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ダレモイナイ コウシンスルナラ イマノウチ(ペ∀゚)ヘ
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[12]SS『札幌・イルミネーション』≫北へ。: 武蔵小金井 2002年04月10日 (水) 20時22分 Mail

 ある晴れた休日。
 歓声がこだまするそこに、彼女たちは集まっていました。
 年の頃はさまざま。ですが……
 みなさん一様に、同じ服を……ユニフォームをまとっています。

「ねぇ!あの人はどうしたの?琴梨!」
「えっ……あ、うん。それがね、まだ来てないって……お兄ちゃん。」
「えー!監督がいなきゃ、試合にならないよー!」
「あら、それなら大丈夫よ。ルールでは、選手が九人いれば試合が始められるわ。代表者が必要なら、私たちの誰かが代理として監督を兼任すればいいし。」
「なになに?どうしたの?秘密の作戦会議なら、この四番の由子さんを加えてくれなきゃ!」
「ちっ、大リーガー気取りな奴はこれだからな。ホントに野球できるのか?」
「あー、まだ四番の座に未練があるの?いいじゃない、栄えあるピッチャーなんだから。」
「な、なんだよ。それもこれもみんな、ジャンケンで適当に……」
「あっ、そんなことより……試合始まるみたいだよ!」
「あれ……大変!ターニャさんまだ眠ってるみたい!」
「あっ、あたしが起こしてくるよ。それより春野、お前のおばさんは?」
「えっ……あっ……あれ?あー!お母さん、むこうの監督さんに挨拶してるー!」
「あれあれ?するってことは陽子おばさんがカントクさんなのかな?じゃあさじゃあさ、ゆきちゃんはヘッドコーチ?」
「なにいってるの!みんな行くわよ、ほら!」
 ベンチから……グラウンドに飛び出す北の彼女たち。
 白いユニフォームが、大小奇麗に九人並びます。
 相手チームと、見合って並んで……はい、お辞儀。
「プレイボール!」
 審判さんのコールで、試合開始です。
 ダイヤモンドに散っていく、北の彼女たち。


 一番セカンド、愛田めぐみ。
「わ、わああっ!ご、ごめんなさい!」
「あーあ、めぐみちゃんまたキャッチャーに謝ってるよ。気配り、ホント忘れないんだね。」
「そんなのいいから、打ってくれないかな……」
 二番ショート、春野琴梨。
「ほら琴梨ちゃん、あの人のこと考えてる場合じゃないぞ!」
「あ。う、うん……頑張ってくるね。」
「よーし!大里高校テニス部の意地を見せなさいよー!」
 三番キャッチャー、川原鮎。
「もう?あーあ、仕方ない。じゃ、川原流のバッティングでも見せますか!」
「いよっ、今日のお立ち台決定!」
「思いぃ〜こんだらぁ〜♪あ……タ、タイミングが合わない!」
 四番サード、桜町由子。
「よし、そろそろこの0点行進にピリオドでも打ったげないとね。」
「フフ……そうね。あなたたち二人が頑張っても、私たちが続けないから。」
「まっかせて!一発ホームランで、ドーンと決めてくるからさ!」
 五番ピッチャー、左京葉野香。
「ちっ。あたしがいくら抑えても……点が取れなきゃダメなんだぜ?」
「ハヤカ、ガンバッテください……」
「お、おう。ターニャは無理しなくて、ゆっくり休んでていいからな。」
 六番レフト、椎名薫。
「奇麗なカーブね……ストライクゾーンぎりぎりだし。フフ、投げ方も打ち方もわかるっていうのは、ある意味、酷よね。」
「先生!ブツブツ言ってないで、バット振って下さい!」
「わかってはいるけど……あれ?あの握りはフォークかしら?」
 七番センター、春野陽子。
「あら?またあたしの打席かい?どうにも、回ってくるのが早いねぇ。」
「春野のおばさん!がんばってー!」
「こんなことなら、局内の野球チームに入っておくんだったかねぇ。」
 八番ライト、ターニャ・リピンスキー。
「誰だよ!ターニャに素振りさせた奴は!」
「だ、だって……ターニャさんが自分で、打ち方を教えて欲しいって……」
「ハヤカ……ランボウはよして。ダイジョウブ……ワタシ、がんばってきますね……」
 九番ファースト、里中梢。
「九番てさ、ピッチャーが普通だよね?ゆきちゃんとしてはさ、小さな巨人とか言われてみたいんだけど。」
「あら、なつかしいねぇ。あんた、投げる方もできるのかい?」
「えー?うーん……腕が疲れるから絶対やだー!」

 紆余曲折な展開に彼女たちの声が飛びかい、試合は続きます。
 お互い、ヒットは出ますがエラーも出ます。
 甲乙つけがたく同点のまま、試合は遂に最終回。

「ねぇ……1点取られちゃったよ。このままじゃ負けちゃうんだよ!」
「うん、鮎ちゃんの言う通りだよ。負けたらさ、お兄ちゃんきっとがっかりするよ……」
「なんだよ、あんな奴!監督引き受けたくせに、ちっとも来ないじゃないかよ!」
「まぁまぁ。飛行機が遅れたか何かだろう?あの子にゃ試合終わって、残念会で逢えるって。」
「おばさん!それ、祝勝会の間違い!まだ終わってないんだから!」
「ワタシ……マケタクないです。ダッテ、マダ……」
「ねぇ、ターニャさんもやる気出してるし……がんばろうよ!」
「じゃあさじゃあさ、ここはパターン通り、円陣組んでオー!だね!」
「そうね。ひとつ、やってみましょうか。」
 グルリとベンチ前で輪になる、道北の彼女たち。
 色々とありましたが、やっぱり最後は笑顔で仲良く。
「よし、じゃあ行ってくるね!」
「がんばれ琴梨!必殺バックハンドの、テニス打法だ!」
 ポイーン。
「あ、ボテボテ……って……!」
「えっ……エラーだ!やったぁ琴梨、ナーイス!」
「ほら鮎ちゃん、次はアンタだよ。」
「川原さん。勝ったら、パーティでカラオケ歌い放題よ、きっと。」
「え?ホント?よーし、スラッガー川原って呼んでね!」
 キュイーン。
「あ、打った……ホントに打ったよ!」
「言ってみるものね……フフ。」
「よーし!こいつで一、二塁だ!おい自衛官、死んでも打ってこいよ!」
「了解しました!不肖この桜町、死力を尽くして!」
 ガキーン!
「やったぁ!って……あ、あれ?」
「だ、打球が……失速して……あらら。凡フライ……」
「あ、あぁ!琴梨ちゃんってば、ベース回っちゃってる!」
「あははー、ごめんね皆さん。風の影響というか、何というか……ハハ!」
「ううん、由子さんじゃなくて……私が悪いよ。本当にごめん……」
「ほら、泣くんじゃないよ、琴梨。まだ終わってないだろ?」
「そうよ。野球はツーアウトから。そうよね、里中さん?」
「うんうん!アニメとか漫画とかでもね、それから絶対逆転するのがお約束なんだよ!」
「ちっ。勝手なこと言いやがって……」
「あの、ハヤカ……」
「ん?あぁ、元気出せよ。あたしがさ、必ず打って……え?」
「おぉー!」
「あの……オマジナイです……がんばって……」
「は、葉野香さん、顔が真っ赤……あ、足もフラフラしてるよ?大丈夫かなぁ?」
「アハハ!純情だね。って、あぁ!もうツーストライク!」
「まずいよぉ、ぼーっとして……って、あれ?あそこに……走ってくるの……」
「あっ、お、お兄ちゃんだ……!お兄ちゃーん!こっちこっちー!」
 琴梨ちゃんの……そして、みんなの叫び。
 打席の葉野香さん、その声に、思わず……顔を向けます。
 同時に、マウンドから投げられるラストボール。
「あ、アイツ、今頃……っ!あ……!」
 ピッチャーのモーションに気付く葉野香さん。
 向き直った時には、迫っている白球。そしてこれもまた、思わず……振られる、バット持つ腕。
 運命の女神が、ほほえんだのでしょうか。
 カキーン!
「あ……打った!え……あ、あれ……?」
 快音と共に飛んだ白いボールは、外野の先の低いフェンスを越えて……
 まばらな見物人の中へと落下。大きくバウンド。
 呆然とそれを見送って……ガックリと肩を落とす敵チーム。そして。
「ほ、ホームランだよ!逆転サヨナラホームランだ!」
「やったぁ!すごいすごい!」
 手を叩いて、大はしゃぎしながらホームベースに戻ってくる鮎ちゃん。
 放心していたような葉野香さんが、やっと走り出しました。
 三つのベースを踏んで、ホームベースへ。そして、みんなの……
 ベンチから飛び出して待ちうける、チームメイトたちにもみくちゃにされます。
 しばらくの間、そうやって喜びをわかちあい……そして、アンパイアにせかされて整列。
「9対8で、札幌イルミネーションの勝利とします!」
 一礼、ありがとうございました。
 振り向くみんなの前に、彼が待っています。
 今日は、素敵な休日になりました。


[13]あとがきです: 武蔵小金井 2002年04月10日 (水) 20時27分 Mail

 えーっと、はい。
 本当に、いつもの如くといいますか……何とはなしに。
 ただただ、某中継のラジオを聞いていて……不意に思いついて、その結果といいますか。
 まさに駄文のキワミのようですが、楽しくふらりとただ一筆。
 堅苦しくないお話(笑)も載せてOKですよという感じで、掲載に走ってしまいました。いや、今までのもある意味確実にそうなんですが(汗)。
 本当に流しの一文として、ちょっとでも笑っていただけたら嬉しいです。

 あ、それで、アップの用意をしていたその矢先に、また少し手が滑ってしまいました(笑)。
 この後に続いている文については……その、いわゆるノーコメントの方向で(赤面)。

 それでは。


[14]予告……(笑): 武蔵小金井 2002年04月10日 (水) 20時31分 Mail

 かくして、トーナメント一回戦を突破した彼女たち!
 だが、戦いはまだ始まったばかりだった!
 北の彼女たちの前に次々と現れる、恐るべき敵チーム!

「あははー!エリカまた三振しちゃいましたー!」
「ご、五十六球も投げさせやがって……アイツ……」
「は、葉野香さん!しっかりして!」

 友情と恋、そして裏切り!引き裂かれ、そしてまた手を握りあう青春!

「見ていてねお兄様、私のラブのつまったゴールデンアーチ!」
「あちゃー、また打たれた……あんな線ほっそいのに、結構やるじゃないの。」
「あ、あんな小さい子までいるのにぃ……」

 新たなるライバル!炸裂する魔球、必殺の打法!そして、乙女たちの恋模様……

「ファィトー!いけいけ、ほわちゃーん!」
「ターニャ!もういいよ……これだけやったんだからさ。ここで棄権しよう。な?」
「ダイジョウブ……ワタシのシンゾウは、まだ……ウゴイテます……」

 全てのスポxンエッセンスをつめこんで、今語られる新たなる北。の伝説!

「ウチの理論は完璧やー!」
「あらあら、こりゃそろそろマズイかね?じゃ、次も打たせていくよー!」
「破邪剣征・桜花放神 ー!」

 友情と努力の果てにある、勝利のカガヤキを目指して……
 がんばれ、我らの札幌イルミネーション!

「こ、ここまで来たんだ……」
「長かったね……でも、やっと……」
「これが終わったらさ……大通り公園で、パレードだね……」
「それじゃ……行きましょうか、みんな。これが本当に、最後の戦いよ……」

 遂に決勝。雪が降り積もる純白のフィールドで、彼女たちは何を見るのか?
 九回裏、二死満塁……
 運命の白球が、今……!


 『北。甲子園』……御期待下さい!



 …………ウソデスヨ。


[19]Σ( ̄□ ̄;: 2002年04月11日 (木) 02時08分

嘘デスカ!?(笑)<次回予告


[22]そ、そんな……(汗: 武蔵小金井 2002年04月11日 (木) 17時27分 Mail

 …………ウ、嘘ーン!(ガガーン)

 って、あぁ、スミマセン(汗)。
 ようこそ、いらっしゃいませ&カキコありがとうございます〜!(嬉)

 シカシ……、ム……(濁汗)。
 そ、それじゃ、さっくら君チームのオーダーは花さんにセキニン提出してもらうってコトで……(爆/笑)



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