくと「自己責任論」に陥ってしまうこと。これは愛知の例会でも議論になりました。でも、体の弱い子どもを持つ親の立場に立てばワクチンや薬のリスクを知っておくことはとても意義のあることだと思うので、授業でどう扱うのかが難しいと思いました。 また今の世間の動きを見ても、ワクチンやタミフルを否定するとどんな反感をもたれるかと。人間の体には病原体と闘う免疫の仕組みがあるということ、ワクチンや薬の問題点を指摘することは、慎重に扱いながらもK君のプランにも入れています。
 詳しいことは、今週22日(金)19:00〜21:00、23日(土)9:00〜12:00タカツガーデンで学習会をしますので、そこで議論しましょう。
22日は、岐阜大の近藤先生が来られます。森のくまさんの「みんどこ?」ヤマユリの「ウンチの授業」の報告と近藤先生からの報告です。23日はインフルエンザとアスベストの教材研究です。どこか一部でもいいですから参加してください。22日は近藤先生も交えて交流会をします。

ウンチはからだからのお手紙
ヤマユリ (2035)投稿日:2010年01月15日 (金) 22時28分 返信ボタン

何とか週に1時間でも授業をしないと途切れてしまうので今日は
おおざっぱな授業でしたが1時間目から気合いを入れてウンチの
授業をしました。あまり教材を用意しなかったけれど、子どもたちの疑問や感想を読み合っていくだけでも、対話が盛り上がり面白かったです。
中でも「どうしてうんこににんじんがでるの?」と聞いた子の話が
盛り上がりました。「タマネギも出たで〜」「とうもろこしも」と話してくれます。よく観察しているのだなと思いました。

「金魚のうんこはあかいよ」も盛り上がりました。「知ってる知ってる!」「茶色いときもあるで〜」「黒いときも・・」

犬のうんこも、家で犬を「ふたりかっている」という子が具体的に大きさも手で示して教えてくれたり、人間のうんこはいぬににてるという子もいました。

1年生で、しかもこの時期だから、安心して自分を出せる人間関係もできてるからかなと思ったのですが、いろいろ対話した後で、プリントのうらに「自分のウンチ」を書いてくれる?と言うと
ほとんどの子が書いてくれるんです!
「絵でも、ことばでもいいよ」というと、絵で描く子も多くて、色まで塗ってくれてます。感激!でした。そんなことも教えてくれるの?! という感じです。
でもプライベートな内容だから、気を遣って書いた紙はちゃんと裏向きにして他の子には見せないように集めてあとからそっと見ました。全然気にせず、その場で堂々と見せてくれる子もいましたが。
ますます、子どもたちがかわいくてウンチまで含めて好きになります。

1年生っておもしろいです。でもこの授業の着地点はどこなのか、ちょっとまだ自分でもはっきりしてません。

でも、1次で出た子どもたちの疑問を話し合っていきながら手探りでやっています。
今日はとりあげなかったけれども、
「ライオンのウンチはどうしてくさいの?」
「ウンチとあたまがはたらくこと(のつながり)をしりたい。」
などいい課題を出してくれています。

ウンチの授業 1時間目
ヤマユリ (2033)投稿日:2009年12月23日 (水) 09時54分 返信ボタン

昨日やっと1時間授業をしました。子どもたちは、もうすぐ楽しい冬休みというので気もそぞろで集中力も続かないという最悪の条件の中の授業でした。
どうしてもやりたかった理由は
@先週から、栄養士の先生が栄養と朝ご飯の授業を給食中に2回、授業で1時間してくれたのでその続きとして位置づけたかったから。
A冬休みに入るので、家でゆっくりウンチを観察できるいい機会なので冬休み前に1時間授業をしておきたかった。
の2つでした。
保健の先生の手作りの消化器官の説明のエプロンシアター(?)がすてきで使いたかったこともあります。

導入の授業なのでウンチに興味を持たせることがねらいでした。
前日の栄養の授業は、「なぜ朝ご飯を食べるといいのか?」がテーマでした。そのわけを尋ねるところから入ると
・頭がよくはたらく。・元気が出る。・うんどうができる。・しゅくだいができる。など教えられたことを発表してくれました。
でも、食べたものがどうやって頭や体にいくのかな?食べたものが栄養になるってどうやってなるのかな?
と問い直すことから始めると
わからない子がほとんどですが、「おなかでしょうかする。」「いでどろどろにとかす」「たべたものをちっちゃくする。」のように体の中を想像できる子も数人いました。
そこでエプロンの登場。布で作った食道、胃、小腸(6メートル作ってありました)、大腸、ウンチの模型を順に見せていきました。
子どもたちが喜びすぎて困りましたが、体の中ってそんなふうになっているとはじめて知った子もいました。
中には、「かんじんのしんぞうがないやん!」「かんぞうは?」「もうちょうは?」ときく子もいます。盲腸はあるので教えました。
ウンチもいろんなウンチを作って下さっているので見せると大喜びでした。後半は「いろんな動物のウンチも知ってるかな?」と絵本で動物のウンチをいくつか紹介してから、うちの保健の先生の作って下さった動物のウンチと動物の写真が裏表についたカードをつかってクイズ。
 これも喜びすぎてこまりましたが、クイズもよく正解がでました。ハイエナのウンチが白っぽかったのは、1学期に歯の授業でならったハイエナは大腿骨まで食べることを思い出していました。
 絵本に「ライオンのウンチはくさい!」とあったのですがどうしてかな?と聞くと「肉食の動物はくさいねん」と答える子がいたので、じゃあお肉が好きな子のウンチはくさいのかな?
 冬休みに自分のウンチをよ〜く見て、色とか形とか、臭いとか見て来てくれる?と言うと「いやや〜」「くさい」ともいわれましたがある子が「写真とってくるわ。はこに入れてきてもいい?」と言ってくれるのにも驚きました。
 前半の流れは1年生の認識レベルでは難しかったです。栄養の話も理解しているわけではないとわかりましたがざっと、食べたものがさいごにウンチになることを理解してくれればいいかなと思っていました。後半は楽しかったようで感想にもいっぱい動物のウンチのことを書いていました。やっぱり低学年の子はウンチが好きですね。詳しくかけませんが、喜びすぎて困りました。冬休み明けにどんな話をしてくれるでしょうか?
ウンチと食べ物との関係、「ウンチは体からのお手紙」(絵本にあったことばですが)の意味を考えるなどの授業を考えています。
社会との関係は、どう教えようかなと悩んでいます。
昔の人は、糞尿をリサイクルしていた話もいいかな?
ウンチは食べた後のことですが、食べる前の食べ物をどんな人が作っているのかチョコレートの児童労働の話を2月のバレンタインデーあたりにしようかなとか。またいい案を教えてください。


□教育課程づくりは複雑な闘争/森のくまさん (2034)投稿日 : 2009年12月24日 (木) 18時13分

新しいうんちの実践がまた誕生ですね。次から次へとすごいですね。
昨日ヴィゴツキーで学んだばかりですが、こうした、自前の、創意工夫しながらの実践づくりは、80年前のロシア革命直後の教師達が、教育課程の創造に取り組んだ姿と重なります。現代日本の現状も管理主義的な学校運営や事務作業の増大で自主的な創意工夫のための時間的・精神的な余裕をどんどんなくさせられています。教師の仕事は指導要領の通りに合理的にかつ要領よく教師のまなざしだけでこなしていく毎日になっているように思います。しかし、このままでは、一方的な教育の目的どおりの子どもづくりを教師も知らず知らずのうちに手をかしてしまうことになるのかもしれません。その点でロシアの革命直後の教師と同じように、日本の現代の教師も教育課程づくりは複雑な闘争だととらえ、踏ん張りどころだと思えました。
私も、3学期にもう一本自前の実践に取り組みます。教師の仕事が働きがいのあるものであるためにも自前の実践を大切にしたいと思いました。うんち、がんばってください。

インフルエンザの授業づくり
ヤマユリ (2032)投稿日:2009年12月23日 (水) 09時21分 返信ボタン

今、健康教育の授業づくりが3つ同時並行しています。(自分のも入れると4つ!)
インフルエンザは、中河内B例会で練り上げています。2回学習をしてかなり、授業の内容が見えてきました。小学校4年を対象に考えています。
この授業で教えたいこと
@インフルエンザの正体を知り、かぜとのちがいがわかる。
A病気から体を守る仕組みを理解する。
Bインフルエンザの拡大を最小限にするにはどうすればいいかわかる。
■授業の流れ
(1)新型インフルエンザとは何か?
@病原体と病気
Aインフルエンザの歴史とH1N1
(2)インフルエンザの拡大を小さくするには?
・ピークを遅らせる。・ピークを緩める。・ピークを縮める。

(3)インフルエンザとオフェンス思考(?)
 病気から体を守る仕組みを学んで薬やワクチンに頼らなくてもいい方法を学び、より”かしこく”病気と向き合い、自分の体を守るためには何が必要か考える。

特に、インフルエンザと社会とのつながりをどう授業に組み込むかについては参加者から活発な意見が出されました。でも、実践者からは、クラスの子どもの実態を考えてこれとこれは・・・というように悩みながら落ち着いたのが↑のようなプランです。
 子どもたちとの対話を引き出しながら、出てきた意見をもとに授業を組み立てていきたいとのことです。自分の意見を押しつけないように配慮もしたいと。どんな展開になるか楽しみです。
 この学習会には、岐阜からS先生も来られて「社会とのつながり(どこでもドア)」をどう教材化するかなどを学びました。
感想を紹介します。
■自分の研究、実践の関心から大阪の研究会に参加しなくてはいけないと思い、雪の岐阜からやってきました。書物(報告)を読むより温度(研究会の雰囲気)を感じる方が早い(不可欠)と考え参加しました。集団討論のすばらしさ、大阪研究会のレベルの高さを改めて感じました。※Kさんも元気でした。(S)
■自分の中で1番欠けていた視点は健康の問題が社会とどうつながっていてどのように結びついているのかという考えでした。インフルエンザが昔から現在にかけて、人間の免疫の高まりと治療の進歩、社会的に流行をおくらせる3つの取り組みから死者が少なくなっていることを通して授業をつくっていきたいと思いました。「何を教えるのか」が少し見えてきましたので、後は授業の展開をしっかり考えていきたいです。(H・K)
■S先生が、健康教育では健康という現代社会に起こる現象からその背景にある社会を見ていくというような感じのことを話されて、それを「健康と社会」科という科目を例示していました。これが「どこでもドア」なんだなあと分かりました。 今日の例会では、インフルエンザの授業について「抵抗力(免疫)」「公衆衛生(流行の問題)」「感染症と科学の闘いの歴史」というように体系が整理されたように思いました。次はこれを子どもに教える時にどのように配列するかという系統の問題があると思いますが、その系統の先には「自分の頭で考える主体者を育てる」(過去・現在を学ぶことで未来を創造する)ということがあることをはずしてはいけないなと思いました。これがKさんやS先生が言っていたディフェンスではなく“オフェンス”ということではないかと思いました。(H)
■前回これなかったんで前の話がわかっていませんが、今回インフルエンザのことをみんなと考え、自分でも勉強になりました。毎日新型インフルエンザが出た出ない、だれがかかった〜年とった人はかからない〜としょうもないことを話題にしてましたが、今日の研究会でもっと高度な話題ができそうだし、子どもたちにも教えられそうです。いろいろ聞けておもしろかったです。こんな授業なら子どもも興味を持てると思います。(H)
■インフルエンザを保健としてだけで考えるのではなく、健康と社会とのかかわりととらえる視野の広さで考えることの大切さはよくわかりました。自分の体を守るために自分のできることは・・・手洗い、うがい、マスクだけではないんだ。自分自身知っていることが少ないこと、わかっていないということも実感しました。(Y・K)
■今日の授業づくりは、ウィルスの学習を背景にとてもおもしろいワークでした。討議を聞きながら、アスベストの問題ではどうなるのだろうかと思っています。新型インフルエンザウィルスが口から空気に含まれて入ってくるという点ではアスベストも同じでアスベストが鉱物であるという違いなのだということに気づいた。ウィルスは免疫力でたたかえるが、アスベストは毛髪の5千分の1という細さで取り除くことができない。人類が作りだしたあるいは掘り返したアスベストに高度成長期の恩恵にあずかってきた歴史とその経済を支えてきた下積みの人々を犠牲にしてきたことをどう学ばせるのか。参加させてもらってよかったです。(むいむい)
■インフルエンザで何を教えるかで話し合いましたが、教えたいことや考えさせたいことがたくさんあり、私ならインフルエンザの歴史から入り、今を考え、人類の未来を考えるという流れでいくかと考えました。(K・K)
■インフルエンザと社会とのつながり(どこでもドア)の話をS先生に聞かせてもらったのが勉強になりました。低学年の子にも社会とのつながりをどう教えるかももう少し考えてみたいと思います。今日は、時間があまるどころか時間が足りないぐらい白熱した討論が続きよかったです。私の授業の話も聞いてほしかったのですが、とりあえず来週1時間授業をやってみます。今、たまたま栄養士の先生が授業をやらせてと給食中に2回来て食べ物の話(赤・黄・緑の栄養)をしてくれているので子どもたちもノリノリで学んでいます。それに続いて、「食べたものは体の中にどんなふうに入っていくのかな?」「最後はどうなるのかな?」「じゃあ栄養はどうなるの?」という授業をしようかなと考えています。時間があればいろいろな動物のウンチを紹介して、食べ物との関係を考えさせたいです。(1学期に歯のつくりと食べ物との関係を学んだので思い出しながら)冬休みにウンチを観察することを宿題にして、ウンチと自分の体の調子との関係、食べたものとの関係などを考える授業を3学期の始めにしようかなと思っています。 食べ物が口に入る前のことも授業としてやりたいなと前から思っていました。宮城の矢部さんのされていた実践をもとに、チョコレートを教材にしてチョコレートの原料のカカオが児童労働で収穫されていることなどにもふれて食べ物と社会との関係もやれたらいいかなと思っています。(ヤマユリ)

子どもの感想(すべて仮名)と親の感想パート2
森のくまさん (2031)投稿日:2009年12月02日 (水) 11時41分 返信ボタン

あのね帳より(十二月)
※あのね帳には、題名を特定しないで、それぞれ、自由な題名で書いてもらっています。
この時期にちょうど、赤ちゃんの授業について書いている人の文を紹介します。

☆赤ちゃんのべんきょうをして (ちかこ)
         
わたしは、赤ちゃんのべんきょうが楽しかったよ。だって、みんなのことがいっぱい知れるからだよ。
「みんなせいかくが小さいころから、いろいろあったんだ。」とか、いっぱい知れると、もっとみんなとなかよしになれたと思えるよ、またしたいよ。
 お母さんの弟のおよめさんは、今、3ヶ月の赤ちゃんが、おなかの中にいるよ。わたしのいとこになる子だよ。ぶじに生まれてほしいよ。あたたかいきもちで、みまもりたいよ。
 赤ちゃんのべんきょうをしているととっても楽しいよ。とっても楽しかったよ。ぜったいわすれないよ。大切な思い出です。こころの中のたからものにします。どんな赤ちゃんがこれから生まれてくるか楽しみです。
生まれたら「やった〜。」とむかえてあげたいです。

☆みんどこ?の授業 (みちこ)
わたしは、「みんどこ?」ってふしぎなかんじがぼわっと出てるような気がしました。
「えっちゃんとりかもそう思ってるかなあ〜。」
このじゅぎょうをせかい中の先生が気に入ってくれたらなあと思います。
 みんなインフルエンザにならなかったら、「みんどこ?」のじゅぎょうをもっとできると思うよ。ゆりちゃんもかぜをひかなかったね。ピカチューを気に入っているからかぜもひかないんだ。うらやましいいな〜
 みんな、これからたんじょう日がつづくね。まゆちゃんは、十二月十六日、えっちゃんは十二月の十七日、みちこが、十二月の十八日、つづく、つづく〜あ〜〜〜〜おもしろい。

参観日の家の人の感想《パートU》

☆ヒーローやヒロインに憧れる気持ち
子どもの着眼点は、おもしろいなと思いました。
 懇談で他のお母さん方のお話をうかがっても、「自分はこんなに特別だった」というドラマを求めていたなど、大人でも、気づかない様なリアルな部分もあるのに、ヒーローやヒロインに憧れる気持ちがあり、かわいい年頃だなあと思いました。
幼い頃に感じた命の重さを大事に育てていってもらいたいです。(Jさん)

☆できれば、6年生の3学期ぐらいに、もう一度こんな授業を
 お人形やわかりやすい絵などを使って大変工夫しながら、2年生の子どもに理解できる授業ですごくよかったと思いました。
 できれば、6年生の3学期ぐらいに、もう一度こんな授業をすれば、中学生になっても、(ちょっとむずかしい年齢なので)命の大切さなどががわかって、自殺や、いじめの防止に少しでもつながるような気がします。(Kさん)

☆バンドの小ささに驚いて
 参観中、とてもいきいきと発言していて、いいクラスだなあと思いました。
 赤ちゃんの頃の授業はとても楽しいみたいで、家でも、いろんな話をしてくれます。
家で写真をみたり、思い出を話をしていますが、へその緒を見せた時は、へその緒よりも、いっしょに入れてた赤ちゃんの手にするバンドの小ささに驚いていました。これからもいろいろ話をしてあげたいです。(Lさん)

☆ その日からちょこちょこ、聞いてきたり、赤ちゃん返りするように
 先日はありがとうございました。学校でこのような時間がなければ、子どもと家で、生まれてきた時の話をしてなかったと思います。
インタビューされた時はあまり聞いてこなかったのですが、その日からちょこちょこ、聞いてきたり、赤ちゃん返りするようになりました。
 また、聞いてきたら、赤ちゃんのころの写真やへその緒とかを見せてあげたいなと思いました。(Mさん)

☆ 次から次へと質問ぜめに
今回「自分さがしに出発だ」という事で、子どもに赤ちゃんの頃や、お腹の中でのことを家族の人と話すという宿題を持って帰ってきた時に、「何を質問したらいいか分からんわ。」っと最初に言われたのですが、「どんなことでもいいよ。」「例えば、どんな事をして遊んでたとかとか色々聞いてよ。」と一つ例をあげると、次から次へと質問ぜめに・・・・
 私自身も忘れていた子どもが小さかった頃の記憶を久しぶりに思い出すことができ、良かったと思います。
 子ども自身も、生まれてきてよかったとこれから感じてくれるようになってほしいと思います。すばらしい授業ありがとうございました。(Nさん)

※たくさんの家の方から参観日の授業に対する感想をよせていただいてありがとうございました。
これからも、家の方とともに、子ども達が楽しんでくれる授業づくりをしていきたいなと、たいへんはげみになりました。ありがとうございました。(くま)

長い私の書き込みをここまで読んで もらってありがとうございました。
Jさんの感想は、初年のみんどこ?で、「なぜ私をさかごで生んでくれなかったの?」と泣かれた親の話を思いだしました。子ども達は、話の中で自分は特別な存在だったとみんなの中で確かめあいたいんだと再確認しました。また、Kさんの感想は、昨年6年を持っていて私も実践したのですが、(内容は不十分)おいたちの記やエイズの授業など最適だなっと思いました。また、Mさんの子どものように、みんなとみんどこ?の授業をともにした後で やっとちょこちょこ聞きたくなったり、Nさんのように子どもにちょっと聞きやすい雰囲気をつくってもらったら質問攻めになったということもよくわかりました。

自分の存在を人との関係の中でみつけていく
森のくまさん (2028)投稿日:2009年11月28日 (土) 12時06分 返信ボタン

《参観後の家の方の感想より》
参観授業を終えました。懇談会も、前日に子ども達にやさしいまなざしでできた「九九チェック表」のこともお願いしたいからと頼んでおくと半数近くの方に残っていただけました。懇談会では、53才の方が娘さんのために命がけで代理出産をされたニュースの明くる日だったので、そのニュースをめぐっても盛り上がりました。明くる日に届いた感想を三つだけ紹介します。
☆自分の存在を人との関係の中でみつけていく。
 今までのにじのはし(子どもたちの作文集)の積み重ねと、命の学習のコラボレーションで、とても大切なことを我が子が学んでいると感じました。自分の存在を人との関係の中でみつけていく。その大切さを関心をしめしてもらうことで感じ、他の人も大切な存在である事に気づいていく。
それが、大切って思っているけど、どうやて伝えていけばよいかと思っていましたが、学校で体験させてもらい、感謝です。
今日は、ちょっぴり無理してでも参観に行って本当によかったです。ありがとうございました。(Aさん)

☆今さらですが、女性に生まれて、出産ー子育てといろいろな体験をさせてもらっているなと・・
 命に対しての授業ありがとうございました。出産当時のアルバムや臍帯箱などをひっぱりだし、親子三人でいろいろなことを話し合ういい機会となりました。お腹に、いたとき「ぽこちゃん」とよびかけていました。そのことを子どもに話すと、今一番大切にしているものに同じ名前をつけてよんでみたり、ミルクのみ人形をだしてきて、着せ替え、おふろいれっこ、ベッド作りなどおして遊んでいました。「授業中に胎盤の話をしたよ。」と言ってましたが、それは、胎盤についてもっと教えてほしかったのかな・・?と今では思っています。昔の本を出してきて、ああ、こんなふうだったかなと思い出すこともできました。もし、話をするのであれば、臍帯のことの方がより具体的で、おもしろいかななどと考えていました。
女性に生まれて、出産ー子育てといろいろな体験をさせてもらっているなと、今さらですが、思います。これからも、授業を受ける子ども達にいろいろなお話をして頂けたらと思います。ありがとうございました。(Bさん)

☆同時期に出産という大仕事をされたお母さん方が、ここに集まっておられることに不思議な感動
 子どもに質問されたときは、覚えていることよりも忘れていることの方が多い気がして、ちゃんと答えられているか心配でした。しかし、子どもの方は、おかまいなしで、いろいろ聞いては、自分なりに納得したり、兄や、姉の母子手帳を見比べて、新たな発見をしたりして楽しんでいた様子でした。
「にじのはじ」を読んで、友だちの生まれたときの様子に驚いたり、感心したりしている子ども達を見て、たくさんの感動を味わえたようで良かったと思いました。
私も、同時期に出産という大仕事をされたお母さん方が、ここに集まっておられることに不思議な感動がありました。よい授業を見せていただきありがとうございました。(Cさん)

□どんな授業だったの?/ヤマユリ (2029)投稿日 : 2009年11月28日 (土) 17時54分

保護者の感想がすごくいいので、どんな授業だったのか知りたいです。
簡単でいいから教えてください。

□学年の先生やクラスの実態との対話がポイント/森のくまさん (2030)投稿日 : 2009年11月29日 (日) 08時40分

たしか、ヤマユリさんは、今日、東京へ教研のレポートを報告に行く日でしたね。学年の先生と対話しながらの教育課程づくりについてでしたね。遠いのにほんとうにおつかれさまです。
さて、実は、私も、参観を迎えるにあたって一番力を注いだというのが、学年4クラスの先生とどうみんどこの授業をつくりだしていくかということでした。
参観というと、どうしても「見せ場」を意識するし、若い先生にとっては算数や国語の授業のイメージがあって、なかなか「みんどこ?」の対話の授業作りは難しいものです。今までやりためてきた資料を学年の先生に手渡したりして、自分としてはこの調整をやはり対話でていねいにすることが一番だと思っていました。
実際の参観授業は人形も三つしかないので、私のクラスは、懇談会では使いましたが、参観授業では、使いませんでした。ジャイ子さん(ささもりさんと結婚し最近二児の母になられました。)の手作り紙芝居は一番最後に使いました。(この紙芝居は4クラスとも使用)
 今年度の参観は、一学期から『にじのはし』と名付けた子ども達の作文を常に読み合ってきましたので、もう、そこで感想や質問が自由に出せる土台ができていました。作文をめぐって対話のできる関係を少しずつ積み上げてきました。その流れで今回の「みんどこ?」も子どもの取材をもとに対話していきました。
たとえば、B男のお腹の中の話では、作文を読み終わると
A子「どうして、けっていたんですか?」 B男 「たぶん元気だったからです」
C男「どんなふうにけってたんですか?」B男「???」 D男「お母さんにここで聞いてみたらどうですか?」 くま先生「うまいこと言ってくれるね」 B男の母「つきあげるみたいにけってきて痛いくらいでした。」子ども達「ふふふ・・へ〜」など
くま先生「ここにNさんの四ヶ月すぎのお腹の中のビデオがあるから見てみようか」
みんな(1分ほどのビデオを見て)「ほんまや、ほんとうにけってるわ〜」等という感じで初めからほぼ最後まで話がつきず、結局5人の子どもの話を取りあげれたという結果になりました。Aの感想を書いている子どものりょうは、お姉ちゃんも不登校で最近りょうも学校へ足が向かない日があるので、絶対に参観授業でりょうの作文をとりあげとうと計画していました。Bの感想を書いているゆりのお母さんは、1学期、私が ゆりの声がとても小さいので「さあ、声をもっと出して!」とせなかをポンとたたいてしまったことにおしかりを受けたお母さんです。Cのけんのお母さんは 、年の離れた末っ子でなかなかみんなの前で発言できずにいたけんが、堂々と質問をしている姿に大変驚かれていました。
だれの作文を参観に登場させるかもその時その時のクラスの子どもや家の方の実態にもよると思います。けれど、ここの調整にもいろいろ頭をなやましました。
この日は、発言者も多く、ぎりぎりまで対話の時間に費やしました。黒板には最小限のシンプルな板書ですませました。この参観授業までにたどりつく過程をいろいろ模索し、調整したら、当日はもうはらをくくって、教師も子どもの発言をよく聞いて、この参観授業を楽しんでしまうということだと思います。ちなみに親はよく笑ってくれてました。

学校はチエック機関なのか?
森のくまさん (2026)投稿日:2009年11月26日 (木) 21時45分 返信ボタン

今年度、うちの学校は管理職の強い提案で毎日(毎日ですよ!)、生活点検を10項目近くしています。会議の場で2度ほど、意見を出しましたが、今年度はとにかくやってみるという強い管理職の希望と職員の中にも生活点検を毎日することで、成果はあがるという考えもあり、生活点検用のファイルまで生活指導部で用意され 、校長便りと生活指導部とダブルで生活チエックに関する保護者向けの手紙が出されました。
しかたがなく、うちのクラスでもやるはめになったわけですが、Fちゃんのお母さんから、、九時までねるという項目で1分でもおそくなったら守れなかったと泣き出すという話を聞きました。Fちゃんは、何事にもまじめに取り組み、正直な子どもです。 Tちゃんはお母さんが病気がち、S君はお母さんが猛烈に忙しい、どちらも、シングルマザーでめいっぱい働いておられ、生活点検の用紙どころではありません。親のサインの欄はもちろん何もありません。私は、Fちゃん親子にはそんなに無理しなくていいよということと、Tちゃん、Sくんについては、チエック表が計画された時点で予想ができました。だから、子どもごころにサインしてもらえないことに傷ついてないかとそちらの方が心配になります。
2学期になり、みんどこの実践も順調にすすんだので、元気が出て、再度、生活指導部の長(二十台の若い先生です)と校長と日を変えて、高学年と低学年でしたふたつの実践を持って、睡眠についても時間のチエックだけでなく、保健の授業でもっと踏み込んだ学習をしていったらいいのではないかという話をしにいきました。生活部会の長も校長も、生活チエックは一生懸命取り組んでいるし、けっして無駄ではなかったという気持ちは強く思っておられるので、できるだけ具体的に話もしました。どちらも、学校がチエック機関どまりではいけない(私は上からのチエックは害すらあるとまで思っているのですが・・・)、もっと踏み込まなければという考えもあるということはなんとなく理解してくれたと思います。校長は、総括の時にでも、意見だけでなく、その実践を印刷して職員にくばり提案してくれたらいいと言ってくれましたが、「その時にそんな元気があったらまたそうします。」と言って帰ってきました。今までずっと心にためていたことが言えたことはいいけど、話してもなかなか伝えきれない面がありどっと疲れました。


□何でも数値化/ヤマユリ (2027)投稿日 : 2009年11月26日 (木) 22時57分

生活点検といいながら、何でも数値化して評価するという管理の仕方で教師と親が対立する関係になるのは、私達が健康教育でしてきた対話の授業とは正反対のことだから、ほっておくわけにはいきません。だからくまさんが、対案を示して真っ正面から反対意見を主張したことは当然だと思いますが、よく頑張ったなあと思います。総括で提案する前に職場の中で対話をして理解してもらえる人を増やしいくことも必要かなと思います。あきらめずに気長にがんばってください!



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