何でノリックまで･･･

フロントまでをも滑らせながらコーナーに入っていく走法は、
当時のレースマシンのとんでもなさの現われだったとも聞くけれど、
日本人がグランプリで勝つという夢を見させてくれた一人でもあった。

ちょうど何日か前に大治郎の話（あの日、仕事で奈良に向かっていた自分は
多くのグランプリを見に行くライダーとすれ違ったことを、
まるっきり大治郎レプリカのライダーがいたりしたことも
国道沿いの桜の花が満開で美しかったことも）をしていたのだが。

単純なルール違反で人は死んでしまうのだ。
だから2輪車乗りは、予測する、想像する、察知する。
それでもその限界を超えたなら。

ルールを守るのは己を守る手段でもあるのだ。
快適な空間の中にいる4輪車乗りは何かを失っている気がしてならない。

同時に思うことは、街乗りのバイク乗りは装備が軽すぎる･･･
とりあえず混乱していて納得がいかない。すまない。