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最終投稿:2018年09月19日 (水) 05時11分

[666] 悠久の詩う世界 第一話
龍鉄拳 - 2008年04月28日 (月) 15時16分









さて俺が彼女たちと関わる事になったのは、本条に彼女たちのことを説明された三日後の事である。

そう、それは高町がとあるものを忘れたのがキッカケであった。







それは昼休みの時間になった時だった。学校中に電子音のベルが鳴り響き、教師が持っていた教科書を

閉じて号令を促し、当番が号令をかけた。そして昼休みに入り俺は鞄から弁当を取り出そうとした。



「ああ!?」



突然の大きい声に俺は前の席に視線を向ける。高町は鞄を覗き込みながらショックを受けていた。

高町の声に周りの親友とクラスメイトも見ている。その視線に気がついたのか苦笑いをする。


「あ、あはは弁当忘れちゃった」

「弁当忘れたの?…私の分けてあげるよ」

「ええ、私もあげるねなのはちゃん」

「あはは、うちのも分けたるね」

「もう、しょうがないわね〜〜ほら私のも」

「みんな……ありがとう」


そんな親友たちの厚意に高町は感極まった顔で嬉しそうに顔を綻ばせていた。

ふむ、これが友情という奴か、などと思いながら俺は止まっていた行動を再び開始し…ようとした。


「「「「あれ?」」」」


と少女達は疑問をのたまわった。俺は気になって視線を向けた。
四人とも鞄を開いて中を探っている。


「「「「弁当が無くなってる」」」」


見事なユニゾンだ。などと思っている俺はふと自分の机の横にさがってる袋の弁当を見る。

今日は本条に頼まれ、サッカー部の練習試合に付き合う予定があり、そのためにいつもより

かなり多めに作っておいたのだ。なんせサッカー部の知り合いは食い意地張った奴が多いからな。

本来は無視するのだが、多分きまぐれってやつだろう。一応クラスメイトの上、席も近い。以前ノートを

見せてもらった借りもあるし(居眠りしたときの内容だ)。

…………どうやら放課後の間食用を諦める事になりそうだ。


「おい」

「「「「「え?」」」」」

「これやるよ」


俺はそう言うと机の横にさげていた袋からおせち料理でも入れそうな重箱を取り出し、高町に渡す。

それを渡された高町達は目を丸くしている。

まあ、当然の反応だな。普段ぶっきらぼうな俺がいきなり弁当をやるなどと言い出したのだから。


「部活の間食用に作ったやつだ、部員対策に多めに作ったからな五人分くらいは余裕にある」

「えっ、でもいいの?」


とハラオウンが困惑した顔で聞いてくる。他の皆も似たような顔だ。

俺はなんともないさ的な顔で手に持った弁当を持ち上げる。


「気にすんな、何回かノートを見せてもらった借りだ」


俺はそれ以上話すことはないと校庭の端にあるお気に入りの木陰に向かった。

そう、これがキッカケらしいキッカケといえばこれがそうなのだろう。











私たちが彼と親しい仲になったキッカケは弁当が無くなった(おそらく盗まれたのだろう)のがキッカケだった。

彼と初めて会ったのは中学の最初の始業式だった。真新しく見える教室、最初に行われたのは席決めだった。

教卓の上に乗ってる手製の箱から番号の書いてある紙を取り、黒板に書かれてる番号の場所に座る。

席に座ってみると小学校から一緒の親友たちと近い席になった。それがすごく嬉しかった。同じクラスになれた

事だけでも嬉しいのに席まで近いなんて、中学最初の一年はきっと良い始まりになるに違いないとその時の

私たちはそう思っていた。

ふと男子の一人がこちらの方に来て窓際の一番後ろの席、私たちのすぐ側の席に座った。

そう、その男子が彼、鹿波八雲だった。

自己紹介の時は料理が趣味だと言っていた、しかも和洋中の料理をある程度は作れると言っていた。

どんなのを作れるんだろうとその時の私たちは想像をするだけであった。アリサはどうせ大したことないわよと

言ったが、料理を趣味だと言い切ったのだからきっと上手なのだろう。

後日、彼の料理を食べる機会があるとは夢にも思わなかったが。

普段の彼は授業中は居眠り、昼にはすぐに教室から消え、困った時は誰かまわず助けを請う(ノートなどだ)。

性格は見た感じ無口でぶっきらぼう、雰囲気的にはクロノに近いものがあるのだが。どこか相違がある。

クロノは仕事中に居眠りはしないし困った事態になってもそれが個人的なものなら助けは滅多なことでは請わない。

ただ目が似ているのだ。とても真っ直ぐで、決して揺るがぬ意志をを秘めた瞳が。

そして彼から貰った弁当は………とてもおいしかった。

はやても「負けた」っていいながらショックな顔で食べていた。正直、女としてのプライドに傷が付く。

五人分は余裕にあるといった弁当はキレイサッパリにカラッポになったのであった。



























俺があいつ等に弁当をやって以来、頻繁に話しかけてくるようになった。

面倒だったので、「あー」だの「うー」だの適当な返事を返していた。しかし、それが一週間も続けばいい加減適当

な対応も難しくなってくる。普通一週間も適当な対応をされれば無視するなり放っておくなりするものであろう?

しかし、こいつらはしっこかった、特に高町とハラオウンは諦めというものも挫折というものも無い。

正直『話聞かせて』オーラには参る。仕方なくちゃんとした対応すると実に、本当に嬉しそうな顔をする。

その反応にも参る、こんな性格だったのもあるが実際人に向けられる好意や純粋な気持ちには慣れてないからだ。

しかも、高町とハラオウン、八神とバニングスはいつのまにか俺の名前で呼んでいるし、月村は苗字で呼んでるが。

そしてこいつらと徹底的な関わり合いになったのはとある日曜の昼下がり、町に買い物に出た時のことだった。















俺が現在いる場所は本屋だ。海鳴本屋、大型の本屋だ。種類も豊富で品揃えも良く、大概の本はここで売っている。

しかもここの本屋は開く時間が9時という開店が早い店。おかげで朝飯を食い損ねた…まあ、寝過ごした俺が悪いの

だが。今日の目的は『世界の名料理シリーズ27巻』の本。

その本が今日発売日なのだ。店内は休日なのもあって人が多い。俺は真っ直ぐに目的の本が置いてあるコーナー

を目指す。俺が欲する本『世界の名料理シリーズ』は割かし人気の本で早めに行かないとすぐに売り切れるのだ。

現にたどり着いたコーナーにはあと一冊しか残っていない。その残った最後の一冊を手に取りレジに持っていく。

しめて、二千三百円(税込み)の出費だ。正直値段が高い気もするが、まあ気にしないさ。

その目的のものを購入し俺は少し気分を高揚させながら帰ろうと自宅の方向に足を向けようとした。

ただほんの少し小腹がすいたのに気づき、早く本を読みたいという欲求もあってかたまには適当な喫茶店で本でも

読みながら空腹を凌ぐかと考えたのだ。

このまま真っ直ぐに帰れば今後の厄介ごとに巻き込まれることも無かったことも、その時の俺が知るよしも無く。

俺は適当な喫茶店、喫茶翠屋にこうして足を踏み入れてしまった。そこが俺にとって魔窟だとも知らずに…………



















俺は足を踏み入れた店内を見た。店内はキレイで老若男女問わずに受けの良さそうな雰囲気だ。

そのまま店内のカウンターまで進み、空いてる席に座る。

俺が座ると店長らしき男が近づき笑顔でお冷を置いてく。カウンターに置いてあるお品書きを見てみればそれなりの

料理やお菓子、コーヒーや紅茶の種類も豊富だ。


(ふむ、本日のお勧めは『ハムエッグトースト』か…これでいいか)

「すいません、本日のお勧めでお願いします」

「いらっしゃい、本日のお勧めで?以上でよろしいでしょうか」


俺が頷くと店長はオーダーの紙に書き上げ「ごゆっくりとどうぞ」と言って奥へ行った。

俺はさっそく買った本を取り出し読み始める。店長がすぐに戻ってきて静かに紅茶を置いていった。

穏やかな店の雰囲気に包まれ俺は早めに出された紅茶に舌鼓を打ちつつ優雅な時間を満喫していた。




そう、彼女達がここを訪れるまでは………………




カランっと入り口のドアが開くベルが鳴る。お客が入ったのだろうと俺は思い、気にせず本の続きを読みふけていた。

ふむ、今夜はパエリアにでもするかななどと思いながら、ふと隣に誰かが座るのに気づき視線を思わず向けた。


「「あっ」」


そこにはちょうど座ったのか金髪の少女がいた。


「えっと、ハラオウン?」

「八雲?」


そうそこには俺のクラスメイトにて隣の席のフェイト・T・ハラオウンがいた。


「あれ?八雲君だ」


ハラオウンの更に横から同じく高町なのはがいた。奥の方にも順番でいうとアリサ・バニングス、月村すずか、

八神はやてがいる。

まさか休日の日までこいつらと会うことになるとは、正直俺は頭を押さえてしゃがみこみたくなった。

苦手なのだ、こいつらが。別に嫌いな訳ではない、むしろ人として好きな部類だ。俺が陰陽で言うなら陰、

こいつらは陽といったところだ。だから苦手なのだ。


「あら、あんたってこういう店に入るんだ」

「ちょ、ダメだよアリサちゃん、鹿波君に失礼だよ」

「はは、でもイメージ的には入らんような感じやしな」


と喧しい三人娘だ。しかも興味深げに高町とハラオウンが俺の持っている本に目を向けてる。


「やっぱ、八雲もそういう料理本を読むんだ」

「ふあ〜、その本ってお母さんも買ってるやつだ」


とやたらうるさい金髪とサイドポニー。俺の優雅な一時を返せ。

そこで店長がトレーに皿を乗せてこちらに来た。


「おっ、なのはの友達かい?」


なのはの友達?この店長は高町と知り合いなのか?

その疑問はすぐに解ける。


「うん、お父さん。私のクラスメイトで、後ろの席に座ってる友達の鹿波八雲くん」


おい、いつ誰が友達になった?


「ほう、彼が……こんにちわ私は高町士郎、なのはの父だ」


なるほどここは高町の親父さんが経営してる店という訳か、なら高町達と遭遇してもおかしくはないな。

………それでも遭遇する確率って低い気がするのは俺の気のせいにしとこう。


「ふむ、君の事は聞いてるよ最近なのはが話す話題は君のことばかりだからね」

「うにゃあ〜〜、お父さんダメダメええ!?」


とんでもないことを抜かす父に高町があわてて止めに入ってる。

親子仲は良好のようだ。


「時に鹿波くん、君は武術かなにかやってるのかい?」

「!?…ええ少々古武術を嗜む程度には、それがなにか?」


その返答に高町父は軽く感嘆するように目を細める。


「いや、その若さでそれだけの動きが出来る子はいないよ、相当な実力の持ち主だと見たが」


うっ、鋭いな。このオヤッサンの目は戦う者がする目だ。おそらくかなりの実力の持ち主だな。

感じからすると剣術の有段者から発される剣気に近い。


「そういう、あなたこそ剣術か何かを?」


俺の返しに高町父ではなく高町娘が反応する。


「すごい!?お父さんこうみえても古流剣術の使い手なんだよ」


古流剣術、今の時代ではほとんど廃れた技を伝えている流派なのだろう。古兵太が言うには今ではほとんど

が表では見ないが裏では細々と今現代にも伝えられてるとのこと、まあ、ほとんどは時代の流れに埋もれ

消えてしまったそうだが。


「と言っても大した事の無い廃れた流派さ」

「俺のもそうですよ、今の時代にはせいぜい身を守る程度にしか使えない技です」


そう古流が付く業などどこまで追及しようとも殺人術に過ぎないのだから。

もう一つ使える流派があるがアレは父親と母親の戦い方を古兵太が系統化し、俺に教えてくれたものだ。

ただアレは人外の者と戦う術であって間違っても対人に使うようなものではない。

使ったら、ある意味公開殺戮ショーになる。俺にそんな気はない。


「ふえ〜、八雲くんってそんなに強いのお父さん?」

「ああ、少なくとも恭也くらいにはな」

「えっ、お兄ちゃんくらい!?」


どうやら高町兄は相当の手練らしい。対人用の流派で勝てるかな?まあ、どうでもいいや。

そんな風に再び手に持っていた本に目を向けようとした瞬間。


「ただし、彼が本気で戦った場合は話は別だがね」

「………………さあどうでしょうね」

(っつ、油断ならねえ親父さんだな高町父もとい士郎さんは)


その後、俺はゆったりとした時間を過ごせるわけもなく厨房から出てきた高町母、高町桃子さんに

夫妻揃って俺は弄られた、高町娘もといなのはを恋人にどうだとか家の店に永久就職はいかがとか、

実に疲れさせてくれる。無論その間もかしましい五人娘にも弄られ通し、結局その日の休日は休まることもなく

家に帰ってそのまま寝る予定だった。だがそこで高町母、桃子氏がとんでもないことを言い出したのだ。

なんでもこれから高町たちは隣町に行くらしくその付き添いに俺にも行って欲しいとの事だ。

最近隣町の方で物騒な出来事が立て続けに起きてるらしく士郎氏に実力に太鼓判を押されてる俺が一緒に

行ってくれるなら一安心だとのこと。

普段の俺なら断る。正直面倒くさいのだ。だがあいつらにはまだまだイロイロと借りがるしな。

それに高町夫妻には先ほどなのは達の友達だからお近づきのとして注文した料理を無料にしてもらった。

そこまでされたら断るのも難しい。ぶっちゃけ隣で目を輝かせている二人が俺をジット見ている。

『一緒に行こう』オーラがうこれでもかってくらいに発されているのだ。

俺は大きく溜め息を吐いた。女子五人の中に男子一人……荷物もち決定か?


「……わかりました」


どうしてこんな事になったんだろう?と心の中で自問自答を繰返す俺だった。
















現在、11時20分。隣町の駅前噴水。

俺は五人の女子と一緒にいた…否、連れてこられた。ちなみに彼女等の今回の目的は服である。

もしかしたら他にもあるだろうが、俺はそれしか聞いてない。はっきりと言おう、俺は服に興味などない。

普通に着られればそれでいい派だ。だから今回の目的が服だと聞いたときは正直逃げ出したくなった。

はあ……まあいいや、俺も何か適当に買っていこう。成長期なのか最近着れる服が減ってきたし。




最初に入ったのはデパートだ、そのデパートの三階にあるワンフロアまるまるの服飾店に俺はいる。

言うまでもなく俺は女子どもに引っ張りまわされ、服の評価などすることになった。

なんでも女の子だけでなく男の子の感想も聞きたいとの事だ。正直知るかボケと言いたいが、まあそこは

我慢しよう。






れでぃ〜あ〜んどじぇんとるめん、と俺の頭の中で胡散臭げな司会者がマイクを持って叫んでいる。

目の前では女子どもがイロイロな服を着て俺に見せに来る。

高町は明るい感じの服を中心に選んでいる。まあ、暗い感じの服はイメージ的に合わねえしな。

ハラオウンは身軽な活動しやすい服を中心に選んでいる。ハラオウンは黒系も似合うなと俺は思う。

八神は落ち着いた感じの選んでいる。言っちゃあ悪いが年寄り染みてるな。口にはしないが。

バニングスはこれでもかってくらいお嬢様的な服が似合っていた。むしろ普通の服だと、服がバニングスを

惹きたてているのではなく、バニングスが服を惹きたててしまっている。

月村はこれはこれでバニングスとは反対のお嬢様服が似合う、バニングスが明るいもしくは燃えるような

色合いが合うなら、月村はその逆、静かなもしくは深い色合いの服が合う。

とまあ、これが俺的な感想である。一つだけ言えることがある。実際のところこいつらは美人だ。

美少女ともいえる。

結局のところ何を着ても似合うと思うのは俺の気のせいだろうか?…恥ずかしいから口にはしないがな。

さてさて俺の感想が聞けたのが嬉しかったのか、俺が良いといった服を女子どもはお買い上げ、あとは

帰るだけと思った俺が甘いのか。今度は俺の服を見立ててやるとバニングスが言い出した。

ふふ……言うまでもなく俺は女子どもの着せ替え人形と化した………勘弁してくれよ。












あれから二時間、時刻も午後13時を大きく上回り、俺たちは少し遅くなった昼を食べることにした。

俺の両手には大量の服が入った袋がぶら下がっている。俺自身鍛えているのもあってか重くはない。

無論、その大量の袋の中に俺の本が入った服の袋もある。ただ女子と比べれば一回り小さいのは言うま

でもない。ちなみに今はファミリーレストランにいる。


「はあ、買った買った」


とバニングスは背をイスに寄りかからせている。

そりゃああんだけ買えばな、少なくとも俺の本代と服代を合わせてもバニングスの買った服代には届かない。

むむ、さすがお嬢様だと言ったら、バニングスは呆れた顔でこの金は前々から貯めていたものだと言われた。

月村もそうらしい。なんでも家が金持ちでも、それがお小遣いに影響するわけではないらしい。

月々の小遣い額を聞いてみたら俺とそう大差はなかった。

あと関係ないがなんで俺がバニングスと月村が何故金持ちだと知っているかは、以前こいつらの会話に参加

した時にバイオリンの稽古の話をしたからだ。その話から二人の家の話に発展したのが俺が知っている理由だ。


「そういえば、この中で八雲だけ自分の事を話さないよね」


ハラオウンの言葉に女子の視線が俺に集まる。


「ってか、何故に俺が自分の事を話さなきゃならんのだ?」

「だって、八雲くんとは友達だし、友達のことは少しは知りたいよ」


高町のはにかんだ笑顔に俺は少し圧倒される。いや、よくそんな恥ずかしいセリフを真顔で言えるな。

俺にはとても真似できん。って、俺はどうやらこいつらの友達に確定されてるらしい。

まあこんだけ付き合ってるんだ、今更友達じゃないって言っても白々しいな。

………友達か、うんそうだな友達だな。こいつらは苦手だが嫌いじゃない、なら友達でもいいや。


「はあ、しょうがねえな……別に面白くねえぞ?」


俺のその言葉に高町たちは嬉しそうな顔で頷いた。

それから話したことは別に大した事ではない。俺の家が海沿いにあること、その家で古兵太という男と一緒に

暮らしていること、古兵太が両親が雇った執事みたな者だけど俺の家族だと言い切ったこと、俺に武術を

教えたのは古兵太だとか、古兵太は料理が出来なくて小さい頃はいつもレトルトだったとか、それが原因で

俺が料理スキルを得て趣味にまでなったこととかを話した。

そんな他愛もない話をこいつら嬉しそうに、楽しそうに聞いてくれた。

少しは疑問に思うこともあるだろう、俺の両親のことや生まれた素性なんかは話さなかったのだから。

それでもこいつらは聞いてこなかった、俺の事情を察してくれているのだろう。


「なるほどね、それであんだけ料理がうまかったのね」

「ずっとレトルトって、そりゃあキツいわな」


バニングスも長くの疑問が解けたと満足げに頷き、八神が苦笑しながら同情してくれる。

あれは正直きつかった。いや、一応うまいのだが、飽きるのだ。レトルトもしくはインスタント食品はたまに

食うからうまいのだ。毎日の食卓に並べるものではない。

故に自然と俺は料理のスキルを取得していた。よりうまいものを求めて。

そんな感じで俺はこいつらと仲良くなった。










時刻は16時、空も夕焼けに染まる頃、俺たちは海鳴町に戻ってきた。駅を降りて、あとは解散するだけと

俺は思ったのだが、高町たちは俺と仲良くなれたのが嬉しいのか海を見に行こうと言い出した。

別に海沿いに家があるので問題ないと俺が言い、そして俺たちは海鳴臨海公園にやって来たのであった。

本日の締めをここでするために。







そして、そこで解散するはずだった俺たちは事件に巻き込まれた。

俺がこいつらと、そして未知なる世界へと深く関わる出来事に…………































あとがき


最後まで読んでくれてありがとう。

駄文詩人龍鉄拳です。まだまだ物語りは序盤ですが、もしよければこれからも

この物語に付き合ってやってください。ではまた次の話で会いましょう。



[667] はじめまして
ファブレガス - 2008年04月28日 (月) 17時13分

小説読ませていただきました。
なのはたちが中学生からはじまるということは調度二期から三期の間の物語ですね。
これからどのようにすすんでいくか、楽しみです。
忙しい中大変でしょうが執筆がんばってください。

[668] 初めてやった作品への返信
神斬 - 2008年04月30日 (水) 12時17分

はじめまして。悠久の詩う世界読ませてもらってます。ずいぶん達観している主人公ですがそこがまたいい感じの小説に仕上がっており続きが楽しみです。更新頑張ってください。



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