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↓未来に希望を持てる教材
ヤマユリ (1995)投稿日:2009年03月13日 (金) 22時47分 返信ボタン

くまさんが、実践前にまずこの本から読んで元気を出そうと思ったという「あるひぼくは『AIDS』と出会った〜シミズ君のエイズ・サポートグループ設立記〜」木谷麦子著/ポプラ社/は、日本の若者が文化祭の催し物でエイズを知り、ちゃんと勉強したくなってその3ヶ月後にはアメリカに渡ってエイズ患者をサポートするNGOを訪ねるという内容です。帰国して立ち上げたグループが「LAP」です。 http://www.lap.jp/
で活動内容がわかります。このHPからタイ人のAさんの看護をした手記を子どもたちに紹介したという学習です。(よね?)
 エイズは死に至ることも多くて暗いイメージがありますが、このシミズ君の「LAP」を学習するとエイズ観ががらっと変わると思います。くまさんの学級はエイズの学習の前に飢餓問題を学んでいるので27番の感想のように「難民も助けたい」という意見も出てくるのですね。@「大切なことは、生きる、死ぬといったことではなく、生をどのように味わうことが出来たかという事」はくまさんがこのエイズで子どもたちに伝えたかったこと(「生の輝き」)そのものですよね。子どもたちが、生きること、死ぬこと、人が助け合うことを真剣に考えて、自分もシミズ君たちのような生き方をしたいと書いていることに感動します。この子たちは、卒業前にすばらしい学び合いをしたと思います。くまさんもそんな子どもたちが、頼もしくてまぶしくて・・・という感じなのでしょうね。
 未来に希望が持てる教材を探すことってほんとに大事だなと思いました。NGOといえば、パキスタンの児童労働のニュースを見て児童労働をなくすためにNGOを立ち上げたたった11歳のカナダの男の子クレイグ・キルバーガー君の話も感動的でした。自分たちもできることがあると知ると子どもたちも断然元気になってきますね。
 週末に鉛筆対談を宿題にしたのだと思いますが、楽しみですね。
あと卒業まで残されたわずかな時間をエイズ学習のまとめでしめくくって晴れ晴れと卒業式を迎えてください。




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