いよいよ明日冬コミです。
沖近アンソロジーお披露目です。
あたくしはいませんがアクアドルチェのあわさまとラインの湯川さまがいらっさいます。二人ともよろしくお願いします！

あわさまのスペースは
東１ホール　Ｃ−５２ｂ [アクアドルチェ]（ミズノアワsama）
です。
遊びに行かれる方も風邪には気をつけて！（今年のやつはしつこいですよ）暖かい恰好をしていってらっさいませ。
いいなぁ。いいなぁ。
明日も家で原稿します。

と、たぶん大掃除・・・

山越えました！
今日明日には冒頭送りますから。覚悟めされい。

でも優しさに咽び泣きます。感謝です

「近藤さんさびしいでさァ。添い寝してくだせェ。ゴホッゴホッ」

「わ！総悟大丈夫か？わかったわかった添い寝でも何でもしてやるぞ」


「ダメだ！あほか！！あんなー近藤さん。アンタこんな風邪っぴきと一緒に寝たら風邪うつっちまうだろうがっ！！馬鹿かアンタ」

「えー」
「だってー」

「だってもクソもあるかっ！！！」

「いい大人が嫉妬だなんてみいともねぇでさァゴホッゴホッ。こ、近藤さん」

「わー！！総悟！！！大丈夫か。ほらトシがいぢわる言うから」

「うるせぇ。わざとらしい咳しやがって！！アンタも騙されてないで早く寝ろっ！」



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という妄想。
で、結局次の日風邪がうつるのは十四郎。

「あれ？馬鹿は風邪ひかねぇハズなんですけどねェ？」


風邪っぴきはわたくしです。ちゃんとした文章にしたかったけどセリフだけで断念。
近藤さん添い寝して〜ゴホッゴホッ

怒られたって仕方ねぇや。と、通りすがりの俺は思った。
怒られたってしかたねぇ。


「だーかーらーどこで失くしたんだって聞いてんだよ」

昨日まで近藤さんの首にしっかり巻かれていたマフラーが今日はない。それを目ざとく見つけた土方さんに、もう１０分近く玄関で、靴を履いたまま、近藤さんは説教されていた。

土方さんのケツの穴の小ささは今に始まったことじゃねぇけど、今回ばかりは、怒られたってしかたねェ。その狭量をみこんで行動しなかった近藤さんが悪いってもんだ。

「いや、それがあんまり記憶になくって。さっき気づいたら無くなってたんだよねー」

「だよねー。じゃねぇ」

土方さんが去年近藤さんに買ってあげた白いマフラーの行方なら俺は知っているけれど、しかし失くしたことには変わらないので、通りすがりの俺は、ただ黙って神妙な顔つきで二人の後ろを通過するだけだ。

「悪い、な、トシこのとおり。これでも大事にしてたつもりなんだよ」

「無くした奴にいわれたくねェー！！！！！」

大人げない土方さんが近藤さんのスカーフをつかんでその体を揺さぶるが、それも仕方ねェ。

たとえ、白いマフラーが、今頃、路上で震える幼い兄弟の首にしっかりと巻かれて、彼らを寒さから少しは救ってやっていたとしても。そんなことは土方さんとか関係のないことだから。

「しかもアンタはこんな時間からどこへ出かけるつもりだ」

「え、ＢＡＲ？」

「半疑問形で言ってもダメなもんはダメだァァァ！！」

また襟をつかまれて近藤さんはゆすぶられる。
困った顔の近藤さんと目があったが、俺は肩をすくめて素知らぬ顔をした。

だって、昨日はケーキが２つも少なかった（万事屋にひとつやったと笑っていた）。俺はそれを少しうらんでいる。
たとえ、路上の子供にサンタは実は黒いあごひげを生やしていただなんて、中途半端な伝説をつくっても、万事屋の旦那の血糖値が上がっても、俺たちはちっとも嬉しくない。

なのにその上、今日はこれからＢＡＲだなんて、だからあん人、今晩ばかりは怒られたってしかたねェ。

ＢＡＲだなんて天人かぶれしちまって。どうせかぶれるならジーザス　クライシスだかメリー　クリスマスだかそんな感じで今晩も飲み明かしたいのに。
俺は、2007年初、土方さんを応援したい気分だった。

明日は雪だと思った。




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ＢＡＲに行きたがっているグダグダの近藤さんはＢＡＲにいるはずのハードボイルドをくれたあの人に押しつけます。

こぜにがたが好きというよりもあなたの描いたあの人が好みだったの。という今さらな話。


たぶん初クリスマスもの。これでも。

クリスマスなこと忘れてた！おー今年もクリスマスとかスルーです。ま、いっか

どうしてこんな夜中に連れションしてるんだろう。

もう30近い男が二人、並んで用を足しているおかしさを土方は寝ぼけた頭で思ったが、隣に立っている男の８割がた寝むっている平和そのものの顔つきを見ていたら、そんなことはどうでもいいような気になった。

先に終わって、手を洗って待つ。
戸口に立って空を見上げると、しんと冷えた空に月が浮かんでいた。

「こんどうさん」

なかなか来ない近藤を心配して、振り返ると、近藤は顔がくっつかんばかりに鏡に近づいて熱心に何か見ていた。

「何してんのアンタ」

やや呆れて土方が声をかけると、

「いや、なんか老けたなぁ俺。と、思って」

眼の下の皺（おそらく）を見ながら、内容と合わないゆるい声で近藤が言う。

疲れた顔をしているのは、俺もアンタもお互い様だ。とでも言おうと思ったが、土方は何も言わないでおいた。

土方の沈黙に笑顔を向けた近藤は、それきり何も言わないで土方の隣に並ぶ。

冷えた廊下を歩きながら隣を見れば、眠気で半分しか開いていない近藤の眼の下にクマが出来ている。

土方は、「老けたんじゃなくて疲れてんだよアンタ」と言いかけてやっぱりやめた。
隣であくびをしている男の８割がた寝むっている平和そのものの顔つきを見ていたら、そんなことはどうでもいいような気になったからだ。

長い長い日々を二人でこうして過ごしてきた。10年前に比べたら疲れやすくなったのも事実だ。土方は不意に、あと10年後、あるいは20年後もこうして、なんの疑問もなく連れションなんてして、冷えた廊下を歩いているような気がした。

それはとても幸せなことだと思った。

いつもありがとうございます。そう言っていただけるとつくって良かった！って思います。どうなることかとドキドキですが、いい本ですんで手にとっていただければ幸いです。インテでお会いできるの楽しみにしています。多謝！

ふわふわしてあったかい、とんでもなく幸せな気持ちで目が覚めた。
あ、なんだ、今の夢か。あれ？夢？どんなだっけ？

目が覚めた瞬間に、今の今まで経験していた幸せなあれこれがふっとんでしまって少し残念な気持ちになる。

あーなんだったっけぇ？


「近藤さん。すげェアホヅラ」

思い出そうとして、首をひねっていたら、思わぬ方向から総悟の声がしたので驚いた。あ、俺コタツで寝てたのか。
そんで、寝ぼけたままそちらを見れば、総悟が不機嫌なのか機嫌がいいのかわからない顔で自分を見ている。

「今さーすっごくいい夢見てたはずなのに、なんか忘れちまったんだよ」

「あーでしょうねぇ」

「え？何総悟知ってんの？俺、寝言言ってた？」

「さァ、まァ、寝言にしてはいやにはっきりと」

「え、なになになんて？」

総悟は、やっぱり機嫌がいいのか不機嫌なのかわからない感じで、ちょっと考え込んでこう言った。


「近藤さんが幸せになる夢なんてだいたい決まってると思いますけど」

「あ」

ああ、お妙さん。ああそうだ。お妙さんと。

「近藤さんすげぇアホ面」

「そう？」
「そうそう」
「もしかしてさっきも」
「ええ。ひでぇスケベ面してましたよ。ほら」

「うわっ。写メ」


総悟の携帯には確かにおれのアホ面が写っていて、だけどおかげで俺は、なんだか幸せな夢を思い出した。
だってだってお妙さんと。

「あーもっかい寝よ」

「そううまくはいきやせんよ」

コタツに顔をのっけて、だるそうに喋る総悟も眠そうで、俺は幸せだなぁなんて思ぅ・・・・もうひとねむり



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借りてきたソットボッソがいいです。太陽のキスがいま一番好きな幸せ音源。上記は歌のイメージとはほど遠いけど。

真選組にもコタツあればいいな。
江戸の携帯にカメラはついてるのか知りませんが、あるとすれば近藤さんのフォルダはお妙さんでいっぱい（盗撮）総悟のフォルダは近藤さんのアホ面でいっぱい（盗撮）だと思います。アホ面チョイスが総悟らしい気がする。



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アンソロに反応ありがとうございます！！
わたくし冬コミには残念ながら参戦できませぬが、インテでは鎮座している予定なので、みなさま都合付きましたら新年お会いできるの楽しみにしています。
なんとか個人本出したいなぁ。紺様予約うけつけました（笑）オラがんばる！
ここのlog本コピー本もつくりたい。正月は寝てられませんね！今から緊張してきた。
さてさてアンソロですが、私のはともかくみなさんのは素晴らしいです。切なくてあったかい沁みる話が多いですよ。編集したわたくしが言うのだから間違いなし。9様の絵も素敵過ぎる。あと執筆者の皆様に、これぞ沖近だという本誌訓についてかたってもらってます。
100％沖近。雨という同じテーマでもこんなに色々書けるんだって勉強になりました。宣伝宣伝

関西在住ぽっちです。こにゃにゃちは

このたび沖近アンソロジーをつくらせてもろうた関係でcomic city大阪67に参加することになりました。

サークル参加証がとどいたよ。どっきどきです。


今まではサイトをほっぽりなげてアンソロづくりを**やってたわけですが、これからはせっかく参加するんで個人本つくろうか思うて**やります。

しばらく音沙汰なくても探さないでください。

なんて。
初めてのことはやたら時間がかかりますね。がんばるぞ。おー。（パラレルホストは書きますよ！たぶん）

やさしい言葉が胸にしみます。
ありがとうございます。
なんつーかね！まったくね！もう近藤さんに慰めてもらうしかないよね！

みんなと一緒に行動している最中にふと二人きりになったら急に甘えたくなる土方（無自覚）とそんなトシを実はかわいいとこあるな。と思ってる近藤さんとかいいなぁ。とか思うわけです