[594] ■第7章<眩き石の御許にて>「武士道とは」 |
- 2/24PM補完 - 2005年03月11日 (金) 02時53分
第5節<武士道とは>
新たなる力にて生まれ変わった飛空艇で、 5つ目の母なるクリスタルを目指せ。 迎えうつは、真龍たちかナグモラーダか それとも……?
■飛空艇シド号の甲板上
Jabbos:静かだな……。真龍たち…… 気づいてない……ようだ……。 Shikaree Z:むこうの戦いはどうなっているのだろうか。 Ulmia;暁の女神さま……。5つ目の母なるクリスタルを、 人の未来をお守りください。 Ulmia:ミルドリオン枢機卿さまも ご無事でお戻りになりますように……。 Prishe:ついでに、俺たちみんなの無事も 祈ってくれよ、ウルミア。 Prishe:ほーら、見えてきたぜ! Prishe:全速前進だぁ!!!
(突然の威嚇射撃が飛空艇をかすめる)
Ulmia:い、今のは!? Louverance:プリッシュ……! 向こうの戦闘艇より通信だ! Louverance:「予告状:おまえたちのだいじなものは いただいていく。トノサマ空賊☆ちぇぶきっくす」 ……! Prishe:なんじゃそりゃーあっ!?
■シド号とは別の飛空艇の甲板上 (クラッカーを鳴らしてPCを出迎えるチェブキー3兄妹)
Kukki-Chebukki:よ〜そろ〜!クッキー号*へ〜! Cherukiki:よ〜こそ〜!チェルキキ号*へ〜! (*クエストでシド号に命名済みの場合反映され シド号の部分がクッキー号、チェルキキ号となる。)
Makki-Chebukki:本日は〜、お日柄もよく〜、 絶好の〜、空賊日和でございます〜。 Makki-Chebukki:このたび〜おいらたちは〜、 とっても惜しまれつつ〜、ジュノの高級官僚を 引退することに〜なりました〜。 Makki-Chebukki:その最後の仕事として〜、プリッシュたちを〜、 護衛し〜先導しろと〜この戦闘艇を任されました〜。 ……が〜 Kukki-Chebukki:その任務を完遂することは〜 とてもできそうに〜ありません〜。 Cherukiki:なぜなら〜おいらたちは〜、 おいらたちの〜おいらたちによる〜 おいらたちのための〜…… Makki-Chebukki:新ジョブ「トノサマ空賊」を 閃いてしまったからなのでございま〜す!
(クルっと回ってポーズを決める3兄弟) (PCの背後からテンゼンが現れる呟く)
Tenzen:母なるクリスタル……。 Tenzen:人はそこより生まれ、人は死すればそこへと還る……。 Tenzen:最も近きクリスタルの元へ……。 Tenzen:我輩は、永らく待っておった。 そなたが、ここまであれに近づくのを。
(テンゼン、抜刀)
Tenzen:還りなん、いざ! 第5の母なるクリスタルへ!
■テンゼン&タルタル3兄弟との戦闘 ・戦闘中の3タルの野次
Makki-Chebukki : トノサマ空賊〜♪ Kukki-Chebukki : ちぇぶきっくすも〜♪ Cherukiki : 参戦いたすで〜ござ〜る♪
Makki-Chebukki : ヘタレはひっこめ〜ッ♪ Kukki-Chebukki : 卑怯者は追い出すぞ〜ッ♪ Cherukiki : やっちゃえトノサマ、いかしてるぅ〜♪
Makki-Chebukki : のりのりトノサマ、オニギリ侍〜♪ Kukki-Chebukki : はっするトノサマ、いい筋肉〜♪ Cherukiki : ばかばか、ぶゎ〜かッ♪
Makki-Chebukki : マッキーの助太刀でござ〜る♪ Kukki-Chebukki : クッキーの大魔法でござ〜る♪ Cherukiki : チェルキキの愛のムチでござ〜る♪
Makki-Chebukki : がんばれトノサマ、無敵野郎〜♪ Kukki-Chebukki : いいぞトノサマ、余裕すぎ〜♪ Cherukiki : ゆけゆけトノサマ、泣かせちゃえ〜♪
・戦闘終了時 Makki-Chebukki : ……うそ〜ん! Kukki-Chebukki : ……おいらたち〜! Cherukiki : ……セップクでござるか〜!?
・テンゼン「天つ水影流奥義・花鳥風月」発動 Tenzenは、天つ水影流・花軍を実行。 Tenzenは、天つ水影流・鳥舞を実行。 Tenzenは、天つ水影流・風切を実行。 Tenzenは、天つ水影流奥義・月影を実行。 技連携・花鳥風月 Tenzen:……ただ、春の夜の夢のごとし……
・テンゼン 戦闘終了時 Tenzen : ……ひとえに…… ……風の前の……塵に同じ……
■戦闘終了・甲板上 Tenzen:流石に、光の荷い手…… ことほどさように我が「応報丸」が鳴らぬとは……。 Tenzen:やはり……その光、滅することできるは 虚ろを満たしたあの少年だけでござるか…… Prishe:おいっ!!! やっと追いついたぞ!!!
(プリッシュの登場に慌てる3タル)
Makki-Chebukki:砲台は!? Kukki-Chebukki:砲台は!? Cherukiki:わっすれてた〜!? Kukki-Chebukki:わっすれてた〜!?
Prishe:戦いは止めろ!!! Prishe:今のおっちゃんが考えてること、俺にもわかってんだ!!! これは仁義なき戦いなんだろ!!?? Tenzen:……。 Prishe:死ぬ前に、霊獣フェニックスがおっちゃんに教えたこと…… Prishe:霊獣フェニックスは最初から全部知ってて、 知らネェふりしてたんだぞ! そんなヤツの言うこと、 聞く義理はねぇはずだ! Tenzen:……されど、プリッシュ殿も知っていたのでござろう! だからこそ、Your name殿をここまで連れてきた……! Prishe:そうさ! でも俺は、Your nameを死なすために 連れてきたんじゃねぇ!!! Prishe:俺たちと一緒に生きてもらいてぇから連れてきたんだ!!!
(飛空艇はシュ・メーヨ海上の赤い光柱に接近し、光に飲まれる)
■赤く異常な輝きを放つ大クリスタルの前 Louverance:いったい、なにが…… Shikaree Z:こ、ここは……! Jabbos:これが……5つ目の……? Ulmia:でもなぜ……、このクリスタルだけ、 これほどに異常な輝きを放っているの……? Ulmia:それに、なんだか寒いわ。他のクリスタルの近くでは、 とても温かくて安らかな気持ちだったのに…… ???:(それは、このクリスタルがヴァナ・ディールのものではないからだ)
(声の主・セルテウスが登場)
Selh'teus:(1万年の昔、神都アル・タユにの地下にあった、 5つ目の母なるクリスタル) Selh'teus:(神都アル・タユがヴァナ・ディールから分かたれる際、 そのクリスタルも共に失われた) Selh'teus:(しかしそれは完全なる離別ではなかった) Selh'teus:(クリスタルラインが再び起動され、 5つ目の母なるクリスタルから、その光、 エネルギーが吸い出されると……) Selh'teus:(このクリスタルは神都アル・タユと共に、 ヴァナ・ディールに戻らざるを得なくなった。) Prishe:それは、このクリスタルが、神都アル・タユを 支える力を失いつつあるからってことだな? Louverance:神都アル・タユを、支える? Shikaree Z:もしや、真龍の王バハムートが話していたのは、 このクリスタルのことなのか? Prishe:ああ。このクリスタルが弱まったせいで、 「世界の終わりに来る者」がヴァナ・ディールに降り立とうとしてるんだ。 Jabbos:……なら……このクリスタルに……力さえ満ちれば……! Tenzen:神都アル・タユの落下は防がれ、「世界の終わりに来る者」が ヴァナ・ディールに解き放たれることもない。 Tenzen:……かの者セルテウス、そして霊獣フェニックスも、 そう、考えていたのでござるよ。 Tenzen:だからこそ、かの者は、ヴァナ・ディールに残された 4つの母なるクリスタルを巡り、その光を、その力を吸い出した。 Tenzen:その力を、このクリスタルへ注ぎいれるために……。 Selh'teus:(……しかし私は、虚ろなる闇の子。 光の荷い手にはなり得ない) Selh'teus:(そこで強い荷い手が、君が、必要だったんだよ) Prishe:Your name、おまえも気づいていただろ? いつしかおまえにも、人の心の声が聞こえていることに……。 Prishe:それはおまえに、アミュレットを通して、 4つの光が集まっていたからなんだ。 Tenzen:霊獣フェニックスはおぬしのことをこう呼んでいたでござる。 母なるクリスタルの「光の器」。
Tenzen:そして、この母なるクリスタルの前で、 砕かれるべき器だと…… Selh'teus:(そう、君の旅は、クリスタルのためにあったのだ) Selh'teus:(永い永い旅は、今ここで終わりを告げる) Selh'teus:(さぁ、Your name。還ろう。クリスタルへ。)
(セルテウスが歩み寄り、PCに手を差し伸べる) (視界がブラックアウト)
君の死こそが、 世界と人、 どちらも救う 唯一の方法なのだから……
???:でたらめ言ってんじゃねぇ!!!
(視界が戻る 声の主はプリッシュ)
(PCを守るようにセルテウスとの間に立ちはだかるプリッシュ) Prishe:セルテウス! 世界も人も、どちらも救うというのなら、 俺やおまえ、人ではないものが犠牲になるべきだ! Prishe:それにテンゼン! 命の霊獣フェニックスは、 ただYour nameを、砕くために導いてたんじゃないだろ? Prishe:自分の半身を使って、Your nameの砕かれた命を 再び蘇らせるつもりだったはずだ! (テンゼン、思わず腰の鳳凰丸に目をやる) Prishe:俺だって一度は、「世界の終わりに来る者」だったんだ。 あの恐ろしさはよーく知っている。 Prishe:でも、頼む、セルテウス! Your nameに 5つ目の母なるクリスタルの光を与えてやってくれ!!! Prishe:Your nameがたくさんの試練に耐えることができたのは、 「虚ろなる闇」に抗える……4つの「輝ける光」を宿していたからだけじゃない! Prishe:Your nameには、強い意志があったんだ! 人と世界を愛する強い意志が! Prishe:だから、Your nameなら必ず勝てる! 「世界の終わりに来る者」に! Prishe:セルテウス!神都アル・タユへの道を開いてくれ!!!
(黙考しているのか、無言でいるセルテウス)
(突如魔法が炸裂し地面が隆起。プリッシュとPCが吹き飛ばされる)
(空中からナグモラーダが出現 PCのアミュレットを奪う) Nag'molada:私からも願うよ。神都アル・タユへの道、開かんことを。 Tenzen:……ナグモラーダ!? Nag'molada:セルテウス、あの時おまえも、あのお方に 同じことを言ったそうじゃないか。 Nag'molada:『俺たちは必ず勝てる。「楽園の扉」の向こうに現る 「男神」に。だから、神都アル・タユへの道を開いてくれ』と。 Nag'molada:それに、彼(彼女)だけに、人の罪を背負わせるのは 忍びなくないかね? Nag'molada:こうなったことには、私たち古代の民に責任がある。 だから私も責任を担おうじゃないか。 Nag'molada:……その力と共に……な。 (輝きを放つ片手をPCに向けるナグモラーダ。視界がフラッシュアウト) Prishe:ヤメロぉ、ナグモラーダぁっ!!!
■(大クリスタル?を見やるカムラナート風の人物とエシャンタールらしき人物) ???:……すべての起こりは、この「石」だったのだ……。 ???:遠い遠い昔、5つの「石」は、 「母なる光」を放つ大きなひとつの「石」だった。 ???:「母なる光」は、「虚ろなる闇」を払い、 多くの神々に「生命」を与え…… ???:「生」を得た神々は、各々の力を高めつつ、絶え間なく生み出した。 ???:外なる世界には、8つの属性の調和を。 そして内なる世界には、あらゆる意識の調和を。 ???:そうして、すべてに満たされた、永遠に完璧な楽園 「クリスタルの楽園」が生まれたのだ…… (場面は変わりエルドナーシュらしき人物) ???:それなのに、その楽園は永遠に続くことがなかった。 ???:大きなひとつの「石」は5つに砕かれ、完全なる世界は、 不完全なる世界へとおとしめられ…… ???:僕らもまた、より高い次元の完全なる生命から、 こんな不完全でちっぽけな「人間」におとしめられた。 ???:だからこそ僕らは、「石」のエネルギーを集め、増幅させ、 より高い次元への扉を開かないとならない。 ???:君も僕も、そのことはよくわかってるはずだよね? ???:……けれど僕には、どうしてもわからないことがあるんだ。 ???:ねぇ。なぜこんなことになったんだろう? ???:なぜ「石」は、5つに砕かれてしまったんだろう? それをしたのはいったい誰なんだ? (場面転換、虚ろの器と関係があると思われる神器に対し、 拮抗するようにクリスタルの5戦士が力を放っている) Yve'noile:人という種に特化して、人という種が抱える、 5つの闇の特性。 Yve'noile:これらの闇を打ち破るため、生み出された クリスタルの戦士たちよ。 Yve'noile:あなたがたでも、この闇にだけは打ち勝つことはできない。 Yve'noile:「虚ろなる闇」。「母なる光」の対なるもの。 Yve'noile:これを完全なる「死」というのなら、完全なる世界にも、 その「死」がなくてはならなかった。 Yve'noile:だからこそあなたは、私たちのために、 クリスタルを砕いたのですね?
Yve'noile:……暁の女神アルタナ様……
|
|