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健康教育掲示板

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私の原発問題関心の発端
原 通範 (2069)投稿日:2011年10月16日 (日) 16時12分 返信ボタン

私は、大学で保健体育科教育を教えるものですが、ほとんど健康教育問題のことは勉強できていません。少し興味を持って外から見てきて関心を持っているに過ぎないことですが、上野山小百合先生の環境ホルモンに関する実践とか枯れ葉剤の授業実践、その他には、前々から榊原義夫(現在、白川義夫)先生の高校生の売買春の対話の授業や労働災害の問題を取り上げた実践には大きな注意を払ってきました。そして自ら関わった地域における市民活動としては、産廃反対運動の署名活動などの先頭に立ったりしてきたことがあるくらいです。
 しかしこれらの活動や問題関心が私の原発に対する反骨精神に影響を与えた要因であるに違いないのですが、個人的には次のことが私にとっては大きな関心の要因になっているであろうと思います。
 私には個人的に、1970年代末から1980年代にかけて、原発の候補地となった和歌山県のある場所に私の母の実家があり、前が海、後が山という自然に恵まれた環境の中、それまで仲良く暮らしていた人々の間で、人間関係が取り返しがつかないほどに壊れてしまったという個人的体験に立脚していると言えます。
 いま、原発推進の立場は民主党の野田政権並びに自民党も然りで、原発は結局、日本の政界・財界にとって、憲法を捨てて国民の生命を犠牲にしていく憲法改正への試金石で有り、ごく一握りの支配者たちの富を再生産していく極めて便利な装置であるということです。
 そのために、原発神話に電力会社、政界の有力者、科学者、そしてマスコミを富と権力を吸い寄せていく。もちろん、原発の安全性についての技術的問題にはたくさんの研究費を投じて神話が形成されていっているであろうが、京大原子炉研究所の小出裕章氏によれば、原発の安全性は単に技術上の問題を統計的に検証し、その範囲で結論を導き出していくという問題ではなく、数十年、あるいは100年以上の時を費やしてでも、その危険性についての検証を積み重ね、絶対に事故を起こさない可能性の追求を科学的にしていかねばならない問題であると指摘していた(2005年12月25日に佐賀県の玄海原発プルサーマルをめぐっての公開討論会で、東大・大橋弘忠氏との論争においての発言=下記URL参照)。

こういう形で国民の生命が簡単に担保されていくことが許せない。
 それはまさに、大東和共栄圏を築いて、その犠牲を国民に負託していった戦前の富国強兵の世の中と何ら変わりがないし。果たして、広島、長崎に原爆を落とされ、被曝によってようやく戦争の終結を見た過去の決してくり返してはいけない、私たちかつて来た道と同じではないか。
 いま福島の人々を犠牲にした東京電力の原子力発電所の爆発、さらに今後、現在54機といわれる国内の原子力発電所を今後どうするのか。これはまさしく、政治による政策決定の問題であるとともに、その根底は、かつての戦争の犠牲を二度とくり返さない国民全体の意志を主体的に燃焼させていくべき課題ではないかと捉える気持ちからである。
 つらつら、自分自身の反原発意識を綴ってみました。

その1 http://www.youtube.com/watch?v=uAvBERmeT9s
  その2 http://www.youtube.com/watch?v=HVpl6UlnNbg&feature=related
  その3 http://www.youtube.com/watch?v=6RubLAljQWs&feature=related
  その4 http://www.youtube.com/watch?v=oaRfZQjvnis&feature=related
  その5 http://www.youtube.com/watch?v=7XtlYuLF2LM&feature=related
  その6 http://www.youtube.com/watch?v=CDiy8Odh4Ag&feature=related
  その7 http://www.youtube.com/watch?v=knPjHWXZalY&feature=related
  その8 http://www.youtube.com/watch?v=zTM-cPyDOmk&feature=related
  その9 http://www.youtube.com/watch?v=CLSETeY0uMI&feature=related
※ 「全部視聴している時間がない」という人のために、文字起こししてくれている以下の
   サイトをご紹介します。
    http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65720774.html
(以上、金原メルマガNo.597より 金原メルマガ受信希望者については、金原徹雄氏の自宅アドレス cfavg105@jtw.zaq.ne.jp までご連絡のこと。)



福島に行ってきました
ヤマユリ (2067)投稿日:2011年10月15日 (土) 20時34分 返信ボタン

10月7日金曜日に仕事を終えてから東京に向かい、同志会の東京支部の皆さんと5人で、朝5時半に新宿事務所を出発して福島に行ってきました。
 3日間に7人の方と会って話を聞くという、とても中身の濃い取材でした。その中で、行政の説明会に立ち会うという機会にも恵まれ、福島に行ってこそわかったことがいっぱいで、とても勉強になりました。

8日、Kさん(東京の小学校の3年担任)のクラスに4月〜7月避難して来ていた子どもとお母さんに会いに南相馬市に行きました。途中飯舘村を通って。放射能は臭いも色もなく、のどかな農村風景なのに誰も住んでいないというのが信じられませんでした。福島市に戻り、「子どもを放射能から守る福島ネットワーク」の高校の男の先生と小学校の養護教諭の先生と会いました。学校で、放射能については一切触れてはいけないというのが実情でした。「危険はない」とウソを言わなければならないのです。小学校に行き、設置されたばかりの10分ごとに測定されるという放射能測定器や表土入れ替えをした場所を見ました。一応運動場は除染されても、体育の授業に5〜6人しか参加しないという状況です。中庭にある校舎の雨樋の下の排水溝のふたの上では2.0マイクロシーベルト毎時という高線量でした。福島市内の通学路で150を超えるところもあると聞きました。

 夜は、福島市の住民説明会に参加。線量の高い地域なのに子どもを避難させないで除染で済まそうという提案に住民が猛反対する様子を見ました。その除染の方法もずさんで、1日2軒ずつで2〜5年かかるとか、住民も協力せよというものでした。
歴史的な説明会だと聞いていましたが、すごかったです。国や福島市の答弁のひどさにみんな怒っていましたが、必死で意見を言っても言ってものらりくらりとかわされて、住民が諦めてしまうのを待っていると思えました。500人近くが小学校の体育館に集まり、午後7時開始で、終わったのが12時だったそうです(私たちは10時に出ましたが…最後までいたのが50人くらい)。線量の比較的低い会津若松市のホテル到着は12時前。そこで2泊。
 
9日、会津若松市で、警戒区域(楢葉町)に住んでいたSさん(子どものいる方)と有機農業をしていたWさん(田村市都路)、もともと原発反対の運動をされているハイロアクションのOさん(警戒区域の大熊町)に会いました。(心に残るお話でしたが、割愛…)
 
10日、福島市で、「子どもを放射能から守る福島ネットワーク」のプロジェクトで、『子どもの声を届けよう』の推進担当のNさんに、子どもたちの作文を見せてもらいました。8月、作文を持って直接子どもたちの代表が政府に訴えました。
 
行ってよく分かったのは、「除染ではダメだ」ということです。「除染は大雪の中で雪かきをするようなもの」とお母さんが言われました。地形を見ればわかるのです。子どもや妊婦は、いてはいけない高い線量の福島市や郡山市が避難でなくまず除染なのです。なぜかと言うと、この2市は、福島で最も人口の多い市であり、新幹線や高速道路の通っている所で、「特定避難勧奨地点」に指定したくないのです。「命より金儲け」という構図の中で住民が分断され、正しい情報が入らない(安全神話に汚染されている)ために子どもや若者の未来が非常に危険な状態に置かれているのでした。

「地産地消」は悲し過ぎました。「ふくしまがんばれ!」のポスターは「みんな地元ふくしまの野菜を食べて、放射能に負けないようにがんばれ!」なんです。県外の食べ物を手に入れるのは困難で、食べないと「安全なのにどうして?」と周りから非難され、孤立するのです。春休みなどに一時子どもと県外へ避難し戻ってきた方が「逃げた」と周りから非難された話も聞き、まるで戦時中のようでした。
 
携帯線量計(1ヶ月で回収、累積線量を通知)が県内の子どもに配布されましたが、こういうものをつけないといけないところに子どもは入れてはいけないのです。0.6マイクロシーベルト/毎時は放射能管理区域の基準で、18才以下は入ってはいけないと法律で決まっています。累積線量が高過ぎたら?その時はもう手遅れ、低くてもデーターをごまかしているのではと疑いたくなります。出会った7人の方皆さんが大変な中で一生懸命頑張っておられる姿に元気づけられ、大阪の子どもたちにしっかり伝えたいと思いました。   


大阪の子どもでさえ
森のくまさん (2065)投稿日:2011年06月06日 (月) 15時37分 返信ボタン

先日、わらび座の方々が、うちの学校に来て「セロ弾きのゴーシュ」というミュージカルをみせてくれました。

Aくん・・じしんやつなみやげんぱつのことですごくふあんでした。このげきで、元気をもらいました。

Bさん・・しんさいは、だいじょうぶでしたか?たいへんなことになったけど、元気にできるってすごいですね。

Cさん・・みなさんのげきは、東北大じしんで、悲しんでいる人も、きっとえがおになりますよ。わざわざ東北から来てもらって本当にうれしいです。

子ども達は、テレビの画面やいろいろな情報を通して、小さな体いっぱいに不安をかかえています。
今回は、わらび座のミュージカルへの感想からわかったことですが、エネルギー問題の授業が東北から離れた大阪の子どもたちからもすごく求められているんだと気づかされました。
子どもたちのやわらかな感性に胸が痛みました。

/ヤマユリ (2066)投稿日 : 2011年06月08日 (水) 20時39分

子どもたちの不安な気持ちを解きほぐし、元気を与えてもらったわらび座公演のすばらしい舞台の様子が思い浮かんできます。
この話を聞いて、ますますエネルギー問題の授業をしたいと思いました。大阪の熊取町に核燃料製造工場があったことも知りました。そのすぐ近くにある京都大学原子炉実験所・小出裕章氏が2011.4.29 明治学院大学で行われた集会「終焉に向かう原子力」でされた講演「悲惨を極める原子力発電所事故」の映像をネットで
見ました(聴きました)。とてもわかりやすかったのでぜひごらん下さい。http://ocen.sub.jp/minato/

いつか
森のくまさん (2062)投稿日:2011年05月28日 (土) 09時30分 返信ボタン

先日のヴィゴツキー学習会の後、交流会もしました。いつになるのかわかりませんが、愛知のスポーツ図書館で、ビゴツキー学習会がやれたらいいなという話ができました。
いつになるのかは、わかりませんが、その話が実現するといいですね。

□ヴィゴツキ―合宿ですね/ヤマユリ (2063)投稿日 : 2011年05月28日 (土) 19時32分

山に囲まれて空気がおいしくてほっとする足助町の図書館で、
合宿というのは、ゆったりと学習も出来ていいなあと思います。
くまさんは、ほっとして素直に自分を出せるステキな「すいみんの実践」をしてました。
私は、エネルギー問題の授業をしようと思って夢中になって文献を読んでいるところです。安斎育郎さんの「福島原発事故」(かもがわ出版)は難しいこともわかりやすく書かれていてよみやすくてあっという間に読みました。
柴野 徹夫「まんが原発列島 」大月書 店、増補版版.2011.4.
高榎 堯「核廃棄物―安全に処理する方法はあるのか (岩波ブックレットNo.44)」 85.5.
もよかったです。浜岡原発の労働者を取材して書かれた「原発の空の下」(東銀座出版社)NHK東海村臨界事故取材班「朽ちていった命」(新潮文庫)が届いたところで、今から読みます。
支部大会で授業計画を提案しますのでぜひ7月30,31日に岸和田である支部大会・健康教育分科会にご参加下さい。

□先見の目/森のくまさん (2064)投稿日 : 2011年05月30日 (月) 19時36分

ジャイコさんが、育休があけ、職場に復帰されました。ヤマユリさんのエネルギーの実践を早速、職場の人に紹介したそうです。東北の方の直接的な関わりはなかなかできませんが、ヤマユリ実践がひろがるといいなと思う今日この頃です。

社会的本能の教育からエイズ実践を読み解く
森のくまさん (2049)投稿日:2010年03月21日 (日) 21時50分 返信ボタン

まず、ヴィゴツキーで社会的本能について学習した後のABUさんの感想を紹介します。
『社会性と本能について考えさせられた。本能から一番遠くに感じる社会性を「社会的本能」という言葉でとらえ、人間が本来持っている力だと言ったヴィゴツキーのすごさが話題になった。だが、その社会性もいわゆる「世渡り上手」とか「空気が読める」というレベル(それも必要なんだが)でのスキルを求めると真の社会性(=変革能力 まで見通したもの)獲得のジャマになるのではないだろうか。そう思った時、最近の人権教育や道徳教育でよく行われているワークショップ的なスキル教育は、低レベルでの社会性(世渡り、KY読み)に人をとどめてしまうのではないかと思った。』
↑ABUさんの感想は実にうまく学習したことを言い表していると思う。少し、ヴィゴツキーの言葉を付け加えると、P59『社会的な本能の学校としては、あまりにもきゅうくつな学校となっています。・・・教育には、二つの壮大な課題がたてられています。一つは、社会的本能を壮大な、世界的規模において教育することです。・・・・もう一つの課題は特別にデリケートな形式の社会的コミニケーションの育成と琢磨です。』
上の文を踏まえてエイズの二つの学習がそれにあたると考えます。その一つは「二枚の写真から」そして、「LAPってどんなグループ?」です。少し詳しくその学習を紹介します。
@ 2枚の写真から
  エイズとの闘いー世界を変えた人々の声ー林 達夫著 岩波ブックレットNO.654のP2〜3の文と写真もコピーして子どもたちに見せました。「死を待つ子どもと、生きのびる子ども」という題名の短い文章です。
そして、その文章の横には2枚の写真があります。一枚は治療を受けれるブラジルの少女、もう一枚はホスピスで死を待つだけの南アフリカの少年の写真です。どちらも11才の子供です。この写真を子供達はじっと見ながら、私が読む文に耳を傾けていました。
A LAPってどんなグループ?
ライフ・エイズ・プロジェクト (LAP)LAP代表/清水茂徳
 HIV感染者・エイズ患者の方と接していく中で、僕はたくさんのことを学んでいます。「人生の長さはある程度決められてしまったかも知れないけど、深さを求めれば同じじゃないか」とある患者の方は言いました。また、ある感染者の方は「やりたいことがいっぱいあって、私は忙しいのよ」と笑います。
 「HIVにかんせんしたらもう終わり」ではありません。HIVはいかに生きるべきかという問を僕に投げかけます。LAPの活動を進めながら、僕はその答えを探しています。
ライフ・エイズ・プロジェクト(LAP)はHIV感染者・エイズ患者(以下、PHA=People With HIV/AIDS=PWA,PWA/H)のためのサポートグループとして1993年2月に発足しました。
HIV感染症はまだ社会的に受け入れられているとは言い難い病気です。感染しているという事実さえ誰にも言えず、一人で悩んでいるPHAも少なくありません。しかも、不安や憂欝などの否定的な感情は、PHAにとって一番の敵なのです。精神的な健康は、薬による治療と同じくらいに大切なことなのです。

この二つの学習にかかわって最後の感想を二つ紹介します。
その一つはAさんのものです。Aさんは、うちの女子のグループの中では最もおとなしいグループにおり、5年生からの不登校のBさんをかげでずっとやさしく支え続けた子です。Bさんが、学校へ来なくても、放課後Bさん宅に遊びに行ったり、放課後のだれもいない教室へ、Bさんをさそって、おとなしグループのAさん、Dさん、Tさん、Rさんといっしょにこっそり来てくれる日もありました。しかし、他の強いグループの女子のHさん(1学期は、Iさんをイジメのまとにしていたが、結局、3学期にはこの属していたグループからのイジメにあい、二人目の不登校になった。その時、Iさんは、HさんからいじめられたにもかかわらずそっとHさんを支える側になった。しかし、Iさんは、現在中学で新たに不登校になっている。)からの視線を異様に気にしていました。私が1学期歴史ノートづくりを始めた時、Aさんをはじめ何人かの歴史ノートがあまりにうまく整理されていたので、少し紹介したのですが、「これからは、絶対紹介しないで下さい。」と個人的にそっと私に言いにきました。もともとやさしい子であるが、そのやさしさを人前で表現することができなかったのは、5年生の時に学級崩壊したクラスでHさんをはじめとする周りの目を気にしながらの生活がずっと続いていたからではないかと思う。(不登校のBさんも、この学級で不登校が始まり、やはり同じクラスだったHさんの親は当時の担任を批判し、Hさん自身も担任との関係でいつも物足りなさを不平として訴えていた。)

エイズを学んで(A)
2学期にエイズを習って、改めて怖い病気だと思いました。習う前は、「エイズは怖い病気」ということは、知っていたけれど、エイズ患者をかげで支えるグループがあることや、薬が高いことなどを初めて知りました。あと、ブラジルの子とアフリカの子(他国も)との差がなくなるといいなと思いました。そうならないためには、世界がもっともうけることよりも、命の差の方を大事にするようにしてほしいと思いました。日本もタイのように無料で薬を配ったりしてほしいです。2016年以降、日本は、どうするのか少し不安ですが、そのころまでに日本がもっとよく効く薬を開発してただで配っていたり、安くて輸出してくれていたらうれしいです。なので、他国の研究者も日本の研究者もがんばってほしいいです。そのうちにエイズを完全に治せる薬が、とても安くて売ってくれるとうれしいです。また、数年後にはエイズ患者が減っているようになってほしいと思いました。

もう一つの感想は二人目の不登校となったHさんのものです。6年の当初から1月まで必死に仲良く?していたグループ(時期によって、だれかがはずされる)の一人からのイジメがきっかけで不登校がはじまりました。私は、BさんとHさんに次のような手紙を郵送してエイズの授業を続けました。Hさんは、学級には入れませんでしたが、保健室へ登校してくれるようになり、エイズの通信で学習してkれました。
『Hさんへ
Hさん、体の調子はどうですか?。
先生は、卒業まで、残り少ないですが、エイズの勉強を最後に心をこめてみんなとやりたいと思っています。
それは、エイズに感染して短い限りある命でも深く生きたい懸命に生きる十代の患者のことや、エイズ患者を支え、共に生きる人々の生き方 についてみんなと真剣に考えたいのです。
どの子も奥底に、輝く健康なエネルギー が絶対あると先生は思っています。それをみんなでひきだしあいながら、エイズの授業で学んでいきたいと思っています。
どうか、卒業まで残り少ない日数ですが、体調を調整してなんとか先生の最後の強い思いのこもった授業に少しでも出てくれることを願ってます。そして、輝いて卒業していってほしいと思っています。
Hさんの担任  くま   2009.2,18
追伸
一枚目のエイズの通信も入れておきますので読んでください。

エイズを学習して(H)
エイズという病気を勉強して学んだことはたくさんあります。まず一つ目は、人間は一人では生きていけない事がわかりました。エイズの人達は必ず誰かに支えられて生きていることが一番印象に残っています。自分が元気がない時に、エイズの勉強をしたら、私が悩んでいることやいやな事がとてもちっぽけな事がわかります。エイズの人々は何があってもくじけない不思議な力があるんだなと思いました。エイズの人たちは日々「死」と隣り合わせに生きているところをみると、今の自分は幸せだなと思います。
私は、一度、感想文に「元気がでない」と書いたけど、今はちがうような気がします。
エイズの勉強をしたおかげで、勇気や希望を持てるようになりました。エイズ感染者は年々増えているけど、出来る限りの命が助かればいいなと思います。この世の中に命の差はあってはならない事だと思う。エイズ患者の心の中に希望という光がさす事を私は願っています。

あらけずりで長い文でわかりにくいかと思いますが、私はAもHもきわめて、複雑で多様な社会関係に悩んでいたと思うのです。しかし、2枚の写真や、清水君のLAPの活動について学び、社会的本能を壮大で世界的規模へ、また、少しですが、対話の授業でその本能が昇華への道へと導かれたのではと思うのです。この掲示板で前にも書いていますが、匿名性がのりこえられたらもっと関係が深まったのでは、と今更ながら何度も思います。しかし、デリケートな時期や問題も現実にはらんでいたので、まだまだ、この部分は課題になっています。


エイズ実践をヴィゴツキーで問い直す
森のくまさん (2047)投稿日:2010年03月20日 (土) 07時57分 返信ボタン

ヤマユリさんが、最近私宛に送ってくれた手紙の中にヴィゴツキーの言葉が引用してありました。『人生は絶えざる緊張とその克服、行動の新しい諸形態の絶えざる結合と創造のシステムです・・・・教育者には無限に多様な創造的生活の無限の可能性が開かれます・・・未来の真の創造者となるでしょう・・・』教育心理学講義p290より

そして、↑上の引用の文の少し前には、『「平穏な児童期」に砂糖をまぶし、ばら色の水で教育課程を甘くする教育学はすべて私達のものではありません・・・教育の最大の原動力は、飢えや乾きが生存の闘争の激励者であるのと同じように、児童期の暗黒面であることを私達は知っています・・・それゆえ教育は、本当に「困難な」児童期の厳しい特徴をぼかしたり、ごまかしたりしないで、子どもがそのような困難とできるかぎり激しく、何度でも立ち向かいそれに打ち勝つようにするべきです。』とあります。

今年度の卒業生も暗黒面を表出していました。そして、昨年度、私が受け持った卒業生もいろいろな暗黒面を表出しました。女子のイジメや、男子の性にまつわる表現など・・そのたびに家庭訪問をくりかえし、一方でいろいろな実践(たばこ、饑餓、エイズ)にとりくみました。
特にエイズは子どもの『本能の教育』として、ヴィゴツキーが意味づけてくれ、励ましてくれてるなと今期のヴィゴツキーの学習会で思えました。
その中でエイズは、二つの本能を『昇華』という道につなげるものではないかと思います。
その一つは子ども達の『性本能』そしてもう一つは『社会的本能』です。
一つ目の『性本能』については、薬害エイズの原告番号20番のかたの「妻へ 俺とと結婚してくれてありがとう」という手紙と、その妻である方の「この世に生まれなかったわが子へ」という手紙がとても子ども達を人間の愛とは?という問いに引き上げてくれました。
エロ本に夢中になる男子やネットでの性情報に夢中になる男子をも、夢中にさせました。
男女で合コンといいながら、夕方からカラオケ店に何度も行き恋愛ごっこをしている子ども達もこの原告20番のご夫婦の手紙の勉強はひきつけました。以前SEMIKOさんののエイズ実践にも「あぶない子ども達への贈りもの」と題されていましたが、まさにあやうくあぶないけれどおさえきれない本能をどうするのかがこのエイズ実践にはつまっていると思います。ヴィゴツキーは、『性教育を性的にだらしない召使いや、友人の手にゆだねることになりました。そのことから、生活の根源を悲劇的に衰えさせる性的異常現象のあらゆる形態が学校に存在することになったのです。』教育心理学講義p44
私達教師はもっと子どもの性本能にしっかり目を向けむしろその本能を、そして、そのエネルギーを教育の場でもっと歓迎すべきだと思いました。さらに、ヴィゴツキーは、『ロメオがジュリエットだけを必要とし、ジュリエットはロメオを必要としていたのです。このような事実は動物界では考えられません。人間的性本能はそこからはじまる・・・』p45
ここまで、書いて、社会的本能についても書きたかったのですが、疲れてきたので、また、次回まとめてみます。そして、当時、かなりあぶなかったI君の最後の感想を読み返すと、「性本能』や『社会的本能』に、大いにエイズ実践がはたらきかけたのではないかという見方で読むことができました。
恐ろしいエイズ・・・I
くま先生は熱心にHIVのことについて授業してくれてよかったと思う。エイズについての誤解とかがとけてこれからの人生でHIVに感染している人と出会ってもなかよくしていけると思う。
自分が興味を持ったのは、原告番号20番の人の手紙と、LAPのグループです。原告番号20番の人は、夫がエイズにかかっていても、妻は子どもをつくりたくて、できたのはいいものの、医者に6ヶ月のところで止められて、妻が泣きじゃくる姿が目に浮かんできました。原告番号20の人は本当につらかっただろうな・・・20番の人がまだどこかで生きているのなら、おせっかいかもしれないけど、はげましてあげたい。
LAPのグループは、清水さんとそのほか何人かの方で活動しているグループでエイズの人の心の支えになる仕事と知って「すごくいい仕事だな」と思った。自分もプー太郎だったらやってみたい。本当にくま先生の授業はためになった。

1年前の実践をやっと冷静に見直す機会をヴィゴツキーとkomaeda
さんが後押ししてくれたことに感謝します。私が教師を続けることの意味も深まるのではと思います。ヤマユリさんが、八月末のヴィゴツキー学会で発表されるときは、この原稿も役立ててもらえるとうれしいです。

□無限の可能性を信じて/ヤマユリ (2048)投稿日 : 2010年03月20日 (土) 09時20分

ヴィゴツキーの理論を学んでいるとは言っても「わかったつもり」の域を超えていない私が、ヴィゴツキーの言葉を引用して励ましの手紙を送ったのですが、ちょっと賢くなったような気分でした。
この290ページは、「最近接領域の理論」を翻訳された土井先生が、コピーして下さった思い出深いページでした。さっそく『教育心理学講義』を買ったものの、このページだけ時々開いては読んで
狭い視野で職場の問題を見てふさぎ込んでいた時の支えになっていたぺージです。
 暗黒面の表出の仕方が、凄くて今まで管理で押さえつけられ、自分の本能を押し殺していた子どもほど、それがあまりにもどぎつくて対応に困っているのが実情だと思います。
 表出されたエネルギーを昇華させる授業をするのが教師の大事な役目だと思います。そういう意味でくまさんが、子どもたちの状態が決して「平穏」ではなかったからこそがんばって健康教育実践に取り組んだことはとても意味のあることだと思います。Iくんの感想が物語ってくれています。それが「かなりあぶなかったIくん」というのだから、あぶない子がここまでくいついてきたということもわかりました。
 きっと子どもたちの心の中にはエイズの授業で学んだことが静かに蓄えられていると思います。
 「社会的本能」から見た分析もまたお願いします。
7月31日にヴィゴツキー学協会の研究会でこの『教育心理学講義』を現場の先生たちがどう学んでいるかを報告してほしいと依頼されたのですが、くまさんのこの分析使わせてもらいます。
 またこれからも、こういうまとめを意識してしていけば力になりますね。いい見本を示してもらってありがとう!

健康教育の宿題
ヤマユリ (2046)投稿日:2010年03月14日 (日) 17時35分 返信ボタン

無理言って6年生の授業をさせてもらってますが、先週はどうしても無理で、最後の3時間目ができず、16日にさせてもらうことになりました。
とりあえず、2時間目のワクチンや免疫の授業の補足を朝の会にさせてもらいました。インフルエンザノワクチンの有効性があまり高くないことを知って、すべてのワクチンを否定的にとらえすぎている傾向があったので、言い訳の授業をさせてもらいました。
 来年中1で、はしか・風疹のワクチンを無料で受けられるのでそのことにも触れました。
子どもたちの疑問にもあった「なんでワクチンがそんなに高いのか」も大きな問題だと思います。インフルエンザワクチンの有効性や安全性も問題がありますが、やはりこれも金儲けの手段なのではと思えてきます。(授業ではそこまでは、ふれてませんが)

☆2時間目に出した宿題の集計です。
【問い】今回の新型インフルエンザでは、健康な多くの人にとっては「数日間高熱が出て、苦しい思いをするが、その後回復する」病状が一般的であることがわかってきました。そんな中で、「新型インフルエンザにかかって、自然免疫(抗体を持つ)をつけた方がいいのではないか?」「大勢で集まってフル・パーティを行い、積極的に感染を広げたらいいのではないか?」と言う人がいます。 このような意見に対して、あなたはどう考えますか? 

賛成(納得できる) 2人
・ウイルスがまだ弱いうちに、かかっちゃった方がいいと思ったから。後で強くなって人 が死んじゃうくらいのウイルスになってから、かかるのは賢くないと思います。
・一人だけかかるんじゃないから。たのしそう。

反対(とんでもない考えである) 17人
・インフルエンザによって重症になる人がいるから広げない方がいいと思います。
・持病のある人や年寄りは、体力が弱いのでインフルエンザにかかってしまうと命を落と すこともあるから。
・インフルエンザは、何度もかかるのでうつる必要はない。亡くなる人もいるのにとんで もないコトだ。
・睡眠とかちゃんとごはんとかをたべたら免疫が高まるとおもうから。
・みんなが感染していやな思いをして、免疫がついてもウイルスの型が変わったら、また かかるから。
・新型インフルエンザにかかったら、死ぬかもしれないし、苦しい思いをするのがいや。
・それをして容態が悪化して死につながるかもしれないから。(2人)
・このパーティーで死ぬ人がいるかもしれないから
・そんなん、いっきにインフルエンザになってかんびょうする人がおらんようになるから。
・自分がインフルエンザにかかったら家族にめいわくをかけてしまうから
・うつってない人にうつらす必要はないと思う。
・ならない人もいるのだから。その人まで積極的にかからせるのはかわいそう。
・病院がめちゃこんだりするから。
・感染を広げたら、 病院がこみ、こまるから。(自分からかぜひいて、病院へ行くので むだ金をつかう。)
・できるだけ感染を広げない方がいいと思う。(2人)

その他 2人
・よく分からない・・・?なんでパーティーするの??
・班にわけてやったほうがいいと思う。もしこのパーティーをしたら、一気に病院に人がきて大変だから、だからこのしかたの方がいいと思う。

☆この問いのねらいは、弱者を配慮する視点をもってほしいということです。弱者の視点での答えや、感染を広げると病院がパンクして弱者が一番被害を受けてしまうことも書いていました。その他も、命を大事にする視点などみんなよく考えて意見を書いていると感じました。
 次の授業で、これを深める予定です。


家の方の感想
森のくまさん (2044)投稿日:2010年03月10日 (水) 21時22分 返信ボタン

昨日、睡眠の授業の親の感想をお願いすると明くる日に10人の方からすぐに返信がありました。どの感想も健康教育実践を中心にした教師生活を続けている自分にとって、とてもはげまされる感想でした。
(ぐうぐうぐっすりのおうちの方の感想より)

☆皆さん色々な苦労があったんだなという事が
わかっただけも少し楽になりました。(Aさん)
 前の懇談会でも、睡眠の学習について、少し話を聞くことができて、自分の子どもだけでなく、皆さん色々な苦労があったんだなという事がわかっただけも少し楽になりました。すいみんが、とても大切な事だけでなく、寝付きが悪かったり、眠りが浅かったり、うなされたりといった事に対しても皆でこうしたらいい、ああしたらいいと一緒に考えて意見を出してくれている事がとてもありがたいです。
子ども達の「もっと知りたい。」「先生教えてくれてありがとう。」という声が、本当によい授業内容なんだなあ〜と感じさせてくれます。

☆寝ることは大切と自分なりに納得した様子がうれしいです。(Bさん)
 動物の眠っている姿も、メラトニンやセロトニンのお話もどれも面白かった!と子どもが喜んでいました。私もお家の方々の『ねむれるひけつ』をとても興味深く拝見しました。
何よりも子どもが今まで親に言われるから、九時半に寝るという感じだったのが、早く寝ることは大切と自分なりに納得した様子がうれしいです。
この1年間 子どもをはげましたり、ほめたりと、大事に育ててくださって本当にありがとうございました。
特に、先生は、大変な作業をされていたと思いますが、「にじのはし」は、子どもたちの気持ちがよくわかり、親にとっても、毎回楽しみでした。

☆授業のことを思い出して、すくすく元気に成長してほしいなあと思います。(Cさん)
 子どもたちが、こういった自分たちの体の事を知るための授業はとてもよい学習だなあと思いました。
大きくなるにつれ、夜更かしする子どもが増えてると聞いています。子どもにもの授業のことを思い出して、すくすく元気に成長してほしいなあと思います。先生が、たくさんほめてくださった事、子どもの心の中にずっと残っています。親の私達にとっても励みになりました。本当にありがとうございました。

☆子どもたちが興味を持って学習している様子がよくわかりました。(Dさん)
あのね帳から始まり、様々な行動ごとの子どもたちの素直な感想、「生命についての授業」「すいみんについて」など、子どもたちが興味を持って学習している様子がよくわかりました。2年生でも自分の感情表現を上手にする子、思ったことをそのまま書く子など、いろいろと楽しんで読ませて頂きました。先生の手作りの文集は、将来、子どもにとってもいい思い出になると思います。ありがとうございました。

☆先生の動物の睡眠の紙芝居も大変よかったと思います。
 我が子は、学校での出来事を全然話してくれませんでしたが、参観の時や、参観後の懇談での先生の話を聞いていて、いつも楽しい授業をして
くれているんだなあーと思いました。睡眠の授業や、出産についての授業も、子どもたちは、あんまり考えたことがない話だったと思うので、心に残ったかなあと思います。先生の動物の睡眠の紙芝居も大変よかったと思います。一年間ありがとうございました。(Eさん)

☆みんなに喜ばれた事もとってもうれしかったらしく何度も話してくれました。(Fさん)
 すいみんの学習を通じて、睡眠の大切さを知ったようです。夜型の我が子にとってよい経験だったと思います。一緒にねているぬいぐるみを学校へ持って行き、みんなに喜ばれた事もとってもうれしかったらしく何度も話してくれました。2年☆組というよい仲間に恵まれ、我が子はとても楽しく学校生活を送れていると思います。3学期も終盤ですがよろしくお願いします。

☆三年生になってもこういった授業をとりあげてほしいです。(Gさん)
 みんないろんな物をまくら元において寝ているんですね。自分の子どもだけが、そうしてねていると思ったので、安心しました。
この一年間で、大切な事を学んだと思います。命の大切さ、成長、睡眠がいかに大事なことか、子どもなりに考え、意見を出し合い、イキイキとした学習内容じゃなかったでしょうか。三年生になってもこういった授業をとりあげてほしいです。

☆ぬいぐるみ、タマネギのスライス、音楽を聴くなどみんな様々でしたね。(Hさん)
 休日前は、少し遅くまで起きていたいと子どもはいいますが、なるべく八時半から九時までには、眠るようにさせていました。ねむるひけつは、色々あるんですね。ぬいぐるみ、タマネギのスライス、音楽を聴くなどみんな様々でしたね。うちは、ふとんに入るとすぐにねてしまっていますが、健康、成長のために、はやねはやおきで、体調を整えるのが、大事だという事を子ども達も理解してくれたのではないでしょうか。

☆私もヘエ〜と思うことなど、色々教えてもらいました。(Iさん)
 最近は、学校に持って行って「先生たちに見せるねん。」とぬいぐるみやらお茶のパックやら楽しそうに持参しています。
お友達のいろんな寝る前の習慣などを楽しく聞かせて頂いてます。おもしろかったのか「メラトニンが出ないから真っ暗にしてねる?!」と言い出したり、玉ねぎを枕元においておく等 私もヘエ〜と思うことなど、色々教えてもらいました。
気持ちよくねむれるよう親も色々配慮してやらなくてはと改めて思いました。

☆ぬいぐるみなどを実際に見せてもらったりと、楽しくできた。(Jさん)
 おもしろい取り組みだと思いました。みんなのお話を聞いたり、
ぬいぐるみなどを実際に見せてもらったりと、楽しくいろんなことができたのではないかと思います。


□点検より授業ですね/ヤマユリ (2045)投稿日 : 2010年03月12日 (金) 23時01分

保護者の意見が、「生活点検よりも授業の充実」を物語っていますね。自信をもって、健康教育の実践をやり続けてください。
こんなうれしい感想をもらうと、元気になれますね。
教室のおふとんで寝るときのかっこうを実演してもらったという授業も低学年ならではの発想でいいですね。
 今日、職場の先生が「教室に畳かござを敷いて、ちゃぶ台と座布団を置いてくつろぎのコーナーをつくりたいなあ。」と言っていました。私もそれいいアイデアだなと思いました。

健康教育のすごみ
森のくまさん (2043)投稿日:2010年03月08日 (月) 22時52分 返信ボタン

先日の総括会議後は、ちょっときつかったけど、すべて健康教育つながりの次の5つのことで元気になりました。

@すいみんの勉強で子どもがいっしょにねているぬいぐるみの写真をもってきてくれたこと。それをみんなにみせるともりあがって、つぎつぎにぬいぐるみの実物やわざわざ写真をとって持ってきてくれ、こどもたちの方からすいみんの学習をもりあげてくれたこと。
Aやまゆりさんが、ヴィゴツキーのどこでもニュースを送ってくれたこと。そこにかかれた文がとても心にひびいたこと。
B体のことも含め苦しんでおられた同僚の方に悩みを相談され、やっと、明るい見通しができ、微力だけど、力をかせたなと思えたこと。
C金曜日に総括会議で発信(これまでの健康教育実践が後押しして発言できたこと)し、結果的には残念なだったけど、今日になって思わぬ人がいろんな気配りのしかたで接触してくれたり、気づかってくれたりしたこと。
D地域の人の病気見舞いに行って、大手術の後でも新聞で知った同じような病とたたかっている人に発信し、病でも、社会とつながって、懸命に今を生きようとしている姿に出会えたこと
などです。
はげまされることが、いっぺんにあり、いっきにこどもたちの作文をデジタル化できました。子ども達は小さな哲学者みたいで、デジタル化していると一番はげまされるのが私だなあと思えます。
にじのはしより(すべて仮名)          
・ メラトニンで長生きのべんきょうなどをしたあとに、りょうくんの「なんで、自分が生きているのか?」というしつもんがむずかしかったです。りょうくんは、ふかいことを考えているんだなあと思いました。
はるみさんの人形のライラがかわいかったしちよみさんの人形もかわいかったよ。見れてうれしかったよ。みんな、どういうふうにねているのかのべんきょうができてよかったよ。(くみ)
やった〜

・ りょうくんのしつもんに、8人(※)の人が言ってくれました。どうしてそう思ったのかもっと教えてほしいな〜このじゅぎょうをできてよかっったよ。うれしいよ。(ゆみ)

※りょうくんのしつもんの「なんで、自分は生きているのか?」を少し話し合ってみました。2年生なのに、こんなすてきな考えを出してくれ、わたし(くまさん)もべんきょうになりました。
☆@え顔で、生きるため(けん)
☆Aみんなと友だちになるため(しゅん)
☆Bいのちがあるから(りゅう)
☆Cいのちをひきつぐため(ゆう)
☆Dべんきょうをしたりしてまなぶから(みち)
☆E人生を楽しむため(はるみ)
☆F学習はっぴょう会で歌った歌「わたしの声」の詩と同じ(ゆう)
☆Gみらいのため(りゅうせい)

・ このべんきょうは、みんなおもしろいことや楽しいことをいってくれるので、とても、うれしいです。りょうくんは、なぜ、人間は生きているのかといいことを聞いてくれてありがとうね。りょうくんのことがもっと知りたいです。人間はゆめをかなえるために生きているんですか?わたしも、がんばろうと思いました。ともくんのうりちゃんを見てすごくかわいかったです。はるみさんのライラのとく長もすごくよくわかりました。先生、これからも、いろんなことを教えてね。(あい)


・ともくんが、金曜日にしゃしんをもってきてくれたから、きょう、ライラとかを見れてよかった。ウリちゃんのこともすごくしれてよかったよ。(かな)

 みんなねるときに、お人形を大切にしているということがわかった。もっとみんなのことがしりたいよ。みんなの人形は、小さいのや、中くらいのや、大きいのがあって、とてもすごいと思ったよ。みんながどうやって
ねているのかが、
もっとしりたいよ。

 はるみさんと、まりさんと、ともくんとかりんさんとえりさんとゆみさんは、ぬいぐるみを大切にして、ねているんだね。みんな、にじのはしにすごいいい文を書いているんだね。もっと2年1組でべんきょうをしていたいです。



マスクもワクチンも意味ないの!?
ヤマユリ (2041)投稿日:2010年03月07日 (日) 09時51分 返信ボタン

 インフルエンザの授業第2次です。マスク・ワクチン・免疫のしくみが主な内容でした。
 前時に出した新型インフル対策の、マスク、ワクチンがだめだと分かったときの子どもたちの反応がとても素直で、ショックも受け、残念そうなのが気の毒な程でした。
 私も、授業のはじめに「みんなすごくいい考えを出していた。特に医療の充実とか薬の開発とかの意見に感動した・・・・」なんて褒めたくせに覆して悪かったかなと思ったくらいでした。
これだけ情報があふれている時代なのに、病気や体について、案外よくわかっていないのだなと感じました。今まで、うがい・手洗いという指導は入っているけれどもなぜとも思わずにやってきたからではと感じました。賢くてよく発言する子ですら、インフルエンザウイルスが「ケガした傷口から入る」と答えたのでちょっと驚きました。鼻や口から入ることは、当然わかっているだろうけど、いちおう確認しておこうと思って聞いたのに、案外わかっていませんでした。
 インフルエンザウイルスの大きさ(10万分の8ミリメートル)の話をして、マスクの繊維の隙間を電車のトンネルにたとえるとウイルスはありの大きさになることを説明すると子どもたちはすごく驚いて「マスクで防げない」ことにショックを受けていました。「じゃあどうしてみんなマスクをしてるの?」ときくと、「風邪にかかっている人が咳でウイルスを出さないため」「でも、そんなにウイルスが小さかったらマスクから出て行くやん!」と発言。マスクが意味がないこと、厚労省の説明の文章を読むとでワクチンが意味がないこと、をすぐに理解できる子どもたちなのだから、もう少し時間をとって丁寧に体を守る仕組みを学習する必要があったかなと思います。
 「じゃあ、何がきくの?」と子どもたちが心配しだしたところで、免疫の仕組みやワクチンの仕組みの劇をしました。劇ものって役をやりたがるし、担任の先生の演技が上手でおもしろかったです。見ている方も喜んで見てくれるし、楽しい授業でした。
 でも、その後はもう集中力もなくなって「もう頭に入りません。」という状態でした。ワクチンについての理解は不十分だと思います。本来は、2時間扱いぐらいにしたい内容だなと思いました。ずいぶん説明は早口で一方的な授業で子どもたちは受動的な授業になってしまいました。私も子どもたちがもうお腹いっぱいでこれ以上は無理という顔をしているのに、どこかで記憶にのこればいいかなと、あれもこれもとたくさん、しゃべってしまいました。前橋レポートも見せて話しました。保健の先生が一番これは反応してくれました。
 インフルエンザワクチンについて、私の主観的な意見は言わず、厚労省の文面を読んだだけで子どもたちは怒り出したのですが、どんなワクチンも意味がないと受け取ってしまっているかもしれないので、はしかや風疹などの変化しないウイルスのワクチンの話もしておく必要があるかなと思いました。
 中1ではしかのワクチンを無料で受けられるので、そこは誤解がないようにしないと親御さんを困らせることにならないかと思うので補足させてもらおうと思います。
 最後に「あなたはワクチンを打ちますか?理由は?」と尋ねて書いてもらいました。打つが5人(打ったも含めて)打たない(15人)わからない(5人)でした。

でも、おもしろいと言っては子どもがかわいそうですが、今までの常識が覆されてショックをうけている子どもたちの反応がおもしろい授業でした。
 授業の終わりかけに弱者の視点にも少し触れました。「新型インフルに積極的に感染して自然免疫をつけたほうがいいという意見についてどう思いますか?」を、宿題にして家の人とも対話して考えてきてもらおうにつながればと思いました。土日に、親子の対話のきっかけになればと思い、「インフル通信 No1」をノートに貼るのとは別に持ち帰り用も配ってもらいました。弱者を守る視点の意見が出ることを期待してます。出なかったらそれが、残念だというストーリーで授業を考えます。
 世界に目を向けるという意見もまだ一人ですが、書いていました。「ワクチンはどの国に配られているのか?」です。これもまた調べるのが大変ですが、いい視点で感心しました。3次につながると思いました。
 「どこでもドア」につながる意見もありました。「何故マスクはあんまり効果がないのにみんな買うのかな?」です。社会の仕組みを教えるのにぴったりの意見ですが、ここを扱うゆとりはなさそうで残念です。自分のクラスならぜひとも議論したいところです。子どもって、気づいてほしいと思うところはちゃんとわかってくれるんですね。すごいなあと思いました。



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