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ダレモイナイ コウシンスルナラ イマノウチ(ペ∀゚)ヘ
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[69]SS『Vítal Sígns』≫北へ。: 武蔵小金井 2002年06月22日 (土) 10時32分 Mail

 
 冬、再会を果たした葉野香と主人公の二人。
 だが、若い二人の前にはさらなる試練が……

「どうしたの、葉野香?さっきから黙って……何かあったの?」
「あ、あぁ。その、さ……実はさ……」
「なに?何でも言ってよ。久しぶりに会ったんだし、ぼくで良ければ。」
「う、うん。そのさ、できちゃった、みたいなんだ……」
「え……!できちゃったって……何が?」
「バ、バカ!そんなこと、何度も言わせるなよ……できたって言ったら、そういう……その、ことだよ。」
「またまた。そう言って実は、北海軒で出すラーメンの新作とかなんでしょ?」
「ち、違うよ!この……って、ツッコミなんてさせるなよな。これでも、ナーバスになってんだからさ。」
「え。ま、まさか……本当なの……!」
「あぁ。もう、四ヶ月だって……」
「よ、四ヶ月!?だ、だって、夏の時はそんな……」
「ハハハ……来年の夏には、大通り公園を子供抱いて歩いてるんだぞって言われちまった。でもさ……そう言われてもさ。ハハ、想像できないよな。人の親になってるなんて。」
「ほ、ホントなんだ……ど、どうしようか。」
「だよな。そうだよな、笑っちまうよな。そりゃ、予想してなかったわけじゃないけど……」
「い、いや、予想なんて。だって、ぼくたち……」
「何だよ。そうならない方がよかったって、思ってるのか?」
「う、ううん。そんなことないよ。そ、そりゃ、ぼくだって……で、でも、心の準備が……」
「あぁ。驚くよな、やっぱり……でもさ、人の親になる資格……あるのかな。」
「え?」
「だから、父親に、だよ。考えてもみろよ。浮気者で嘘つきでバカ野郎な奴に、親になる資格なんてあると思うか?」
「は、葉野香……!?」
「どうした?本当のことだろ。何か、間違ってるか?」
「そ、そりゃ……見方によっては、そうかもしれないけどさ……で、でも……」
「でも、もクソもないだろ。人間のクズ、悪行三昧でギャンブル狂いのあいつが、父親だぜ?信じられるか?」
「そ、そんな……って、あれ?あ、あいつ……?」
「あーあ、妹として情けないよ。でも、喜んでたしな……どうすればいいかな。お祝いとか、選ぶの手伝ってくれる?」
「えっ、だって、葉野香……妊娠したんじゃないの?」
「だから、そう言っただろ。」
「だって、その……葉野香が、妊娠したんじゃないの?」
「ハァ?どうしてあたしが妊娠しなきゃならないんだよ!」
「だ、だって、ぼくのこと、浮気者で人間のクズだって……」
「なに言ってんの?妊娠したのは清美さんだよ!それ打ち明けられて、どうしようかと思ってさ……おい、どうした?顔色が……」
「あ、いや。ホッとしたというか……力が抜けちゃって……」
「なんだよ、変な奴だな。とにかく、どうしようか。子供産まれたらさ……男の子か……うーん、女の子がいいかな?」
「どっちでもいいよ……なんだ、てっきり……あぁ、驚いた。」
「そ、そういう言い方はないだろ!大事なことじゃないか!」
「ご、ごめん、葉野香……」

 雪の積もった札幌。
 寄り添う二人の影が、小さくなって消えて行きました。


[70]あとがきと、: 武蔵小金井 2002年06月22日 (土) 10時35分 Mail

 
 あ、突発的に何だか不意に思いついてただただ即興でしかもその場で(混乱)。

 いや、こういう小ネタ……というか(汗)、思いついたような一筆も(極論、詩歌的なそれも)OKな場にしたいと思って。とりあえず先行試作量産型(?)な感じで一度。
 (決して某W杯シリーズの連作で指がオカシクなってるわけではないです(汗))
 でも、その場で全文打ったのは初めてかも(笑)。

 その、ここはシステム上比較的その場での直接加筆や校正が容易ですので、決して完成した作品でなければ投稿していけないわけではないです。とりあえず親ツリーを建てて、あとは暇を見てつれづれっと執筆されることも可能かと思います……って、@管理人としての意見もかぶりますが、ただのモノカキ好きとしても自由が第一だと(笑)。
 とにかくまだまだルールその他が(最低限なそれ以外は)決まっていない場ですので、どうぞ思いついた方は気ままに試してみて下さい。 

 それでは〜♪

 PS.書いてから思ったのですが、絶対に既存というか、「北へ。」の歴史でどこかでありそうな(いや、あったに違いない)ネタですよね。だとすればホントにごめんなさい。まだまだ初心ファンな自分です。



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