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[1211] 題名:君が何を考えてるかわからないF 名前:asupon MAIL URL 投稿日:2012年09月02日 (日) 20時43分
「さっ、シンジ寝るわよ」
「うっ、うん…」
「ほら早くっ、こっち」
「うん……」
僕はアスカが寝ている横に潜りながら、心臓の音が漏れるくらい高鳴っているのを感じた。
「ねぇ、アスカ」
「ん?」
「少し話さない?」
「なに?」
「あ、あのさ、何で最近僕の横で寝たがるの?」
「…それ答えて何か意味でもあるわけ?」
「あ、あるよ。大有りだよ。理由が気になるんだよ…」
「言わない」
「な、何でだよ。だったら僕、ベッドから出るよ…」
「ダメ」
「……じゃあ、教えてよ」
「あんたの匂いが好きなの。それだけ」
「匂い…?」
「そうよ。あんたのベッドで寝てからあんたの匂いにやみつきになっちゃったのよ。でもあんたが隣にいる方が匂いももっとするし…だから、横で寝てて欲しいのよ…」
「アスカ……」
彼女の言葉を聞いて、僕の心臓はキューと締め付けられた。
「これがなくちゃ眠れないのよ。……だからちゃんとお風呂で綺麗にしてよね。臭いのは許さないんだから…」
「あ、アスカ…」
可愛い。素直にそう思った。
そんな可愛い事言われたら…僕だって…
僕だって……!!
「あ、あ、あ、あ、アスカっっ!!!」
ガバッ!!
「キャッ!」
パーン!!!!
「いてぇっっっ!」
「いきなり何すんのよ馬鹿シンジ!!」
「…ひ、酷いやアスカ…」
「うるさいっ!さっさと寝るわよ馬鹿!」
パーーーーン!!!!!
「うっ………」
「ふんっ」
僕は久しぶりに深い眠りにつく事ができた。
てゆうか気絶しただけだと思うけど。
アスカ……
君は、悪魔だ…
ーーーーーーーーーー
残念なシンジ君…。
彼が報われる日は来るのか…?!
[1210] 題名:君が何を考えてるかわからないE 名前:asupon MAIL URL 投稿日:2012年09月02日 (日) 20時05分
「はーーーーー」
ここんとこ毎晩僕の横で眠るアスカのせいで寝不足だった。
僕のベッドを占領するだけならまだしも、アスカは僕を横に寝かせて逃がしてくれないんだ。
それに、逃がさない為になのか無意識になのかわからないけど、時々僕に抱き付いて体を絡めてくる。
こんなの本当に生き地獄だよ。
僕だって男なんだ。思春期の男の子なんだ。
あんな可愛い女の子があんな大胆な格好で隣に寝ていて平然としていられる人がいたら教えてほしいよ。
アスカだって絶対気付いてる筈なのに。
本当に何を考えてるんだよ。
「おい、シンジ。なんやごっつ眠そうな顔してんのぉ」
「目の下のクマが凄いじゃんか。何か寝不足になる事でもあったのか?」
「あーうん…」
トウジとケンスケに相談してみようか…
でもなぁ…
絶対馬鹿にされるだけだし、こんな事二人に相談したのがアスカにばれたら殺されるだろうな…
「なんやシンジ、水臭いわ。わしらに相談出来ないんか?」
「そうだシンジ。何かあったなら大親友の俺らに相談しろよな。何かいい解決策があるかもしれないだろ」
二人の言葉に僕は何故だか目尻に熱いものを感じた。
困ってるのは確かなんだ。
彼らに相談してみよう。
「絶対に秘密にしてね。実は………」
ーーーー
「ガハハハハハ!あいつ家では甘えん坊なんやなぁ!」
「くぅぅぅー。ミサトさんにアスカ。羨ましいぞシンジ!」
「しっ!…ちょっと声が大きいよ二人とも。ちゃんと相談乗ってよ…僕、毎日辛いんだからさ」
「すまんすまん。でも、なぁ?ケンスケ?」
「おうトウジ。答えなんて出てるじゃないか」
「答え…?」
「アスカはシンジの事を誘ってるんだよ。それ以外に考えられないだろ」
「誘ってるって………そんなわけないよっっ!!」
「毎日一緒に寝てそう思わん男が可笑しいわい。おそらくアスカはシンジが襲ってくんのを待っとるんや。だからここは男らしくガバッと…」
「だっ、駄目だよ!そんな事したら殺されるよ!」
「なぁシンジ。お前はそこまで馬鹿なのか?最近、露出した姿でお前の前に現れたり、お前と一緒にベッドで寝たがったり、それって襲って下さいってアピール以外に考えられないだろ」
「だからそれは…僕の事を男だって思っていないからで……その証拠にミサトさんだっていつもブラジャーにホットパンツとかそんな格好だし…」
「おいシンジ。さりげなく自慢話言っとるなぁ?」
「そ、そうじゃなくて……だから、違うんだよ」
「逆に考えてみろよ。現にアスカは最近になってそんな風になって、前はそんなんじゃなかったんだろ?て事はだな、お前の事男として見る様になって誘ってるって事なんだよ」
「……そうなのかな」
「おう。だからあとはお前のど根性次第やな」
「でもアスカを襲うなんて、そんな…」
「お前まさかアスカとはそんな事嫌だなんてムカつく事言うんじゃないだろうな?俺はすごく羨ましくて羨ましくて…」
「嫌だなんてそんな……!も、もしそうだったら嬉しいんだけど…」
「よしっ。じゃああとは実行あるのみや!ええ報告楽しみにしてるでシンジ!」
「くーー。羨ましい」
「うっ、うん…」
二人が言っていた事。
僕だってそれはちょっと期待していたりしたんだ。
でもまさかな、って。ちょっと弱気になったりしてて。
でも、二人にそう言われて少しだけ自信がついたかもしれない。
僕の悩みが解決してくれるかもしれない。
勝負は今夜にかかってるんだ…!
ーーーーーーーーーー
トウジ大好きなんで書く小説にはいつも登場させたいんですが、関西弁が苦手です。わからないです。
[1209] 題名:君が何を考えているかわからないD 名前:asupon MAIL URL 投稿日:2012年09月02日 (日) 15時09分
「シーンジっ♪」
「アスカ、今日も来たの…?」
「早く布団セットしてっ」
アスカはあの晩から、僕のベッドで寝る事が日課になっていた。
「んふー。今日も良く寝れそうだわ」
「僕は体が痛いけどね」
アスカは何故か毎晩僕のベッドを占領するから、僕がリビングに布団を敷いて寝るのも日課になっていた。
お陰で体の節々が痛いんだ。
「じゃあ、おやすみ…」
「ちょっとシンジ」
「なに?」
「あんたもここで寝なさいよ」
「は?!僕の寝るスペースなんてないじゃないかっ」
こんな狭い部屋で、床に布団敷いて寝るスペースなんてない。余計に体を痛めるだけだ。
ましてや、アスカと同じ部屋で寝るなんて…
「三分の一くらいならスペース貸してやるわよ」
「三分の一って…ベッドの事?!」
「そうよ。文句あんの?!」
「文句もなにも…無理だよっ!」
「何で無理なのよ?!」
「何でって…!むっ、無理に決まってるよ…アスカと同じベッドでなんて…!!」
「あんたあたしが気ぃ使ってるってのに断るってゆーの?!」
「あっ、アスカ本気で言ってるの?」
「あんたが可哀想だと思って言ってんのよ。あたしの優しさがわからないわけ?」
「…だったら自分の部屋で寝てくれたほうが……」
「うるさいっっ!!とーにーかーく、あたしはこのベッドが気に入ったって言ってるでしょ!あんたは黙ってあたしの横で寝てればいいのよ!」
「なっ、なんだよそれ…」
「ほらっ!早く!」
「う、うん……」
僕はしぶしぶ、アスカの横へと潜り込んだ。
「アスカ………やっぱりまずいよ。僕、今日もリビングで寝るよ」
「うるさい。あんたは黙ってそこで寝てて」
「えっ、ちょっと、だからって服の裾そんな掴まなくたっていいだろ?!」
生き地獄だ。
僕はそうすぐに思った。
すぐ隣にはキャミソールにパンツいっちょのアスカ。
少し動けば肌と肌が触れる距離。
僕はなんとか触れない様にと固まっているだけで精一杯だった。
アスカに黙っててと言われてから暫く無言の時間が経った。
「アスカ?」
「………」
「アスカさん?」
返事がない。
アスカは眠ってしまったみたいだ。
僕の服の裾をしっかり握ったまま。
なのに僕はそれから興奮が鳴り止まなくて眠る事が出来なかった。
うん、生き地獄だ。
ある意味、リビングで体痛くして寝る方が良かったかもしれない。
結局、寝不足のまま朝を迎えた。
ーーーーーーーーーー
アスカが大胆になってきましたー。
これからどうなっていくのでしょうか( ;´Д`)
今日は仕事休みで予定もないんで更新頻度高くなりそうです汗
皆さんの小話も楽しみにしてますっ♪
[1208] 題名:君が何を考えているかわからないC 名前:asupon MAIL URL 投稿日:2012年09月02日 (日) 06時30分
僕はアスカに振り回されっ放しだった。
アスカの最近の格好は目のやり場に困るから気にして目を逸らしたり、
相変わらず僕の部屋に勝手に入ってくつろいでいたり、
アスカの意味がわからない行動に、僕は毎日頭を悩ませていた。
でも、嫌なだけじゃないのは確かだ。
少し嬉しいって気持ちもあった。
だけどわからない。
アスカが何を考えているのかわからないんだ。
「アスカ…いつまで僕の部屋にいるつもりなの?」
「んー?」
「もうマンガだって読み漁ったでしょ?あとは何もないよ」
「そうねー。ちょっと飽きてきちゃったかも…」
「じゃあ部屋に戻りなよ」
「………」
「アスカ?」
「………」
「アスカ?………って寝てるよ…」
「すーすーすー」
「どうしたらこの流れで眠れるんだよ…」
「すーすーすー」
「アスカ、起きてよ。寝るなら自分の部屋で寝てよ」
「んーー。今日はここで寝る…」
「えぇっっ!!駄目だよ!起きて部屋に戻ってよぉ」
「うるさい……おやすみ…すーすー」
「あっ、ちょっ、アスカ…」
はぁ……。
「…僕はどこで寝ればいいんだよ」
僕の布団を抱き締めて気持ち良さそうに眠るアスカの寝顔を見ていたら、これ以上起こす気力がなくなってしまった。
僕は諦めて押入れから予備の枕と布団を取り出すと、部屋の電気を消しそっとその場を後にした。
「はー。こんなところで寝る事になるとは。ミサトさん帰って来たらビックリするだろうな…」
僕はそうポツリと呟くと、布団を頭まで被り目を瞑った。
ーーーーーーーーーー
じょーいさん
ありがとうございますー泣
もうギャグではないです!
でもまだ続きます。なんか自分で書いてておかしくなってきましたっ。
でも続きます。
どうか見守ってて下さい( T_T)
[1207] 題名:どきどきっ 名前:じょーい MAIL URL 投稿日:2012年09月01日 (土) 22時06分
>asuponさん
ギャグじゃないかもしれないけど、コメディタッチでとっても面白いです。
早く次が読みたいですぅ♪
>何処さん
「きゅー」としか出てこないのにもかかわらず、アスカ、かわいい(^^)
[1206] 題名:君が何を考えているかわからないB 名前:asupon MAIL URL 投稿日:2012年09月01日 (土) 19時24分
相変わらずのアスカのあの格好。全く慣れない。
もっと僕の気を使ってほしいよ。
僕だって一応、思春期の男の子なんだから、さ。
なのにそれにも関わらず、アスカの変な行動はもっとエスカレートしていったんだ。
「うわぁっっっ!!アスカ!こんな所で何やってるんだよっっ!!!」
「おかえりー」
「ただいま……じゃなくて!何でアスカが僕の部屋にいるんだよ!」
「うっるさいわねー。別にいいじゃない」
「よ、良くないよ!」
「だってあんたの部屋、おもしろいマンガいっぱいあるんだもーん」
「マンガなんて読まなかっただろ?!」
「はまっちゃったのよ」
「だからって勝手に……」
「………」
「ねぇ、アスカ」
「………」
「ねぇ、聞いてる?僕着替えたいんだけど」
「おかまいなくー」
「意味がわからないよ!」
「………」
「ねぇ、アスカ」
「………ぷぷ」
「駄目だ。完全に僕を無視してる。もういいよ。僕は外で着替えるから…」
どうせアスカが僕の部屋に居るだけで外には誰も居ない。
仕方ないからリビングで着替える為にと、僕は部屋着を持って部屋を出た。
「はーあ。何で僕が気を使わなきゃならないんだよ……よいしょっと」
ガチャ
「あ、あ、あ、あ、アスカっっっ!!!」
「ちょっと、馬鹿シンジ。こんなとこでパンツいっちょにならないでよね!」
「何でこのタイミングで出てくるんだよ!!!」
わざとだ。絶対わざとだ。
僕は慌てて着替えと一緒に逃げるようにして部屋に戻っていった。
ーーーーーーーーーー
続きます。
連続更新ごめんなさいッ( ;´Д`)
[1205] 題名:ご連絡 名前:えび@管理人 MAIL URL 投稿日:2012年09月01日 (土) 17時55分
えび@管理人です。
一部の書き込みと、書き込み内容の削除を行いました。
掲示板管理のためです。ご了承お願いします。
[1204] 題名:君が何を考えているかわからないA 名前:asupon MAIL URL 投稿日:2012年09月01日 (土) 13時09分
アスカがキャミソールにパンツいっちょで部屋をウロウロしているのは日課になっていた。
いくら暑いからって、いくら僕の事を男として見ていないからって、いくらなんでもあれは酷過ぎるよ。
僕はそんなアスカへの目のやり場に困って、部屋に引きこもる事が殆どになってしまっていた。
ミサトさんも相変わらずあんなんだし、もしかしてこの家を女子の領域にして僕を追い出そうって魂胆じゃないだろうな…?
バンッッッッ!!!!
「な、何だよ急にアスカ…!!」
「ねぇあたしのお気に入りの髪留めしらない?」
「ぼ、僕が知るわけないでしょ。それより部屋に入るならノックくらいしてよ!!」
「何でノックなんてする必要があんのよ?ここはあたしの住んでる家でもあるんだからこの部屋に入るのにそんな決まりないでしょっ」
「…自分だったら怒るくせに」
「それとこれとは関係ないのよ」
「ちぇっ。何だよそれ…」
「ねーあんたパソコンなんて開いてなに見てんのよ?」
「ちょっ、勝手に覗かないでよ」
「いいじゃん、減るもんじゃないし。あ、なにこれー!また変な萌え系アニメのサイト開いてるー!あんたって本当こーゆうの好きね……ア、イ、マス?アイドルだって、きもーーい」
「な、なんだよ、別にいいじゃないか」
「どれどれ………キャッ、なにこれちょっとエロい画像じゃなーい!!」
「あぁっ、勝手に開くなよ…!」
「うわっ、これなんて…こんなとこギリギリじゃないのー!キモいキモイきもちわるーーーい♪」
「…じゃあ何でそんな楽しそうな言い方なんだよ」
「でもこれくらいならあたしだって負けてないんじゃないかしら。最近成長してきたしー」
「そ、そんなとこ触るなよ…!」
「……つまんない男」
「急になんだよ!」
「あんたって超つまんない。日本一つまんない。宇宙一つまんない。絶望的につまんなーい」
「そ、そこまで言わなくたっていいだろ…!」
「ぷいっ」
アスカは僕のパソコンをいじるだけいじって、僕の事をけなすだけけなして出て行ってしまった。
僕はそんなアスカの後ろ姿をきょとんと見つめる。
「またお尻がぷりぷり………ってあれ、絶対わざとあーやって歩いてるよね…?」
ーーーーーーーーーー
すみません。
まだまだ続きますっ(笑)
[1203] 題名:誤解…それは些細な事から生まれる… 名前:何処 MAIL URL 投稿日:2012年09月01日 (土) 09時54分
1200踏み?あ!しまったー気がつかなかった!ごまめさんありがとう。
【ジオフロントの噂】
「?」
何だろう…レイちゃんがさっきから明後日の方見上げてる…
「どうしたのレイちゃん?」
「伊吹二尉。」
「さっきから何見てるの?」
「…見えませんか?」
「え?」
「…いえ、何でも無いです。では…」
「…?」
私はレイちゃんの不振な台詞を疑問に思い、その見ていた方向へ視線を…
「じゃじゃーん!選択肢チェー―ックっ!」
「!?ま、マリちゃん!?」
「伊吹さぁん、貴女視力は…おいくつぅ?コンタクトしてるぅ?」
「え?あ、し、視力は両方1,2だけど…」
「んんんん〜〜…ブブーッッ!貴女は選択肢B!」
「え?」
「さて、それじゃあちしはこれで…あっと、アスカちん忘れてた。」
「は?」
隅の方に置いてある段ボールをどかして陰から彼女が引っ張り出したのは…
「ア、アスカ!?」
「そいじゃ失礼しまーす!」
「キュー…」
ズリズリズリズリ…
「な…何だったのかしら…」
「あれ?マヤちゃん?」「どうしたんだ?ボーッとして。」
「日向君、青葉君。いや、何でも無いわ。只ちょっと…」
「ちょっと?」「え?彼処に何かあるのか?」
「…見えない?」
「「は?」」
「あ、い、いえ何でも無いわ!あ!先輩に呼ばれてたの忘れてた!じゃあお先に!」
「「?」」
***
「心霊スポットぉ?」
「そ。何だか噂になってる場所があるの。見た人間が皆口を濁すから内容は解らないけど何かいるんじゃないかって…噂には見て気絶した人間も…どうしたの?」
「…昨日、アスカが気絶して保健室に運ばれたわ…」
「何ですって!?」
「最もねー、又マリが引き摺って来た所見りゃ例によって…あ、あれ?いない。」
***
カッカッカッ…
「非科学的な!幽霊なんている訳が無いわ!大体根も葉も無い噂じゃない!これは絶対真相を突き止める必要があるわ、科学的に…あら?」
「…赤木君か…」
「?司令…何を見ておられるのです?」
***
「リツコが倒れたあぁっ!?」
「は、はい、今司令が保健室へ…大した事は無いそうですが…」
「一体何が…」
***
『?司令…何を見ておられるのです?』
『…赤木君、飲食店等で“太郎ちゃん”と呼ばれる存在を知っているか?』
『は?太郎…ですか?』
『どうも大量発生している場所がある様だ。確認の必要がある、付いて来い』
『え?あ、はい…(太郎?)』
『そこの非常階段で上がるぞ。』
コツコツコツコツ…
『ヒッ!?』
『…死んでいる、心配無い。』
『ゴ、ゴ、ゴキブリは死骸でも嫌ですっ!』
『…太郎ちゃんと呼べ、気分的に多少はマシだ。』
『呼び換えても一緒ですっ!』
コツコツコツコツ…
『ここだな…』
ギギギ…
ガサゴソガサゴソ
『キャアァァァァァァァァァァッッ!』
『…ここはエヴァの廃棄部品仮置き場跡だな…床に貼り付いた人工筋肉を餌に増殖したか…』
パタリ
『…気絶したか。』
***
「…碇、消毒作業は終了したそうだ。」
「そうか…」
「しかし…まさか腐敗した人工筋肉の匂いが強力な昆虫誘引臭だったとはな。」
「…理由は判った。対策に清掃の徹底と除虫剤散布を指示、人口筋肉新規生産時には消臭剤入りマイクロボールを添付する様工程を変更、年二回の全館消毒清掃時にハザードレベル検査を追加する。」
「それとな碇…職員の間で心霊スポットとして噂になってる場所があるのだがな。何でも見た人間が皆口を濁すので詳しい内容は解らないらしいが、噂には見て気絶した人間が“太郎”と呟いていたと…どうした碇?」
「…いや、問題無い…」
[1202] 題名:君が何を考えているかわからない@ 名前:asupon MAIL URL 投稿日:2012年09月01日 (土) 04時33分
*ちょいちょいエロティックかもしれないです。
苦手な方。気分悪くされたら嫌なので飛ばして下さいっ。
ある日、急にアスカの行動がおかしくなったんだ。
「ぶっっっ!!!!」
「…ちょっと馬鹿シンジ。いきなり飲んでる牛乳吹き出さないでよ。汚いじゃない!」
「あ、あ、アスカこそなんて格好してるんだよ」
「なにって何か文句あんの?」
「…別にないけど、それじゃまるでミサトさんと一緒じゃないか」
「あんなズボラな女と一緒にしないでよ!ただキャミソールにパンツいっちょなだけじゃないの」
「パンツいっちょって……そ、それが問題なんだよ。そ、それに………なんか…す…透けてるし……」
「え?もっと大っきな声で喋りなさいよ!最後の方全く聞こえなかったわよ」
「ちょ、あ、アスカ…そんな格好で近付かないでよ」
「は?あんた馬鹿?よく見てみなさいよ。あたしの格好のどこがおかしいのよ?」
「そんな堂々と胸張らないでよ。だ、だから…目のやり場に困るってば……」
「馬鹿ね。今更なによ。何年一緒に暮らしてると思ってんのよ」
「そ、そりゃもうすぐ二年とかになるけど…そ、そんな格好で居られたら僕だって…」
「僕だってなによ?」
「ミサトさんでやっと慣れてきたところなのに…」
「あんたって本当に意味わかんない。あーあー、テレビでも見よっと。好きなドラマが始まっちゃうわ♪」
「……着替えないの?」
「あんた馬鹿ぁ?何でまた着替えなくちゃなんないのよ?」
そう言ってテレビの前まで歩いて行くアスカ。
「あ、アスカ……お尻がぷりぷりしてる……」
「あ?!なんか言った?!」
「いや…何でもありません」
うつ伏せになってテレビドラマに夢中になっているアスカを、僕は横目でチラチラと見ていたけど、何だか落ち着かなくなって、僕は逃げるようにして自室へと戻って行った。
この日から、アスカの行動はもっとおかしくなっていったんだ。
ーーーーーーーーーー
久しぶりに投稿してみました。
一応、続きます。
ギャグっぽいのを書いてみたくて思いついた話をどんどん書いていく予定ですが、たぶん面白くないです…。
ギャグは苦手です。
皆さん羨ましいです。