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うんぬん

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sss 相棒
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「ト、トシッ!!速いって、速過ぎるってこれ」

「うっせーよ近藤さん。ガタガタ言ってると舌噛むぞ」

「し、死ぬ!死ぬゥゥゥ!!助けておまわりさーん!!!」

「おまわりは俺たちだっつーの」


ハンドルに激しい圧力を感じながら、ほとんど減速することもなくけたたましい音をたてて、カーブを曲がりきると、土方は、前方を走る目標物を睨みつけた。
アクセルをさらに踏み込むと、隣で近藤がまたなにやら叫び声あげる。けれど、集中力をたかめた土方の脳内はだんだんと静かになっていった。

前方を走る銀色の外車は、さすがにエンジンが違うのか、容易には追いつけない。だが土方はけして焦ったりはしなかった。あと500mほど先、緩やかに左に抜けていくカーブにさしかかった時こそが勝負だ。

隣でガチャリと金属音がした。時速はメーターを振り切っている。余所見をする余裕はない。

車体がわずかに左に傾きかけた時、ゴォと音をたてて風がなだれこんできた。土方はブレーキを踏んだ。車がゆっくりと減速する。

窓から身を乗り出した近藤が、バズーカの引き金を引いたのがわかった。車が止まる。



ああ、煙草が吸いたい。
No.472 2009年04月16日 (木) 01時31分

 

生存確認
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「あっ」



死んでる・・・。




畳の上に身体を投げ出すようにして、うつ伏せに倒れている男は、常々の彼からは想像出来ないほど静かに、そこにあって、だからこれはもう間違いなく死んでいるに違いない。と、山崎は思った。

日の当たっている廊下から、部屋の中に一歩足を踏み入れると、日陰になっている部屋の中は、ひんやりとして涼しい。

(小さい子みたいだな。この人)

気配をダダ漏れにしたまま、近寄ってみても、それは、ピクリとも動かなくて、山崎は、ハァと溜息をつく。

(マジかよ。無防備。いっそチョークで、周りを囲っておこうか)

どうせ起きても、誰のせいだかはわからない。うまくいけば沖田のせいになるかもしれない。
そんな事を思いながら、山崎はしゃがみこんで、瞑られている眼をみた。

(返事が無い。ただの屍のようだ)

悪戯の動悸なら山程ある。この死人にも、沖田にも。
つい先日だって、隠しておいてミントンの羽を、一つ残らずむしられた(そして副長室にばら撒かれてあった)。
死ぬかと思ったのに、笑ってばっかで止めてくれなかった。

手を伸ばして、屍の瞼に触れる。
瞼がピクリと痙攣して、山崎は反射的に手を引っ込めた。


彼が眼を覚まして、周りを囲んであるチョークの線に気付いて、沖田を捜しにいって、沖田が自分では無い。と、言った後、山崎は、なんとなく、しらばっくれていられないような気がした。
沖田と近藤がいちゃついているその後に、今は瞑られているこの眼が、何故なのかは知らないけれど、こんな時ばかりよく当たる勘でもって、山崎を言い当て、じっと見つめてくることを思うと、多分、自分はそんなどうでも良い事一つ誤魔化せないに違いなかった。


(仕事なら、平然としてられるのに)



なんだか、何もかも悔しくなって、山崎はおもむろに顎鬚をひっぱる。




「局長〜起きてくださ〜い。ミントンの相手が足らないんス」





−−−−−−−−−−−−−−−−−
長期放置すみません。放置しすぎて、忍者の洗礼をうけてました。ありゃりゃ。

7日に生存確認をくれた優しい貴方にささげます
No.471 2009年04月13日 (月) 21時40分

 

sss どえろ
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ツゥーと首筋を滑り降りていった総悟の指は、まるでそれ自体が確かな意志を持った一個の生き物のようだった。

思ってからおかしな言い草だと思った。

彼は、沖田総悟は、確かな意志を持った、それも頑なな程に強い意志を持った、一個の生命体であり、その指先にしろ、瞳にしろ、彼の確かな意志が宿っているということは、当たり前だのクラッカーなのだ。

だけど、指先は雄弁だった。

知らず、唾を飲み込んで、そのゴクリという感触が耳の奥でなり、そして俺はまた唾を飲み込んだ。

その間も指先は、容赦なく、俺の首筋から滑り降り、鎖骨を這って、胸元へと伸びていく。
なんの膨らみも柔らかさも無い胸元をすべる指は、しかし確かな意志を持って、音も無くゆるゆると。

ああ、こんなの、まるで、舐られているみたいじゃねェか。


下肢がざわついて、頬が熱くなるのがわかった。


クスリと笑みを漏らして、少年が、静けさを破る。

「近藤さん」


「っ」


言葉につまり、ああ、声にも意志があるのか。
と、思って、おかしな言い草だと、我ながら思った。




−−−−−−−−−−−

ご無沙汰してます。
通販も少しお待ちを。あと2、3日中には。


書きたい銀近があるのに、映像が言葉にならなくて悶々としてます。まぁしかしいつもの事です。つまり元気です。
あいもかわらず日常生活に追われています。分身の術の簡単なやり方があったら教えてください。にんにん。影分身がいいです。カエルの親分にも会いたいな〜
No.470 2009年02月15日 (日) 00時44分

 

sss純情ボーイ
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あったけェんだよな。



肩に無造作に置かれた手のひらといい、背を圧迫する、最近緩んできた腹回りといい、遠慮なく頭部を押している胸板といい、あったけェんだよな。この人は。ホントに、参っちまうくらいに。



「ほら、これ、忘れ物。持ってっとけ」


俺の、横っ面を無視して、パトカーに向かって差し出された腕が、鼻腔をくすぐって胸がこそばゆい。
何も俺ごしに渡すことねェのに。ちょっとどいてと言えば済むのに。無遠慮なこの人は、声もかけずに人の背を気安く圧迫する。

俺が、サーティーンなら、危うく殺っちまうとこでさァ、近藤さん。

でも、まぁ、俺が、殺っちまいたいのは他にいるわけで。
だから、まぁ、なんて言うんだろうねェ、この人のこういうとこ嫌いじゃない。

「隊長、局長、行って来ます」

「おう。行ってらっしゃい」


去り際にクスリと笑う隊士を睨みつけて、俺は、やれやれと溜息をついた。


「いつまでくっついてるつもりなんでさァ」

「あら総悟ちゃん連れないわねェ」




「あんまり温っけェとなまっちまうんで」







−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
王子が純情とかわらっちゃいますね。
でもきっと純情なんですよ。なんかきっとどこか極一部が


あいあもわからず未完成わかりにくい文章で申し訳ない。
だって寒いんだもん。


未完成なのにmさまに捧げます。くさっても沖近だから許してくださいね。とか。だって寒いんだもん。

寒がりなんですよ〜
局長あっためて〜
No.469 2009年01月27日 (火) 00時53分

 

sss 確かにうましか
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隣で勢いよく跳躍した巨体を見て、銀時は口の中で小さく舌打ちした。
手加減すんじゃ無かった。
などと、つまらないことを思うのは、その巨体が銀時よりも高く飛び、銀時よりも遠い位置に着地したせいだ。
滞空している間に、覚えた、舌打ちと同じ小さな苛立ちは、次の瞬間に拳に握りしめて、敵の顎を砕き、どうだ。と思って振り返ると、近藤は何食わぬ顔でそこに立っている。
足元に転がる、無精ひげの男二人を一瞥して銀時は、もう一度舌打ちをし、近藤のケツを蹴飛ばした。

「痛ェっ」

近藤が前のめりになって、ようやく気分がすっきりする。

「何すんだよ銀時」

振り返った男は眉をよせてはいるが、非難の言葉程に、目は怒っていなくって。

「別に」

「別にってなんだよ」

気の一つさえ使う気になれないのだから、この男には、参る。
隣に並び、欠伸をすると、近藤は、ぷっと息をふきだして、それきり機嫌をなおしてしまった。


「行くか」とも言わずに歩き出して、今日も平和だなぁ。と、思って、隣を見ると、カスリキズ一つおっていない髭面が、平和そのものといった顔で欠伸をしていた。

その顔が、夕方には歪んでいるのだと思うと、笑えてくる。


「お前さ、何で、妙の拳を避けねーわけ?」


例えばさっきの蹴りだって。




「は?馬鹿だろお前。だから銀時君はモテないんだよ」

「・・・。お前だってモテてねーだろ!!」






愛だとか言う言葉を臆面も無く口に出せるこの男は、間違いなく馬鹿に違いない。










−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

いつまでも正月気分ですみませんでした。
私が正月気分の間ににゃんぷではトシがトッシーだったり、お通ちゃんがパンチパーマになったり、ピザが一枚無くなったり、仲直りセッションがおこなわれたり、ナルトが凄く強かったりしていますが、ついていけるか心配です。まぁぼちぼちやっていきます。しかし寒いですねェ。

髭のあの人は体温が高いので、冬は重宝されてるといいです。
No.468 2009年01月25日 (日) 22時10分

 

あけましておめでとうございます2009
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日の出が、見たい。と、思ったのは、自分が歳をとったせいなのかも知れない。


例によって例のごとく、浴びるほど酒を飲んで、馬鹿騒ぎの喧騒の中で跨ぎこして置いてきた去年を、愛おしく振り返るだなんて、まったく柄にもねェんだけど。

3時間しか寝てねェのに、夜が明ける前に小便だなんて俺も歳を取ったなぁってバーローまだそんなお年寄りじゃねェよ俺は。

とか、そんなこと思って、白んできた東の空を睨みつけた。


夜が明けて、元日の朝が来て、新しい一年は、またきっと足早に、でも確実に。365回、日が昇って、俺は、その中で、何かを得て、とりこぼすものがあって、そんでまぁ、それなりに幸せに。

みんなが元気に一年を過ごせますように。
生きて笑って来年を迎えられますように。
少しは強くなりますように。
トシの煙草が減りますように。
総悟のヤンチャが治りますように。
山崎が最近冷たすぎると思うんですけど。

そして


「お妙さんとラブラブになりますように〜!!」






「いてっ」

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

正月から適わん局長だ。

「ウルセーよ!!」


は、誰の科白かしら。




元日とか余裕でぶっちぎってます。すみません

あけましておめでとうございます。
局長が大好きなみなさまにとってよい一年になりますように。
今年もあの人がめんこい一年でありますように。
そして、たまにはカッコイイとこが見れますように。
パンパン(拍手、東京さむかって)

No.467 2009年01月03日 (土) 00時25分

 

memo
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なんだろう

どうしてだろう


なんでこんなに胸がざわつくんだろう



「総悟」

指先が痺れて


「どうした?お前・・」


わけ、わかんねェや



「顔、真っ赤だぞ」






−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

と、書かれたメモをみつけました。大掃除中です。間に合うのか明日までに。

さよなら2008。
ありがとう2008。

遊びに来てくださったみなさまほんまにありがとう。また来年もよろしゅうです。よいお年を


またメモがでてきたら、書きにきます



以下私信


2008年12月25日 01:20さま


嬉しいメッセージありがとうございます。私も一緒に叫びたいです。せーの
「あー皆いい奴らだー好きだー!」
ほんとその通り!!その筆頭である近藤さんに惚れてホント良かった2008。も、もう間も無く終わりですね。後半とくに忙しくてグダグダでしたが、ぼちぼちやっていきますんでまた遊びに来てください。2009が素敵な一年になりますように。それではよいお年を!


96さま

一年ありがとうございました〜。96さまのお陰でいろいろやってこれたようなもんです。素敵な萌から優しい言葉までありがちゅー。来年もよろしくお願いします。ウッス



みどりさま

わーん、みどりさま〜寂しくなるよ〜。みどりさまにお声をかけていただいてからもうかれこれ何年?4年?後半テンパり過ぎてバーにも行けなかったし、悔やまれます。また新年にでもご挨拶にいきやすから。とかく素敵な一年をありがとう。萌とほっこりとエトセトラ、感謝いっぱいです2008。よいお年を!

No.466 2008年12月30日 (火) 15時54分

 

sss サンタヤラレニイキマス
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廊下をわたるその後姿は、何かの間違いかと思うほどに、“赤”の面積が大きすぎて、こんな浮かれた夜の夜中にあっても、はっきり言って浮いていた。
赤い背中と赤いケツと、申し訳程度に襟や袖にくっついている白いモコモコを見ているうちに、俺は、なぜか、昔、話のネタになっていたラッキーカラーのことを思い出した。かつての彼の不運極まりない星回りとラッキーカラーの赤。土方さんのマフラーよりも沖田さんの赤フンよりもずっと真っ赤な衣装に包まれている今の彼にこそ相応しい赤。と、その理由。

「局長・・・」

「おう、山崎。ちょっと出かけてくるわ」


眼を輝かしているこの馬鹿は多分、本物の馬鹿だ。


「命が惜しいなら止めといた方がイイッスよ」



夢見るオッサンなんて洒落にもならない。




−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ムラムラは20歳から。
夢を見るのは10歳まで。


「アンタのはそれサンタっつーか不審人物だから」
No.465 2008年12月25日 (木) 00時26分

 

sss 無題
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「何、やってんだ?総悟。空なんて見上げちまって」


右斜め後ろから、近づいてくるのを感じていた気配は、のんびりとした声が沖田の耳に到達した時点では、すでに、沖田の予想よりも遥かに近い距離でとまっていた。

(というよりも、完全に二の腕が密着している。この人は。常識的な距離感をすっかり超越してやがる)


「いえ、ね、あんまり寒ィもんだから、雪でもふるんじゃねェかと思って」

沖田が雲ひとつ無い澄み渡った青空から、近藤に視線をうつすと、近藤は、ニヤニヤ笑っている顔を、さらにニヤニヤにやつかせて

「ふーん」

と、言った。

(何か、良いことでもあったのかねェ。随分、上機嫌じゃねェか)

「雪かァ、そういえば長いこと見てねェよな」


我ながらそれは無いだろうという発言に、近藤は、ニヤついて、意味ありげな横顔で、澄み切った空を見上げた。
沖田はおかしくなって、自分もニヤリと笑った。


どんなに、しばれるほど寒い朝だって、雲ひとつ無い青空から雪なんて降ってくるはずが無い事ぐらい、沖田にもわかる。
それなのに、近藤といると、そういう下らない言葉や意味の無い考えは、生まれたら生まれたまま、何の検閲も受けずに沖田の口から飛び出してしまう。

(姉上にだってこんな風では無かったというのに)


沖田が、何も言わずに、じっと近藤の顔を見ていると、ニヤニヤはやがてニコニコにかわり、温かい視線と手のひらが、沖田の頭にむけられた。

「何すんでィ」

などと、キチンと言い返す間も無く、乱暴に撫でられて、乱暴に腕をとられた。


「寒ィからよォ、中、入ろうぜ」


澄み切った青空を見上げて近藤が何を思ったのかはわからない。でも、この男が好い男だという事を沖田はまた確認する。

寒い朝。







−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

知らないうちに1ヶ月も放置プレイでごめんなさい。
今日からまた寒いらしいので風邪にきをつけて

No.463 2008年12月22日 (月) 02時00分
拝啓
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通販や乱丁交換について、ご迷惑おかけしてます。
(どうも忙しさのあまり頭がパァで申し訳ない)
お返事もできてませんが、いただいたコメントありがたく思ってます。感謝多謝!!
心より感謝をこめて。
No.464 2008年12月22日 (月) 02時05分

 

むむむ
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乱丁本の交換受け付けてます。遠慮なく言うてきてください。


更新停滞してるので、通販のおまけにつけた文章UPしておきます

地下道にて
無理から横にしたので読みにくいのはご愛嬌。
縦書き(PDF)は通販のページにあります。
緊縛スル願望の見本ように書きました。ネタは浮かんでいたんですが、本にいれる余地が無かったので、保留にしていたぶんです。緊縛スル願望全体がこんな雰囲気なはず。ちょっと書いた時期がズレてるから自信ないんですが、テーマ同じなので、多分。

これを紙にアウトプットしたやつ一緒に送りますよって、どーぞ乱丁本お持ちの方がいらっしゃったら、ご連絡下さい。お待ちしております。
No.462 2008年11月23日 (日) 22時34分

 




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