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ウンチの授業 1時間目
ヤマユリ (2033)投稿日:2009年12月23日 (水) 09時54分 返信ボタン

昨日やっと1時間授業をしました。子どもたちは、もうすぐ楽しい冬休みというので気もそぞろで集中力も続かないという最悪の条件の中の授業でした。
どうしてもやりたかった理由は
@先週から、栄養士の先生が栄養と朝ご飯の授業を給食中に2回、授業で1時間してくれたのでその続きとして位置づけたかったから。
A冬休みに入るので、家でゆっくりウンチを観察できるいい機会なので冬休み前に1時間授業をしておきたかった。
の2つでした。
保健の先生の手作りの消化器官の説明のエプロンシアター(?)がすてきで使いたかったこともあります。

導入の授業なのでウンチに興味を持たせることがねらいでした。
前日の栄養の授業は、「なぜ朝ご飯を食べるといいのか?」がテーマでした。そのわけを尋ねるところから入ると
・頭がよくはたらく。・元気が出る。・うんどうができる。・しゅくだいができる。など教えられたことを発表してくれました。
でも、食べたものがどうやって頭や体にいくのかな?食べたものが栄養になるってどうやってなるのかな?
と問い直すことから始めると
わからない子がほとんどですが、「おなかでしょうかする。」「いでどろどろにとかす」「たべたものをちっちゃくする。」のように体の中を想像できる子も数人いました。
そこでエプロンの登場。布で作った食道、胃、小腸(6メートル作ってありました)、大腸、ウンチの模型を順に見せていきました。
子どもたちが喜びすぎて困りましたが、体の中ってそんなふうになっているとはじめて知った子もいました。
中には、「かんじんのしんぞうがないやん!」「かんぞうは?」「もうちょうは?」ときく子もいます。盲腸はあるので教えました。
ウンチもいろんなウンチを作って下さっているので見せると大喜びでした。後半は「いろんな動物のウンチも知ってるかな?」と絵本で動物のウンチをいくつか紹介してから、うちの保健の先生の作って下さった動物のウンチと動物の写真が裏表についたカードをつかってクイズ。
 これも喜びすぎてこまりましたが、クイズもよく正解がでました。ハイエナのウンチが白っぽかったのは、1学期に歯の授業でならったハイエナは大腿骨まで食べることを思い出していました。
 絵本に「ライオンのウンチはくさい!」とあったのですがどうしてかな?と聞くと「肉食の動物はくさいねん」と答える子がいたので、じゃあお肉が好きな子のウンチはくさいのかな?
 冬休みに自分のウンチをよ〜く見て、色とか形とか、臭いとか見て来てくれる?と言うと「いやや〜」「くさい」ともいわれましたがある子が「写真とってくるわ。はこに入れてきてもいい?」と言ってくれるのにも驚きました。
 前半の流れは1年生の認識レベルでは難しかったです。栄養の話も理解しているわけではないとわかりましたがざっと、食べたものがさいごにウンチになることを理解してくれればいいかなと思っていました。後半は楽しかったようで感想にもいっぱい動物のウンチのことを書いていました。やっぱり低学年の子はウンチが好きですね。詳しくかけませんが、喜びすぎて困りました。冬休み明けにどんな話をしてくれるでしょうか?
ウンチと食べ物との関係、「ウンチは体からのお手紙」(絵本にあったことばですが)の意味を考えるなどの授業を考えています。
社会との関係は、どう教えようかなと悩んでいます。
昔の人は、糞尿をリサイクルしていた話もいいかな?
ウンチは食べた後のことですが、食べる前の食べ物をどんな人が作っているのかチョコレートの児童労働の話を2月のバレンタインデーあたりにしようかなとか。またいい案を教えてください。


□教育課程づくりは複雑な闘争/森のくまさん (2034)投稿日 : 2009年12月24日 (木) 18時13分

新しいうんちの実践がまた誕生ですね。次から次へとすごいですね。
昨日ヴィゴツキーで学んだばかりですが、こうした、自前の、創意工夫しながらの実践づくりは、80年前のロシア革命直後の教師達が、教育課程の創造に取り組んだ姿と重なります。現代日本の現状も管理主義的な学校運営や事務作業の増大で自主的な創意工夫のための時間的・精神的な余裕をどんどんなくさせられています。教師の仕事は指導要領の通りに合理的にかつ要領よく教師のまなざしだけでこなしていく毎日になっているように思います。しかし、このままでは、一方的な教育の目的どおりの子どもづくりを教師も知らず知らずのうちに手をかしてしまうことになるのかもしれません。その点でロシアの革命直後の教師と同じように、日本の現代の教師も教育課程づくりは複雑な闘争だととらえ、踏ん張りどころだと思えました。
私も、3学期にもう一本自前の実践に取り組みます。教師の仕事が働きがいのあるものであるためにも自前の実践を大切にしたいと思いました。うんち、がんばってください。



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