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Dream On!

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ダレモイナイ コウシンスルナラ イマノウチ(ペ∀゚)ヘ
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[105]SS『衛とあにぃと夏の一日』≫シスプリ: 武蔵小金井 2002年08月13日 (火) 23時30分 Mail

 
 
 リビングのフローリングをタタンって踏んで、キッチンに顔を出して……
「ね、ママ……あにぃから電話はない?」
 ふりむいたエプロン姿のママが、怒ったみたいにボクを見たよ。
 あわてて、パッて首を引っ込めて。今度は窓の塀の……その向こうを見て。次は、玄関に向かって……


 あのね、今日はボク……朝から、ソワソワして。どうにもならないんだ。
 だってさ、今日はね……「お兄ちゃんの日」なんだから!
 早く、あにぃが来ないかな……って。待ちきれなくて、リビングから玄関に出て、外を覗いて……ときどき通りまで出て、それからリビングに戻って、ママに電話が入ってないかなって聞いて……って、何度もしてたら。
「衛ちゃん、お行儀よく座って待っているか……お迎えに行くか、どちらかにしたら?」
 って、ママににらまれちゃった。
 でも、うん……そうだよね!
「じゃあ、ボク……あにぃを迎えに行ってくる!」
 待ってるのは苦手だから……ボク、外に飛び出して。
 ゆうべ、真っ黒になって整備したマウンテンバイクを引っ張り出して……
 ヤッホー!あにぃ、ボクが今ピューって迎えに……あっ!
「おーい、衛?」
 あ、あにぃだ!あにぃが来たよ!
 わぁ、今日のあにぃは、赤いTシャツで……すっごくラフな格好だね。
 だとすると、どこかに散歩かな?でも、肩下げの鞄も持ってるし……
「ねぇあにぃ、今日はどこに行こうか?」
「そうだな……衛、今日はある場所に付き合ってくれないか?」
 少し考えながら、あにぃが言うんだ。
「うん。いいけど……どこに行くの?」
 『ある場所』なんて、ヘンな言い方だよね。
 でも、そしたらあにぃが、ちょっぴりヘンな顔になって……
「う、うむ。衛、前にオダイバに行きたいって言ってたろ。」
「オダイバって……あ、テレビ屋さんのあるところだよね?」
「そうだ。レインボーブリッジもあるぞ。」
「うわぁ……ボク、行きたいよ!」
 そうしたら、あにぃがよしよしってうなずいて……
「よし、じゃあ行くか。まずは駅にレッツゴーだな。」
「うん!」
 あにぃについて、歩き出したよ。
 何だか、今日のあにぃはいつもと違って……元気っていうのかな。
 ボク、それが嬉しくて、何だかもっとドキドキしてきちゃった。


 電車に揺られる、あにぃとボク。
 あにぃは、さっきから時計をチラチラって見て……どうかしたのかな。
「あにぃ、なにしてるの?」
 ボクが聞いたら、何だかウムってうなって……それきりなんだ。
「いや、色々と時間がな……」
 とか、言って……「やはり、もっと早くに出るべきだったか……」とか、「ありがちに、行ってはみたものの完売という……」とか、ゴニョゴニョってつぶやいてる。
 まさか、あにぃ……また、前みたいにボクをうっちゃって、一人で遊ぼうとしてるのかな。
 ボク、そう思ったら、何だか悔しくなって……
「ダ、ダメだよあにぃ!今日は、ボクとずっといっしょにいなきゃ!そういう決まりなんだからね!」
 あにぃの腕を掴んで……大きな声で、そう言ったんだ。
 でも、そうしたら……もちろん、あにぃもビックリしたんだけど、それだけじゃなくて……
 電車に乗ってる人たちが、ボクと……あにぃを目を丸くして見てるんだ。
「衛、お前なぁ……」
 わぁ……あにぃに睨まれちゃった。ふうーって、呆れたみたいなため息が出てるし。
 あーあ、どうしてボクっていつもこうなんだろう。
 何だか、花穂ちゃんの気持ちが……ちょびっとだけ、ボクにもわかった気がするよ。 


 電車から降りて、次はバス!
 混んではいなかったけど、あにぃといっしょには座れなかったんだ。
 だからボク、小さな席によっこらしょって腰掛けたあにぃの横で、吊り革に掴まって……ブランブランって、遊んでたんだけど。
 あにぃは、さっきから時間を気にしてるみたいだし……どうしたのかなって、ボクが聞いても教えてくれないから、もう聞かないけど。
 だからボク、ぐんぐん流れてく外の景色を見ながら、ちょっぴりタイクツになって来て……
 そうしたら、窓の外をバスが通り過ぎたんだ。
「あ、見て、あにぃ!あっちのバス……すっごい人が乗ってるよ!」
 そう言ったらね、あにぃがそっちの、反対側の道を走ってくバスを見て……ホントにね、中に人がいっぱい詰まってるんだ。体育のボールのかごみたいに、ギュウギュウになってるんだよ。
 それで、それを見たあにぃが……
「時既に遅し、か……」
 とか、何だかムツカシイことをゴニャゴニャ言って……目を閉じて。
 ど、どうしたんだろう、あにぃ。何だか急いでるみたいだけど……何かあるのかな?


「うわぁ……すっごい人だね、あにぃ!」
「そうだな。とりあえず急ぐぞ、衛。」
「う……うん!」
 あのね……あにぃが連れて来てくれた場所はね、その……
 すっごーく大きな、イベントホールだったんだ!
 バスを降りるちょっと前から、ボク、人がいっぱいいるのにビックリしてたんだけど……
 降りて、歩いて……その建物の中を、覗いたらね!
「うわぁ……!」
 ボク……こ、こんなに人がたくさんいるところ、見たことないよ!
 サッカーとか、スタジアムの観客席ならあるけど……そういうのと、違う感じなんだ。
 そしたら、ビックリしてるボクを、あにぃが……
「ほら、衛!さっさと行くぞ!」
 あにぃに呼ばれて、やっと歩き出せたけど……な、何だか、緊張してきたよ。どうしてだろう。
 でも、あにぃはどんどん先に行っちゃって……
「ま、待ってよ、あにぃ!」
 ボク、おいてけぼりにされないように、あわてて走り出したんだ。


「あにぃ、ここって何てトコなの?」
「何ということだ……まさか、よりにもよって東から入ってしまうとは。これではイカンぞ……」
「あにぃ、東ってなに?」
「確か言い伝えによれば、最盛期の東西移動は一時間を有すると……」
「あにぃ、あれ……あの人たち、何してるのかな?」
「これはいっそのこと、外回りで向かった方が早いかもしれん……」
「あにぃ、ねぇ……あにぃってば!」
「やはり無謀だったか……」
 ボクが何を聞いても、あにぃはしらんぷりでブツブツ言ってるし。
 暑いのはヘイキだけど、人がいっぱいで……みんなボクより大きいし。
 何だかさ、その……ボク、いきなりつまらなくなっちゃって。
 歩き出すあにぃの後ろで、立ち止まっちゃったんだ。
「衛、迷子になるぞ!遅れるな!」
 あにぃは、ボクを怒ったけど。
 でも、ボク……歩かなかったんだ。
 だってさ……だって、こんなのないよ!
「もうやだよ!ボク、こんなトコ……ちっとも面白くなんかないよ!」
 夏休みでたった一日……待ちに待った、あにぃといっしょに遊べる日なのに……
 なのに、あにぃは何も教えてくれないし。まるで、ボクがじゃまっけみたいだし……
「お、おい衛……どうしたんだ?」
 戻って来たあにぃが、覗き込むから……
「あ……あにぃのバカ!もう知らないよ!」
 そう言って、ダーッて……後ろに走り出しちゃったんだ。
 あにぃがボクを呼ぶ声がして……でも、そうしたら、もっと胸が苦しくなって、イヤな気持ちになって……
 それで、それでもボク……走り続けて。


 気が付いたら、ボク、不思議な場所に来てたよ。
 いっぱい人がいるのは、同じなんだけど……
 あのね、まわりにいる人たちが、みんな、見たこともないような格好をしてて……
 女の人が、多かったけど。男の人も、何人かいて。
 それでね、セーラー服……だっけ?それを着たおっきな女の人が……二人連れだって、ボクの前に来て。
「どうしたの、ボク……迷子かな?」
 心配そうな顔で聞くから、ボク、あわてて首を振って……
「違うよ。迷子なんかじゃないもん。」
 ぐいぐいって、目をふいて。
 そうしたら、もう一人のセーラー服の女の人が、横の人に耳打ちするみたいに、
「すごいね……この子のさ……よく、できてるね。」
 って。二人で、うんうんうなずいて、何のことかわかんないボクに、しゃがみ込んで……
「ボク……マモルちゃんでしょ?」
 え……!
 い、いきなり……そう言ったんだ。ボ、ボク、こんなにビックリしたことないよ。
「う、うん……そうだけど。」
 ゼンゼン知らない女の人だから、ボク……どうしよう、どうしてかなって、思って。
 でも、セーラー服の女の人は、二人して……やっぱりね、って笑ったんだ。
「マモルちゃん、一人でどうしたの?他の姉妹のみんなや……お兄ちゃんは?」
 って、また……ボク、飛び跳ねるぐらいにビックリして。
「ど、どうしてそのこと……知ってるの?」
「知ってるわよぉ。マモルちゃんがお兄ちゃんのこと大好きだってことも……ちゃーんと知ってるんだから。」
「そうそう。それで、お兄ちゃんはどこかなぁ?さては……お兄ちゃんとケンカでもしたのかな?」
 ボク、もうビックリするのをずーっと通り越して……ポカーンってなっちゃって。
 でも、でも……あのね、首だけは振ったんだ。
「ち……違うよ!ボク、あにぃと……ケンカなんかしないよ!」
 ウソだったけど……でも、そう言ったんだ。
 そうしたら、二人ともうんうんって、またうなずいて……
「そうそう。マモルちゃんや他の姉妹のみんなは、全国のお兄ちゃんのお姫さまだもんね。」
「そうよね。お兄ちゃんも、マモルちゃんのこと大好きなんだから……」
 え……え?今の、ゼンコク……って、どういう……
 ううん、それより……それよりも……
「あ、あにぃが、ボクのこと……」
 だ、大好きって、言ったけど……そ、それって……
「そうよぉ!マモルちゃんがお兄ちゃんのこと大好きなことももちろんだけど、お兄ちゃんは、それよりずーっと、もう何百倍もマモルちゃんのこと、好きなんだから!」
「そうそう、何ていうか……ラブラブ?愛してるって……あ、それはアレかもしれないけど、つまるところそういうの!もう大好きなのよっ!」
 何だか、喋り方がちょっぴり変わったけど……二人が、ボクにそう言ったんだ。
 で、でも……何百……倍?かけ算のことだよね……ええっ?
 そ、それに、らぶらぶって……咲耶ちゃんみたいな……エイゴ?それに……
 あ、ア、アイシテル……って……?
 あにぃが……あにぃが、ボクのこと?
「ま、真っ赤になっちゃって……可愛い!」
「ほんとほんと。見てみて、ね……この子、もうクリソツなのよっ!」
「キャー!ホントだ……カッワイイっ!」
「うわぁ……こりゃヤラレた。てゆうか……写真撮っていいかなぁ?」
「ダメダメ。保護者の人、近くにいないみたいだから。」
「あーん、もったいないなぁ……あ、でもだったらそれまで護ってあげないとね。」
「あ、それサンセー!邪悪な妄想を抱くヤロー君どもに見つからないように、私たちでガードしてあげなきゃ。」
「ん、じゃ決まり!それじゃ、マモちゃん……とりあえず、お兄ちゃんが来るまで私たちといっしょにいましょ?」
 ぼーっとしてたボク、そこで……気が付いて。
「え……?」
 見回したら、わぁ……!
 さっきのセーラー服の人だけじゃなくて、そのね、ドレスとか、和服とか、ブレザーとか……わっ、スポーツ選手みたいな格好の人もいるし、み、水着みたいな……す、スゴイ服の女の人もいて、みんなでボクのこと、笑って覗き込んでたんだ。
 それで、ボク……それから、みんなに囲まれて、色々歩いて。
 ジュース貰ったり、アイス貰ったりして……みんな、ボクに優しくしてくれて。
 遠くにいっぱい、カメラとか持った人が並んでるんだけど、ボクたちが行くと、そこがザザーって広い道になって。
 不思議な感じだったけど、でも、とっても面白かったんだ。
 それで、それでね……
「ま、衛じゃないか!?」
 って、大きな入り口の近くを通ってたら、並んでる人の中から……
「あっ、あにぃ!」
 あにぃが、目を丸くして……女の人に囲まれた、ボクを見てて。
 ボクが手を振ったら、すっごいスピードで走ってきて……
「無事だったか、衛っ!」
 あ……!
 そのね……あにぃが、ボクのこと……ぎゅって、抱き締めて……くれたんだ。
 そしたら、まわりの女の人とか、カメラの人とか、みんながわーって……拍手してくれて。
 ちょっぴり恥ずかしかったけど……とっても、とっても嬉しかった。


 夕暮れ。
 夏だから、まだ明るかったけど……
 あのね、あにぃとボクは……どこにいたと思う?
 二人で……船の上!
 もちろん、ボクたちだけじゃないんだけど……風がピューって吹く、遊覧船の一番てっぺんのところで……
 あにぃとボク、並んで……海を見てたよ。
 普通なら、ボク……こういう船とか、大好きだから。いろんなこと喋ったり、行っちゃいけない場所に入ろうとして、あにぃに怒られるんだけど。
 でもね、今日は……自分でもヘンだと思うんだけど、静かにしてたんだ。
「どうした……衛?」
 あ、やっぱりあにぃが……ボクのこと、ヘンな顔して見てる。
 そうだよね。さっきまで、あんなにはしゃいでたのに……
 いっぱいの女の人たちのおかげで、あにぃに逢えて……それで、その後は、あにぃと二人でいろいろなトコを見学して、パーラーにも入って……ケーキとかパイとかソフトクリームとか食べて。あにぃが説明してくれたコト、なんだかよくわからなかったけど……ボク、それでもとっても楽しくて。
「衛……疲れたか?」
 あれ?あにぃが何だか……困ったみたいな顔になってる。
 ボク、首をブンブンって振って……
「ううん。ヘイキだよ。楽しかったもん……ね、あにぃ。」
「そ、そうか。それは何よりだ。」
 ホッとしたような顔になるあにぃ。ボク、思わずいつもみたいに、あにぃの腕に飛びつこうとして……
 でもその時、急にさっきの女の人たちに言われたこと、思い出して……
 あにぃが、ボクのこと……って。
 それで、何だかとっても恥ずかしくなって……ドキドキして。
 そりゃ、ボクだってあにぃのことは、どんなことより、ゼッタイ一番に大好きだけど……
 で、でもさ……ホントに、あにぃも、ボクのこと……
「どうした、衛?」
 顔をあげたら、覗き込んでくるあにぃの顔が……目の前にあって。
 ボク、何だか胸が……もっとドキドキって、スッゴクあっつくなって……
「な……な、何でもないよっ!」
 そう言って、プイッて横向いて……そしたら。
「やっぱり、疲れてるんだろ。そろそろ日も暮れるしな、衛も寝る時間だ。」
 って、あにぃが、笑ったんだ。アハハハって。
 ボ、ボク……
「そ、そんな子供じゃないよ!もうっ、あにぃのバカ!」
 どうしてだろう、さっきと違う感じで……カーッて、熱くなって……
 でも、あにぃはニヤニヤして、ボクのこと笑うから……
 だから、やっぱり……ボク、あにぃの腕に飛びついちゃった。

 エヘヘ、ムツカシイことはよくわからないけど……
 やっぱり、ボク……こうして、あにぃといっしょにいられるのが……
 一番、いっちばん……大好きだよ!
 
 


[106]お祭りのあとがき+: 武蔵小金井 2002年08月13日 (火) 23時43分 Mail

 
 いやどうも、先日は皆さんお疲れさまでした……って、遅れ気味で何だかな〜っぽい自分ですが(汗)。
 いえ、これもまた地域限定ですが……あの翌日の涼しさは何だったのでしょう。素晴らしい……思わず色々な理由で爆睡してしまいました(笑)。
 ハッと気が付いて、あわてて何か記念に遺そうと思って……気が付いたら、こんなラクガキに。

 どうも、私的な脳内回路でまもー嬢の素直さを隠れ蓑にしてしまうクセがあるようです。気が付けば、純真無垢な衛ちゃんを悪の道(笑)に引きずりこむようなことを。
 しかも何も考えずにただ連ねた結果、そういうエンドになってますね(笑)。いや、実のところ暴走の果てのライブ中継がブルブルと怖かったというか、何というか……って、またワケワカンナイこと言ってます。
 とにかくっ、その……

 本当に、先日はお疲れさまでした&ありがとうございました!(&……満足な挨拶もできずにすませてしまい、色々とごめんなさいでしたっ(大赤面))

 それではっ。

 PS.一夜明けて再読して大反省したり(汗)。大幅校正も考えましたが、やはりナニなので細かいトコ修正するに留めます。うくっ、少し熱冷まさないと、自分……(遠い目


[107]アイ!ライク!ユー!: しょうじ 2002年08月14日 (水) 21時43分 Mail Home

僕がまもの兄ぃだったら、決してあんなところには連れていきません!
かわいいまもを悪魔の毒牙や、カメラの視線に晒すなぞ!晒すなぞぉぉぉぉぉぉぉ!

まもは僕だけに笑顔を向けてくれるのさぁ(妄想)。

ということで武蔵小金井さん当日はずいぶんとお世話になりました。冬にまたお会いしましょう。


[108]ユー!?(爆汗&笑: 武蔵小金井 2002年08月16日 (金) 09時14分 Mail


 はぅぅ、どうもお読み下さってありがとうございました。
 内容がナイヨーどころかイタイような気がして汗ダクダクなので、ホントに恥ずかしいというか。今度はきちっと色々な意味でラブリーに必ずやっ(あ、ワケワカンナイ感じですね)。

>当日はずいぶんと……
 いえっ、ホントに何も出来ずというか、シャア専用海人シャツ(笑)で集合ターゲットになるぐらいしか役にたてず無念デス(笑)。
 それよりもしょうじさん&ドラケンさんの某マニあっぷりにはひたすら感服させられてしまいました。お二人の知識を100とすれば1程度の知識&熱意しか持たない自分なので、気の利いた返事も出来ずに申し訳ありません(笑)。でも楽しかったです、本当に♪

 あ、さらに僭越ながら、こちらで「北へ。レギオン襲来」の感想も。(しょうじんさんのBBSがメンテでいらっしゃるようなので)

 キター!(ぁ)というか、もう面白くて……一気通読してしまいました。
 特撮好き&ガメラ好き&北へ。好きな自分としてはもう、ナイス&はまりまくりな感じで。
 バナー含めてそれを知り、Web上でも何度か拝見しようかと思ってはいたのですが(汗)、今はこうしてまとまった形として手に取れて、重量を持って拝読できたことを感謝しようと。いや、アナクロといいますか、やっぱり手に出来る「形」としての文章の形態が好きで、自分(笑)。
 あ、脱線しそうですね。それで……

 ズバリ、面白かったです!八人のヒロインそれぞれの活躍と台詞まわしの妙。特に大活躍の陽子さん&スタッフさん。江田二佐を始めとする自衛隊の皆さんのカッコよさ。
 双方原作のツボを抽出して見事に組み合わせたストーリーの展開……もとが札幌から仙台、さらに関東……と移っていくのに対して、(主に)札幌一点に絞ったことによる全編の臨場感。
 そしてクライマックス、偶然による弱点の発見と大団円……その後の結末も含めて、本当にハラハラドキドキと読ませていただきました。
 しょうじさん必殺の戦記風の記述をメインにしながら、決して読みにくさを与えず、あの名作「G2」の緊迫感を見事にノベライズされ、その上でお兄ちゃんと琴梨ちゃんのラブストーリーをきちんと流していく……という技量にただ圧巻でした。
 ほんと、ジーンと来る場所はジーンとし、笑う場所は笑って……興奮し、そして楽しかったです。はっふぅ〜♪
 今更のようですが、一年半という長期執筆、お疲れ様&ご苦労様でしたっ。いやぁ、いわゆる「長編」文の面白さを再確認させていただきました。いいな〜♪長いのってやっぱり(笑)。

 新作「海ゆかば」の方はまだなのですが、今から楽しみですっ。

 それでは。感想ともども本当にありがとうございました。


[110]レスにレス。: しょうじ 2002年08月17日 (土) 22時37分 Mail Home

あまりいいことではありませんがここしかないのでとりあえず。
どうも「北レギ」購入していただきありがとうございます。
最後の弱点の発見&攻撃については正直かなり悩んでいたんですが、携帯による弱点の発見と、それを利用してテレビ塔に集める……というのを思いついたときには「凄い映画的でいい!」と思ったことを思い出しました。

>「形」としての文章の形態

やはり本のページを1ページづつめくっていく楽しみっていうのは独特のものがあると思います。
Web形態だのCD、DVDなどペーパーレスな媒体が幾ら発展しても、紙媒体は決してなくなることはないでしょうね。

ということで〜


[113]ごめんなさいですの、にいさま♪(ぁ: 武蔵小金井 2002年08月20日 (火) 00時28分 Mail

>あまり〜とりあえず
 はううっ、こちらこそゴメンナサイっ。
 アラウンドの掲示板が「18日」まで停止と聞いたので、思わずこちらに。と思ったら、即日復帰していたらしくて(汗)。騙されました、自分(笑)。

>弱点
 いえ、左京兄妹大活躍に感動しました。漢(ヲトコ)だ!バカ兄貴ですっ。加えてラストのさりげない「レギオンと戦った店・北海軒」にはもう大爆笑というかハマりました。ごちそうさまです。

 どうもでしたっ。

 あ、海ゆかば読んでサクラ1のラスト思い出してブルブル感動したのはヒミツにしておいてくださいね(漢泣き〜♪)。



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