[14] ファンタラマLOVE うりゃん
すてきな世界。
水路を行くゴンドラに乗って、 世界中を旅する。 各国の言葉で挨拶を交わし、 その土地由来の童話に浸る…。
イッツ・ア・スモール・ワールドを想像したあなた、惜しい!
スズキの人生の中で一番センセーショナルかつ、印象深いアトラクション。 それが、 那須ロイヤルセンター「ファンタラマ」!
小さい頃、毎年夏になると祖父の別荘のある那須へ行っていたのですが、その近くに那須ロイヤルセンターという総合レジャー施設があったのです。 そのなかにあったのが、ファンタラマ。
およそ人生の中で一番回数をこなしたと思われるほど、毎年、何度も、何度も、足を運びました。1日に何度も乗ったり。大好きな場所だった。
水に浮かぶゴンドラ。植物園のようなすべりだし。(すでにどこからともなく「さようなら」と聞こえてくるが気にしない。)
トンネルに入ると、「こんにちは」「ニーハオ」「ハロー」「ボンジュール」「チャオ」…世界中の言葉で迎えられ(トンネルの壁に書いてあるだけ)、そこを抜けると世界各国の衣装を着た(今にも壊れそうな)お人形たち。
エッフェル塔をバックにカンカンを踊る美女(?)を横目にセーヌ川(…ていうか水路)をくだり、チューリップ畑を抜けるとガリバーが低音のいい声で「やあみんな、よく来たね」、その股の間をくぐりぬけまた新たな国へ。ビートルズ(らしき)バンドの演奏、ピラミッド、(身の丈1mほどの)親指姫、(ぎこちない動きの)マタドール、エスキモー…。 各国の童話をモチーフに、「ファンタラマ〜、ファンタラマ〜、みんなのファンタラマ〜、まっわっろう〜よ、まっわっろう、フネ〜に乗っって、まっわっろ♪」という音楽と共に人形たちが舞い踊ります。(まあ、踊ると言っても単純な反復運動。1ストロークがせいぜい50cm程でしょうか…)
国々を抜け、またトンネル。 今度は各国語で「さようなら」(同様、書いてある。)
そして植物園にもどると1羽のオウムが調子っぱずれに「ファンタラマ〜、ファンタラマ〜、みんなのファンタラマ〜。さようなら(高音)、さようなら(低音)、また来てね。」を無限ループ。
そんなすてきな世界、ファンタラマ。
東京ディズニーランドができるよりも遥か昔からあったそれに馴れ親しんだスズキは、スモールワールドはパクリだと思ったものよ。 ほんとは海外のDLのスモールワールドをファンタラマが真似してたらしいんだけどね。
何せ、思い出深い場所なのです。
先日、ふと思い立って今でもまだあるかと思いネットで検索してみたところ、残念ながらもう取り壊されている模様。 多くの方が知らないであろうその「すてきなせ〜か〜い〜♪(テーマソングより抜粋)」は、30数年ほどの長い間人々に夢を与え続け、2000年に終幕を迎えたそうです。
がっかり。 自分にも子供が出来たら、いつか連れていってあげたかったなあ。
ちなみにスズキ、あのオウムの物真似ならかなりのクオリティを保証! しかしそっくりなのに誰も元ネタがわからないと言うジレンマ。
というわけで、今スズキの中で再沸再熱大ブームのファンタラマなのです。
例の曲、自作着メロに挑戦中。メル着につかうのだー!(>ω<)/
[2003年07月28日 (月) 05時26分]
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