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福島ママとMちゃんとの対談 |
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森のくまさん
(2086)投稿日:2013年03月02日 (土) 12時04分
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福島ママとMさん親子は、鉛筆対談をじっくりやりたかったんでしょう。やっと届きました。その中に「Mちゃんがおばあちゃんになっても安心して暮らせるA市の町に」というくだりがあり、ジーンとしました 福島ママとMの対談 (M) 参観日、どうやった?
(母) 子どもたちも、お父さんお母さん達も、一生けんめい福島のことを考えて」くれて」うれしかったよ。Mたちの班で話していたベルマークを送るのはとてもいいアイディアだね。もう実際にやっている学校もあるよ。
(M)そうなの!じゃあもうしといたほうがいいんじゃない。
(母) 4年1組が中心になってB小でもやってみたら?ベルマークを送る手伝いをしてくれる団体もあるみたいだよ。
(M)プルトニウムの半減期は二万四千年ってすごいよね。
(母) そうだね。Mは、“もう一生、A市には住めません。”ってとつぜん言われたらどう思う?
(M)住んでいたいけど、ひっこすしかないからひっこすけど、せっかくたてた家は水のあわになっちゃうけど。
(母) 福島の人たちも、自分がこんな目に合うなんて、少しも思ってなかったんじゃないかな。福島のためにできることを考えることも大切だけど、A市がMが大人になって、おばあちゃんになる頃にも、安心して住める街にすることも大切だね。
この対談から発展したもの、 (その1) 参観の大討論会で、Mの班が子どもにできることを話し合っていた時、S君のお母さんが、PTAでも取り組んでいるベルマークなら、子どもたちにもできるのではないかという意見を出してくれた。この意見は、隣のクラスからも、討論会で、出たそうだ。PTAは乏しい学校予算のためにという趣旨で取り組みをしているので、校長さん、教頭さんにPTAの了解を得ていただくようにお願いした。期間限定で、四年生中心でという形でなら、福島へのベルマークの取り組みを開始できる運びとなりそうだ。 Mは、この対談後すぐに、ベルマークの点数別に入れれる箱をいくつも作ってきた。ちょうど算数で「直方体や立方体」を学習していて、ベルマークの箱作りを思いついたようだ。点数別に整理もしやすいし、ハートのシールもはったりしてあるかわいい小箱をいくつも作ってきていた。
(その2) 福島ママたちに懇談会で、事故前の飯館村のスライドショーを見てもらった。嵐というグループが歌う「ふるさと」という曲も流しながら。福島ママはその懇談会の場で、「私は、今までそんなに、福島のことが好きでもなかった。でも、事故が起き、初めて、福島というふるさとがどんなに大切な所であるかが、わかった。だから、A市や、大阪府という街のよさを少しでも知り、自分のふるさとを愛していくということが大切なんだろうと思う。」と語られた。ちょうど、社会科では、3学期に自分たちの県について学習する。これを自由学習として、自分たちのB県や、A市のよさを語らせる学習につなげたいと思った。
(その3) 世界の取り組みをした時に、Y君は、デモをして原発に反対する欧州の人々の写真を見て「デモはよくないと思う。首相が地域に出向いて、じっくり話し合うことが大切。」という感想を書いていた。そのことを隣のクラスの先生に話すと、「私たちが学生のころは、デモなんてあたり前の時代だったもんね。今の子にとっては、デモって特別なものなのかもしれないね」と言われた。 こんな時、組合から子供の権利条約のパンフレットが届いた。(そのパンフレットには、宮城のSさんの運動会の写真が最後に載っていた。)まさに、福島の子も健康に生きる権利 、大阪の子も子供でもできることがこの条約でさらに意味付けが出来そうだと考えた。 さっそく、A市の人権委員会に電話したら 在庫の権利条約の本をすべて持ってきてくれた。かいつまんでもやりきりたい。
(その4) ベルマークの後日談・・・職場で、福島実践報告の機会があった。このこともあって深く理解してもらえたのか、校長さんが、知り合いに年賀状だけのやりとりだから、確約はとれないが、福島で校長をやっている人がいると私に声をかけてくれた。そして、その日のうちに手紙を書いてくれた。 ベルマークや寄せがきの送り先のめどがつくかもしれません。応援が実現出来そうです。 子ども達の思いも昇華できそうです。
(その5) あのストーブ談議(正式な懇談後の懇談)が今まで経験したことがないくらい楽しい時間だったとNさんのおばあちゃんが連絡帳で知らせてきた。Nさんとは以前私が担任し、私のことをいきなりオカマと呼んだりしたR君のおばあちゃんでもある。そのおばあちゃんの文章があまりに美しい言葉で語られていたのでおばあちゃんに断って ストーブ談議のメンバーに、その文章を発送した。また、また、その返信があり、Nさんのおばあちゃんに届けようと思っている。
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