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Gehen wir!「小話掲示板」へようこそ。
エヴァに関するショートショートショート、つまり小話を自由に書きこんでください。
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[1031] 題名:銀ちゃんごめん書いちった(笑) 名前:何処 MAIL URL 投稿日:2012年04月30日 (月) 10時05分

「私が寝府川に居た頃はですね…」

た…助けて…

此所は夜の繁華街、不夜城並ぶ海老通り…
その一角に立つ一軒のクラブ、その名も『サパークラブ銀世界』

少年は…何故か女装した少年は、今まで経験した事の無い程の危機的状況下にいた…


【シンちゃん不夜城魔窟潜入記】


事は数時間遡る。

「な、な、何で僕が女装してそんな店偵察に行かなきゃ駄目なんですかあっ!」

泪目の少年に金色に髪を染めた美人が冷たく宣告する。

「貴方しかいないの。貴方なら確実にそのターゲットが実物か偽物か判断できる…」

「わかんないよそんなのわかんないよ!大体直接父さんに…聞…け…」

「…たら世話無いんだけどね〜。うんうん、シンジ君を行かせるのはしょ〜ぢき気が退けてはいるのよね〜ちょっちだけ。」

言い澱む少年に白衣美人の隣で腕組みをして頷きながらもう一人の美人がさりげなく薄情な台詞を吐いた。

「そ、そんな!」

「シンジ君…こんな言い方は卑怯かもしれない…でも、私達は貴方に頼るしか無いの!」
「日向君と青葉君が被疑者を確認したその日の夜…司令と副司令は休暇を取り、SPも連れずに消えたわ…最後の目撃場所は…件の街。」

「!そんなの只の偶然だよ!偶然に決まってるじゃないか!おかしいよ皆おかしいよ何で皆寄って集って父さんだって決めつけるんだよ!」

「シンジ君…現実を直視して。可能性が有ると言うのは事実…逃げちゃ駄目よ。」

「何でそうなるんですミサトさん!」

「貴方のお父さんがもし…もしも道を誤っていたら…」
「シンジ君、気付いた時には貴方のお父さんがお父さんからお母さんになっていたらどうするの!」

「リツコさんも止めて下さいっ!二人揃って何て恐ろしい事をっ!い、嫌だよ嫌だよそんなの嫌だよそうじゃ無くても不気味なのに父さんが母さんになるなんて!髭伸ばした母さんは嫌だよっ!そんなの僕見たくないよ!」

「シンジ君、判ってくれたのね。」「じゃあ行ってくれるわね?」

「だが断る!断固絶対頑として断りますっ!」

「シンジ君!?」「な、何故!?」

「“何故!?”じゃ無いでしょリツコさん!大体未成年がそんな保護者無しに夜の街行ける訳無いじゃないですか!」

「あ〜、そりは大丈夫よ」「はい貴方の身分証明書。」

「何さりげなくとんでもない事やらかしてるんだよ!職権乱用だろそれ!?」

「ご都合主義と言ってシンジ君」「リツコシーッシーッ!そりは言っちゃ駄目!」

「ご都合主義…それは暗黙の了解…それは曖昧な事象…そして禁足事項…。」

「!あ、綾波!?い、いつの間に!?」
「話は聞かせて貰いました。…碇君、私が行くわ。」

「ひっ!?」「駄目ーっっ!レイは駄目レイは駄目絶対駄目ー―っ!」

「?」「リツコさん?ミサトさん?何でそんな必死に止めるんです?」

「世界を守る為よシンジ君。」

「…へ?」「??」

「マ…マギの推論では貴女が行けば最悪フォースインパクトの恐れが」

「!?」「し…職権乱用っ!そんな事にマギ使ってるんですかぁ!?」

「そんな事じゃ無いわよシンジ君」「まあ、こんな推論が出るとは正直思って無かったけど」

「そう…駄目なのね…」
「ふっ…やはり僕の出番の様だね…」

「カヲル君!?な、何で君まで居る訳ぇ!?」

「却下。あのねえ…私達は事態を収束沈静化させたいの、更に混乱させてどーすんのよ!」
「貴方が行けば事態の更なる混乱が予想されるわ。」

「…了解…」
「う〜ん…まるで僕がトラブルメーカーのような言われ様…」
「自覚無しかよ…」

「?そう言えばこう言う騒動に真っ先に飛び込みたがる人がいない…」
「言われてみれば…真希波さんが姿が見えない…」

「ん?そう言えば…それにアスカは?」

「…今二人ともそれどころじゃ無いみたいよ。」

「え?」

「これは学校の防犯カメラからの今現在の映像…これに口の動きから推定した台詞を合成すると…」

「“まーてーにーげーるーなー(笑)!”」「“嫌ああっ!”」
「“さあ言ええぇ、オタクメガネの渾名をぉぉぉ(笑)”」
「“言えるかあぁっっ!は、恥ずかしいでしょぉぉ!”」
「“なら恥ずかしい理由を言えぇ(笑)チン…が何故恥ずかしいのかをお!”」「嫌あああっ!止めてええっ!」

「ぶはっ!?」

「…未だやってたのね…」「ふっ…彼女の精神は硝子の様に繊細だね…」
「未だって…二人共見てたのお!?」

「…あんたら居たなら停めたげなさいよ…」
「無様ね…と言う訳でシンジ君、アスカを助けたかったら…」

「うっ・・・ひ、卑怯ですよ!」

「…仕方ないわね、リツコアレを。」
「…無事任務を果たしたらこの画像A3にプリントしてあげるから。」

「え?…!葛城作戦部長!こ、これは!?」「!?い、一度しか着なかった幻のっ!」

「「試作型テスト用プラグスーツ着用アスカ全身画像しかも羞じらい中!!」」

「はいっ!やりますやりますやります僕がやりますやらせて下さい寧ろやらせろっ!!」
「碇君だけなんて狡い!赤木博士これ私も欲しい私も!」

「見事にシンジ君とシンクロしたね、綾波レイ…」

**

カランカラン♪

「いらっしゃい…」

「ひっ!(と…父さん…じゃ…無い?…よ、良かった…)」

「?何か用か?ここは飲み屋だ、客ならば飲め、でなければ帰れ。」
「うむ。」

「え?あ、あのぼ、僕はそのそんなつもりじゃ…」

「僕?なんと君も儂等と同類かね!」

「え!?あ!い、いえ僕じゃなくて私はそのあの…」

「隠さんでも良い、君の若さなら色々大変だろう。何ならここで働いて見んかね?」

「へ?」

「何だバイト希望か、ならば今日は体験入店して貰おう。」

「あ、あのだ、だからその」

「体験だから基本時給は\700、後は歩合で指名一件辺り\1,000、ボトル一本につき価格の10%、ドリンクはオール一杯\100のバックになる。衣装貸し出しも有るが君のサイズは今無いので…」

「い、いやだからあの(た…助けて…)」

**

「「有難うございました。」」「…した…や、やっと終わった…」

「良くやった。これは今夜の日当だ」
「え?あ、はい…え?こ、こんなに!?」
「明細書を見ろ…指名五件、焼酎三本にヘネシー、角が二本、新規四組…皆お前の力だ。」
「しかし5時間でこれとは…逸材だな。」「ああ…」
「い、嫌な予感が…」
「是非続けて貰おう」「うむ。」
「ヒエエッ!?ごごごごめんなさいごめんなさい無理無理絶対無理私には到底無理ですうっ!あ!す、すいませんもう門限なんであたしお家に帰りますんで失礼いたしますうっ!」

バタバタバタ…

**

「ねえシンジ…大丈夫?」
「怖い恐いお酒恐い酔っ払い怖いおねにーさん恐いおねじーさん怖い夜の街恐いよぉぉ…」

「この恐慌状態…チアノーゼまで…」「先輩…ではやはり?」

バタン!

「葛城さん!」「ミサト!大変よやっぱり司令は!」
「あ、違う違う。」

「「…え?」」

「いやぁ…シンちゃんとあんたらが指令部出た後入れ違いに司令と副司令出張から帰って来てさぁ、今まで捕まって残業よぉ。缶詰状態で連絡出来なくってさぁ、いやぁメンゴメンゴ…ってシンちゃんどったの?」

「…人間恐い酒怖い男恐い女怖いホスト恐いホステス怖い医者恐い弁護士怖い先生恐い看護婦怖いいぃぃぃ…」

「シンジ…本当に大丈夫?」

「「「…ごめんなさい。」」」


[1030] 題名:司令のおっちゃん、お誕生日おめでとう 名前:ごまめ MAIL URL 投稿日:2012年04月29日 (日) 21時48分

「よし。送信っと…」
ピッ
「トウジ、何してるの…?」
「ん?いや。司令のおっちゃんの誕生日が今日やからな、おたおめメールを送ってあげてん…って、センセ?!」
「そうか…そうなんだ…。父さん…。僕にはメールアドレスなんて教えてくれないのに、と、トウジとはメル友なんだ!」
「ちゃうちゃう、フォロワー同士やねん」
「裏切ったなあー!父さんも、トウジも、僕を裏切ったんだあー!」
走り去るシンジ。
「あーっ!シンジー!…もー。ほんまややこしいであいつ…」

ある夕暮れの景色であった。

=======
※今日は司令のおっちゃんのお誕生日らしいよ!
※司令が無口だと思ったら、普段はそんなことばっかり考えてたのか…w↓
※ごまめの新作を資料室にもあげていただきましただ。


[1029] 題名:ある日の司令のおっちゃん 名前:何処 MAIL URL 投稿日:2012年04月29日 (日) 14時45分

モモンガーZてああた(笑)

そのいち・対抗心


「…グレートコマンダー…」

「?何を言っとる碇?」

「いや…何でも無い…」


そのに・退屈会議


「碇…何を考えておる…」
「…」

(♪碇でございまーす♪悪戯咬ました真希波・追っかけーてー♪騙され・キレてる・何時ものアスーカ君♪レイーは眺めてるーシンジは慌ててるールールルールー今日は訓練日ー♪)

「…(ニヤリ)」

「碇…本当に何を考えておる?」


そのさん・思い付き


「父さん…」

「…シンジか…(息子は思春期…)」

「?父さん?」



「シンジく〜ん、これ司令から貴方に渡せって言われたんだけど…」

「え?父さんが?な、何だろう…」

「開けてみなさいよシンジ。」

がさごそ

「…え?」「これ…バネ?」「…どう見てもバネね…」

「「「?」」」



「司令、頼まれた物はこれです…」

「ご苦労。」

「しかし…何に使うんです?こんなスプリング…」

「ふ…只の悪戯だ…」

「はあ…」

(思春期だけに…スプリング…)


そのよん・外食


「冬月…少し頼む」

「うむ…」



「司令、今月のチルドレン監督月報で…あれ?副司令、司令は?」

「奴は今食事に出掛けとる。」



「(さて…今年のサラリーマン川柳は…むう…相変わらず皆上手い…)」

「お待たせしましたー、牛丼並み肉抜き葱多めだくだくと御新香になりまーす」


「…勘定…」

「ありがとーございましたー、お会計千円からお預り、お釣り六百四十円になりまーす、こちらレシートになりまーす。」

「ああ…(肉抜きだけに…29抜き…)」



※何処は肉抜きなぞ喰わん※うすどん(笑)おっちゃん的には尻ドーン胸バーンかと(爆)※そしてやっぱりボンバイエ(笑)※


[1028] 題名:名曲クラッシャー 名前:銀世界 MAIL URL 投稿日:2012年04月28日 (土) 22時47分

<百万本のバラ>

「何をしてるんだい、シンジ君」

「父さんが持ってたレコードを見つけたから、かけてみようと思って」

「おお、懐かしいのぉ・・・レコードて、オジイがようかけとったわ」

「シンジ、この曲、ロマンチックそうじゃない、かけてみてよ」

「『百万本のバラ』・・・確かにアスカに似合うわね、華やかな感じで」

「ふふ、ありがとヒカリ」

「棘がある所も似てる」

「レイは余計な事言わなくていいの!」

「よし、再生っと」

「・・・これ・・・まさかの報われない歌だったのか、歌は色々だねぇ・・・あれ、シンジ君にケンスケ君、何を落ち込んでるんだい?」

「いや・・・この報われなさ、全力でスルーされる感、オレ、自分に重なってさ・・・」

「それは僕だよ・・・僕には何もないんだ、そしてアスカは別の町に行っちゃうんだ・・・」

「何であたしが別の町に行かなきゃいけないのよ!」

「・・・なあ、この絵描きって、ここまでバラ買う馬力あるんやったら、自分で会いに行ったら良かったんとちゃうんか?」

「そ、それはきっと女優だから、簡単に近付けないのよ・・・」

「それより、せっかく絵を描く能力があるんだから、絵を描くべきだったわ・・・自分の適性を分析すべきよ、無様ね」

「レイ・・・リツコさんの口癖が感染ったね・・・」

「ま、確かに、すっごい女優と並ぼうと思うんなら、並べるような有名絵描きになろうって努力が必要よね!」

「そ・・・そんなぁ・・・アスカ、やっぱり別の町へ行っちゃうんだ・・・」

「はぁ〜、あたし、バラは無視するかもだけど、チェロと料理なら無視しないわよ」

「ありがとうアスカ!」

「しくしく・・・オレは孤独なんだ・・・」

「いや、お前は何だかんだで食いっぱくれんやろから、この絵描きみたいにはならんやろ・・・」


*「翼をください」と違って、エヴァに全く関係がないんだけどね(汗)、ふと、この歌の主人公ってヘタレだなーと思ったのですw
*悲しみを越え自由な空へ・・・いいフレーズだな、私もこっちの方が好きです
*そして何処さん・・・かわいい話を書いたかと思ったら安定の展開w
*じょーいさんも何か思い付いたら書き込んで下さいな、カオス空間だけど


[1027] 題名:さるかにDeath&Rebirth 名前:ごまめ MAIL URL 投稿日:2012年04月28日 (土) 17時38分

「♪ちーちーぱっぱー♪ちーぱっぱー♪
雀のお宿の女将さんー♪むーちをふりふりー♪ちーぱっぱー♪」

ぴしぴし!
「イタタタ!いたいイタイ!なんで私をぶつんですか!霧島さん!」

「だって〜。私は雀のお宿の女将さんで、マユミは下働きのヒラ雀なんだもんっ!てへっ」

「てへっじゃないですよ…むちで人をぶったらダメじゃないですか。このアマ」

ここは、山の中の雀のお宿。
霧島マナ雀と山岸マユミ雀が切り盛りしています。
2人とも、茶色の絣の着物に、お揃いの緑の小さな前掛けをしています。
そこにお客様が現れました。

「頼もう」

「いらっしゃいませー!」

「…お客様は、一体…?」

「わたしは、蟹。横にしか歩けない女…」

赤い全身タイツに、頭に四角い赤い蟹型かぶり物をセットアップした綾波さんが現れました。
赤い瞳と見事にマッチングしています。

「なんで蟹なんですか?」
「そりゃ蟹だから、縦には歩けないわよね…」

「わたし、仇討ちの途中なの…。憎いカタキがこの宿に泊まるはずだから、協力しなさい…」

「なんで上から目線?」
「いえ、お客様は神様です!どーぞお使いください」

「ありがとう…感謝の言葉。では仲間を呼ぶわ」

***

「えっさえっさ」
「うー!うー!」
「えっさほいさっさ」
「むー!むー!」
「おさるのかごやだ」
「ほいさっさ」
「ぎぃーー!離せ!離せよ!」

お猿のかごやが現れました。
お猿のかごやなのに、前方は猿。後方はたぬきが担いでいます。看板に偽りありです。

「ぶはっ。おまけにかごじゃなくて、ただの棒だろ!なんで僕の手足をしばって棒にくくりつけてるんだあ!」
猿ぐつわが外れて、豚の丸焼きのように、四肢を棒きれに拘束されたわんころが叫びました。

「黙っとれ。犬。」
「こりもせず、おっぱい饅頭につられてのこのこついてくる方が問題あるんだよ。悪いね」
「だって、『来い』って書いてたからだよー!裏切ったなあ!」

騒いでも後の祭りです。

「あーやれやれ、ここらで休憩するとしよか」
「おっ。ちょうど宿屋があるぜ」

「いらっしゃいませー!ようこそ雀のお宿へ!!」

「あー、こりゃどうもどうも。猿とたぬきと犬畜生の三匹です。よろしく頼むわ」

「来たわね…カタキ。二人目の仇はこのわたしが必ずとるわ…」
「か、蟹さん。い、一体何をされたのですか?」
「わたしの二人目があの猿にやられたのよ…ギギギ。柿の実とついでに生命の実を奪われたわ。原罪を贖ってもらわなくては」

「要するに、仕返しするんですね…」

「あの三匹は、構わず部屋に通しなさい」

***

「なんかここ嫌だ!嫌な予感がするよ!僕、帰りたい!」
「騒ぐなや、犬!」
「だいたい、僕をさらってどうする気なんだよう!」
「お前が、裏の畑でここ掘れと鳴いたら、財宝がざくざく出て来たという由緒正しい裏死海文書があるんだな。これが」
「それ、ただの都市伝説だよー!助けて!」

猿とたぬきが通された部屋でくつろいでいます。ぐるぐるに縛られた犬はそのまま部屋に転がされています。

「あのー、お茶をお持ちしましたー」
「あ、こりゃどうもどうも」

***

ここは床下。
「みんな…スタンバイしたわね?」
ノートパソコンを膝に乗せて、メガネをかけた金髪の白衣の博士が確認しました。

「ラジャー」

冷静な応答の声が響きます。

「でははじめます。蟹の流された血を猿に贖わせる聖戦…名付けて、猿蟹作戦」

「「「はい!!」」」

***

「ほほほい。囲炉裏はあったかいのう」
「こう、どんぐりを焙じてだな…」
「離せぇー!離せよ!」

じたばたするわんこ。

「お客様ー!どんぐりもいいですが、本物の栗はいかがですか?」
「お!そりゃええな。いただくわ」
「さ、さ。どーぞ!」

バラバラと栗を暖炉にくべるマナ雀。

「嫌な予感がするよう!」
「お前、ほんまに神経質やな」
「怯えすぎなんじゃねーか」
「君たちが図太すぎるんだあ!」

「ん?」
バチ、パチパチ…
はぜるような音が…

「わああああああああ?!」

パーン!パパパパパーン!バン!

栗がねずみ花火のように、猿とたぬきと犬めがけて弾け飛びました。

「あちちち!いてえいてえ」
「いやだー!だから言ったのにぃ」
「こ、こりゃたまらんで!水ー!」

猿が慌てて、部屋の隅にあった水がめの蓋を開けました。すると、

「元気ですかーーっ!」
「うひゃああああ?!」

パーン!
猿は、水がめに潜んでいた何者かに、強烈な平手を頂戴しました。

「な、なんだお前!」

バキッ!!

謎の生物が、飛び出しついでに、たぬきに強烈なドロップキックをくらわせました。

水がめの中には、赤い髪の蜂のむすめが潜んでおりました。黄色と黒のしましまの、蜜蜂パンツを履いております。

「戦いは、いつも無駄なく美しく!蝶のように舞い!」

バキャッ

「蜂のように刺す!」

ドカッ

「元気があれば、なんでも出来るわ!ホワッチャー!」

「色々混ざっとる!」

「たーすーけーてぇー!」

縛られたまま、いもむしのように這って逃げようとするわんこ。

「こりゃ、たまらんでぇ!」
「逃げろぉ!」

「ぐえっ!」

いもむしむいむいのわんこを踏みつけ、猿とたぬきが我先にと宿を飛び出しました。すると、

ズルッ!

「どおっ!」

足元のねばねばに滑って、すってんころりと二匹はひっくり返りました!

「やったわ!牛ふん型使徒、バルディエルはてきめんに効いた」

「えっ?ちょっと待ったって?ワシ、そいつに侵食されてんけど?牛ふんって何!?えっ?」

猿は、精神的にも大ショックです。

「うううう上だー!猿ー!?」
「えっ?!わああああ!」

太陽の光を飛び越えて、何か巨大なものが、二匹目掛けて落下してきました!

「さては、落下型使徒、サハクィエルか?!」

「違うわ!落下型ミサトよ!」

「えっ…」

「うすどーーーーーーーん!!」

掛け声とともに、巨大な女性の臀部が二匹を目掛けて落下してきました。

「うすどーーーーーーーん?!」

猿とたぬきとわんこが目を見開きます。

「うすどーーーーーーーん!!」

蜂むすめが唱和します。

めしゃっ

二匹は、あわれ、ビールを片手にあおった巨大な臀部の下敷きとなりました。

「うーい…昼ビール…うまっ!」

その上に、ひらりとパラシュートの娘が降り立ち、フィニッシュでありましょうか。ポーズを決めました。

「ゼーーーーーット!!」

「あなた誰?」

蟹が尋ねました。

「モモンガ。」

=======
キャスト

猿…鈴原トウジ
蟹…綾波レイ
雀のお宿…霧島マナ、山岸マユミ
たぬき…相田ケンスケ
ポチ…碇シンジ
博士…赤木博士
栗…栗2爆弾
牛ふん…バルディエル
蜂…惣流・アスカ・ラングレー
うすどん…葛城ミサト
モモンガーZ…真希波・マリ・イラストリアス

=======
※かわいい人にかわいいと言われたおっちゃんへ。
※1024は出したはいいが下品なので、あとで嫌気が差したので消しちゃった。下ネタは心がすさむ。
※わざわざご本家様に許可を得られたのか…そんなことしてる暇あったら、いっそのことご本人を連れて来てちょうだい。


[1026] 題名:翼をくだパイ 名前:何処 MAIL URL 投稿日:2012年04月28日 (土) 03時14分

と、黒板に一言だけ書いてあった。。


すぱーん!

「こっ、こっ、この馬鹿シンジーっっっ!」

「〜った〜〜〜何するんだアスカ!僕は書いてない!」


ぱりん、ボリボリバリボリモグモグごっくん

「いやぁ、見事に引っ掛かるのう。ほらほら見て見てマユたん、チミの願望をちょろっと書いたげたらエロかっぽーが簡単に引っ掛かりおる。」

「しくしくしくしくしくしく…」


「切実やなぁ…」

「哀れな…」

ぎゃあぎゃあ

「ミサトの牛ちち見て鼻の下伸ばしてたの誰よ!」

「仕方無いだろ!男には浪漫が必要なんだ!作者なんかこのフレーズ使いたいが為にわざわざリンカ様々に使用許可取った位なんだ!」

「ロマン?」

「見えそうで見えないけど一部チラリって絶対領域は胸の谷間とミニスカの下、そして試験用プラグスーツ!これは思春期の少年にとって浪漫としか表現できない物なんだ!」

「あ、あ、アホーっっ!馬鹿ーっっ!H変態死んでしまえエロシンジー!」

「仕方ないだろ思春期なんだから!」

「何が思春期よ!何がロマンよ!大体そんなに見たきゃ直接見れば良いじゃない!」

「だからいつもお願いしてるじゃないか!」

「何であたしがあんたに胸見せなきゃいけないのよ!

「アスカ…碇君…不潔よ二人共…」

「男はおおかみなのよ…赤頭巾の狼ばりに単純馬鹿な。戦自の餓鬼共や親父連中のエロかった事エロかった事。」


「そんなにロマンが好きなら白鳳の谷間でも見ればいいでしょ!」

「白鳳の谷間だって!?何て恐ろしい事を!」

「あ、イメージしたら目が腐りそう…アスカ助けて…アスカの谷間見れば治るから…」
ガバッ
「キャーキャーキャーッッ!いきなり現れて何処触ってるのよー!」
「綾波ーっっ!狡いぞそれは僕のだー!」

「ふっ…これが俗に言う“仲良き事は美しき哉”と言う情景なんだね…日本語は奥深いねえ…」

「「「絶対違う」」」



《哀しみの無い自由な空って“あっちの世界”って解釈も》《何だ、薬物中毒と一緒か。》《それとも自殺願望か?》《バンジーする前に“翼を下さい”歌ったら絶対止められるな。》《わざわざ高い金払って怖い思いなぞしたくないわんな勿体無い。ビルの窓拭きバイトやれば高い所で働いて金まで貰える》《高須クリニックネタですかゴマたん》


[1025] 題名:ボケまSHOW 翼をちょうだい考 名前:ごまめ MAIL URL 投稿日:2012年04月28日 (土) 00時03分

「そもそも、なぜ、この歌は解釈が分かれるのだろう?空に向かって羽ばたくというテーマは、とても希望に満ちているようにも思えるのに」
「その一方で、『悲しみの無い自由な空』とか、逃避しているだけのような印象もあるよね」
「それだって、ひねくれているからそう感じるのであって、『悲しみの無い自由な空』とは、晴れ晴れとした解放された世界のことを単純に指しているのかもしれないよ」

「この歌の主人公は、本当に空を飛べたんだろうか?」

「『飛んでゆきたい』と言ってるだけで、本当には飛べてないんじゃないかな」
「本当は解放されてないのか。だからもの悲しいのかな」
「『子供のとき夢見たこと、今も同じ夢に見ている』んだって」
「そうか。成長してないんだね。そんな人物だから、本当に翼が生えることは無いんだよ」
「違うでしょ。なんでそんなに残酷なの」

「もし、本当に翼が生えたなら、どうやって降りるのか、降りたあとどうするのかも大切だよね。それが書いてないということは、飛びっ放しなのかな」
「翼はためかせて、それっきり飛び去ってしまったのかな…」
「一発屋だったのかい」
「ち、違うと思うよ?!たぶん!」

「飛び続けることのほうがたいへんなんだなあ」
「それで失敗したのがイカロスさんだよ…」
=======
※わたし的には「悲しみを越え自由な空へ」ならば、結構しっくりくるけど、でもそーだとここまで売れてないかもしれない。やっぱりこれは逃避したいけど出来ない哀しい歌なのかなあ。


[1023] 題名:♪金も要らなきゃ女も要らぬ〜♪ 名前:何処 MAIL URL 投稿日:2012年04月27日 (金) 22時51分

♪私ゃも少し♪

『…毛が…』

「!?今何か言ったシンジ?」

「え?い、いや僕はななな何も…」

「となればマコっぱげかじきハゲるか…」

「「俺達は未だ有る!」」

「あれ?副司令は?」

「今日は腰痛の為整体行きで休暇…」

「て事は…」
「まさか…」

「「「司令!?」」」

「…一応地毛だ…」

「じゃあ誰が…」

「「「「「「?」」」」」」





『?そんな物が何故欲しいんだい?』

『渚君か。君には判らないよ…』

『そう言えばリリスも似た様な事を…』

『リリスはいい…レイと合体すれば毛生えるし…私なんか使徒喰らってN2機関内蔵しても生えないし…』





《本人にしか判らない苦悩程、大抵は端から見ればどーでも良い事だったりして》《お褒めに預り恐悦至極》《誉められた端からこれかよ》


[1022] 題名:かわいい 名前:じょーい MAIL URL 投稿日:2012年04月25日 (水) 06時59分

こちらには初めてお目もじいたします。
じょーいと申します。

何処さんのアスカ、ちょー可愛いですね。

私もこういう可愛らしいアスカを書いてみたいなーって思うのですが、どうしてもできないんですよね、はぁ…。

これからも楽しみにしていますので、頑張ってください♪

ごまめさん、銀世界さんの作品も楽しみにしていますよー。


[1021] 題名:セーラー服ですもの 名前:何処 MAIL URL 投稿日:2012年04月24日 (火) 23時05分

【セーラー服ですもの】

私は高校生になった。
高校の制服は憧れのセーラー服、万歳!
あたしの赤み掛かった金髪と紺地に白ラインの広襟は凄く似合うし、赤いスカーフも紺のスカートもお気に入り。
この高校に入学した一番の理由は制服が可愛いからと私は常々公言している位、私はこの伝統的制服たるセーラー服が好きなのだ。

『…なら何も僕と同じ高校にしなくとも…一高だってセーラー服じゃないか…』

『嫌。あそこのセーラー服はデザインが今一なのよ。』

『はぁ…アスカと又同じ学校か…』

『嫌なの?』

『からかわれるのが目に見えてるじゃないか…』

『だから?』

『…だからアスカと一緒の学校が嫌って訳じゃ無くてさ、又色々馬鹿にされるのがさ…』

『いーぢゃん。僻みやっかみ妬み上等よ、このなんちゃってガイジンアスカ様に怖い物は家のママとわさび漬け位な物だわ!』

『…地震と雷もだろ。後お化け。』

『シーンジー、あんたは何でそう要らない突っ込みを〜』

パッパーッ!『『!?』』

『ハァイお二人さぁん、お元気ぃ?卒業式以来ねー♪』

『『ミサト先生!?』』

『しっかしまー、朝からお手手繋いで初登校ですかぁ?もーっ二人共若いわねー、相変わらずあんた達は本っ当仲良しなんだからぁっ!先生朝からお二人さんに当てられちったわぁっ(^ー^)』

『先生…』『確か中学の入学式も今日じゃ…』

『そーよー、だから遅刻しないよーに早出よー、じゃあ又ねー♪』

ギュオン!ブロロ…

『遅刻しないよーにって…』『…今七時半過ぎよね…』

『『普通ぢゃん!』』

『ミサト先生…入籍したら少しは大人しくなるかなって思ってたけど…』『あれは無理ね…』

『確か6月だよね、ミサト先生の結婚式…』『ええ。』

『結婚してもあれじゃ旦那さん可哀想な気が…』『確かに…あたしは結婚してもああはならないわ。』

『え?』『あ、か、仮定の話よ仮定の!』

『そ、そうだねま、先ずは相手見つけないとね、あ、あはは…』『そ、そうよ相手が問題なのよねあは、あはは…』

『『…』』

『…行こうか…』『う、うん…』

テクテクテクテク

『ねーシンジ』『何?』

『学校まで手繋いで良い?』
『…良いよ…』

『…なんちゃってガイジンの隣は目立つわよ?』
『…構わないよ…』

『…又からかわれるわよ?』

『…今更。』

『…』『…』

テクテクテクテク

『手…離したくないな…』

『…僕も…』



…結局遠回りして危うく入学式に遅刻しそうになったあたし達でした。




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