[781] 月明かり こぎつねひとり 山の中♪ |
- 雲 - 2005年11月22日 (火) 18時15分
キミの声 日記の中に 生きている みみをすまして 俺がきいてる
.............................................
1976/クリスマス 1976.12.25日記より
クリスマスの夜 どこからか鈴の音が聞こえはしないかと 闇に 耳をすます
風が吹いてきたら またどこかへ とばされていこう 花を追うミツバチたちと…とおい花園をさがして 陽炎が立って 日が暮れかけたら また 夜の寒さに 孤独の闇に じっとして 身を震わせる
朝までもつか… この命
小さな海に船を出し 小さな風に乗せられて 行き着く先もわれ知らず 目指すは 遠い 白い雲
じっとしてたら 喰われてしまう さあ お逃げなさい さあ さあ 遠くへお逃げなさい 求めるものは なにもない つかんだものも なにもない
小さな風は ゆき過ぎて 明るい陽射しの午後の野を 駈けてはめぐる野狐の 親を失くした子供らが ちいさな花に噛み付いて しおれた花は誰が知る
遠い昔に夢に見た 山ふところのせせらぎの 湧き立つ水もいまはなく けだものたちのうめく声 都会の中でふるえてた ちいさな命のときめきは 見知らぬ野辺に誘われて 虹を追いかけ駆け出した そこは奈落の坂の上 とどまることも知らぬ間に いつしか下る 真逆さ
今日もあしたも 我になく あるは冷たき屍の 風吹き荒れて 散り散りに 消えゆくままの ちいさな灯… ・・・・・・・・ あした天気になれば…
また…こころ 晴れる
|
|