[237] 世界が謡う黄昏の詩 前奏曲:Divertimento |
- 架離 - 2007年11月26日 (月) 12時31分
最終テストに君は失敗したということだ。
代償を払わなくてはならない
復讐のみに生きることの対価を
生甲斐を与えよう
奇跡が起きた
そう思っていたんだ
だけど違った
あれは奇跡なんかじゃなかった
ただの喜劇だった
物をより高い所から下に落とされる方が壊れやすいのと同じように
絶望は如何しようもないほど俺を壊す
希望を知った後の絶望は何よりも痛かった
残ったモノは深い絶望と無力感
そして憎悪
なんでこうなった
なにを間違えた
一体、なにが・・・
だから探そう、この悪夢の元兆を
だから殺そう、この脚本の著者を
だから俺は、正気で狂おう
失った者の為ではなく、自分自身の為に
覚悟などとうの昔に出来ているのだから
あとがき
このプロローグを読んで下さった皆様、初めまして。 投稿者の架離と申します。 このSSはKANONの相沢祐一が主人公です。 主人公最強物、原作の改変がお嫌いな方はお読みになることをお勧めしません。 それでもOKな人は今日以降投稿されるであろう続きをお読みください。 至らないことがあると思いますがなにとぞ宜しくお願いします。
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