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ダレモイナイ コウシンスルナラ イマノウチ(ペ∀゚)ヘ
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[5]SS『すべてがチェキになる』≫シスプリ&すべF: 武蔵小金井 2002年04月05日 (金) 21時03分 Mail

 それは、ある静かなトコ夏の午後。
 一人の美少女を乗せたヘリコプターが、謎の島に到着した。
 約束の島……そう呼ばれている、絶海の孤島に。


第一章 白々しい面会

 
 ヘリを降りた美少女は、じっと待っていました。
 もうずいぶんとたちます。元より我慢強くない彼女ですが、これだけ待たされてはさすがに誰でもいらつくかもしれません。
 そんな時……不意に、目の前のアーチの向こうに人影が現れました。
 長く美しい髪。秘められた知性を象徴する瞳。
 ですが何よりも、その黒衣の人物を包む謎めいた雰囲気が……美少女を圧倒しました。
 そう、今さっきまでのいらつきも、昨晩から考えていた第一声も失わせるほど。
「こんにちは……」
 相手の声。その超然とした態度に、美少女は怯みました。
「名前は……何ていうのかな……?」
「あ……咲耶です。その……はじめまして。」
 思わず、素直に答えてしまう少女。
「サクヤ……どんな字を……書くのかな?フフ……」
「あっ、えっと……桜咲くの、咲くという字に……耳ヘンの、耶です。」
「つまり、耶蘇の耶だね……フフ……」
「え……?あ、はい……そ、そうだと思います……」
 リードされるような感覚に、美少女……咲耶ちゃんはさらにたじろぎました。
「咲耶くん……どうやって……ここに来たんだい?」
「はい。ヘリコプターです……」
「あぁ、それは知っているよ……空飛ぶ……乗り物だろう。ローターがあって……」
「そ、そうです。それで、あの……」
「165で109890を割ると……いくつになるかな……?」
「えっ……」
 突然の問いに、とまどう咲耶ちゃん。
「そ、そんなの、わかるわけ……ありません。だって、電卓もないし……」
 声もなく、微笑を強めるアーチ越しの女性。
 頬を染めながらも、咲耶ちゃんが口を開きます。
「あの、どうして……そんな質問をするんですか?」
「君を……試してみようと思って……ね。計算高いんじゃ……ないかって……フフ……」
 咲耶ちゃんの表情が、さらにこわばりました。
「そ、そんなこと、ありません……」
「いや……君は、自意識で……自らのそれを……隠しているんだ……計算式を考えもせずに、答えをあきらめたのも……反抗的な、自我意識を私にあらわすため……自分の、プライドを……守るためなんだ……」
 語り続ける、女性です。
「そう……君には、姉妹がいるね……しかも、一人じゃない……」
 確かにそうです。ですが咲耶ちゃん、肯定しそうになる自らを、必死に食い止めました。
「あの……私、その……貴女に、お聞きしたいことがあるんですけど……」
「頭の回転も速い……意志も強い……それに……そう、思考がすぐに……次へと移ろうとするね。話の主導権を……欲しているんだ。実に興味深いよ……フフ……」
 臆面もなく、自らの心の内に触れてくるような女性の口ぶり。でも、どうしてでしょう、反感の前に……声を失ってしまう、咲耶ちゃんでした。
「君は、裕福な家庭で育った……お父さんは優しかった……かい?それから……そう、君は、彼に……兄くんに、好意をもっている……」
「その答えは、二つとも……YESです。」
 頬を染めて、うつむく咲耶ちゃん。
「フフフ……」
 そんな様子をほほえましいとでもいうようにに見つめて……女性は、口元をわずかに持ち上げました。
 咲耶ちゃんが、その顔を見返します。意志の強い……瞳で。
「あの……千影女史。」
「そう……君の話も……聞かないとね……フフ……」
 また、呑み込まれるような感覚です。咲耶ちゃん、必死に心を静めました。
「あの……あなたが魔法を使えるというのは……本当ですか……?」
 女性……千影と呼ばれた、その美しい女性が微笑しました。
 二人の間を、わずかな時が流れて……


 さて。話は飛んで、どこかの町のカフェです。
 異国の……そう、かつて七つの海を制覇した強大な国家の雰囲気が、そこに宿っていました。


「……ムムムゥ……これは、ハンニンはそうだったんデスか……ムムゥ……」
 分厚い文庫本をめくりながら、考え込む少女。
 その前に、高そうなブランド物のハンドバッグが置かれます。まるで、わざと相手に気付かせるように。
「あの……四葉ちゃん?」
「……チェキ?」
 少しいらついたような前からの声に、本から視線を上げる少女。
 いつもの口ぐせを受けたのは、先程のプロローグに出て来た美少女……咲耶ちゃんでした。
「あ……!遅いデスよ、咲耶チャマ!」
「アハ、ごめんね。でも四葉ちゃんだって、さっきから私がいるのに気付かなかったでしょ。ところで何?その本。また、探偵物の小説?」
「そうデス!四葉のダーイ先生、シャーロック・ホームズさんが大活躍するお話デス!」
「ふぅん……タイトルは?」
「緋色の研究デス!」
「ふぅん……何が緋色なの?どういう研究?」
「ムムゥ……それが、ニッポンゴーがムツカシクて。よく、わからないんデスよ。」
「そうなんだ……でも、無理して日本語の読まなくてもいいのに。」
「それもそうデス……あ、ところで咲耶チャマ、注文はいいデスか?」
「あ、そうね……」
 注文を済ませ、そして運ばれて来た飲み物を傾ける二人です。
 なぜかお酒ですね。未成年では……ないのでしょうか。
「色々あって、今日は疲れちゃった。そうよ……もうっ。ヘンな女が来て、お兄様に馴れ馴れしく口をきくし。」
「ホントですか?ムムゥ、四葉が今度チェキするデス。」
「うん、お願いね。それでね……四葉ちゃん、千影女史のことは知ってる?」
「千影チャマですか?もちろんデスよ!世界一の魔術師で、現代最強最後の魔女デス!四葉、卒業ロンブンにしようと決めてるデス!」
「え……ロンドンブーツ?」
「違うデス!それより、千影チャマがどうしたデスか?」
「あのね……私、逢ったの。千影さんに。」
「ホ、ホントですか?それはスゴイです!どんなこと話したデスか?棺桶に寝てるってホントでしたか?」
 興奮する四葉ちゃん。咲耶ちゃん、カクテルを傾けて……お酒……いいみたいですね。
「うん。塔の上にある、うらないしの部屋みたいなところで……ちょっとだけだったの。でも……何ていうか、神秘的なものは感じたわ……」
「フムフム、オラクル・ルームですか……ところで、どこにあったデス?千影チャマは、まさにシンシュツキボツな謎の女魔導師デスから。ぜひ、教えて欲しいデス!」
「それは……あのね、秘密なんだけど……『約束の島』っていう……孤島だったの。」
「プロミストアイランドですか?スゴイです!どこにあるデスか!?」
 興奮して声を大きくする四葉ちゃんの。その口を、咲耶ちゃんが慌ててふさぎました。
「も、もうっ!だから、ダメって言ってるのに……」
「グムゥ、ムグ、ムギュ……」
「そ、それでね、四葉ちゃん。お兄様と話したんだけど、その……今度の家族旅行の行き先、そこにしてもらったの……」
 口を押さえられたまま、四葉ちゃんの目が丸くなり……そして、輝きました。
「うん……スゴイでしょ。もしかしたら、世紀の女魔法使い、千影女史にまた逢えるかもしれないのよ。うふふ、そうしたら今度こそ、私とお兄様の相性を占って……ううん、それだけじゃないわ。いっそのこと、二人が結ばれるように、秘薬を調合してもらって……うふふ……」
 頬を染め、夢のような未来にときめく咲耶ちゃん。
 その手で、ずっと口をふさがれたままの四葉ちゃんの顔は、どんどん赤くなって……次に、青くなっていきます。
 馳せる想いが、カフェにすぎていきました。

 そう……二人を待ち受けているのは、想像を絶する大事件であるとも知らずに……
 とりあえず咲耶ちゃん、その口を放してあげて下さいね。


 タラリラタラリラタラリラ〜♪(流れ出すサスペンス調の音楽)

 どことも知れぬ絶海に位置する『約束の島』。
 その島にある、外界から隔離された巨塔には世紀の大魔術師・千影女史がいる。
 某学校の臨時講師・お兄ちゃん率いる美少女シスターズは、今年の家族旅行をその島のキャンプ場に決めた。
 お兄様とラブ妹の咲耶、そして自称名探偵の四葉はその魔術師の塔で、ある事件に遭遇する。
 彼女らが目にしたのは、誰も出入りできないはずの千影女史の部屋から現れた、ウエディングドレスを身に纏い両手両足をセxダxされたシxイだった……。


 ジャジャジャジャーン♪(盛り上がるサスペンス調の音楽)

 その時、魔法は完成した……!


 『すべてがチェキになる』 お楽しみに!


 …………嘘デス。


[6]あ、あとがき……: 武蔵小金井 2002年04月05日 (金) 21時12分 Mail

 えっと……ジョークですよ?
 あぅ、Mxriセンセイゴメンナサイゴメンナサイ(汗)。モウシマセン(爆汗)。

 とりあえず、
 プレイステーション用マルチエンディングミステリィADV
 『すべてがになる』
 株KIDさんより発売中ですっ!


 前評判(ぁ)を覆すその完成度!
 同じく、美麗なイラストの数々!(ぱちぱち〜♪)
 今までの探偵物のフォーマットを打ち崩す、
 KIDさんだからこそできたノベルスタイル・ミステリィ!
 これなら某薫さんにも安心して勧められます!

 ……ちなみに、都心以外では激レア・ソフト間違いなし!(ぁ)
 見つけたら即買いです!私のようにとりあえず大丈夫だと見逃すと、あとが悲惨ですよ!(笑)


 ……ち、ちなみに、読み返した瞬間恥ずかしくなってきたので、数日でこのツリーは消滅するかもしれません(汗)。


[7]( ̄▽ ̄)ノどもー: こたろー 2002年04月06日 (土) 01時31分

まずは、さりげなく立ち上げられ、これから見るものを圧倒する伝説を築く・・・この場所に・・・

乾杯☆

こたろーです( ̄ω ̄)

>数日でこのツリーは消滅するかもしれません

却下デス(笑

わくワクWAKU

出だしで、速攻もんどりかえったですヨー(笑
さりげない言葉の使い方、流石です(^^;

ソ〜ッと、常に応援してますっ
がんばってください!
( ̄▽ ̄)ノ


[11]ありがとうございます(嬉: 武蔵小金井 2002年04月09日 (火) 00時47分 Mail

 私以外の初カキコにして初感想、
 本当にありがとうございますっ!

 この掲示板に関しては、こたろーさんには本当に言葉に尽くせない感謝を……っと、堅苦しくしてますね、また(笑)。

>乾杯☆
 かんぱーい♪(笑)
 っ、と……ぽっ(センジツハタイヘンシツレイシマシタ(汗

>却下デス(笑
 わぅっ!
 というか、こたろーさんにカキコされたら、ツリーが消せないんですが(笑)。やられまシタ。

 本当に、プレイして興奮して気のままに記してしまったラクガキのようなもので、読み返すたびにとても恥ずかしいのですが……って、モシカシテ、ナニゲニコノサキヲキタイサレテイルトカ?

 バ、バカナ……(愕然しオロオロ風の顔文字な感じで♪


[17]おお、いいですな(笑): 2002年04月11日 (木) 00時12分 Home

武蔵小金井さん、どもどもー。

お邪魔させていただいてます〜。

すべFをさっそくネタに使われるとは、なかなかさすがですね。
『計算高いんじゃないかって』
ナイスです(笑)

すべFのシリーズは私も読んでますが、ちょっとメインキャラ
がただ者じゃなさすぎて感情移入できない所が難点かなあ。
自分の視線、自分レベルの背丈の人間がメインにいないんですよね。
計算が早くて鋭くて理屈っぽいなんて、ダイキライだー(笑)

まあ、すべFはこの辺りでおいといて(^-^;)
シスプリとすべFをあわせるあたり、なかなか面白かったですよ〜。
今度は、もっと四葉ちゃんに活躍の機会を(爆)

これからも、頑張ってくださいね。

それでは〜(^^)/


[21]ありがとうございます〜♪: 武蔵小金井 2002年04月11日 (木) 17時26分 Mail

 お返事&カキコありがとうございますっ!本当、何と言うか私ってばブーレイ者で(ぺこり)。
 ですが私、ホントただ『F』ゲームをやっとの思いでゲットしてプレイして、そのままコーフンして書いてしまったので……今もなおドンドンと恥ずかしいです(赤面)。
 ナイスのお言葉をいただけて嬉しいです。文芸的なズルはもうショッチュウなボクですが、
 私的に雄さんのようにイラストもテキストも切れ味鋭い方は本当にウラヤマスィーです。

>F
 その……告白すると、森先生の作品自体はまだ読んだことがなかったり(汗)。ゲームだけというトンデモナイ奴です。
 こ、こんど「F」は是非読もうと考えていますが。残りのシリーズは……ゲームで出てくれたらいいなぁ……(遠い瞳)
 い、いえ。何だか本編のゲームが新鮮だったもので(惚)。今はマルチエンディングの分岐にもうこんがらがっています(笑)。

>四葉ちゃん
 こ、『今度』デスカ?ヒィィー!(両手アゲてオロオロ風顔文字で(笑))
 コ、コレハマジメニホンペンノコウソウニハイラナイト……って、ヨ、ヨミタイデスカ、ホントニソンナノ?(汗々)

「お兄様、私にもタバコ下さらないかしら?」
「うーん……咲耶にはまだ早いんじゃないかなぁ……」
「ムムゥ、そもそもミセーネンがキツエンは禁止デス!」

 …………あ(赤面)。

>アイコン
 おおおおー!それがアイコンですね!芋虫さんと見ましたが……
 って、実はその機能は雄さんが初使用であります!なかなかマッチしていますね(笑)。
 いや、実はアイコン機能(含む画像掲載)には色々と秘密があるようなのですが……まだ理解していなかったり(汗)。
 本当、私は管理人といってもまだまだ未熟&お気楽者ですので、皆さん色々と活用してみて下さい♪



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