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Gehen wir!「小話掲示板」へようこそ。
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もちろんLASだけに限らず、エヴァネタだったら何でもOK。
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[1091] 題名:マイ・トイ 名前:ごまめ MAIL URL 投稿日:2012年07月29日 (日) 23時12分

枕やその他の雑貨を、カートに入れて、僕たちは買い物を続けた。

そのまま、ショールームをてくてくと歩いて行く。

最後の方は、子ども向けの家具やおもちゃコーナーだった。

子どもが喜びそうな、色とりどりのおもちゃ。隠れ家のようなトイハウス。トンネル。天井に取り付けるブランコまであるのか…。

家族に連れられた、子ども達がはしゃいでいる。

アスカが、歩みを止めて、モデルルームのひとつに見入っていた。
僕も足を止める。

三歳か四歳くらいかな。
小さな子ども達が、縫いぐるみにしがみついたり、隠れ家を四つんばいになって、出たり入ったりしている。「ねえー、ママ、見てみて!」自分の親を呼んだり、子ども同士でわけのわからない会話を懸命にしてる。

アスカが、じっと見つめてるから、僕も足を止めた。正確には、アスカと子ども達を見ていた。

「何よあんた。うらやましいの?」

アスカが、ぼそりと僕に言った。

「は?」

「あんた、じっと見てるじゃない…。楽しそうにちびっ子が遊んでるの」

「いや、僕が見てるのは、そうじゃなくて…」

君なんだけど。

「バッカみたい。…ちっとも、うらやましくなんかないんだから…」

「……」

さては、うらやましいんだな。
アスカ。

でも、そうだね。
僕たち、子どもの時にこんなモノやこんな空間、手に入れたことがなかったかもしれない。

誰かに、絶対的に見守られていて、心ときめくようなおもちゃ達に囲まれてる。
呼びかけたら、必ず返ってくる、家族の声。

ま、この子達がいつも本当にそうなのかなんてわからないけどさ…。ここにあるものはみんな売り物だし。
でも、幸せそうだ。

「……」

アスカは、今も黙って見つめている。

「…そうだね。少しうらやましいかも。僕にはこんなのなかった」

「あたしだってそうだけど、今更うらやましがったって、変。すっごく!」

「そりゃ、そうだけど。アスカなら、今でもちびっ子達と一緒に、転げ回って遊んでそうだけどな」

「どーゆー意味よ!」

「うーん、子どもと一緒になって遊んであげる、お母さんみたいにってこと」

「……」

アスカ、赤くなった。

キャーア。
ちびっ子が歓声をあげる。

「僕達が子どもの時に、君とこんな場所で出会えてたとしたら…、どうなってたかな」

「そんなの、あたし、絶対あんたのこと、子分にしちゃってたと思うわ」

「僕もそう思う」

ひとしきり笑って。
僕は、君の手をつないだ。

すごく欲しかったのに、手に入らなかったもの。
たくさんあるけど。

「あのさ…。僕達に子ども出来たら、僕達がして欲しかったこと、みんなしてあげようよ」

「えっ…」

「アスカが、お母さんになったら。ってこと」

「……」

アスカも手を握り返してきた。
離さないよ。

さみしさを、どうやって埋めるかなんて…。
補うかなんて。
きっと、やり方はたくさんあるんだろうけど。

僕は、僕達の欲しかったはずのもの、みんな君達にあげたいと思うよ。
アスカと、きっといつか生まれてくるはずの、僕達の子ども。

「なんなら、今、このおもちゃ買ってしまおうか?」

「そんなこと言ったら、ぶらんこ選んでやるんだから」

======
※1059 「マイピロー」の続きのつもり。この二人は多分もう夫婦だね※ごまちゃんはIK*Aの回し者じゃありません。※スペシンの続きも読めたし魔法使いアスカの外伝?も読めたしゆうちゃんさんは可愛いしシータさんの絵はステキだしでごまめ得ハッフン。何処たん今週はまだ?スペシン続いて欲しいわん※シータさんの絵が涼しげで雰囲気あるけど、セリフつけるとしたらどんなのでしょうね。「百円よこしなさいよ」とかじゃありませんように。


[1090] 題名:見てみたかった気もすると言ってもらったので 名前:銀世界 MAIL URL 投稿日:2012年07月29日 (日) 12時30分

<魔法使いアスカと火の悪魔 リツコトウジ母子バージョン>
*シンジカヲルトウジが3兄弟。
*アスカさん出ないタイトル詐欺。

おとぎ話の定番と言えば、親と血が繋がってるのは上の2人なんだけど。
我が家は、今の母さん――リツコさんと唯一血の繋がりがあるのは、末っ子のトウジだ。
継母が血の繋がらない子供に意地悪なのが定番だけど、リツコさんは別に僕やカヲルに辛く当たったりはしない。

「まあ、若いアンタ達に世話になるわけに行かないから、私はミサトの所に行くわ」

ちょっと・・・全てがあっさりし過ぎてる気はするけどね。
ミサトさんって言うのは、リツコさんの古い・・・いや、昔からの・・・えーっと、とにかく、仲の良い友達なんだ。
でも、ミサトさんの家って、僕からしたら信じられない散らかりようだから、あそこに住むって大変だと思う。
いくら血が繋がらないからって・・・そんな親不孝な事は出来ないよ!

「リツコさん、そう言わないで、ここに残ってよ。
 トウジは修行に行くから、血の繋がらない僕とだけ一緒だと居心地悪いかもしれないけど・・・少なくとも家の中は清潔だし」
「あのな、シンジ兄貴・・・せっかく母さんが出て行く言うとるんや、そない気ぃ遣う事あらへん」

トウジが口を挟んで来た。

「ワイは・・・シンジ兄貴と母さんを2人でここに残して行くのは心配なんや」
「心配しなくても、いくら血が繋がってないからって、リツコさんを苛めたりしないよ!」

僕はびっくりして叫んだ。
まさか、弟が僕を信用してないなんて思いもしなかったんだ。

「ちゃうちゃう、ワイが心配しとるのは兄貴の事や!」

トウジは大真面目な顔で僕を見た。

「母さん、趣味が変な実験やん・・・魔術か何か知らんけどやな、薬とか道具とか妙なモンばっかり作っとるやろ。
 ワイは心配なんや・・・誰もおらんところで、シンジ兄貴が実験台にされるんとちゃうかと思てな。
 自分の母親ながら、ワイはあの人が信用出来ん・・・っ!!」

途中で僕の顔付きが変わったのに気付いて、トウジは慌てて振り返った。
リツコさんが冷やかな顔でトウジを見下ろしていた。

「あら・・・私はシンジ君を実験台にする気はないわよ?
 だって、血も繋がってないのに、親孝行しようとか、私が辛くないかとか、いつも気遣ってくれる良い息子だもの。
 実験台にするなら、やっぱり、母親に対して口が悪い事この上ないバカ息子よねぇ?」
「ほら、そないして怒ったら見境のうなって、やたらと危ない実験するやんか!
 生まれた時から見とるから、よう知っとるんやワイは!
 せやから、まだ免疫ないシンジ兄貴と2人になんかさせられるかい、危のうてたまらんわ!!」

トウジは、実の母親相手に殴り掛かる構えを取っている。

「あら、シンジ君は私を怒らせたりしないわ」
「ふん・・・そんなもん、脅迫やないかい」
「シンジ君はアンタと違って良い子だもの」

この会話、なまじっか2人とも笑顔になって話すものだから、余計に怖いんだ。

「それでね、トウジ・・・これをアンタに試そうと思ったのよ、最新の脱毛薬、付けてみない?」
「んな話に誰が乗るかい!」
「ふふふ、ほらね、トウジはこうやって断れるから。
 シンジ君は断れない子だもの、だからとても実験台は頼めないわ」

・・・僕、さり気なく貶されてる気がするんだけど、リツコさん。

「で、ワイは断っとるんやから、もう試さへんよな?」
「あら、嫌な事でも引き受けてくれるのが母子の絆ってものでしょ?」
「んな絆があるかー!!」

僕はもう、2人に止まって欲しいんだけど、割って入る勇気はないし。
カヲルはと言うと、途中で様子を見に来たのはいいけど、楽しそうに眺めてるだけなんだ。

「・・・カヲル、お願いだから止めてよ!」
「どうしてだい兄さん? 実に楽しげな母子の会話じゃないか、微笑ましいねぇ・・・」

ああ、こっちの弟は、色々と感覚がおかしいんだ。

「シンジ君やカヲル君はともかく、トウジはそれなりに似合うと思うのよ、坊主頭」
「坊主頭とハゲは全然ちゃうやろ!!」

・・・ああでも、カヲルに変な事言われたからか、気のせいかリツコさんもトウジも楽しそうに見えた。
2人の様子を見ながら、リツコさんにはミサトさんの所に行って貰おう、と僕は決めた。
こんな言い合いなんて・・・とても僕には出来ないよ・・・。


*リツコさんに「オカン」って呼称も妙な気がしたので、「お袋」と迷いつつ、結局「母さん」にしてみた。
*殺伐とした母子関係だなぁ、しかし・・・そしてヒカリちゃんとの嫁姑関係はどうなるんだろう、考えてなかった。
*ゆうちゃんさんいらっしゃいませー!! カヲレイかわいいー、絵が頭に浮かびます、和みましたー!!


[1089] 題名:バランスボール 名前:ゆうちゃん MAIL URL 投稿日:2012年07月28日 (土) 00時24分

カヲル「レイ•••」
レイ「なに•••?」ボヨンボヨン
カヲル「何をしているんだい?」
レイ「バランス•••ボール•••」ボヨンボヨン
カヲル「それは分かっているよ。だが、なぜ君がそれを•••?」
レイ「悪いの?」ボヨンボヨン
カヲル「いや、悪くはないさ。」
レイ「そう•••」ボヨンボヨン
カヲル「•••••」じーっ
レイ「•••••••」ボヨンボヨン
カヲル「•••••」じーっ
レイ「•••••やりたいの?」
カヲル「•••••」コクリ
レイ「そう•••」ヨッコラセ
カヲル「•••いいのかい?」
レイ「ええ。」コクリ
カヲル「なら遠慮なく•••」
ボヨンボヨン•••ドスンっ!
カヲル「痛たたた•••リリンの遊びは難しいねぇ。」
レイ「•••無様ね。」

初投稿なぅ。二人の性格がおかしいのは気にしないでください。


[1088] 題名:スペシン 4周目 名前:銀世界 MAIL URL 投稿日:2012年07月25日 (水) 00時17分

しかし、サキエルも倒せないって、これアスカに会うのはいつになるんだろう?
そもそも、今までは運よく少しずつ進んでるけど、勿論、前やったところの手前で失敗したら終わりだ。
とにもかくにも・・・僕はか弱い僕はか弱い僕はか弱い、箸より重い物は持てません!って事で。
何とか、初号機に乗り込んだんだ。

「エヴァンゲリオン初号機、リフトオフ!」

吉幾三! じゃなかった、よし行くぞー!
あっ・・・?!

「シンジ君、まずは歩く事だけ考えて!」

・・・歩けません。
多分これは・・・肉離れって奴だと思います。
で、でも、動かなきゃ終わるんだよな。
あ・・・だけど、下手に動いたらシェルター壊して怪我人出して、学校に行ったら殴られるんだった。
いや、よく考えたら・・・動かなきゃ殴られる前に終わるんじゃないかー!!
動かなきゃ駄目だ動かなきゃ駄目だ動かなきゃ駄目だ・・・。

「こ・・・これはまさか、暴走?!」

うん、エヴァが勝手に動いてくれた。
ありがとう、母さん!
でも・・・エヴァが全速力で走った影響で、僕は戦いの後、ぴくりとも動けなくなったんだ。



「あれ・・・知ってる海だ・・・」

起き上がると、いつもの顔を探す。
トウジと綾波の姿が、すぐに見つかった。

「カヲル君は?」
「昼寝中や・・・今が昼かは知らんけどな」
「何だか気楽だなぁ・・・あれ、もしかして、最初の時にトウジがいなかったのも・・・」
「おう、昼寝や」

・・・人生とか世界とかかかってるんだから、もう少しくらい深刻に考えてもいいんじゃないかな。
まあ、何遍でもやり直せる時点で、色々と軽いんだけどさ。

「で・・・今回、僕はどうなったんだろう?」
「うん、まあ、よう頑張ったで」
「1戦目の第3使徒戦は暴走で勝利・・・でも、その後遺症で次の第4使徒戦に出られないまま不戦敗・・・」

その間・・・僕はずっと意識がなかったのか・・・。

「怪我人とかは・・・トウジ、妹さんは?」
「んー、まあ・・・見ての通り、こないして皆溶けてしもたら同じやからなー」

・・・そう言う問題じゃない気がするんだ。
何だか、聞くんじゃなかった。

「碇君、次、行くの?」
「そうだね・・・次こそ、もっと使徒を倒してみせるよ」
「ほな、あいつ起こして来よか」

トウジの言葉に、僕は首を傾げた。

「昼寝の邪魔していいのかな?」
「せやけど、ちょっとでも過去にやる人手多い方がええやろ」

僕は、最初に時を遡った時の事を思い出す。

「ねえ、綾波・・・過去に行く時のエネルギーが違うとさ、何か変わるのかな・・・?」
「そうね、私達の出力が大きいほど、碇君が奪われるエネルギーが少ないはずだわ」
「って事はさ、1回目の時、トウジを起こしてくれてたら、僕は風が吹いたら倒れるくらい弱くはなかったんじゃないかな?!」

がっくりと肩を落とした僕に、綾波は追い打ちをかけてくれた。

「そうね、あの時は、私とフィフスの2人で、碇君と鈴原君を含めた4人を戻したから、碇君は相当に弱かったと思うわ」
「でも、シンジ君」

お目覚めらしいカヲル君が、にこにこしながら言った。

「どうせ、フル出力でも、ファーストを抱き起してぎっくり腰になる程度にはスペ体質になるんだよ、君は」
「嬉しそうに言わないでよ!!」
「つまり・・・1回目と比べて強いかと言うのは、あまり期待しない方がいいわ」

だよねー、暴走したら再起不能になるんだもんなー。
僕は深く溜め息をついた。



*司令はおひげがあるからマ○オ似合うと思うの。
*自分もゲームはめったにやらない(我が家に借り物以外のゲーム機があったことがない)、ネトゲは無料オンリー。
*スペランカーは多○仁さんがネタにされているので知った・・・ゲーム的にどれだけ恐ろしいのかやってみたい気がする。
*一応、ラストはあると言えばあるんだけど・・・自作とネタ被りがヤバい+急転直下のシリアスオチという問題点が(汗)。
*しかも全くLの字がないと展開になるんですけど。


[1087] 題名:スーパーMAGIヲブラザーズ 名前:ごまめ MAIL URL 投稿日:2012年07月23日 (月) 07時32分

「ヒマね・・」
金色に染めた髪を指先でいじりながら、赤木博士がつぶやいた。
「そうだわ。あのアイディアを形にしてみましょう」

***

司令室を出た途端、私は、実に奇妙な世界にエントリーしていた。

どこだ?
ここは?

青い空。ぽっかりと浮かんだ白い雲。
どこまでも続く黄色いレンガの道。

♪ちっちゃっちゃらっちゃ!ちゃっ

♪ぺっぺっぽーぽっぺぽっぺぺっぽっ
ぽっぺぺれっぺっぺれぽぺれぽ♪

妙に軽快な音楽が聞こえてくる。

私は、うろたえながらも前に歩み出した。するとどうだろう。実に体が軽い。すいすい進む。

すると、前方から、奇妙な生き物が近づいて来た。
使徒か?!
それにしては小さく、トコトコとゆっくり歩んで来る。
途端に、足の裏がムズムズしだし、私は思わず跳躍し、奴を踏みつけていた!

ペコッ

可愛らしい音を立てて、キノコがへこんだ。

すると
「うわぁあああ?!」
次の瞬間、私はさらに大きく跳ね、何もかもを飛び越えていた!

途切れたレンガの大穴。
緑色の土管。奇妙な動く花。

楽しい、楽しいぞ!

前方からカメが歩いてくる。
こいつも踏みつけるのだな?!
私は楽しく踏みつけた。

しかし

次の瞬間、カメの甲羅がレンガの壁に跳ね返り、私に向かって来た。

「そ、想定外だ!」

とっさに私は跳ねた。
私の下を、物凄い速さで、甲羅だけになったカメが通り過ぎて行く。
あちこちに、そのカメがぶつかる音が聞こえる。
なんという恐ろしい使徒だ。

「う?!」

なんだ。何をさせるのだ。
私は拳を突き出し、天井を殴った。
殴る。殴る。殴る。殴る。
さながらサキエルを連打する初号機のようだ!

ドガン!ドガン!ドガドガドガ!
ちゃりんちゃりんちゃりんちゃりん

ブロックを破壊する衝撃音と同時に、コインの音が混じる。

なんだ?これは!

続けて、私は何もない天井を殴った!

びみょみょみょ

キラキラ輝く、いかにもすてきな星が、ぴょこぴょこと飛び跳ねている…?

私はその星を取り込んだ。
ひとつになりたいと思った。

すると

♪てーてとてーてーとてーててーとてーとてとー!

なんという高揚感!!
万能感!!

私の身体が輝いている!

見ろ!カメもキノコもハンマーを投げつける分裂した使徒も、全て、私に触れただけで、

ポケポケポケっ

と、こけまろぶではないか!

わかった、わかったぞ!
ATフィールドの意味!!
ユイ!

…ててってっててって!てっ…

あ…フィールドが途切れたのか。
それとも、活動限界か。シンクロ率が下がったのか…

私は、元の私に戻った。

多少落胆しながらも前に進む。
すると、旗がポールにたなびくのが見えて来た。

あれは、何かの目標か?
きっと、意味があるに違いない。

気を取り直し、そのポールを目指して歩みを進めたその次の瞬間。

ぽっかりと空いた足元の穴に、うっかりとした私は、すっぽりとはまった。

♪でっでって、ででっててれってれ…↓

GAME OVER

…なんだこれは…
暗闇で、呆然とする私の前に、見慣れた人物が現れた。

青いツナギを着て、お揃いの帽子を被っている。

「冬月…?!」

「あとは、私に任せろ」

「……」

よくよく見れば、私も冬月と同じような、赤いツナギのお揃いを身につけていた。

親指を立て、サムズアップした奴が、上昇するエレベーターに乗って、地上へと上がっていった。

「ユイくんは、私が助けだす」

「………」

***

「ああっ!失敗しちゃったあー!」

「次はあちしだにゃ!」

「もー。油断したわ…」

アスカと真希波が、コントローラを取り合っている…。

「次は俺な。」

「なあ、このソフトもっと無いん?ワシにもくれへん?」

ケンスケとトウジもやたら気にいっている…

僕は、頭を抱えた。

「なんか、おかしいよ…」

***

「最近、司令と副司令が、異常にやつれてない?」

「何か理由があるのかしら」

========

※このネタ、実は前ーから思いついてて、いつかやろうと思ってた。何処たんと完全に被ってしまい、この板の思考回路は似てくるのだろうかと戦慄している。※でも出したもん勝ちだから先を行ってるのは何処さん。※私にわかるゲームはこれぐらい。あとはもーさっぱり。ファイナルファンタジーって、いつファイナルやねん。髪の毛をスプレーで立てるヒマがあれば、その間にスライムの一匹も倒せやと、いちゃもんをつけたくなる程度にはゲームに興味が無い。(クリアする能力がないせい)ネットゲームもわからない…。儲かるのゲーム会社だけやん。※ゲーム一生懸命やったって部屋が綺麗になるわけでなし、体脂肪落ちるわけでなし、家庭円満になるわけでなし、時間泥棒にしか思えないので私はやりません。あでも、Wiiは楽しそうだと思う。※向き不向きがあるね※スペシン面白いので、アスカちゃんに出会うまではやって欲しいー。ビンタされたら命取りですね…


[1086] 題名:スペランカーシンジ君 3周目 名前:銀世界 MAIL URL 投稿日:2012年07月22日 (日) 11時02分

幸いな事に、僕には学習能力って奴があった。
風は避けたし、ミサトさんには好きに運転して貰って、サキエルから逃げ切った・・・やっぱり酷い車酔いにはなったけど。
おまけに、NERVで迷って歩き回ってる間に、何だか妙に肩が痛くなった。
リツコさんと顔を合わせた時、最初に彼女が言ったのが

「顔色、悪くない?」

だった。
リツコさんが僕をじろじろと眺め・・・いや、診察して判明した事。
それは、そんなに重くない鞄を肩から下げてただけなのに、歩き回ってるうちに・・・酷い内出血になっていたって事だった。

「湿布・・・貼った方がいいわね」

こんな状態で、僕はエヴァに乗れるんだろうか?
でも、僕以上に絶望したのは、ミサトさんとリツコさんだったらしい。
父さんが僕を初号機に乗せるって言った時、2人は猛反対した。

「シンジ君は、車にすら弱いのに、エヴァを操縦出来るとは思えません!」
「この程度の鞄を持ち歩いて肩が内出血・・・戦闘に耐えられるとはとても・・・」

本来の僕は、そこまで弱くないんだ・・・運命のいたずらでスペ体質になっちゃっただけなんだ・・・。

「仕方あるまい・・・レイ、予備が使えなくなった、出撃しろ」

父さんの声に、はっと顔を上げると、包帯姿の綾波が運ばれて来た。
綾波は無理して体を起こそうとして倒れ込んだものだから、僕は急いで駆け寄って助け起こした・・・ん・・・だ・・・けど・・・

「・・・誰・・・? 酷い顔色・・・酷い汗・・・」

うっすらと目を開けた綾波に言われるまでもなく、僕は体中から冷や汗が流れるのがわかった。
これが・・・これが・・・

( ぎ っ く り 腰 っ て 奴 か ー ! ! ! )

動けなくなった僕は痛みで声も出なくなり、「乗ります!」とすら言えず、当然出撃なんて出来なかった・・・。



気が付くと、トウジとカヲル君がげらげらと馬鹿笑いをしてたんだ。

「・・・おはよう、碇君・・・2人に顛末は報告しといたわ、ぎっくり腰エンド・・・」
「ぎっくり腰をバカにするなよ! 痛いんだよ!」

僕は急いで跳ね起きる――ここに戻って来ると、体質も元通りらしい。

「大体、何で綾波は僕の顔見て『誰?』なんて聞いたのさ? 酷いや」
「覚えてへんかったんやろ、しゃあない」

まだ笑いながら、トウジは言った。

「ワイらの記憶は、センセの体質みたいなモンや。
 こっち来たら全部思い出すんやけど、時間戻ったら覚えてへんねん」
「多分、時間を遡るのに使うエネルギー消費の関係だろうね」

カヲル君が頷きながら言った。

「そう・・・だから、さっきの私にとって碇君は見知らぬ他人・・・そしてその見知らぬ他人が目の前でぎっくり腰・・・」
「もう蒸し返さなくていいよ!」

綾波なんて、今度はストレッチャーから転げ落ちたって放っておいてやるんだ。
僕がむくれてるところへ、トウジがポンと手を打った。

「そや、思い出した・・・シンジ、すまん! 先謝っとくわ!!」

何事だ?

「お前のスペ体質考えたら、ワイが殴ったらエライ事なるやろ・・・ほんまにごめんな!」
「今から真顔で謝られても、どうしろって言うんだよ!!」
「後味悪い事になりとないし・・・頼むわ、全力でワイから逃げてくれ!!」
「無茶言うなよ!! 全力で走ったら僕がどうなると思うんだ!!」

僕らの話を聞きながら、カヲル君は首を傾げた。

「ねえ、いっそ、シンジ君がおとなしく殴られて昇天してさ、ダミープラグの件とおあいこにしたらどうなんだい?」
「そんな軽々しく言わないでよ!」
「人生が何度もやり直し効く状況だと、全てが軽くもなるよ・・・そもそも、僕にとっては生と死は等価値だし」
「・・・やり直し言うてもスペ体質やけどな」
「スパシンとスペシン・・・1字違いで大違いね・・・」

バ・・・バカにして・・・。

「絶対・・・絶対クリアしてやるんだ・・・もう1回行くよ!」

ああ、僕も感覚がマヒして来たよね、すっかりゲーム気分なんだから。



*生命倫理も何もあったモンじゃない。
*とりあえず思い付いたネタ終了、何か思い付いたら続きを書くかも。
*ぎっくり腰は辛い、本当に。


[1085] 題名:おっさんホイホイネタより 名前:未だ名無し MAIL URL 投稿日:2012年07月22日 (日) 07時23分

私の名は  山岸マユミ・・・ それ以上思い出せない・・・

・・・・・って、何なんですか! この赤とピンクのビキニコスチュームは!?
それにあのキャラは金髪17歳だった筈ですよ!
マリ「ほほぅ、エロエロなコスチュームだなぇ〜」
マナ「さぁマユマユたん、そこの店で万引きをするのだ!」
いいいいいい嫌ですいやですぅ!

・・・・・どうして全裸に剥かれて吊るされるんでしょうか・・・アア ナゼワタシガ コンナメニ アワナケレバナラナイノ!

駄文失礼しました


[1084] 題名:スーパーネルフブラザース 名前:何処 MAIL URL 投稿日:2012年07月21日 (土) 11時03分

♪ででっでっででっでっ♪
軽快な音と共に画像に現れた二人を見て僕は卒倒しそうになった。

リツコさんが洒落で作ったオリジナルパロディゲーム…元は青葉さんと日向さんが使用キャラだったんだけど…伊吹さんが悪戯でキャラデザインを変えたのが一部で大ウケしてるらしい。
で、そのソフトをアスカが手に入れて今まさにソフトを起動した所なんだけど…

何で父さんと冬月さんがマリオなんだよ!?しかも3Dにする必要あるの!?!!気持ち悪い位リアルだし!

頭を抱える僕の隣でアスカが爆笑しながらゲームをプレイしている…

画面では赤いツナギを来た妙にリアルな3D父さんがブロックを破壊したり茸を採って巨大化したり土管に沈んだり手榴弾投げたりしてる…あ、一面クリアした

『大丈夫だ。問題無い』

その父さんキャラのクリア台詞に僕はいたたまれなくなって部屋を出た…何で目からしょっぱい水が出るんだろ。


[1083] 題名:スペランカーシンジ君 2周目 名前:銀世界 MAIL URL 投稿日:2012年07月20日 (金) 23時19分

「はぁ・・・トウジもカヲル君も綾波も酷いや、面白がってさ」

青い空とは裏腹に、僕はとても憂鬱な気分だった。
が、次の瞬間、ミサトさんの車が近付いて来るのが見えた。
今度は風圧なんかで倒れないぞ!
僕は急いで物陰に隠れた。

「あれ〜、おっかしいなぁ、リニア運転停止の事考えたら、多分シンジ君この辺だと思ったのに・・・」
「葛城さん・・・ですよね?!」

僕はタイミングを見計らって物陰から飛び出した。
よし、第1段階クリア!
だけど、僕は忘れてたんだ・・・この後、急いでNERVに向かうために、ミサトさんが車をすっ飛ばすって事・・・。

「あ・・・あの、葛城さん!」
「ミサトでいいわよん」
「じゃ、ミサトさん、僕・・・車苦手なんです!」
「苦手って・・・酔うの?」
「そんなとこです、なので、安全運転第一でお願いします!」

だって、あの運転の車に乗ってたら、僕の今の体質じゃ、間違いなくアウトだ。
悲壮感を漂わせて見せたら、ミサトさんは困ったように僕を見た。

「でもねぇ・・・アレから逃げなきゃいけないわよ?」

そう言ってミサトさんが指さした方向には、ばーんとサキエルが立っていた。

「酔うくらい我慢しなさい、男の子でしょ!」
「そ、そんな・・・」
「死ぬよりマシでしょ!」

どっちにしろ死ぬのか・・・。
僕は泣きたくなった。
それでも、ミサトさんは、出来る限り安全運転してくれたんだ。
・・・それが裏目に出た。

「ミサトさん・・・追いついて来ました」
「まずいわね、ハンドル切るわ、掴まって!!」

でも、なまじっか今まで安全運転だったから、余計に急ハンドルになったんだ。
車は思いっ切りスピンした。
不幸中の幸いで、使徒は僕らに無関心のまま通り過ぎて行った。
ただ・・・スピンした車は体勢を立て直せなくて、しばらくふらふらした後、その辺の壁にぶつかって止まった。
勿論、その衝撃が直接僕に届く事はなかった。
何しろ、最近の車には、エアバッグって便利な物が標準装備されてるんだから。
が、エアバッグは膨れようとした瞬間、僕の顎に激しくぶつかったんだ。
ああ、まただ、目が回る・・・。

「シンジ君?!」

ミサトさんのうろたえた声が聞こえた。

「ああ、ごめんなさい、私が運転ミスしたから・・・」

ううん違う、ミサトさんは悪くない。
僕がミサトさんのやりやすい運転を止めたからだ。
でも、僕はもう意識が朦朧としてて、ミサトさんに何も言えなかった。



「またNERVにも着けなかったわね」
「いやあ、まさかの展開だったねぇ・・・驚いたよ」
「エアバッグ直撃で意識不明て、●村ヒトシも真っ青やで」

何だか勝手な事を言っている奴らがいる。
はっと起き上がると、また赤い海の側で、綾波とカヲル君とトウジが、僕を見下ろしていた。

「酷いや、何でそんなに楽しそうなんだよ!?」

僕が膨れてるのに、綾波は相変わらず無表情だし、トウジとカヲル君はニヤニヤ笑うだけ。
誰か僕に同情してよ!!

「それにしても・・・何で君達だけいるの?」

いると言っても幽霊っぽいけど。

「使徒だから、じゃないかな」

カヲル君は平然として言った。

「だから、君の人生をやり直させてあげられるんだよ」
「・・・もう少し強くしてやり直させて欲しかったな・・・」
「贅沢。他人の力を借りて戻っておいて」

綾波が冷やかに言う・・・ああ、彼女もリリスだっけ?

「で、何でトウジがいるんだよ?」
「そら、3号機もろとも使徒として処理されたからやろ」

けろりとした顔で言われて、僕は逆に落ち込んでしまった。
そうだ、僕が原因だ。
カヲル君の事も、綾波を人間でいさせられなかったのも、ミサトさんがいなくなったのも・・・最後に残ったアスカが消えたのも。
だったら、僕はやるしかない・・・たとえ、たとえひ弱なスペランカー体質でも。

「何回でも、時を遡れるのかな?」

僕の質問に3人は頷いた。

「ええ、多分」
「戻った後で終わるたんびに、戻る直前まで戻るみたいや」
「何だか、戻るだらけの説明だね、混乱に値するよ」

こうやって見送られて、僕は3回目の挑戦に出かけた。



*半端にシリアス入ってしもた(汗)。
*それにしても使徒トリオが酷い性格だ、常識人不在w
*スーパーシンジ君て言葉を初めて聞いた時、つなぎを着て、ブロック破壊したり、ジャンプして亀を踏んだり、土管に入ったりするシンジ君しか浮かばなかった!
*エアバッグネタは、リアルスペランカーの多●仁(トウジ君が話題にしています)のネタを強化。
*何だか続けちゃってるけど、ラストはどうしよう!(爆)


[1082] 題名:すーぱー碇しすたーず 名前:何処 MAIL URL 投稿日:2012年07月20日 (金) 11時49分

「…で、何であたしがファーストと買い物しなきゃいけないのよ。」

「…」

「だってぇ、レイは司令の養女になる訳だしぃ、アスカはシンジ君と婚約した訳だしぃ、これで義理の姉妹揃ったからにはやっぱ買い物行って貰わないとぉ」

「だから何でよ!?一緒に買い物する理由が解らないわ…で、何買うの?え?茸?」

「…もしかして、スーパーマリオな…」

「ピンポ〜ン♪」

「…私はルイージじゃ無い…」




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