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最終投稿:2024年11月24日 (日) 08時24分

[669] 君と歩む物語U 第十話 (リリカルなのは×ユーノ憑依)
三日月 - 2008年05月01日 (木) 13時20分
















「捜索指定ロスト・ロギアの所持、使用の疑いで貴方を逮捕します」


後頭部に突き付けられる硬質な何か、そして冷徹な言葉。

その状況に私は最悪な事態に自身が陥ったことに気づく。

相手に気づかれないように索敵を最小限にしていために気づけなかったのだ。


「抵抗しなければ貴方にも弁護の機会がある、同意するなら武装の解除を」


呆然とするシャマル。後ろに立っている管理局員の言葉がどこか遠くに感じられた。

闇の書を持っている自分が捕まれば自分達の目的は断たれてしまう。

だが戦闘向けでない自分ではどう足掻いても勝てないのは目に見えている。

シャマルはぎゅっと目を閉じ目蓋の裏に大事な主の姿を浮かばせ覚悟を決めようとした。

無論、その覚悟は自身の命を引き換えにしても仲間の誰かにどうにか闇の書を託す覚悟である。

だがその覚悟はあっさりと無駄になった。

突如現れた仮面の男が自分にデバイスを突きつけていた管理局員を蹴り飛ばしたのだ。

吹き飛ばされていく管理局員、仮面の男はシャマルに視線を向け言い放つ。


「書の力を使え」

「っつ、でも」


躊躇うシャマルに仮面の男は視線を管理局員の少年に戻す。


「減ったページはまた増やせばいい、こんなとこで仲間を失うよりはいいはずだ」


その一言に後押しされシャマルは決断する。

すぐさまに念話でシグナム達に伝える。


(みんな、闇の書の力を使うから気をつけて)


























「すまないがこの勝負、預からせてもらう」

「それはどういう意味ですか」


突然、レヴァンティンの炎を消し間合いを離すシグナムにフェイトは戸惑いを隠せなかった。

その顔には不完全燃焼といった表情が拭いきれていない。

それはシグナムもまた同じだった。


「……決着はいつか」

「シグナム!」


フェイトの叫びと同時に凄まじい魔力と共に轟雷が辺りを包んだ。

























「どこに行くの!」


突然反転したヴィータになのはは砲撃の手を止める。


「悪いけどお前の相手する暇が無くなった」

「な!?」


シャマルの念話でここがヤバイと分かった以上、巻き込まれる訳にはいかない。

闇の書の破壊の雷は強力な雷撃を落とす広域攻撃魔法。結界破壊の効果を付加する純粋魔力攻撃。

巻き込まれればただではすまない。


「まあ、せいぜい巻き込まれないように気をつけな……名前なんだっけ?」


だあっと空中で体勢を崩すなのは。

だが考えてみればお互いに名を名乗った覚えが無い。


「う〜、高町なのは、なのはだよ」

「え〜っと、な…なぬ…なぬはって、ええい言いずらいな!」

「ぎゃ、逆ギレ!?」

「とにかくアタシはヴィータ、鉄槌の騎士ヴィータだ、次会う時は容赦しねぇからな」


そういいながらアッカンベーするヴィータになのはは頬を膨らませ、そしてふと気づく。

せいぜい巻き込まれないようにな?その言葉の意味に気づくその瞬間、強力な魔力が空に走った。





























迸る魔力が空に走り、そこから漏れ出した雷光が降り注いでくる。

それを避けながらアルフはザフィーラを見た。


「仲間の下へ行ってやれ、闇の書の力が発動した。直撃を受けると危険だ」

「アンタは?」


ザフィーラは一度アルフの方を見て僅かに微笑み去っていった。

それは聞くまでもなかったことだ。

彼には守るべき者がいる、アルフにとってフェイトがそうであるように。

ザフィーラの守るべき者はまだ見ぬ主と仲間達。

ならアルフがするべきことは決まっている。

アルフはザフィーラの背を一度だけ見て自分も仲間の下へ飛ぶ。

決着はいつかへ。





































「で、逃げられたわけだ」


俺の一言にクロノはムスッとした顔でソファーに座っている。

現在俺がいる場所は時空管理局本局・医療施設前の待合室だ。

クロノの頬には闇の書の破壊の雷の余波でも受けたのかガーゼが貼ってある。

結果は破壊の雷により局員数人が軽傷、ヴォルケンリッターは四方八方に散り逃亡。

うわ〜、いいとこまったくねぇなあ。

こちらはこちらでちゃんと情報(証拠?)は手に入れてるのに。

渡すのはもう少し後だが。

さて、俺のもとに来たということは、アレかな。

そう時空管理局が誇り、まともに使うことの出来ない場所。

無限図書。世界のありとあらゆる歴史が詰められているライブラリー。

ここに無い物はどこにも無いとさえ言われるほどの情報の集う場所だ。

そこでの闇の書の情報探索依頼といったとこだろう。


「どうせ君のことだ、僕が来た意味は理解しているのだろう?」

「闇の書の情報を調べろ、だろ」

「ああ、その通りだ」


現状では闇の書の情報があまりにも少ないのだろう。

だから少しでも情報が欲しいといったとこだ。


「あ〜、ぶっちゃけ無理?」

「だろうな、その身体じゃあ魔法の行使は無理だろうしな」


しょうがない上層部に交渉して探索部隊を編成してもらうかとクロノが溜め息交じりに言いながら立ち上がる。

その姿に俺はニヤリと笑いながらクロノを呼び止めた。

まあ、待ちたまえクロノよ、俺はこの日のタメに準備してきたのだ。


「まあ、待て。確かに俺は無理だが、なんとかする方法がある」

「?」


俺の言葉に首を傾げるクロノ。

だが俺の笑い顔にどこか不吉なものを感じたのか額に冷や汗を流している。

ふふ、さあお前の出番だ。

































それは半年振りの連絡だった。

尊敬し慕っている先輩からの連絡だ。

半年前に一緒に遺跡発掘して以来、自分には連絡のれの字もいれてくれなかったのに突然に昨日連絡を

入れてくれたのだ。

何でも少し会って話したい事があるらしい、とても大事な話だとも言っていた。

とても大事な話……その響きに僕は胸の高まりと期待に満ち溢れていた。

この半年で色々あった、その中で僕は自分の気持ちに少しだけど気づく、僕は先輩が……。

だからこの連絡に少し期待する自分、でも何だろうどうしてか不吉な予感がする。

むう、とにかく先輩のところに急ごう、ええっと時空管理局・本局・医療施設はこっちで合ってるよね?

局内の通路に設置されている案内板に目を通しながら僕、ミルト・スクライアは先輩の下へと目指すのであった。










無論、迎えの人が来るまで大いに迷ったのは言うまでも無い。

























あとがき


どうも三日月です。

新PCの購入のタメに仕事を増やしたら、書く時間どころか寝る時間が減った!?

ごふっ(吐血)とにかく金が貯まり次第、仕事を減らそう。(笑)

と話を戻して、ついに後輩妹系・ミルトが登場。

そう無限図書の探索者は彼女に決定ですww

さすがユーノ、無自覚にフラグを繋いでいく。なのはやフェイトは一体どんな反応が返ってくるやら。

まさかの三大対決に!?

そしてアルフとザフィーラの関係はいずこに……冗談はともかく更新ペースが遅れてる現実にorz

でも頑張ります!

ではでは次回のお話でまたお会いしましょう。














おまけ


本日の最強技


鋼の軛(はがねのくびき)


ザフィーラの使用する魔法で分類上では拘束魔法。地面からの拘束条で対象を突き刺して動きを止める。

檻状にして相手を閉じ込める事も可能。

ランクは不明。








[670] 生贄到着…
D, - 2008年05月01日 (木) 19時00分

 全てを知りながらクロノを弄くるユーノ!なんて怖い子!
 その上情報を持っていながら言わないなんて!!
 でも事件が終わった後にその事実を知ったなのは達の反応が楽しみですねぇ…
 でも!それよりも楽しみなのは生贄として呼び出された彼女!!しかもユーノへの思いを自覚し!なのは達以上の時間を共有した彼女の登場!!なのは達は同反応するのか楽しみです!!!
 最後に!弟子がこれほどまでなら師であるユーノの処理能力は…って事で勧誘が激しくなりそう…

[671] 来たね〜〜
ガナッシュ - 2008年05月03日 (土) 02時08分

ついに来たねぇww
ミルトっつわん!
彼女の幸先が不安です。
でも楽しみでもあるねえ。次回を待ち遠しく思う。

[672] ついに・・・
ファブレガス - 2008年05月04日 (日) 15時51分

次回は遂に無限書庫が登場しますね!
オリキャラのミルトとなのは達がどのように関わって
いくかたのしみです。
体調には気おつけて執筆頑張って下さい!

[673]
応援団 - 2008年05月04日 (日) 18時01分

ミルトはこの時のための付箋だったのかぁ〜!!
付箋(ふせん)とか意味がわかるけど字なんて書かねぇぜ!
なんていう可哀想な自分に応援;;

[675] 感想返事
三日月 - 2008年05月05日 (月) 03時41分

こんちわ〜三日月です。

感想の返事っすww


Dさま

とらいあんぐるハートはもうじき(笑)

飛び散る火花が周りを燃やし尽くさない事を祈ろうww


ガナッシュさま

来ちまったねぇミルトっち、もしかしてフェイトと同属性?

いやいやチガイマスヨww


ファブレガスさま

ういっす寝る時間を確保しつつ頑張って執筆しますww

次回を楽しみにしていてください。


応援団さま

頑張れ〜負けんな〜力の限り〜(笑)

ってな感じで次回の更新に励みますww



以上感想返事でした。

また次回の更新でww


[677] 感想
俊 - 2008年05月08日 (木) 15時17分

初めまして、俊です。

全話読ませて貰いました〜
ユーノが良い味出してますね〜此の侭どんどんフラグを増やして欲しいですね。次回、なのはとフェイトがユーノの妹分のミルトと出会う様ですが、彼女との出会いでユーノへの恋心を自覚して欲しいですね。

・・・出来ればすずかとアリサのフラグも成立して欲しいですね。

[678] 感想返事
三日月 - 2008年05月09日 (金) 11時36分

どうも三日月です。

感想の返事っす。



俊さま

が、頑張ります!

……でもアリサとすずかのフラグか〜Asのラスト周辺あたりが

狙いかなあ〜(笑)



以上感想の返事でした。

次の話でお会いしましょうww




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