[117] 君と歩む物語 第四話 |
- 三日月 - 2007年11月11日 (日) 11時55分
はて?どこまで話が進んだのやら、そうそう確かそろそろクロノが出る頃だな。
……時空管理局の介入か、これはこれで面倒だな。
まっ、いいか、アレの介入がないとそっちの方が面倒になりそうだ。
「ジュエルシードは魔力的な衝撃を与えてはいけないようだね」
「うん、そうみたいだね」
そんな会話の横で俺はアルフを相手に牽制をする。
あの二人の戦いに介在させないためだ、一応気づかれないように束縛の複合陣を用意
しといたから、いつでも束縛できるんだけどね。
攻性魔法が使えない訳ではないが、俺のは全部致死性が高いから簡単に使えません。
(なあ、とりあえず俺達は黙ってあの二人の戦いを見守らないか?)
(はぁ?何言ってんだい、アタシはあの子の使い魔だよ…そんな事出来るもんかい)
(やれやれ、好戦的なのも考えもんだな、あれはある意味決闘だ、その意味わかるな?)
(…………)
よし、これで邪魔に入らないな。後は管理局が介入するのを待つだけだ。
そしたらトントン拍子で話しが進むはずだ。
戦いは苛烈を極めた、お互いに魔導師として未熟だが、それでもその未熟を素質と才能で埋めている
二人の激闘は一種の舞踊だ。
俺もアルフもこの戦いを黙って見守る。アルフは主人の勝利を信じ、俺はクロノの介入を待つ。
そして、俺は何処からか来た転移魔法の魔力を感じた。
「「!?」」
二人の杖がぶつかり合うその瞬間、空間が歪みそこから黒髪の少年が現れ二人の杖を受け止める。
「そこまでだ、これ以上のここでの戦闘は危険過ぎる、お互いに武器を収めよ」
俺は展開しといた複合束縛陣を消し、アルフの行動を許した。
突然辺りに張られてた陣が消えた事に気づいたアルフは俺の行為に目を丸くし、動いた。
(さて、あとはフェイトが逃げれば…終わりだな)
そう俺は思いながら事の流れを見定める。
困惑しているフェイトのフォローのため黒髪の少年に目掛けて魔法を放つアルフ、それに気がつき
散開する三人の魔導師。
「フェイト!逃げるよ」
その言葉にフェイトは反応し、アルフが放った魔法で生じた煙に紛れジュエルシードを回収しようとした。
無論それを許す黒髪の少年ではない。
無数の魔法の矢がフェイトに掠り、落ちていく、それをアルフが受け止めそのまま逃亡しようとする。
「逃がすか」
その光景になのはが動く。
「だめ!撃たないで!!」
「っつ!?しま………」
なに!?魔法止めろよクロノ、あの馬鹿たれが!!!
俺は瞬時に変身を解き、なのはの前に飛び出る。
(ちっ、デバイスは…間に合わないな、クソッ!!)
黒髪の少年から放たれた魔法を俺は魔力を纏わせた右腕で弾き消す。
激痛が右腕に走る、流石クロノだ、威力がハンパじゃない。
右腕がボロボロに裂け血が止め処なく流れる。俺はすぐに応急手当で血止め、その後に回復の魔法で
傷を癒した。
それらを終えると俺は静かになのはに向き合い大きく息を吸い込んだ。
「この大馬鹿もんが!!」
「ふぇ!?」
「考えなしで相手の魔法射線に入るなんて何考えてやがる」
「あ…」
「ヘタしたら死んでたんだぞ?」
俺の言葉に項垂れるなのは、俺も俺でまさか魔法が発動するとは思わなかったが。
これは俺が関わったせいか?そう考えながら俺は大きく息を吐き、なのはの頭を乱暴に撫でた。
「……ごめん、なさい」
「まあ、無事だったからいいけどな」
とここでいまのいままで放置されてた黒髪の少年が割り込んでくる。
「ああ、話は済んだか?先ほどはすまなかった、僕は時空管理局のクロノ・ハラオウン執務官だ、話を聞き たいんだが…同行を願えないか?」
そんなこんなで俺は時空管理局・巡航8番艦『アースラ』に乗り込んでる。
そして艦長のいる部屋まで案内されてる途中でもある。
「あの、ねえユーノくん?」
「あん?どうかしたのかなのは」
「ふみ〜〜、やっぱりユーノくんだよね?」
「それ以外に何に見えるんだよお前は」
俺の返事に顔をどんどん赤く染めてくなのは。
「え〜っと、私と同じくらいの男の子」
「ん、ああそういう事ね、正確には俺はなのはより二つ上だ」
「へえ〜〜そうなんだって、違〜〜う、ユーノくんって人間だったの?」
と両手を大きく振りながら俺に抗議する。そういやフェレット姿がすっかりと定着してたな。
隙見て元の姿を見せるはずだった予定を完全に忘れてたよ。
「そういや元の姿を教えんのすっかり忘れてたよ、あはは」
「それは笑い事なのか?」
その横で俺達の会話を聞いていたクロノが見事なツッコミをいれてくる。
やるな!流石は時空管理局執務官だ。(注・関係ありません)
「とりあえず、君達の間でどんな見解の相違があったかは知らないが、艦長を待たせている」
「そりゃあ失礼したな、おい行くぞなのは」
「あう、うん、ごめんねクロノくん」
そう締め括ると俺達は黙って先に足を進めるのであった。
あとがき
どうも〜三日月です。
これで徹夜で書き上げた小説は全部投稿しました。
あう〜、話が短い上、展開が早すぎる。
もう話が中盤以降になってる。そろそろユーノ以外の視点を
入れた内容を書くべきか?
それは次回に期待ということでww
それでは、また次の話でお会いしましょう。
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