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泉南アスベスト工場跡地を見学してきました。
むいむい (2013)投稿日:2009年09月20日 (日) 21時29分 返信ボタン

泉南市阪南市石綿工場跡地見学           09.9.20
 見学のお知らせをします。現地にいってみることの大切さをかんじました。これからの教材化にとても役立ちましたが、また、その難しさや課題も感じて帰路につきました。
 
 9月19日(土)午後1時頃、JR和泉砂川駅東出口でヤマユリさんと待ち合わせをして、車の中で行程を確認した。

 見学の行程 

○信達中学裏の石綿工場
 中学校は丁度、体育祭の土曜日で開放されていた。建物や屋根、工場の設備がずいぶん風化しているのが見える。今は何を生産しているのだろうか。

○阪南市下出地区の石綿村
 川べりに建った家のご主人が外に出ていたので話を伺う。石綿工場は周辺に点在していたが、すぐそばの工場は最近壊して、3棟の家を売りに出している。これについて市からは何の連絡もなかったと話される。対岸の木陰にみえる工場ももと石綿工場。機械は同じなので今は何を織っているのかわからないとのこと。そこはMさんの奥さんが胸に石綿がささって亡くなったと話された。話されているご本人の健康状態が気になる。
 周辺を歩くと、川べりに田畑がひろがり、その中に、いくつも石綿工場が点在して操業していたことがわかる。いまも、お年寄りが稲刈りの真っ最中だった。中でも、操業していない1階建ての青壁がよこに広がるバラック風の建物の窓から、石綿布のかたまりのようなものが見えていた。

○泉南市新家駅前の石綿工場跡にたったマンションと幼稚園
新家駅前に10階だてのマンションがある。ここは三好石綿工場の跡地に建てられた。住民との間で裁判になるまえに和解金が支払われ示談で解決している。しかし、すぐ裏に幼稚園があり、そこにいた子どもたちや先生の健康状態が気がかりだ。

 見学しながら、いろいろなことが頭をよぎる。周辺に住んでいる人々、また、働いていた人たち、他の地へ移転していった人々はどんな気持ちで日々を送っているのだろう。この地に広がっていった繊維工場の歴史。石綿がどのように身体に入り、健康被害をおこしていくのか。医学的知見。農作物への被害はどのように起きていったのか。

□現場から学ぶ/ヤマユリ (2014)投稿日 : 2009年09月20日 (日) 22時07分

ここは、2006年11月に大教組教研のプレ企画でバスツアーで案内してもらったところでした。でも、場所は良く覚えていないしたどり着けるだろうかと心配して行きました。中学校のすぐ横の工場は、中学生やそのすぐ隣の高校生に影響がでないのだろうかと思いました。工場と中学校との間の細い道は当時、アスベストのほこりで真っ白だったそうです。
ほとんどあきらめていた石綿村にたどり着けたときは感動!でした。しかも工場の方の話がすべてを物語っていましたから、貴重な経験をさせてもらいました。この方の話された中身からも、住民運動がかなり進んでいて正しい認識をされていること、それに比べ行政のいい加減さがよくわかりました。
でも、三好石綿の和解は、クボタと違って被害者の立場にたったものになっていることが明るい展望を示す教材として使えてよかったと思いました。工場は残っていませんでしたが、幼稚園はそのままでした。
 「工場の周り3〜4反の農作物が枯れた」「昼間舞い上がったアスベストが夜に地面に降りてきて朝には真っ白になりタマネギや野菜などが皆やられた」という証言について今日、立命大のM先生に尋ねるとアスベストの毒性で植物がだめになったというよりは、呼吸がさえぎられるなどの物理的な被害で枯れたのでしょうねと言われました。「現場から学ぶことは、大事ですね。人が見えてこないと問題解決の道はひらけない」「水俣病の問題がまだ解決していないのも、今の社会の仕組みが問題だということも、このアスベストを教材として学ぶことでまた見えてきますね」と。
 M先生とは、新型インフルエンザや病気のこと、生活点検表の復活のことなどいろいろ話しました。M先生の言葉の端々によく出てきたのは、「落ち着いて」でした。マスコミに煽られて真実を見失わないようにして落ち着くことが大事。そのために体の仕組みや社会と健康問題とのつながりを正しく認識して、自分で考えられる力を育てることが大切。病気の一つや二つあってもいいじゃないか、インフルエンザになっても、休みなさいよというサインだと思えてゆっくり休めるというように、落ち着いて生きていける環境にしたいですねと話され、私と同じ意見なのがうれしかったです。

□新しい幕開け/森のくまさん (2015)投稿日 : 2009年09月23日 (水) 06時39分

むいむいさんヤマユリさんつかれたでしょうが、それにもまけないくらいのエネルギーもでたでしょうね。水俣病について医師の立場から研究した原田正純さん、写真家の桑原史成さんなども、実際に水俣に入り、水俣の多くの人と対話され、取材されていましたよね。大阪健康Pでは、なかなか地域にでかけ、地域の人を取材するというのはあまり手がけてなかったので、また大きな広がりができそうですね。滋賀大会のときに長野のkoさんが、地域のニチヤス工場をたずねたり、子どもをとおして、さらに地域のことが深くわかっていくといった実践をされていたことを思い出しました。できたら、koさんとも連絡をとり、地域をほりおこすことの重要性や、困難さ、子ども達への教材化、その時の課題などについても改めて交流することもとてもいいですねよね。
 それにしてもシルバーウィークの初日を使っての取材、たくさんのお宝がみつかりよかったですね。私は、長野県でリフレッシュしてきました。美術や、音楽の文化を取り入れるなど、大きなエネルギーを町おこしに使っているところもありました。(足助にスポーツ図書館を建設している愛知支部の成瀬さんのことも思い出していました。)帰りに通った恵那や多治見ではなつかしさがいっぱいでした。恵那では立場をのりこえいろいろな人が集まり、困難をのりこえ開いた「教育会議」について、学生の身で仲間と取材にいき、残る資料をてがかりに議論したこと、多治見では私の教師のスタートである新任校 、地域が目に飛び込み、初めて教師として出会ったこどもたちのことや、いろいろ助けられたり、学び合った当時の同僚の先生の顔も思い浮かびました。若いときはエネルギーがあったけど、ここにきてまた、そのエネルギーがよびおこされるような気配です。むいむいさんとヤマユリさんの泉南アスベスト工場訪問記に健康Pの新しい幕開けを感じました。

□乳がんは早期発見が重要!ブレストライトは、お家で出来る!乳が/いしつか (2097)投稿日 : 2017年02月09日 (木) 16時05分

ブレストライトは、お家で出来る!乳がんチェック 乳がんは早期発見が重要!
2017年2月から、ブレストライト(一般医療機器)の販売が始まりました。ブレストライトとは、手軽に乳房のセルフチェックすることができる、乳がんの新しいスクリーニング機器です。
詳細情報は http://www.karin-jp.com/shop/products/detail/3 をご参考ください。



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