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うんぬん

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sss 古傷 (*ちょっとキケン)
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「イテェ」

近藤の口から思わず飛び出した言葉は、小さすぎて、土方の耳には届かなかったらしい。
剥き出しの肩に、噛み付いた男は、ピクリともせず、執拗に舌で傷痕を舐っている。


「トシ」


土方の後頭部に手をあてて、近藤はやんわりと否定の意思を示した。


「トシ、痛ェってば」


赤い舌をのぞかせたまま、土方は、少し顔を浮かし目だけを近藤に向けた。
何か挑発するような目だった。


「傷もうとっくに治ってんだろ?」


痛いはずがない。
それだけを言うと、土方は、また顔を近藤の肩に埋める。
甘噛みされて、舌で舐られて、近藤は身じろいだ。
古い傷だが、何も感じないと言えば、嘘になる。
こそばゆいような痛いような感覚がざわざわと背筋を駆け上がって脳髄がムズ痒い。


「トシッ」


土方を呼んだ声は、知らず、上擦っていた。

身体が熱くなっている。こんな風にされただけで。


「トシッ、ヤメロって」

もうすっかり癒えきっている古傷を、今夜に限って、彼が、こんなに執着する理由がわからなかった。
何か怒らすような事をしたのかと、思い返してみても、思い当たる事がありすぎて、どうしようもない。

声を上げてしまいそうになって近藤は唾を飲んだ。

蒸し暑い夜だった。





−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
古傷は蛙事件の傷


ご無沙汰してます。元気です。
日々の細々したことに気をとられて、言葉がうまくでてきませんで、しばらくは停滞前線。目下、脳内はいまさら梅雨です。あるいは、暑すぎるのかも知れません。気温35度とか37度とか脳みそが沸いている気がします。

こないだ女子高生が自転車に乗りながら「焦げるー」と叫んでました。正解!大正解!ホントもう焦げよる。


盆あけにむけて一話製作中です。頭が溶けてるので書き直してばかりです。
盆明けくらいに来て下さると晴れ間が見えてるかも知れません。(しかし溶けてるからなぁ)


夏コミもうすぐですね。参加される方も遊びに行かれる方も熱いですがお気をつけて。


以下私信
お返事遅くてすみません。

ササ様


ご報告ありがとうございます。デブ猫チャレンジ本だったので、楽しんでいただけたならほっとしてます。ふてぶてしい生き物に懐かれる近藤さんと、ふてぶてしい生き物に対抗心を持つ総悟とかちょっと好みでして。サイトの方も遊びにきていただけてるみたいで、感謝多謝でありあます!Thanks



クマトリさま



わー優しいお言葉ありがとうございます。クマトリsamaってカワユイですよね。とか言ってみたり、怒らないでください。反省してます。ちょっとだけ。あ、怒らないでください。色々と感想などなどホントありがとうございます。東京は雨降りも盆明けにはちと書くつもりですので、また遊びに着てやってくださいまし。多謝!!優しさに愛をこめて。




No.425 2008年08月04日 (月) 23時07分

 

私信
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クマクラさま

うぎゃー!!すみませんでした。申し訳ない。なんか脳内で勝手に変換してました。お名前間違えるなんて失礼しました。

鮎の塩焼きおいしんですか〜。確かにビールにあいそうです!私は最近気づいたので、ちょっとびっくりしましたが、そうか定番なんですか!

教えてくださってありがとうございます。

いや〜しかし名前すみませんでした。しかも返信遅くなってしまって。重ね重ね申し訳ない。広い心でまた遊びに着てやってください。

多謝!

No.424 2008年07月26日 (土) 23時57分

 

たまには日記
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3連休近所の神社で夏祭りやってました。
小さい神社なので、地元の小中学生が沢山きてて、男の子の集団と女の子の集団がなんか、「あー近藤やん、何やってんのアンタ〜キャハハ」「わーうっさいのが来た。お前らこそ何やってんだよ。つーかお前らちゃんとリンゴ飴食ったのか?(意味不明)」みたいな会話してて、お姉さんはドキドキしましたよ。思春期!!

ところで、屋台で売ってるすごく小さいコロッケ(串にいっぱいさして買うやつ。大阪では東京コロッケという名前)はいったい全国的にはなんて名前なんですか?
あと最近鮎の塩焼きを売ってる気がするんですが、気のせいですか。大阪だけ?

屋台は楽しいナァ〜。たこせんは全コックなのかも気になる。リンゴ飴と唐揚げ串が好きです。唐揚げなんてどこでも食べれるのにね。


私信
Hさまありがとう〜
No.423 2008年07月24日 (木) 01時20分

 

sss 妄想都市の夏
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「チューペット半分いるヒト〜?」


外から帰ってくるなり冷凍庫を開けた近藤が発した言葉は、クーラーのよくきいた事務所の中に空しく消えてしまった。

脚をたてて行儀悪く椅子に座り、マウスをカチャカチャいわせている銀時の目の前に、チューペットの残り半分が差し出されたのは、当然予想通りのことで、銀時は、それを、礼も言わずに受け取って、銜える。


「チューペットうまいのにな〜」

「今の奴はハーゲンダッツくらいじゃねーと食わないのよ」

断りもなく隣の椅子に逆さ向きに腰掛けて、近藤はブーたれた。

「俺もハーゲンダッツの方が嬉しい」といいながら、銀時はまるでダメなおっさんだなコイツ。と、思った。

近藤が隣から動く気配も無いので、パソコンの画面に視線を戻して、銀時は、チューペットをガリガリやる。

隣から同じようにガリガリする音が聞こえて、夏だなァなどと思うのは風流とは無縁な感じで好ましかった。

不意に、近藤が、安っぽい氷菓を、食べる音がしなくなったので、もう食い終わったのかよ。と、突っ込むべくそちらをみれば、沖田が近藤からその食べかけをかっさらっていくところだった。


「あ゛ー」

近藤の大人気なく非難する声が、響いて、沖田は、銀時は笑った。


「手、上げてやしたぜィ」


悪びれなく沖田が言って、銀時は、欠伸をし、窓の方を見た。
窓の外には青い空が広がっていた。

夏だなァ


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

紺さまクマトリさま(貴女だったのですね!)ありがとうございました。

暑いですよみなさん。熱中症にはチューペット!(ほんとか)
No.422 2008年07月21日 (月) 23時56分

 

sss 大暑
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いくら平熱が低いとはいえ、沖田の体温は一応のところ35度以上あるのだ。

人間だもの。

「みつをみつを」と呟きながら、沖田は近藤を押しのけた。

暑い。
うだるように暑い。


何が嬉しいのかさっぱり理解できないが、沖田が「暑い」と言って近藤を邪険にすると、近藤は喜んだ。

やっぱりMだからだろうか。

「泣かせて欲しいんですかィ?」

言うと、嫌な顔をして首を横にふるくせに、近藤は性懲りもなく沖田に手を伸ばす。身体に触れる。
そのアツイ手で。

あー暑い。
うだるように暑い。


沖田は、迷惑なことに、本気で嫌がっている(からだと知っているが)沖田で遊ぶ近藤を邪険に扱って、溜息をついた。


暑い。


MはMだけに暑さ寒さに強いのかと思うと、少し尊敬する。
Sはやめられるものではないけれど。



−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

ナツイアツが来ました。
大阪の今日はヤヴァかったです。
入道雲が出て夏の空でした。
あー夏がきたなぁ。

紺さまへお返事していて思いつきました。貴女にささげます。アツイ





No.421 2008年07月17日 (木) 22時55分

 

私信
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東京は雨降り2と3さま


大変もうしわけありませんでした。教えてくださってありがとうございます。なんかうっかり作業だけして眠ってしまいました。連絡しなくてすみません!お詫びに続きがんばらせていただきやす(多分)。多謝!またよろしゅうに〜




紺さま

こんばんは!暑いですね〜。
こんな日にデカイお犬さまに懐かれたらさすがに暑いかな〜と思いますが、でも、きっと、邪険に扱ったらクゥゥ〜ンキュ〜ンドキーンってなるに違いないので、甘えてきて近藤さんプーリーズ私にも。と、思います。トシはきっと夏でも冬でも邪険にできんような気がしますね〜。お言葉感謝!暑いですが身体におきをつけて〜

No.420 2008年07月17日 (木) 22時26分

 

にゃんぷ
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しんちゃんと神楽ちゃんは、本気でカッコイイなァ。



No.419 2008年07月14日 (月) 23時25分

 

更新
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96さまからいただいた素敵絵UPさせてもらいました。
夏の夜を愛してしまいます。

それからかって連載しようとして放置していた東京は雨降りをまぁそのうち再開しようかしらーと思って、とりあえず書いていた分だけ掘り出してさらしています。topから


私信

みどりさま〜

先日はどうもお世話さまでした。総悟は近藤さんブルジョワジーですからね。特権階級です。みどりさまの沖近すてきすぎて高校生もいいなと妄想してます。いつも多謝!!

No.418 2008年07月13日 (日) 23時46分

 

sss 無題
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曖昧な笑みを浮かべたきり、近藤は質問には答えなかった。


グラスを、安っぽい味がする芋焼酎水割りのグラスを、銀時はまわした。カウンターテーブルにひじをついたまま。氷が側面にあたって小さな音をたてた。


「どうして・・・」


などという野暮な科白を、銀時に言わせたのは近藤だ。
近藤の腫れ上がった頬と丸まった背中が、今日は特にみすぼらしく感じたので、銀時は言わずにはいられなかったのだ。

でなければ、そんな野暮の極みみたいな科白を吐くものか。


「どうして、そこまでしてアイツの事を追いかけるんだ?」


怒った風でもなく、困った風でもなく、近藤は曖昧な笑みを浮かべただけで、質問には答えなかった。
逸らされた視線の先で、それでも、近藤は、志村妙をみているだろう事が銀時にもわかった。

銀時は、手に持っていたグラスを、氷が溶けてさらに水っぽくなったグラスを近藤の方に押しやった。
近藤が意味を理解しかねるというように首をかしげた。

「やる」

「辛いのか?」

「辛くねーよ。口にあわないだけだ」

甘いものが好きだからって、辛いものが苦手なわけじゃない。ただ、奢ってもらう予定の酒を遠慮するなんて自分らしくないと思っただけだ。

「おっちゃん、これこれ、この一番高いのロックで」

注文を終えて、近藤をちら見すると、近藤は別に文句など無さそうに銀時が押し付けた酒を飲んでいた。

「うまいか?」

「不味いなコレ。薬みたいな味だ」

「ふーん」


酒の味がわからなくなるほど酔っているというわけではなさそうだ。思って銀時は親父の差し出したグラスをうけとる。ロックで飲む芋焼酎は、今度こそ芋らしい風味がして銀時は満足そうに目を細めた。

No.417 2008年07月13日 (日) 23時03分

 

sss 特権
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目を覚ますとそこに近藤さんの腹があった。
床に触れていた右の体側が汗をかいている。
丸まって寝ていたせいか首や肩がだるくて、触れると、着物の襟が湿っていた。

ああ、いつの間にか寝ちまったんだ。


半身を起こして、右の頬に手を当てた。
案の定、頬に痕がついていた。
俺は大きな欠伸をして、近藤さんを見た。近藤さんはまだいびきをかいて眠っている。
また欠伸をして目をこすり空を見上げるとあたりはすっかり暗くなっていた。


「あ、起きたんですか?もうすぐ準備できますよ」

どうしていつの間にこんなに暗くなったのか?首をかしげていると、廊下の向こうから山崎がやってきた。
山崎はなにやらニヤニヤしながら俺と近藤さんをかわるがわる見ると、廊下の柱に手をついて、庭へと身を乗り出す。


「雨が降りそうですよ。今年はいけると思ったのになァ」


俺はその間、瞬きばかりを繰り返していた。


「あと30分くらいで、準備できますから。局長起こしておいてください」

「ああ」

山崎は投げ出された近藤さんの足を廊下に押し入れると言った。近藤さんはまだ眠ったままだ。
俺は、やっぱり瞬きばかりを繰り返して、大きな欠伸をする。
それを、見ていた山崎が

「特権ですねェ」

と、笑った。

「何でィ」

いきなり。

「いえ、じゃあ後で」

なんなんだ。山崎の癖に。

「沖田さん、顔」

去り際に山崎がそう言って自分の頬を指差す。
返事するのが面倒だったので手で追い払うと、山崎はまた笑った。

「主役がそんなんでどうすんですか?」

うるせェ主役は酒だろォが。
とっととうせやがれィ。

山崎が去って行くのを見送って、俺は、ようやく動き出す。

息を吸うと雨の匂いがした。


「近藤さん」

よく寝ている近藤さんの腹に手をあてて、彼の体を揺さぶった。
俺たちが眠り込んでしまう前まで、確かにそこにあった赤い太陽は今はもう地平線の彼方だ。
夜が、すっかり、屯所の庭に降りてきている。
その、けして、短くない時間の間、俺たちの眠りが誰にも妨害されなかったのだとすれば、確かに山崎の言うとおりかもしれない。

目を覚ました瞬間に、そこに近藤さんの腹があり、近藤さんが目を覚ます瞬間には、ここに俺の面がある。俺の面だけが。

それは確かに特権なのかもしれなかった。



−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

総悟の誕生日6日だと勘違い・・・
なんだーばっちし間にあってるやん。
おめでとう総悟!
七夕の後の方か!サクサクか!



にゃんぷ

かぐらちゃーん!新八!男前だよアンタ!あとクロトワ的な夜兎のおじさんがかっこよかった。


No.416 2008年07月08日 (火) 22時53分

 




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