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[637] チェスゲーム・3
水輝 幸 - 2004年07月19日 (月) 20時01分

<弟>
『晴れるには太陽が必要でしょう…?晴彦。』
そう…母さんはよく言っていた。よく意味はわからなかったけど。俺は納得していた。
「岸…陽一君って言ってね…。あなたの弟よ…。」
それが初めて陽一に会った時の母さんの言葉。陽一は父親似だった。俺と陽一は全然似ていなかった。腹違いなのだからしょうがないのかもしれない。
そうか…晴れで『晴彦』太陽で『陽一』か…。やっと意味がわかった。多分父さんは俺たちを平等に愛そうと思ったのだろう。でも…本当の奥さんは陽一のお母さん。父さんは俺の母さんを選ばなかった。償いの…つもりだったのだろうか…?
「向こうであそんでおいで…。」
父さんにそう言われて俺と陽一は向こうと言って指さされた庭の方へ言った。
親の姿が見えなくなると陽一は俺に初めて話し掛けた。
「お前…俺の兄貴なんだろ?じゃあさ、俺の言うこと全部聞けよ。」
「何で…?」
その言葉に驚きの声を出した。
「俺たちが兄弟って誰にも言っちゃいけないんだぜ…?やさしい兄貴になってくれよ。誰にもいわないからさ。」
俺は近所のうわさ好きのおばさんがうちのことを「片親で大変ね。」といつも母さんに言っていて陰では「あそこの家の子供は不倫の子なのよ」って言っているのを何度か聞いた。それを本妻の子である陽一が言ってしまったら母さんはもっとつらい思いをする。
そう思った俺は陽一の言葉にうなづいていた。それから俺は陽一の言いなりになった。
それから小学校に上がり学校が離れた陽一とは接点がなくなり学校では将也と言う親友が出来た。将也は俺に弟がいることを知っていた。俺たちの間に秘密はなかった。
ある日将也の兄貴に連れられて紅のアジトに行った。そこでキングとクィーンに出会った。そして…。
「晴彦じゃねーか。」
陽一にも再会した。それからまた陽一と遊ぶたびにいやな役ばっかりさせられた。
そしてそんな生活に嫌でも慣れたころいつものように陽一からの呼び出しで陽一の家に行った。
「陽一。俺、晴彦。来たぞ。」
「おう、来たか。まぁ入れよ。」
俺の家と大違いのばかでかい家の玄関を開けた陽一はニヤリと笑い言った。このところ恋人ができたと聞いてから呼び出しはなかったのにな…。そんなことを考えながら陽一の部屋のベッドに腰を下ろした。
「なぁ…晴彦。なんで紅抜けたんだ?戻って来い。」
この時すでにクィーンはこの町を出て行き紅は陽一のものになっていた。
「その言うことは聞けない。俺は大輝さんとキングとクィーンの紅に入ったんだ。」
「なんだと…?」
一気に陽一の表情が変わり、俺をドサリとベッドに押し倒した。
「なにするんだ…?」
そのときの俺は自分でびっくりするほど落ち着いていた。
「さぁな。」
「お前…恋人いるんだろう…?やめろよ。こんなこと…。」
「?!関係ないだろ!お前には!!」
俺の言葉は陽一の逆鱗に触れたようで俺はベッドの隅に蹴飛ばされた。
「ってぇ…なぁ…!何すっ…!?」
「舐めろ。」
顔を上げると前髪をつかまれ陽一の股間にあてられた。まだ姿をあらわしていないそれはすでに出来上がっているとわかる。
「何言ってんだよ!?恋人は…?!」
「そんなもんいねぇよ!てめぇを性処理に使ってやる。」
「うぐっ…!」
陽一はそれを俺の口腔にむりやり詰め込んできた。
「歯ぁ当てんなよ。舌使え。」
「…っ?!んあっ…!」
苦しいっ…!ひどいよっ…!こんなのっ!目に涙を溜めて俺は思った。
「出るぞ。全部飲めよ。」
「んっ!?ゲホッ…!」
陽一の苦いものが口の中に広がり咳き込む。
「晴彦…。お前気に入った。今日泊まっていけ。」
「…?!やだぁ!!帰るっ!!」
陽一の言葉に愕然とした俺はみっともなく暴れた。
「だまれ。」
そばにあったコードで腕を一まとめにされた。
「ちょっ…外してよ!!なんでっ!?」
陽一は低く笑ったがその時とても悲しそうな顔をしていた。

「おいっ!晴彦!起きろ!もう夕方だぞ!」
「んっ…?」
体のだるさが気になった。
「起きたか。帰れ。明日学校だろ。」
「なっ!?陽一!触るな!」
起き上がると腰に激痛が走った。
「は?俺の言うことは絶対だろう…?晴彦。」
鼻で笑って陽一は言う。
「俺は…お前のものじゃない。心…まではやらねぇからな。」
「いらねぇよ。てめぇの心なんて。」
その言葉を聞いて俺は陽一の部屋を出た。

次の日の朝、将也がいつも通り迎えに来た。
「おはよう。将也。」
玄関に出ると将也と目が合った。その瞬間将也の顔が青ざめたのがわかった。
「なっ!?お前っ!ちょっと来い!」
将也はそう俺に怒鳴って家に引きずり込んだ。
「おばさんは?!」
「仕事。3日会ってない。」
「お前なんだ?その顔色。真っ青じゃねぇか!」
こんなに動揺した将也を見たことがなかった。
俺のこと心配してくれるの…?
「あと目にクマ。何があったんだ?」
「え…と…。」
「とりあえず今日は休め。家で寝てろ!」
将也はそう怒鳴りながら俺の家の救急箱を探り体温計などを出していた。
「そんなの自分でするから…将也学校遅れるよ。」
「そんなのどうだっていい!俺も休む。お前と一緒にいるから!」
将也に手をつかまれ部屋に連れて行かれた。
「脱げ。学ランじゃ寝れないだろ!。」
パジャマを投げつけられた。
「え…ちょっと…!」
「いいから!脱げよ!」
ムリヤリ学ランを脱がされワイシャツを脱がされた時、将也の手が止まった。
「何だ…?これ…?」
「あ…。これ…は…。」
「いい。起きてからでいい。とりあえず…休め。俺ずっと傍にいるから。」
頭を撫でられ安心した。
「うん。」
ずっと欲しかったのかもしれない。こんな人を…。

「いいから…俺を巻き込んでくれよ!晴彦!ほっとけないんだ!」
消毒臭い保健室で将也は晴彦を抱きしめて耳元で叫んだ。晴彦の頭にその言葉は響きくらりとめまいまで覚えた。
好きだよ…。好きでたまらない。どうしようもないくらい。でも…これが陽一に知れたら…?そしたら将也はどうなる…?
「ごめ…ん。将也…。」
「晴彦!お前自身はどう思っているんだ?!俺のこと。陽一は関係ないんだぞ!これは俺とお前の問題だ。」
晴彦の心にもない言葉をさえぎるようにして将也は怒鳴った。
「言えよ。」
「でもっ…。」
「言えって言ってんだろ!言えよ。言ってくれよ!頼むから…。」
それでもためらう晴彦に将也の声は震える。
「好…き…だよ。俺は…将也が好きだよ…。けど…俺は汚れてる。俺の体は…自分でどうこうできるもんじゃない。好きだから…将也が好きだから…俺を全部あげたい…。」
ためらった分、長い長い告白だった。
「ありがとう。晴彦…。俺も好きだよ。陽一には俺から言うよ。お前は俺のもんだって。」将也はギュッと晴彦をだきしめた。
「いい。俺から言う。それくらいはしたいんだ。将也はこれからずっと一緒にいてくれるだろう…?今なら言える。俺…どんな物より…母さんより…将也が大事だ…。」
「おやすみ…。晴彦。」
そう言った晴彦は力尽きて将也のブレザーの袖を掴んだままベッドに倒れこんだ。

政宗は夏樹と別れたあと1人家路についていた。
それは先ほどの出来事。
『政宗…俺今日兄貴と食事しなきゃいけなくなった…。』
携帯と閉じてうんざりと言わんばかりに夏樹は言った。
『そうか…。夕食はいないんだな。』
『うん。ごめんな。学校からそのまま行くから。』
『送る。』
『だめだよ。兄貴に見られたらまずいし。ごめんな。1人で大丈夫だよ。』
夏樹は政宗の肩をポンポンと叩いて言った。
夏樹…。
考えるのは夏樹のことばかりである。その時、
「キングッ!!」
後ろから自分の名を呼ぶこえが聞こえた。振り返ると息を切らした将也が立っていた。
「キングッ!助けてくれっ!晴彦がっ…!!」
「どうしたんだ…?とりあえず家に来るか?」
尋常じゃない将也のあせりに政宗はつい家に誘ってしまった。しかし、これは正解だった。
それを聞いた将也はブンブンとうなずいた。

「夏樹。こっちだ。」
待ち合わせの時間に待ち合わせ場所に行くと兄の姫島 冬樹はいた。
「ああ、兄さん。久しぶり。」
もう会いたくなかったけどな。そんな心の声を無視して笑顔で駆け寄った。
「元気そうでなによりだ。」
冬樹は棒読みで言った。まるで台本通りという感じだ。そんなことこれぽっちも思ってないくせに。俺がのたれ死のうと関係ないくせに。
「うん。兄さんも。」
夏樹も返すが感情が入らない。
「もうレストランはとってある。行くぞ。」
「はい。」
この命令口調が大嫌いだ。姫島の家に俺の味方は1人もいない。しばらく無言で歩き金持ちばかりが行きそうなレストランへ入った。
「兄さん。今日はどうしたの?」
冬樹は勝手に2人分注文し沈黙が嫌で話し掛ける。
「母上にお前の様子を見て来いといわれたんだ。」
そんなことだろうと思ったよ。俺のことなんかいなくなりゃいいって思ってんだろ?
夏樹と冬樹は7つ年が離れている。今でこそ夏樹は姫島医院始まって以来の最高傑作と言われているが夏樹が生まれる前は冬樹がそう言われていた。
幼い頃の夏樹は他の子供と雰囲気が違い一線引かれる存在だった。そんな夏樹は一族でも好まれず両親は冬樹ばかり外に出したがった。そのため冬樹ばかりちやほやされるのを見て育った夏樹。自分も好かれたいとは思わなかった。だけど外面がいい兄が大嫌いだった。
といっても夏樹は姫島の子。小学校から有名な学校を受験させられることになる。兄と同じ学校を受けさせられる。しかし、兄は第一希望に受からなかった。それどころか第二にも受からず、第三希望の学校へ進学した。
そんな要らぬ期待が夏樹にかかったのだ。でも…そんな生活で性格がひん曲がっていた夏樹は第一なんて絶対落ちてやると思っていた。

「それで…どうしたんだ?将也。」
将也をリビングに通して政宗は切り出した。
「晴彦がいなくなったんだ。」
「は?」
政宗は無表情に聞き返した。
「晴彦が今日…具合悪そうだったから保健室に連れて行って俺もベッドに伏せて寝てたんだ。で…起きたら晴彦いなくて…。」
「心当たりは…?」
「全部探した。後は…SUNのアジトだけ…。」
「SUN…?!」
政宗の眉毛がピクリと動いた。
「実は…晴彦と陽一は…腹違いの兄弟なんだ…。」
将也は覚悟を決めて告白した。
「何…!?」
政宗の目が見開いた。
「晴彦は…愛人の子で…それを言いふらすって陽一に脅されて…晴彦は陽一に犯られてたんだ。」
「えっ?!」
何故だ…?!あいつには…。
「どうしよう…。あいつ絶対SUNのところだ。さらわれたんだ。」
「わかった。SUNなら夏樹がいた方がいい。もう少しで帰ってくるはずだから…。」
「…わかった。」
将也は今すぐ…晴彦を抱きしめたかった。

<キングとクィーンが出会った日>
人質をとってしまったならもうすぐ…紅とSUNの決着がつくだろう。1番てっとり早く1番危険な方法だ。人の感情が複雑に絡んでくる。
俺と夏樹が望んでいる平穏な生活はそんなに難しいことなのだろうか?ただ俺は夏樹とずっと一緒にいたいだけなのだ。この想いは出会った瞬間からけしてかわらない。

強いまなざしでしっかり前を見つめ一生懸命走ってくる男の子。
後ろにはその子よりはるかに大きな男がその子を追いかけていた。
その時、俺は誰かに呼ばれた気がして立ち止まり振り返るとその子と目が合った。その子の後ろには果てしなく大きなものが見えた。それを全身で抵抗している。必死で自分の果てしなく大きい運命を変えたいと走り続けていた。
『こっちだ!』
だから手をとって一緒に走った。一目惚れと言うのだろうか…?
もうどうしてもこの手を離したくなかった。なんでもする。運命から逃してあげたい。
路地裏にその子と一緒に滑り込む。男が走りすぎた音がした。路地裏には自分が属している『紅』のアジトがあった。
『大丈夫か?俺は西王 政宗。』
子供にしては低い声で政宗は言った。
『ひめじま…なつきです。ありがとう…。』
にっこりと笑い愛らしい声で夏樹は言った。つられて政宗もふっと笑う。
『あっれぇ?キングじゃなぁい!』
後ろから陽気な男の声がした。
『大輝…。』
政宗がつぶやいた。
いくつぐらい上の人なんだろう…?と夏樹は思った。
『あれっ?そちらのお嬢さんは?』
最初、大輝は夏樹を女の子と思ったんだっけ…。
『男だぞ。』
ズバッと政宗は突っ込んだ。
『えっ?!男の子?あらぁ…。光源氏計画がパァに…。』
そうわけのわからないことを言って大輝はがっくりとうなだれた。
『おいっ!大輝!何やって…。政宗、来てたのか。』
大輝のすぐ後ろにメガネをかけた夏樹の兄と同じ学校の制服を着た男の人が立っていた。
『兄ちゃん…。』
そう言った政宗を見て政宗の兄だとわかった。兄はすぐ夏樹の存在に気づいた。
『あれ?新しい子?俺は清政。政宗の兄貴だ。政宗の友達か?』
『えっと…。はい…。』
ちらりと横を見ると政宗は軽くうなずいていた。
『名前は?』
清政はしゃがみこみやさしく夏樹に聞いてきた。
『姫島 夏樹です。』
そう夏樹が名乗った瞬間、大輝が突然「あっ!」と叫んだ。
『その制服って金持ちの子が行く幼稚園のだろ!?』
そして興奮して言った。
『はぁ…。まぁ僕もこんな服着たくはないんですが…。』
『…え?何?その話し方?!』
両手を挙げたオーバーリアクションで大輝は言った。よく表情が変わる人だなぁ…。と夏樹は思った。いつも冷めた家庭、勉強ばかりの幼稚園にいたためかとても新鮮に見えた。
『はい…。こうでなければ母が許してくれなくて…。』
そう夏樹が言いにくそうに言った途端、
『大輝!この子1年の姫島の家の子じゃないか?』
清政が大声で言った。
『ああ!あのメガネのイヤミ君ね!』
イヤミ…。間違いない。兄だ。
『はい。それは僕の兄ですね。7つ上の。』
『へぇ〜あのイヤミ君の…。似てないな。ほんと女の子みてぇ…。』
大輝はしゃがみこみ夏樹の頭をポンポンと叩いて言った。
『そういえば夏樹君。どうしてここにいるの?』
清政が思い出したように聞いてきた。
『そうだ!キングどうしたの?』
『男に追われてたから連れてきた。』
『え…?誘拐?!』
大輝と清政がいっぺんに叫んだ。
『いえっ…!違います!あれはうちの執事ですっ…。それより!キングってなんですか?』
夏樹はその話題をあまりしたくなかった。
『ああ、政宗のあだ名。なんか王様っぽいじゃん。名前西王だし。清政はそんな感じしないけど。』
『は〜。なるほど。うん。そんな感じ。』
夏樹は二人を見てクスリと笑った。それを見た政宗の胸は高鳴った。
『あっ!そだ!夏樹はクィーンね!かわいいし。姫島だし!』
『クィーン…。』
それがはじめて夏樹がつけられたあだ名だった。
『いいよな?夏樹。キングとクィーンで二人はコンビな!』
『え…?』
横を見ると政宗がうなずいていた。
『じゃあクィーン!今から紅の一員だ!』
大輝が拳を空高く振り上げて言った。
初めて本当の友達が出来た瞬間だった。今までの親が家柄だけで決めた友達の顔・名前が吹き飛んでしまいそうなくらいの衝撃だった。
『俺は紅の頭の玉置 大輝。大きく輝くって書くのだ〜!呼び捨てでいいよ!つか敬語やめてね。かゆくなるから!』
ベラベラと大輝はまくし立てたがどれも夏樹には初体験だった。
『はい…うん。わかりまし…わかった!』
敬語をやめろなんて初めて言われたので慣れない。
『僕…。』
『お・れ!男が僕なんて俺的にだめ!』
夏樹の言葉をさえぎり大輝はウィンクして言った。
『うん!わかった!おれがんばる!』
『よし!じゃあアジトの中は入ろう!みんなに紹介するから。』
『うん!』
そうして夏樹は氷のように冷たかった場所にそれをも溶かす暖かい光を見つけたのだった。

『夏樹。行って来なさい。』
母は受験したくないと渋った夏樹に冷たく言い放った。そうすぐには現実は変わらない。
『何故昨日逃げ出したのか私には理解できないわ…。冬樹さんはこんなことなかったのに…!』
その上文句まで言われた。ほとほと疲れていた。
『逃げ出さずに行くのよ。』
その言葉を聞いた執事が両腕を掴む。
『行ってらっしゃい。夏樹。』
『行ってまいります。お母様。』
仕方なくつぶやきそのまま第二希望の神閣学園初等部に連れて来られた。第一は昨日逃げ出したおかげで受けなくて済んだが今日はどうしよう…?わざと落ちるなんてとても出来なかった。
『それでは夏樹お坊ちゃま。門の前でお待ちしております。』
園の中まで連れてこられ執事から言われた。とても馬鹿にしているように見えた。
『わかりました。』
そう言って教室に入ると夏樹はこの学校に入りたくなった。そこにいたのは…。
『夏樹…っ!』
キングこと政宗だった。
『政宗!ここ受けるの?!』
『ん?ああ、まぁ…。』
この時政宗も受験に乗り気ではなかったがこの瞬間入りたいと思った。
『わぁ!一緒だね!がんばろうね!』
ふわりと夏樹は微笑んだ。
『…ああ。』
ここに受かれば6年間は絶対夏樹と一緒だ。その想いを秘め政宗は受験に向かった。
結果は2人とも合格。
姫島家の夏樹に対する目が少し変わった。


「キング…。クィーンはいつ帰ってくるんだ?」
長い長い沈黙の後、将也が口を開いた。急に現実に戻された政宗はハッと将也を見た。
「もうすぐだと思うが…。」
確かに少し遅いな…。
「なぁ…。なんでクィーンはこの町を3年も離れたんだ?」
思い切ったように将也の口が開かれた。
「何故だ?」
「いや…。気になってたんだ。俺、中学からキングと同じ学校じゃん?クィーンの姿は消えたし。何があったのかなって…。」
「知りたいか…?」

[643] 前回の感想は読んで頂けなかったようで・・・
氷河 - 2004年07月20日 (火) 22時59分

前回の指摘は参考にして頂けなかった様ですね。
とても残念に思います。
とても厳しい事を言うようで申し訳ないのですが、
「読んで下さい。お願いします」とおっしゃる前に、
読みにくいとわかっておられるならば、
その部分を改善すべきなのではないでしょうか。
この書き方ですと、見づらくて読む事が出来かねます。
(前回までは読ませて頂きましたが・・・)



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