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エイズ実践をヴィゴツキーで問い直す
森のくまさん (2047)投稿日:2010年03月20日 (土) 07時57分 返信ボタン

ヤマユリさんが、最近私宛に送ってくれた手紙の中にヴィゴツキーの言葉が引用してありました。『人生は絶えざる緊張とその克服、行動の新しい諸形態の絶えざる結合と創造のシステムです・・・・教育者には無限に多様な創造的生活の無限の可能性が開かれます・・・未来の真の創造者となるでしょう・・・』教育心理学講義p290より

そして、↑上の引用の文の少し前には、『「平穏な児童期」に砂糖をまぶし、ばら色の水で教育課程を甘くする教育学はすべて私達のものではありません・・・教育の最大の原動力は、飢えや乾きが生存の闘争の激励者であるのと同じように、児童期の暗黒面であることを私達は知っています・・・それゆえ教育は、本当に「困難な」児童期の厳しい特徴をぼかしたり、ごまかしたりしないで、子どもがそのような困難とできるかぎり激しく、何度でも立ち向かいそれに打ち勝つようにするべきです。』とあります。

今年度の卒業生も暗黒面を表出していました。そして、昨年度、私が受け持った卒業生もいろいろな暗黒面を表出しました。女子のイジメや、男子の性にまつわる表現など・・そのたびに家庭訪問をくりかえし、一方でいろいろな実践(たばこ、饑餓、エイズ)にとりくみました。
特にエイズは子どもの『本能の教育』として、ヴィゴツキーが意味づけてくれ、励ましてくれてるなと今期のヴィゴツキーの学習会で思えました。
その中でエイズは、二つの本能を『昇華』という道につなげるものではないかと思います。
その一つは子ども達の『性本能』そしてもう一つは『社会的本能』です。
一つ目の『性本能』については、薬害エイズの原告番号20番のかたの「妻へ 俺とと結婚してくれてありがとう」という手紙と、その妻である方の「この世に生まれなかったわが子へ」という手紙がとても子ども達を人間の愛とは?という問いに引き上げてくれました。
エロ本に夢中になる男子やネットでの性情報に夢中になる男子をも、夢中にさせました。
男女で合コンといいながら、夕方からカラオケ店に何度も行き恋愛ごっこをしている子ども達もこの原告20番のご夫婦の手紙の勉強はひきつけました。以前SEMIKOさんののエイズ実践にも「あぶない子ども達への贈りもの」と題されていましたが、まさにあやうくあぶないけれどおさえきれない本能をどうするのかがこのエイズ実践にはつまっていると思います。ヴィゴツキーは、『性教育を性的にだらしない召使いや、友人の手にゆだねることになりました。そのことから、生活の根源を悲劇的に衰えさせる性的異常現象のあらゆる形態が学校に存在することになったのです。』教育心理学講義p44
私達教師はもっと子どもの性本能にしっかり目を向けむしろその本能を、そして、そのエネルギーを教育の場でもっと歓迎すべきだと思いました。さらに、ヴィゴツキーは、『ロメオがジュリエットだけを必要とし、ジュリエットはロメオを必要としていたのです。このような事実は動物界では考えられません。人間的性本能はそこからはじまる・・・』p45
ここまで、書いて、社会的本能についても書きたかったのですが、疲れてきたので、また、次回まとめてみます。そして、当時、かなりあぶなかったI君の最後の感想を読み返すと、「性本能』や『社会的本能』に、大いにエイズ実践がはたらきかけたのではないかという見方で読むことができました。
恐ろしいエイズ・・・I
くま先生は熱心にHIVのことについて授業してくれてよかったと思う。エイズについての誤解とかがとけてこれからの人生でHIVに感染している人と出会ってもなかよくしていけると思う。
自分が興味を持ったのは、原告番号20番の人の手紙と、LAPのグループです。原告番号20番の人は、夫がエイズにかかっていても、妻は子どもをつくりたくて、できたのはいいものの、医者に6ヶ月のところで止められて、妻が泣きじゃくる姿が目に浮かんできました。原告番号20の人は本当につらかっただろうな・・・20番の人がまだどこかで生きているのなら、おせっかいかもしれないけど、はげましてあげたい。
LAPのグループは、清水さんとそのほか何人かの方で活動しているグループでエイズの人の心の支えになる仕事と知って「すごくいい仕事だな」と思った。自分もプー太郎だったらやってみたい。本当にくま先生の授業はためになった。

1年前の実践をやっと冷静に見直す機会をヴィゴツキーとkomaeda
さんが後押ししてくれたことに感謝します。私が教師を続けることの意味も深まるのではと思います。ヤマユリさんが、八月末のヴィゴツキー学会で発表されるときは、この原稿も役立ててもらえるとうれしいです。

□無限の可能性を信じて/ヤマユリ (2048)投稿日 : 2010年03月20日 (土) 09時20分

ヴィゴツキーの理論を学んでいるとは言っても「わかったつもり」の域を超えていない私が、ヴィゴツキーの言葉を引用して励ましの手紙を送ったのですが、ちょっと賢くなったような気分でした。
この290ページは、「最近接領域の理論」を翻訳された土井先生が、コピーして下さった思い出深いページでした。さっそく『教育心理学講義』を買ったものの、このページだけ時々開いては読んで
狭い視野で職場の問題を見てふさぎ込んでいた時の支えになっていたぺージです。
 暗黒面の表出の仕方が、凄くて今まで管理で押さえつけられ、自分の本能を押し殺していた子どもほど、それがあまりにもどぎつくて対応に困っているのが実情だと思います。
 表出されたエネルギーを昇華させる授業をするのが教師の大事な役目だと思います。そういう意味でくまさんが、子どもたちの状態が決して「平穏」ではなかったからこそがんばって健康教育実践に取り組んだことはとても意味のあることだと思います。Iくんの感想が物語ってくれています。それが「かなりあぶなかったIくん」というのだから、あぶない子がここまでくいついてきたということもわかりました。
 きっと子どもたちの心の中にはエイズの授業で学んだことが静かに蓄えられていると思います。
 「社会的本能」から見た分析もまたお願いします。
7月31日にヴィゴツキー学協会の研究会でこの『教育心理学講義』を現場の先生たちがどう学んでいるかを報告してほしいと依頼されたのですが、くまさんのこの分析使わせてもらいます。
 またこれからも、こういうまとめを意識してしていけば力になりますね。いい見本を示してもらってありがとう!



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