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最終投稿:2024年11月25日 (月) 02時57分

[116] 君と歩む物語 第三話 (リリカルなのは×ユーノ憑依)
三日月 - 2007年11月11日 (日) 11時41分















さて、俺は今現在、高町家の温泉ツアーに参加してる。

ちなみに俺はアリサやなのはの姉美由紀にいじられている。正直喜んでよいやら悪いんやら。

そんな天国と地獄の狭間を体験しながら俺は旅館に辿り着いた。

そこに更なる天国と地獄があることを忘れていた。

そう、ここは温・泉・旅・館なのだ。ならばあのイベントも必須であろう。



そこは桃源郷だった。



ふふふ、俺はロリコンやない、ロリコンやないんじゃあ……多分、最近自身が無くなったてきたよ。

ああ、そこは洗わんといてな、堪忍や堪忍してや、そこは俺の……ああ〜〜。




あはは、もういいや神は死んだ。俺のプライドはズタズタや、もうええんや。

っと煤けてる俺になのはは心配げな顔で俺を見つめてる。

……いい加減元に戻ろう、そろそろ犬娘が出る頃合いだ。ほら、この通りだ。


「はあい、おちびちゃん」

「え?」


突然に話しかけられたなのはは困惑する。

少なくともこんな感じの女性とは知り合いになった覚えがない。


「ふ〜ん、あんま強そうには見えないね」


そこにアリサが噛み付くように睨みお開きになった。その去り際に女性からの念話が届く。


(お子様はお家で大人しくいい子でいな、オイタが過ぎるとガブリといくよ)


その殺し文句に俺は皮肉げに返答した。


(ふっ、躾のなってない子犬だな、そういうのはご主人が言う言葉だぜ?)


殺気の篭もった瞳が俺を貫く、俺も同様に睨み返す。






夜も更け、俺もなのはの寝たふりを止めて、起きる。


(なあ、これ以上は………)

(ストップ、この先を言ったら怒るよ?どうせ後は自分でどうにかするって言いたいんでしょ?)

(………ああ)

(もうこの件はユーノくんだけの問題じゃないよ、これは私が私の意志で決めたこと)


ああ、その通りだ。だからこそ俺はわざわざ問うたのだ。彼女の決心が確かなものかを知るために。

その問いは聞くまでもないものだったが。



そして夜がさらに更け、ジュエルシードの反応になのはと俺は目を覚まし飛び起きる。

すぐさまに目的の場所へ移動した。そこには先に来ていたのか黒衣の少女がいる。

そこから言わずがな、戦いになった。まだまだ差のある二人だ。おそらく次の戦い辺りでまともに

やりあえるはずだ。今回は経験を重ねてもらおう。

俺はその間にあの犬娘を押さえるか。


(おい、俺があの犬っころを押さえておく、お前は…あの金髪の娘をどうにかしろ)

(ユーノくん……)

(話しするんだろ?ならそうしな)

(ありがとう)


俺はそう言うと、犬っ娘…アルフに向かって跳躍、アルフも俺に反応し迎え撃ってくる。

その行為に俺はニヤリと笑い、そして……転移魔法を使った。


「無作為転移発動」

「しまった!?」


あとは頑張れよっと転移の瞬間、なのはに念話で伝えそのままアルフごと少し離れた場所へ転移した。















「やってくれたね、このクソネズミ」

「引っかかったお前が悪いんだよ、子犬さん」


俺は変身魔法を解き、アルフに向かい合った。

俺の姿にアルフは驚き、そして身構えた。


「変身魔法……それがあんたの本当の姿かい?」

「ああ、いろいろとあってね、こっちの姿よりフェレットの方が何かと都合がよかったんだ」


俺は懐から一枚のコインを取り出し、指で宙に弾く。

空中で回転するコインが光を帯びて一本の杖へと変化した。


「起動(コードセット)」

『おはよう、我が友よ』


よし、ユグドラシルの起動を確認、久しぶりの起動だが作動は良好だな。


「ああ、おはよう相棒ユグドラシル」

「デバイス……ね、言っとくけど使う暇は与えないよ」


俺が何かを言う前にアルフが襲い掛かってきた。俺は小さく笑いながら前に向かって走り出す。


「なっ!?」


アルフの拳をすれ違いざまに避け、そのがら空きになったわき腹に膝蹴りを叩き込む。

その一撃を受けてアルフが吹き飛ぶ。


「生憎様、俺は接近戦もこなせんだよ…相棒!俺の守りを」

『了解、展開バリア・ジャケット<守りの賢衣>』


俺の身体にふんわりと包むような淡い緑と青を基調にした衣が現れる。

その姿はゲームに出てくるような賢者のような格好だ。


「戒めの鎖」

『チェーン・バインド』


地面に小さな魔方陣が次々へと展開されそこから淡い緑の光鎖がアルフに向かって伸びる。


「っつ、なめんな!!」


絡みついた鎖をアルフは強引に引き千切った。たいした馬鹿力である。

俺はその間に次の詠唱に入る。


「縛れ、悠久の時を耐えし堅牢なる鎖よ、凍れる巨狼を縛りし束縛をここに」

『グレイプニール・バインド』


一定範囲の空間中に百を超える魔方陣が展開され、そこから青白い鎖がアルフに向かって逃げ場のない

束縛が迫り、アルフをがんじがらめに束縛していく。


「なっ!?くぅ〜、またバインド、**ねぇ」


それを解こうとするが、そうは問屋が卸さない。


「あれ?」

「残念、そいつはさっきのバインドと違って、俺の組み上げたオリジナルだ」

「オリジナル…創作魔法?」

「そういう事、最初のバインドはせいぜいランクCだ、そいつはランクS、そう簡単には解けねえよ」


俺のなんでもない的なセリフにアルフも唖然とする。あんな短い詠唱でSクラスの魔法を使われた

のだ。その話しが本当ならこれを解くのにかなりの時間がかかる。


「さ〜〜て、お仕置きタ〜〜イム」


俺は、そう、邪悪な笑顔で懐から例のモノを出す。俺の出したモノを見たアルフは怯えた表情になった。

ふふ、どうやらこれの恐ろしさを知っているようだな。俺は怯えたアルフを見る。

ああ、俺ってサドの気があるのかな?なんかすごく楽しめそうだ。


「く、来るな」

「くくくっ……ははは」


そう、俺の手にはふわふわの綿毛が付いた棒、ねこじゃらしのおもちゃが握られていた。

ではレッツ・くすぐり地獄へゴー(笑)














………数分後














「うん?どうやらあちらの戦いが終わったようだな」


なのはとフェイトの戦いの音が止んだのだ。ひとまずあちらに向かうか。

俺はそう考えると、デバイスをしまいアルフの束縛を解いた。

束縛を解かれたアルフはそのまま地面に倒れ、身体を痙攣させている。うむ、やり過ぎたか?

おっ、立ち上がった。根性があるな。


「ぜえ……ぜえ……はぁ」

「よう、無事か?」

「あんたねえ、自分でやっといて普通そう聞くか?」

「向こうの戦いが終わったみたいだ、行くぞ」


俺はそう言うと、変身魔法でフェレットに変わりながらなのはのもとへ走り出した。






結果は言うまでもなく、なのはの負けだ、ジュエルシードも一個持っていかれたようだ。

まあ、経験を積む代償としては悪くは無いだろう。俺はそう割り切り、なのはを慰めた。

どうも俺が優しい言葉をかけるとなのはは嬉しいらしい。普段ぶっきらぼうな俺の行為が嬉しいようだ。

俺ってそんなに普段は優しくないのか?まあ、手厳しい感はあるだろうが。

などと自身の性格に疑問を感じつつなのはとともに旅館に戻るのであった。






















ふむ、それそろクロノが登場するな、実は言うと俺はクロノというキャラが好きだ。

それはリリカルおもちゃの時から変わらない、生まれ変わるなら正直ユーノよりクロノが良かったのは

俺の密かな願望だ。別にユーノが嫌いってわけではないが。

出来ればマブダチ…にはなりたいな〜〜。







あとがき

どもども、三日月です。

まだだ、まだ終わらんよ(笑)

ぜひ続きに目を通してくれると嬉しいっす。





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