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[604] 蛇精奇譚
ちゆき - 2004年07月06日 (火) 10時47分

「ああ……きれい」
 夜明けの薄闇の中、本当にかすかなその声が聞こえてこなければ、明(みん)が少年と係わり合いになることなどなかっただろう。それ以前に、もし自分に向けられた瞳にすがるような色が浮かんでいれば、そして「にたくない。助けてくれ」と必に訴えかけていれば、側に近づくことさえなかったはずだ。餌にするには、あまりに弱り過ぎていたのだから。
「すごい……な」
 明に向かって小さな感嘆の声を上げた後、少年は眠りに落ちるように目を閉じた。血と泥に汚れてはいるものの、まだ幼さの残る、きれいな顔立ちだった。
 手足が奇妙な角度に曲がり、浅い呼吸を繰り返すだけの体は、まるで壊れたマネキン人形のように見える。相当な暴行を受けたらしく、怪我は深刻なものだ。放っておけば数時間もしないうちに息絶えてしまうに違いない。
 雪の上にタイヤの跡が残っているから、遠方から運ばれてきて捨てられたのだろう。瀕の状態で冬の山道に放置されていながら、少年の表情は驚くほど穏やかで、それが通りがかった明の足を止めさせたのだった。
(――もう危ないな)
 にかけた人間になど用はないはずなのに、気がつくと明は傷だらけの体に手を伸ばしていた。
「おい、しっかりしろ」
 明は少年をそっと抱き上げると、振動を与えぬよう気を配りながら歩き始めた。そのまま捨て置くことは、どうしてもできなかった。
 全く反応のない、ぐったりした体。全身の血液を失ってしまったかのような蒼白な顔。少年からゆるゆると生命が流れ出て行くのが、明には見える。
「助けられないか」
 思わず呟いてから、明はその独り言の虚しさに苦笑した。
彼自身は故郷の国がまだ「唐」と呼ばれていた頃から、人の精気を吸い取って生き続けてきたあやかしなのだ。そんな身でありながら、今さら少年の命を救おうとする矛盾がおかしかった。そもそも今夜は狩りにしに来たはずだというのに。
 突然、少年の目がうっすらと開いた。
「きれい……だよ」
「おい?」
「ほんと……きれいだ、あんたの……鱗」
 明の瞳が一瞬赤く燃え上がる。しかしそれに気づくいとまもなく少年は再び失神してしまった。

 少年は京(みやこ)と名乗り、年齢を問うと、十六だと答えた。もっとも彼がまともに口をきけるようになったのは、山あいにある明の住処に来て一月も経ってからだった。
 その間、明はひたすら京に尽くした。怪我の治療法など知らなかったが、彼のために柔らかな寝具を調達し、折れた手足に副木を当てた。薬湯を調合し、人間の食物を探して与え、毎日それを繰り返す。警察沙汰になることを恐れたため、病院には連れて行けなかったのだ。
 ちょうど早春の頃だった。穏やかな陽光が差したかと思うと、次の日には身を切るほどに冷たい風が吹いて雪片が舞い落ちる。三寒四温と呼ばれる天候のように、京の状態も一進一退の連続で、明には気の休まる暇がなかった。
 だが、そんなふうに手をかければかけるほど、なせたくないという思いは強くなる。改めて礼など言われなくても構わなかった。大事なのは少年の体調だけだ。どうしてそれほど気になるのかわからぬままに明は世話を続け、京は春の訪れとともに少しずつ回復していった。
 京の瞳は緑がかった、あまり見かけない色をしている。最初の頃、衰弱しきった京は始終眠ってばかりいたが、そうでない時は澄んだその瞳でいつも明の姿を追いかけていた。
 しかし実際のところ、京には明の長い漆黒の髪や名工の手で彫り上げたような美貌は見えてはいなかった。盲目だったのである。
 外界の明暗さえおぼつかないかわりに、彼には特別なものが見えた。
「すごいね、明。あんたの鱗は虹の色だ。キラキラ光ってる」
「京は虹など見たことがないくせに」
「うん。でも、わかるよ」
 普通の人間には決して見えるはずのない明の本性が、京には隠せない。
「明は……蛇なんだね」
「蛇も見たことはないだろう?」
「それでもわかる。明は異国の蛇だ」
 京は「視る力」を持っていたのだ。この世ならぬものを感知し、人の心を読み取り、はるか遠い未来をも見通すことができる。異なる世界を見慣れている京は明のことも格別に恐れたりはしなかった。
「京は変わっているな」
「気味悪がられてた……昔からずっとね」
 捨て子だった京は孤児院で育てられ、やがて持って生まれた能力を見込まれて、チャイニーズマフィアの頭目に仕えることになったという。壮絶なリンチに遭い、挙句に山中に捨てられたのは、組織から抜けようとしたためだった。
「ボスの女も一緒に連れ出したから……」
 その女はどうしたのかと明が問うと、京は目を伏せて黙り込んでしまった。おそらく殺されたのだろう。恋人同士だったのかもしれない。彼の痛点に触れた気がして、明はそれ以上は聞けなかった。

「頼みがある」
 ようやく起き上がれるようになった時、京は初めて自分の願いを口にした。
「明の力を分けてほしい」
 あんたのおかげでなずに済みそうだからと、京は頭を下げた。
「力?」
「人を超えた……強い力が欲しい」
「馬鹿なことを」
「明」
 細い指が明の方へと真っ直ぐに伸ばされる。姿が見えてはいないはずなのに、避けようとしても追ってくる。
「前に聞いたことがある。魔の者と交わり、その精を身に受け続ければ――」
「京!」
 京は深く頷いた。大きな瞳は、明から片時も視線を外そうとしない。彼なりに覚悟はできているらしかった。
「僕を抱いてほしい。復讐が……したいんだ」
「やめておけ」
 明はひどく狼狽した。自分と交わってほしい、力を与えてほしい――思いもよらない願いだった。そんなことのためにこの少年を救ったわけではない。
 しかし一方で、明は京の華奢な肢体から目が離せずにいた。
 彼が欲しいと思ったことは一度もないと言いきれるだろうか? 今まではその怪我の重さに気を取られ、自分の本心を顧みる余裕がなかっただけではないのか? もしかしたら美しい京の命を助けた本当の理由は……。
「お願いだよ」
 練り絹のような光沢を放つ白い肌、珊瑚の玉を思わせる唇、そして深い森の色の瞳。
「僕を抱いて、明」
 先に手を伸ばしたのは京だった。困惑し、ためらいながらも明はその手を取り、ほっそりした体を抱きとめる。明の黒い髪と、それよりかなり明るい枯葉色の京の髪が絡み合い始めると、その後はもう歯止めが効かなかった。

 再び花の香りが漂う季節が来た。
明は床の上に京を組み敷いて、小さな白い顔を見下ろしていた。辺りの夕闇が濃くなり始めていたが、明の目には京の全てがはっきり見える。
――平気だよ。男には今まで何度もやられてる。
 初めての時にそう言ったくせに、京の体は幼くて硬かった。そして肌を合わせるようになって、すでに一年が過ぎようとしているのに、彼の肉体はまだ完全にほころびてはいない。今も京は誰かとつながったことなど一度もないかのように唇を噛みしめ、裸の肩を小さく震わせていた。
 男を、それも人ならぬものをその身に受け入れるのは、どれほどの苦痛なのだろう? それは常に獲物を蹂躙する側にいる明には決してわからないことだった。
「どうしたの、明?」
 今日に限っていつまでも体に触れてこない明を不思議がるように、京が呼びかける。
 明はそれには答えず、少年の瞳に映る自分を見ていた。
 開きかけた蕾のような唇に一度でも口づけてしまえば、二またに別れた赤い舌をなめらかな肌に這わせてしまえば、それから先は止められなくなる。堪えきれずに京が気を失ってしまっても、明は彼を貪らずにはいられない。
「京」
 その声に、京は大きく目を見開く。最近は明暗だけでなく、色もわかるようになってきたと言っていたのは本当らしかった。
 これまで加減しながら長い時間をかけて吐精してきたのだが、明が注ぎ込む魔性の血は確実に京に影響を与えていた。人には聞き取れない周波の音を拾い、彼方の気配を察知し、何より見えぬ瞳が光を感じるようになり始めていた。このままいけば視力さえも得られる。すでに、そんなところまで来ていたのだ。
 京の肌は故郷で咲いていた優美な白い花に似ていると明は思う。しかし同時に彼は、その少年らしい薄い胸の上に浮かぶしみのようなものも見てとっていた。まだ一部分にしか現れていないし、色もごく薄くて、見ようによっては細い血管のようにも見える。けれどもそれは皮膚に生じた亀裂――いずれは蛇の鱗に変化するものだ。
(京が人でなくなってしまう)
 その先、彼がどうなってしまうのかは明にもわからなかった。これまで特定の相手を側に置いたことなどなかったし、今のような関係を持ったこともなかった。まして京は人間だ。明にとって、人はただの餌でしかなかったのだ。
「京……」
 その名を再び舌にのせても、明には次の言葉が見つけられない。
 京を抱き続ければ、この肌を蛇の鱗が覆うのだろうか。人としての彼の時間が止まり、妖しい何かに変わってしまうのだろうか。
「明、本当にどうかしたの?」
 京の声が心配そうな響きを帯びる。
 生まれついての盲目で、奇妙な能力を持っているにもかかわらず、本来の京は穏やかで優しい少年だった。自分の体を差し出してまで復讐を望んだのも、その性格ゆえのことなのだろう。だからこそ明は京が心配だった。
 人の道を外れて生きていくには、京は優し過ぎる。彼がいるべき場所は、絶対にここではない。
 明と京は春には山桜の香りを楽しみ、夏には沢で水遊びをした。秋には真っ赤に色づいた木々を縫って歩き、冬の夜には抱き合って互いを温め合った。それでも――。
「これで終わりにしよう」
 明は右手を伸ばし、そっと京の頬に触れた。
「私は……もうお前を抱かない」
「えっ?」
 京は顔色を変え、食い入るように明を見ている。そのまま明が答えを返さずにいると、組み敷かれた京は不自由な姿勢で暴れ始めた。
「明、どうして? どうしてそんな――」
「お前は町に、人間のところへ帰れ」
「いやだ! 何でなの? もう少しなのに、もう少しで僕は――」
「だからだ。今なら間に合う。まだ人に戻れるんだぞ」
「いやだよ! だって――」
「京!」
 明の瞳がわずかに瞬く。途端に京は口をつぐんだ。見えないながらも、何か異様な気配を感じ取ったらしかった。京が見守る中、明の深い色の瞳が赤く、さらに赤く色を変じていく。
「そんなに復讐がしたいのか?」
 瞳の色だけでなく、明の声もまた変わった。わずかに割れて、人工音じみた金属的な響きを帯びたのだ。明の長い髪の一本一本が仔蛇のように揺れて広がり始める。陶器よりもなめらかな白い肌にも、うっすらと鱗が浮かび始めた。
「女のためか? それほど大事な相手だったのか?」
 一瞬、京の表情に怯えのようなものが走ったが、それでも目をそらそうとはしない。
「お、幼なじみだったんだ。僕に……僕にも優しくて……」
「京はその女を――」
 愛していたのかと尋ねかけて、明はそのまま黙り込んだ。
 「愛」というその言葉の意味が明にはわからない。人間は互いに愛し合うらしいと知ってはいても、それがどういうことなのかが理解できない。
 ただ明は京を泣かせたくなかった。できることならこのまま身近に置いておきたいと思う。彼の不思議な色の瞳をずっと見つめていたいと思う。しかしわけのわからぬ生きものになり果ててまで復讐を遂げても、結局のところそれはそれで京が苦しむような気がした。第一、人が人でなくなることの代償がどれほどのものなのか明には見当がつかない。
「いいか、京」
 今はすっかり真紅に染まった明の瞳が一瞬だけ和らいだ。
「お前が手を汚すことはない」
「えっ?」
「私がしとめてやる」
「明……が?」
「お前の復讐は私がする。相手の首を捻じ切ればいいのか? それとも手足をもいでやろうか? お前が望むなら、何十人でも何百人でも殺してやる」
 明の下で京の表情が凍りつく。今まで一度も見せたことのない困惑が、恐怖が小さな顔いっぱいに表れていた。
「私が怖いか、京?」
 明はことさら優しげな声を出してみせた。怯える相手には、それが何より効くからだ。
 京は体をこわばらせて震えている。明は満足だった。
 そうやって怖がればいい。自分を心から恐れ、忌み嫌えば、京は魔物になろうなどと思わなくなるだろう。迷うことなく人間の世界に帰っていけるのだ。
「私は人ではないからな。血の匂いに酔ってしまえば、誰が誰やら見分けがつかなくなる。最後にはにお前まで殺してしまうかもしれない」
 明は長い人差し指で京の唇をなぞろうとした。京は間違いなく顔を背けて、指から逃れようとするだろう。
 その時だ、と明は思った。彼が自分を拒むその時こそ、京を解放してやることができる。彼に厭われれば厭われるほど、別れは楽になるはずだ。
「なあ、京。そんなことにならないうちに、ここから出て行くのが賢明というものだぞ」

 次の瞬間、小さく息を呑んだのは明の方だった。
「み、京」
 顔を背けるはずの京はそうしかなった。そのかわりに柔らかな唇で明の指をそっと挟んだのだ。
「お前、何を……?」
 明の声は掠れて途切れた。彼の指を優しく含んだまま、京が静かに泣き始めたのだった。
「京、京?」
 声もなく、京はただぽろぽろと涙を流し続ける。
「京、どうした? どうして泣くんだ?」
 いくら問いかけても、京は答えない。明は慌てて唇から指を引き抜き、体を押さえつけていた手も離した。それでも京は横たわったまま黙って泣き続ける。
「なぜ泣く? 言っただろう? 京があやかしになる必要などないんだ。復讐は私がしてやる。本当に何でもしてやるぞ。体中の皮を剥いでやる。生きたまま腹を割いて、臓物を食いちぎってやってもいい。お前が望むことは何だって――」
 京がようやく動いた。小さく首を振ったのだ。
「ち、違……う」
「違う?」
「し、仕返し……はした……いけど……」
「だったらなぜ泣く?」
「わからない」
「わからない?」
 京は大きく目を見開いて、途方に暮れたように唇を震わせている。溢れ出る感情に圧倒されて、うまく言葉が続けられないらしかった。
「明、僕……僕は……」
 京がゆっくりと体を起こした。涙に濡れた森の色の瞳が間近で明をとらえる。
「僕は……この目で……あんたを見たい」
「私を?」
「もうすぐなんだよ。もう少しで見えるようになる。僕はちゃんと明が見たいんだ」
 明の瞳に燃え上がっていた攻撃的な光が揺らいだ。赤い色味が少しずつ消えていく。
「帰りたくない」
 消え入りそうな声でそう言うと、京は俯いてしまった。
「聞くんだ、京」
 明は京の薄い肩に手を伸ばしかけ、そのまま動きを止めた。彼に請われてから、明は何度その華奢な体を犯したかわからない。今では掌がその輪郭を、質感をすっかり覚えこんでしまっているぐらいだ。それほどまでに慣れ親しんだ京に、明は触れることができない。
 怖かった。今度彼を抱いたら、もう離れられなくなる――そんな気がして、たとえようもなく怖かった。
「お前は帰れ。私といれば――」
 明は呻くように言った。京を闇に引きずり込んでいいはずがない。呪われた世界に堕としていいはずがない。
「私といれば、地獄に落ちるぞ」
「……いいよ」
 白く細い京の腕が明に絡みついた。
「明と一緒なら……いい」
「よせ!」
「どうなってもいいから……側にいさせて」
 自分よりはるかに脆弱な相手を、明は押しのけることができない。胸苦しくて、うまく息が吸えなかった。か弱いはずの京の存在は今、どれほどの怪異よりも危険で、同時にひどく甘美だった。
「京」
 京は顔を上げて、必に明を見つめている。唇を開いては閉じ、不安げにまた開く。明の拒絶を恐れているのが、はっきりわかった。
 そんな京を拒み通せるはずなどなかった。彼を悲しませたいのではない。苦しめたくもない。
 未知のものを目にした幼児のようにおずおずと、明は京に顔を寄せた。大きな瞳から流れ落ちる涙を、裂けた舌がそっと拭う。
「明、僕は……僕はあんたから……離れたくな――」
 懸命に言葉を紡ぐ唇を優しく塞ぎ、明は京を抱きしめた。
 自分の中に激しく渦巻いている感情の正体はわからない。おそらくそれは京も同じだろう。「愛」というものかもしれない。そうでないかもしれない。ただ自分たちには互いが必要なのだと、明は思った。何があっても離れられないほどに。

「明が好きだよ」
「私も京が好きだ。気づいていたんだろう? 心が読めるのだから」
「ううん」
 京は小さく首を振る。
「本当に好きな人の心は……読めないんだ」
 辺りに咲き誇る花々は、夜が更けるに連れてその香りを増したようだった。次第に濃くなっていく闇に包まれ、明と京は何度も口づけを交わす。先の見えない修羅に向かって、二人は共に歩み始めたのだった。

[605] 妖怪BLってどうなんでしょう?
ちゆき - 2004年07月06日 (火) 10時55分

いつもおせわになっております。ちゆきです。

王道BLも大好きなのですが、根がホラーファンタジー書きなので、妖しい話を書きたくてたまりません。ファンタジーとかシリアスは厳しいとよく聞きますが、リンクスあたりはわりと自由と聞いたので、秋の投稿の習作に妖怪ものを書いてみました。
読んでいただければとても嬉しいですし、一言でもいただければ木に登ってしまうほど喜びます。感想、批評、何でもいいので、ぜひよろしくお願いします。

これは投稿作品ではありませんし、長くなるのでえろしーんもありません(それでも22枚)!
「また妖怪ものならこの出版社がいい」(←そんなのきっとないですね)というような情報がありましたら、ぜひぜひ教えてください。

[629] 拝読しました!
roro - 2004年07月16日 (金) 01時39分

文章上手ですねぇ…。
凝り過ぎずすっきりと読みやすく、それでいて雰囲気があって。

ただこの作品、盛り沢山な内容だけにあらすじ(説明)で終わってしまっているようですごーく勿体ない気がしました。
看病しながら熟していくふたりの思い、抱かれる回数が重なるにつれ変わっていく京の身体、明の力、チャイニーズマフィアという背景、、、
どれもとても面白そうで、300枚くらい使ってじっくり書かれたものを是非読んでみたい!と思いました。

ちなみに、花丸も妖怪ものやファンタジー、NGではなかった気がします。

[633] ありがとうございます!
ちゆき - 2004年07月16日 (金) 20時29分

roroさま、読んでいただいて本当にありがとうございます。

ご指摘の通り、内容を詰め込み過ぎたと思います。そのせいで世界観もぼやけてしまいました。
これは妖怪くんの視点で書いているので、改めて受けの視点でリライトするつもりでいたのですが、300枚ですか……100枚ぐらいで行こうと思っていたので、今すごく動揺しています(汗汗)。

でもとりあえず楽しんでいただけたようでよかったです。roroさまも執筆がんばってくださいね。

あ、それから花丸ですね。はい、わかりました。貴重な情報ありがとうございます。



[680] 大変遅くなりまして
テツ - 2004年08月14日 (土) 21時36分

こんにちは、ちゆきさん。
大変遅くなりましたが、批評とまではいかない、つたない感想ですが吐かせて頂きます。

前作もそうですがまず出だし、想像力を無理に働かせなくとも頭の中にビジュアルが難無く浮かんでくるのはさすがだなと思いました。しかし冒頭で主人公の名前と情景で、異世界のファンタジーだと思い込んでたので、「マネキン」「雪の上にタイヤの跡」でほんの少し戸惑ってしまいました(単に私の読み込みが足りないのかも)

京が明に抱いてと懇願する下りまで、かなり早急な気がします。後半の盛り上がりに向けて、もう少し京の口からマフィアの世界に居た説明なり、また明から見た想像をまぜて欲しいなと思いました。出だしの惨たらしい姿から、読み手としても京の生い立ちは十分引き付けられますし。
習作段階なので仕方ありませんが、全体的にもうちょっと感情移入できるエピソードなりやり取りが欲しいですね。そのためかキャラがいまひとつ強く惹かれませんでした。
22枚ですし、それは無理ですよね。

と色々申し上げましたが、耽美ではなく色気のある文体、淡々と心理描写だけで読ませるのは上手いなと思います。
ファンタジーと妖怪モノということで、やはりリンクスかなぁ。

チャイニーズマフィアを絡ませた(ここ重要)血わき肉踊る展開、怪しくも切ない悲恋物語、期待しております。

[684] ありがとうございます!
ちゆき - 2004年08月16日 (月) 13時24分

テツさま

拙い作品を読んでくださって、どうもありがとうございます。ご意見、本当にありがたいです。

いえいえ、テツさまの読み込み不足ではありません。これはどうも異世界ファンタジーものに読めてしまうらしいです。自分でもそう感じて(←だめじゃん!)、タイヤだの何だのと付け加えてみたのですが……うーん、うまくこなれていませんね。が、がんばりまっす!

物語に必要なエピソードとかやり取りは、実はまだかなりぼんやりしています。ちゃんと盛り上がっていくようにうまく構成したいと思いますが、風呂敷を広げ過ぎたようで不安でもあります。でもチャイニーズマフィア、好きなんですよね(あまりよく知らないけど←本当にだめじゃん!)。

22枚でキャラの魅力を表現できなかったのは悔しいですし、その他たくさん問題はありますが、引き続き書きますので、どうぞテツさんもがんばってくださいませ。
本当にありがとうございました。



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