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最終投稿:2024年03月30日 (土) 00時44分

[125] 君と歩む物語 第五話 (リリカルなのは×ユーノ憑依) 
三日月 - 2007年11月12日 (月) 14時09分








おっす、ユーノだ。現在ミーティング・ルーム(和室)で会議中だ。

壁際には何故か盆栽が活けられていた。何故に盆栽?

そしてアースラ艦長リンディ・ハラオウンを生で見た俺の感想。


本当に15歳の息子さんを持つ女性ですか?


まあ、そんな感想が俺の脳内にデカデカと表示されていた。

……流石に口には出さないが。だって口にした瞬間、死亡フラグが立ちそうだし。

いや、しかし緑茶に砂糖やミルクなんて入れるか?正直「げっ」と思ったぞ。俺の隣にいたなのはも同じ

事を考えているだろう。

コホン、話を戻そう。最初にこちらの事情を説明した。

事の始まりであるジュエル・シードの発掘、俺となのはとの出会い、俺の考え、そしてフェイトとの遭遇。

などなどの一通りの説明を終え、俺はお茶を一飲みする。


「立派だわ」

「だけど同時に無謀でもある」


俺の説明に納得したのか、リンディとクロノから厳しい言葉を拝謁した。

まあ時空間の秩序を守る組織なんだから当然か。

途中なのはがロスト・ロギアの説明を求め、リンディとクロノから説明を受ける。

ロスト・ロギア……遺失世界の遺産、滅び去りし文明の危険な技術の塊、使い方次第では世界を

滅ぼしかねない物騒な代物だ。

俺も幾つかの遺跡の発掘で見つけてきたがそれらほとんどが危険な物だった。

無論中には安全なモノもあったが、それも少ない方だ。

一体誰が考えたのか、発動したら性別が反転したり、擬似空間を発生させ、その空間内で有象無象の

機械兵と生と死を賭けて戦ったり、特に封印型のやつは性質が悪い、なんせ中に封印されているモノは

総じて厄介極まりないものばかりだった。

魔竜とか魔獣とか禁獣とか複合生命体(キメラ)とか、中には合体ロボがいた時は感動を覚えたものだ。

扱いはゴーレムだったが。

と、リンディとクロノのなのはへの説明が終えたらしい。


「今、この瞬間を持ってロスト・ロギア『ジュエル・シード』の件は我等時空管理局に全権が委任されます」

「君達は全てを忘れて、このままそれぞれの生活に戻るんだ、あとの事は僕達に全部任せればいい」

「そんな!」


二人の言葉に立ち上がるなのは、俺は黙ってなのはの様子を見る。

おそらくフェイトの事やジュエルシードの事だろう。こいつは責任感が強い。

途中で投げ出すなんてまず無いな。

それに俺自身そう言われてはいそうですか納得するはずない。


「まあ、とりあえず返答するが……そちらの提案は却下だボケ」

「「な!?」」


俺の突然の毒舌に唖然とする二人、なのはも俺の言葉に目を丸くしている。


「これは俺のミスで起きた出来事だ、なのはは俺が巻き込み結果手伝ってもらっている、
だからこの件は俺達が解決するものであって、途中から来た管理局のお出ましじゃないんだよ」

「な!分かってるのか、これは次元干渉に関わることなんだぞ、一個人の出る幕じゃないんだ」

「はん、そんな事知るかよ、俺の仕出かしたミスだ自分のケツは自分で拭くさ」

「っつ、そう言う問題じゃないんだ」

「そう言う問題なんだよ、行き成り来て、俺達がどうにかするからお前等は帰れなんて言われて納得出来るか」


話は平行線を辿りそうだ。クロノにも俺にも信念がある、お互いに譲れぬ信念があるゆえに話が纏まらない。

ならその話を打開するのは誰か?

それはこの状況を一番冷静に見据えてる人間だ。


「二人とも落ち着きなさい」


そう、アースラ艦長のリンディだ。俺は口を閉じ、静かな目でリンディを見る。

クロノは罰が悪そうな顔でいつのまにか立ちあがっていた腰を再びイスに下ろした。


「ではユーノくんはどうしたいんですか?こちらとしては次元振の発生の危険がある以上、
民間人には出来るだけ関わって欲しくないんだけど」

「……そちらの言い分は分かる、だがこれは俺の責任だ、なら事の発端がどうにかするのが筋だ」


とはいえここでこれ以上の討論は時間の無駄だな。

さて、どうしたものか、アニメ版通りに民間協力を申し付けておくか?でもさっきので印象悪くしたしな。

断られたらどうしようか、って勝手にこちらで動けばいいか。


「……ふむ、なら民間協力者としてそちらに組み込んでもらえるなら、俺としてはありがたい」

「民間協力者……ね」


クロノはどうしたもんか顔で俺を見る。本人からすれば素人にいられても邪魔って思うだろう。

俺なら見ず知らずの人間に協力を仰がれたら軽く一蹴する…そんな風に思える俺はやはり冷たいのだろうか?


「そちらは次元振を未然に防ぎロスト・ロギアを回収したい、俺は自身の不甲斐無さで散らばってしまった
ジュエルシードを集めたいし、あのフェイトって子がなのはも俺も気になる、ようするに利害の一致だ」

「その案を受け入れて私達にメリットがあるのかしら?」

「なのはを見れば分かるが、かなりの魔力持ちだしジュエルシードを幾つか封印してる、そちらとしては
切り札もしくはエースを温存できる、損な話ではないはずだ」

「ふむ、そうね悪い話ではないわね」

「それに俺も魔導師としてはそれなりのもんだと自負してる、信用できないなら、管理局のデータベースに
アクセスして俺の魔導師としての登録を調べてくれ」


俺の言葉にすぐ近くにいた女性オペレーター・エイミィが検索を開始する。

ってかいたのね気づかんかった。(汗)


「あ、確かに登録されてます。……ユーノ・スクライア、魔導師ランク<S>って<S>!?」


その言葉にリンディとクロノが驚愕している。まあ、魔導師ランク<S>なんて滅多にいないしね。

それなりの成果と結果、実力を示さない限り<S>という評価は貰えない。

俺の場合は遺跡荒らしや、その用心棒の指名手配犯の捕縛、数々の遺跡発見とロスト・ロギアの

発掘を手がけ、更には考古学者として幾つもの論文をだしそれなりの評価を受けてる。

それらを総合した結果、若くして<S>としてランクを貰っている。


「すごい経歴ですね、魔導師としても学者としても優秀、様々な功績を誇るスクライアの天才児と
幼少の頃の評価もあります。実際に何が凄いかというと陸戦評価<AA>、空戦評価<AA>、
戦術評価<AAA>、魔力量の平均値が120万、最大発揮値がその2・5倍と文句なしの<AAA>、
デバイスも自作でインテリジェンス・デバイスを所持してる。 総合評価で<S>、魔導師としての実力は
ほとんど最高位、管理局ですらこれだけ実力をもっている魔導師は両手で数えられる程しかいないのに
…何度かスカウトしてますが全部スッパネられてます」


というかそれだけの個人情報をどこから仕入れた管理局?まあいいや本当の事だしな。

どれも俺の幼き頃からの努力の結果、魔力保有量を増やすために血の滲むどころか吐くくらいの

修行をしたもんだ。ふと昔を振り返り遠い目になってしまった俺(苦笑)

ふふ、極寒の地でカマクラを作ったのを思い出すな。

あの凍える吹雪の夜、飲んだココアとクラッカー…うまかったな。今ならとらハの共也の気持ちが分かる。

っと、いかんいかん思い出すな俺のトラウマ。

俺の評価にリンディ艦長も少し考え込み、すぐさまに返答を返した。


「わかりました、なのはさんとユーノさんをこの件に置いて一時的な民間協力者として管理局側として
申請します、幾つかの条件も提出しますが、それでよろしいですね?」

「ああ、出来る限りは飲む」


俺の返答に頷くリンディにクロノのは諦めたように俯いた。


「……艦長が決めたのなら僕は文句ありません」


諦めに似たクロノの言葉に俺は小さく笑い、なのはは嬉しそうに微笑んだ。

さてこれでP・T事件が終わりに近づきつつあるな……だが、少し気を引き締めた方が良さそうだな。

今回のクロノの誤射もあるし、アニメ版通りだと油断しない方がいいな。

……アニメ版だとかそういう考えは捨てていった方が正しいか。

まだ、この物語は…俺という異物が関わっている物語は始まったばかり。

最終的な目標はハッピー・エンドなのだ。こんなとこで立ち止まってる暇なんてないのだから。






























夕日に包まれた海鳴臨海公園、なのはと俺はクロノに送られてここに戻ってきた。

流石に家に何も言わずに行方を眩ますわけにはいかないので一時帰宅しに戻ったのだ。


「さて、いったん家に戻るかなのは」

「うん」


俺は変身魔法でフェレットに変わるとなのはの肩に飛び乗る。


「とりあえず、腹も減ったし、細かいことは後で決めればいい」


そうして俺達は高町家へ帰還したのであった。





そして、家に戻ったなのはと俺はもろもろの行動に移る。

なのはは母桃子に家を離れる事情を話しに行き、俺は元の姿に戻り自身のデバイスとなのはの

デバイスの調整をする。無論なのはの方は魔法の部分を伏せて話しているだろう。

正直、裏山に行った士郎さんと共也の修行を見に行ってみたいと思ったのはここだけの秘密だ。

いやだって憧れない?人外クラスの動きを生身で動く所を見たいと思うのは俺だけかな。

待機モードのレイジング・ハートのプロテクトをはずし、状態を見る。


「うお、レイジング・ハートもだいぶガタがきてるな」


まあ、当然といえば当然か、あんな馬鹿魔力の放出が当たり前に使われているのだ。

あの出力に耐えられるだけでも優秀だ、以前、市販のデバイスで高出力の魔法を試したことが

あるが、数回で機能しなくなった。それがなのはのクロノ命名の馬鹿魔力の出力に

どうなるかわかるだろう、きっと全力で一発放つだけで粉々になりそうだ。その点レイジング・ハート

は並みのデバイスとは比べ物にならない。

並みのデバイスなら数回の戦闘で大破してるな、流石は出所不明のデバイス。

俺は常時持ち歩いている整備道具を取り出し、メンテナンスを開始する。

ちゃんとした設備があればフルメンテができるのだが、ないので我慢。

ふっ、デバイス・マイスターの資格は伊達ではない。


「〜〜♪…ん?終わったのか?」

「うん」


桃子の許可を得たのか、憂いも迷いも無い顔でなのはが部屋の入り口に立っていた。

俺はその姿を見てメンテを終えたレイジング・ハートをなのはに投げ渡す。


「うにゃ!?」

「メンテしといた、調子はどうだ?レイジング・ハート」

『コンディション・グリーン、問題ありません…ありがとうございます』

「あ、ありがとねユーノくん」


俺は整備道具をしまうと、なのはと視線を合わせる。俺の視線に気がついたのかなのはは

頷き、出かけるための支度を開始する。

俺は俺でフェレットモードに変更、後はアースラに連絡を繋げ今から行くことを伝えた。






そして準備を終えた俺達はアースラの客分として協力者として受け入れられた。











あとがき

やっほ〜、三日月です。

ぱっと書き上げ、肉付けに悪戦苦闘、ちょっと長くなったかな?

面白いと思っていただければ幸いです。そのうち番外も載せますんでそちらも

楽しみに待っててもらえれば嬉しいっす。

ではまたお会いしましょう。






おまけ

Fate風ステータス表(遊びなん冗談として受け取ってください)

真名・ユーノ・スクライア(前世の名?????)

属性 中立・中庸

筋力 B      敏捷 A 

魔力 AA     宝具 B+

耐久 C     対魔力 A+

幸運 C      

技能 偽・未来予知?、仕切りなおし(C)、真眼(A)、カリスマ(C)

    魔法(AA+)

宝具 聖樹の賢杖<ユグドラシル>(ランク・A)

攻守に特化された〜(プロローグを参考)、ゆえに非常にバランスのいいデバイスである。





な感じで書いてみました、次はなのは編でww





[126] うわーお
ぐぅ - 2007年11月12日 (月) 21時16分

主人公最強キターー!
ちょw なのはより上ww
この調子でいけばトントン拍子でAs、StS編もすぐに!?
うむむ、がんばってください〜w

[127] 一気に5話まで読ませていただきました〜
ささめゆき - 2007年11月12日 (月) 22時42分

ユーノ憑依ってのは奇抜な作品ですなw
面白いのですがちょっと短いので寂しいです
話のテンポは早い分一話あたりの長さをもう少し長めにすると
ボリュームも上がると思いますよ〜

[128] 感想返事
三日月 - 2007年11月13日 (火) 01時18分

ぐぅさん、ささめゆきさん、感想ありがとう。
うむ、実は最強系ですww
といっても勿論苦手な相手も存在しますたとえば…ゲフンゲフン
まあ、そこは楽しみとということでww
ユーノの性格と相性を考えればパっとでてくるかも知れませんが…
っと頑張って書きますんで、また来てくださいねwwww



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