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[1058] みなと 投稿者:みなと                                                                                   (2010年09月14日 (火) 14時34分)
横浜市営地下鉄
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Wikipedia)』
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駅入口に掲げられているシンボルマーク
路線総延長 53.4 km
軌間 1435 mm
電圧 (ブルーライン) 750 V
(グリーンライン) 1500 V (直流)
最高速度 80 km/h
横浜市営地下鉄(よこはましえいちかてつ)は、横浜市交通局が運営する地下鉄である。横浜市の条例では、地下鉄事業は横浜市高速鉄道とされている[1]。

営業路線は53.4kmで、2路線40駅。事業区域は横浜市及び横浜市周辺の区域内とされ、駅は横浜市内のほか藤沢市(湘南台駅)にも置かれている。

目次 [非表示]
1 路線
1.1 営業路線
1.2 計画路線
2 車両
2.1 現在の車両
2.2 過去の車両
3 デザイン
4 運賃
5 経営状況
5.1 企業債
5.2 経営改革と増収施策
5.3 地域社会と地下鉄
6 路線愛称の選定
7 その他
8 脚注
9 関連項目
10 外部リンク


路線 [編集]

横浜市営地下鉄の路線図色 路線番号 路線名 区間
営業路線
1号線 ブルーライン 湘南台駅 - 関内駅
3号線 関内駅 - あざみ野駅
4号線 グリーンライン 日吉駅 - 中山駅
検討中
3号線 ブルーライン あざみ野駅 - 新百合ヶ丘駅
4号線 グリーンライン 中山駅 - 二俣川駅 - 東戸塚駅 - 上大岡駅 - 根岸駅方面
日吉駅 - 鶴見駅

計画段階で中止
2号線 神奈川新町駅 - 屏風浦駅
3号線 本牧駅 - 関内駅

営業路線 [編集]
横浜市営地下鉄の営業路線は、1号線、3号線および4号線である。このうち1号線と3号線の、湘南台駅(藤沢市湘南台) - あざみ野駅(横浜市青葉区あざみ野)間は一体的に運行しており、ブルーラインという愛称で呼ばれる。また、4号線の日吉駅(港北区日吉) - 中山駅(緑区中山町)間は、グリーンラインという愛称で呼ばれる。ブルーラインおよびグリーンラインの愛称は、グリーンラインが開業した2008年(平成20年)3月30日から、正式に使用されている。

ブルーライン(1号線および3号線)は、湘南台駅 - あざみ野駅間、40.4kmの一体の路線として運行されている。この総延長距離40.4kmは、地下鉄路線としては東京都交通局(都営地下鉄)大江戸線の40.7kmに次いで日本第2位の長さである。さらに、あざみ野駅から小田急電鉄の新百合ヶ丘(川崎市麻生区)までの延伸構想もある[2]。

グリーンライン(4号線)は、日吉駅 - 中山駅間、営業距離13.0km(総延長距離13.1km)で2008年(平成20年)3月30日に開業した。当初は2007年(平成19年)に開業する予定だったが、日吉駅から日吉本町駅に至る日吉本町付近で土地収用が難航し、一部地権者の同意が得られなかったため[3]、開通が1年延期された。

ブルーラインでは、平日の始発から9時までの4号車が女性専用車両とされている。女性専用車両は2003年(平成15年)3月24日から試行され、同年7月1日に本格導入された。また横浜市営地下鉄の車両は、全席が優先席であり、電車接近の案内放送でも最後に「横浜市営地下鉄はすべての座席が優先席です。お年寄りやお身体の不自由なお客様に席をお譲り下さい。」と流れる。全席優先席は、同年12月1日から導入された。これに伴い、他社と同様の「優先席付近電源OFF」の原則に基づき、「電源が入った状態の携帯電話の車内への持ち込み」を禁止している。車内では「携帯電話の電源OFF」放送も行われるが、アナウンスの回数は少なく、車内の掲示も以前より減っているため全く徹底されておらず、実際は非常に多くの乗客が電車内で携帯電話を使用している。

各駅には、駅番号が付されている。これは、2002年(平成14年)に横浜市で決勝戦が行われた2002 FIFAワールドカップの開催と開業30周年に合わせて、横浜市営地下鉄が日本国内で初めて導入したものである[4]。このときは、1番の湘南台駅から32番のあざみ野駅まで、順に付番された。なお、「32」という数字はワールドカップ出場国と同じ数であることから、ワールドカップ開催期間中は駅ごとに応援する国を1か国ずつ決めて、大会を盛り上げていた。このとき導入された駅番号は数字だけからなるものであったが、グリーンライン開業時に英字の路線記号が併せて導入された。ブルーライン各駅にはBを付け、湘南台駅のB01からあざみ野駅のB32まで、グリーンライン各駅にはGを付け、中山駅のG01から日吉駅のG10まである。両線が重なるセンター南駅・センター北駅の2駅では、路線ごとに別の駅番号が付されている。

2009年(平成21年)に横浜港が開港150周年を迎えるのを記念して、2005年(平成17年)12月から一部の車両(3331F)の車体を港の情景を描いた絵画でラッピングして運行しており、乗客の目を引き付けている。ラッピング車両の運行予定等の時刻表は、交通局公式サイトに掲載されている。

ブルーラインでは、ワンマン運転の実施に向けて、2007年(平成19年)1月20日からATO(自動列車運転装置)の運用が開始されている。また、ブルーライン各駅のホームでは、ホームドアの設置工事が進められ、2007年(平成19年)9月15日に全駅で稼動が開始された。当初はあざみ野駅から湘南台駅方面に向かって2月より順次運用が開始される予定であったが、4月開始に変更された。なお、グリーンラインについては開業時よりホームドアが稼動され、ブルーラインとあわせて横浜市営地下鉄ではホームドアの設置率が100%となった。従来、ブルーラインでは始発と終車を除き発車ベルによる出発指示を実施しておらず、車掌が手笛を吹鳴してドアを閉めて発車していたが、ワンマン運転によって車掌が乗務しなくなることから、2007年(平成19年)11月27日より発車サイン音の終日運用を導入した。方向別の区別を明確にするため、発車サイン音は行き先により異なる。

ブルーラインにおけるワンマン運転は、開業35周年となる2007年(平成19年)12月15日より開始した。運転士は運転席のモニターで乗客の乗降を確認し、ドアを開閉する。ワンマン運転の実施により、車掌133人分の人件費である約9億円の費用が減り、ホームドアの維持管理費として年間1億円の費用が増えるため、差し引きで約8億円の経費削減になるとされる[5]。その一方で、ホームドアのために駅の壁面の広告が見えにくくなったため、広告契約を取りやめる広告主が相次ぎ、広告収入減少という新たな問題も生じることとなった[6]。なお、グリーンラインでは開業時からワンマン運転と発車サイン音を導入している。ホームドアの開閉音と発車サイン音は、ブルーラインと同じものが使用されている。

計画路線 [編集]
横浜市営地下鉄には、横浜環状鉄道の実現に向けた新規路線建設の計画がある[2]。横浜環状鉄道とは、鶴見駅から日吉駅、中山駅、二俣川駅、東戸塚駅、上大岡駅、根岸駅、元町を経由して横浜駅に至るC字状の鉄道路線計画である。2008年(平成20年)に開業したグリーンライン(4号線)、日吉駅 - 中山駅間は、横浜環状鉄道の一部として計画・建設されたものである。このため、グリーンラインは、中山駅から二俣川駅、東戸塚駅、上大岡駅、根岸駅を経由して元町・中華街駅(みなとみらい線)までと、日吉駅から鶴見駅までの延伸がそれぞれ検討されている。また、ブルーラインも、あざみ野駅から新百合ヶ丘駅(川崎市麻生区新百合ヶ丘)まで、延伸が検討されている。

なお、横浜市営地下鉄2号線は、神奈川新町駅から横浜駅東口、藤棚町、吉野町駅、滝頭町を経て屏風浦駅までの路線として計画されていたが、後に中止となり、欠番となっている。また、関内駅構内にかつての構想だけで終わってしまった元町方面への路線(3号線の延伸)のホームがある。現在このホームは、稀に回送列車などの留置線として使用されている。

車両 [編集]
ブルーラインで用いられる車両は、異なる車両形式にまたがって車両番号が連番となっている。ブルーラインはすべて6両編成で、湘南台寄りが1号車、あざみ野寄りが6号車となっている。千の位が形式、百と十の位が編成番号、下1桁が号車を表す(例:3562の場合は3000形第56編成の2号車となる)。これは東葉高速鉄道1000系と同様である。

グリーンラインで用いられる車両は、すべて4両編成で、中山寄りが1号車、日吉寄りが4号車となっている。ただし、将来の需要増加を考慮し、車両番号は6両までの増結に対応できるようになっている。

ブルーライン用の車両は日本車輌製か東急車輛製であり、グリーンライン用の車両は川崎重工製である。かつて用いられた1000形には、川崎重工・アルナ工機製も存在した。

現在の車両 [編集]
ブルーライン
3000A・N・R・S形
3000形1次車(3000A形)
3000形2次車(3000N形「はまりん号」)
3000形3次車(3000R形)
3000形4次車(3000S形)


グリーンライン
10000形
10000形


過去の車両 [編集]
ブルーライン
1000形
2000形
デザイン [編集]
ブルーラインの駅舎のタイルやサインの類は、すべて青と黄色の原色で統一されている。これは、グラフィックデザイナーの粟津潔が開業時に駅施設のカラーリングデザインを担当した時のコンセプトを、現在まで踏襲しているためである。特に、乗車予定位置に引かれた青い帯は、列車が到着した時に車体のドア周りに塗られた縦の青い帯(ゼブラ塗装)と一体化するという凝ったものだった[7]。ただし、黄色についてサインシステムのルールで黄色を出口の案内に用いるという概念が一般化したため、現在は開業時よりも若干淡い色が用いられている。

また、プラットホームの駅名表示などに見られる青い線上にくりぬかれた独特の各種サイン形状については、工業デザイナーの榮久庵憲司が率いるGKインダストリアルデザインが担当した。設備・ファニチャー面では、蒔田駅や弘明寺駅などに設置されている美しい曲面のステンレス製水飲器や、「く」の字の背もたれサポーター、ステンレスフェイスの自動券売機(現在は撤去されている)やカプセル式の売店などを柳宗理が独創的かつ機能的なデザインに仕上げた。

これら著名なデザイナーたちのコラボレーションによって、ブルーラインは駅出入口から車両に至るまで非常に意匠性に富んだものに仕上げられており、日本のインダストリアルデザイン界では有名な存在となっている。

蒔田駅のベンチと水飲み場
ベンチ:柳宗理デザイン
水飲器と水汲み場:柳宗理デザイン
背もたれサポーター:柳宗理デザイン


運賃 [編集]
大人普通旅客運賃(小児半額、5円の端数は切り上げ)。2008年(平成20年)4月現在。

キロ程 運賃(円)
初乗り3km 200
4 - 7 230
8 - 11 260
12 - 15 290
16 - 19 320
20 - 23 350
24 - 27 380
28 - 31 410
32 - 35 440
36 - 39 470
40 - 43 500
44 - 45 530


なお、夏休みなどには「こども どこでも 100円」という小児運賃全区間100円キャンペーンを実施しており、小児運賃が全区間で100円になる。この場合、乗客は乗車駅で100円の乗車券を購入し、自動改札から入り、下車した駅で乗車券を係員に渡す(大体は箱、袋に入れる)。なお元々100円区間では通常通りそのまま自動改札に入れてもよい。

また、プリペイドカードとしてマリンカードが販売されていたが、PASMOの普及に伴い、2008年(平成20年)2月21日の終電をもって販売が終了した。なお、マリンカードは、センター北駅 - センター南駅間の自動券売機・自動精算機を除き、グリーンライン各駅では使用することができない。この場合、窓口精算(有人改札口)で処理を行う。

経営状況 [編集]
横浜市営地下鉄は、2002年(平成14年)度に、開業以来初の営業利益として7億3,200万円を計上した。その後、営業利益は、2003年(平成15年)度に21億1,400万円、2004年(平成16年)度に34億1,500万円となっており、2006年(平成18年)度が前年比で減益となったものの、おおむね増加基調を維持している。これは、地下鉄の開通で人口が増加した港北ニュータウンや新横浜といった横浜市北部や、市域南西部では長後街道(横浜伊勢原線)に沿って戸塚区や泉区で着実に人口が増加していることが、主な要因として挙げられる。

また、経常損失についても2003年(平成15年)度には85億円、2004年(平成16年)度には69億8,900万円となるなど、2000年(平成12年)度の181億8,000万円から毎年大幅に改善してきており、人件費や運営業態の見直しが奏功した結果となっている。2003年(平成15年)に「市営交通事業あり方検討委員会」が行った答申は厳しいものとされたが、これを着実に実行して経営改善に活かした。2007年(平成19年)度決算での収支状況は、営業損益が42億200万円の黒字、経常損益は32億3,100万円の赤字となっている。

横浜市営地下鉄では、経営改善のため、駅内にコンビニや10分間カット店のQBハウスを置くなど、駅ナカビジネスを展開している。さらに、ワンマン運転の実施などの事業見直しにより、経営状況の改善に努めている。

企業債 [編集]
横浜市営地下鉄では、建設資金とした企業債の残高が、2006年(平成18年)度で4,787億円となっている。[8]これは借り換えができない債権であるため、高金利時代の金利負担が重圧となっている。そのため、早期の企業債償還が急務になっている。

経営改革と増収施策 [編集]
今後は企業債目標年度設定とスケジュール化を行い、毎期にその検証を行っていくことが必要とされている。また、経営効率の極大化を目指した人件費の見直し、ワンマン運転の是非、乗車率の増加に向けた沿線地域との連携、沿線人口の増加に向けた他部門や民間との連携、他社鉄道線との駅連絡口の一体化、乗用車と連動したパークアンドライドの確立、早急な都市計画道路の整備などを積極的に推進する施策が求められている。

地域社会と地下鉄 [編集]
ブルーラインは、戸塚エリア、上大岡エリア、伊勢佐木町エリア、関内エリア、桜木町・みなとみらい、横浜駅周辺、新横浜エリア、港北ニュータウン、田園都市エリアを接続する唯一の市域縦断交通であり、横浜都心や関内の既存市街地から各副都心やニュータウンまで接続させることで、市域一体化を促進した功績は高く評価される。

グリーンラインも、港北ニュータウンを軸に東急東横線・目黒線日吉駅とJR横浜線中山駅を結ぶ。これにより東急田園都市線やJR横浜線の混雑が緩和されることや、港北ニュータウンのさらなる人口増加が期待されており、地域幹線街路の整備も含めた基盤整備を行い、さらに商業施設を誘導するなど、集客性を高める必要がある。一方で、横浜市域外郭の郊外は鉄道網から外れた地域も多く、今後の横浜環状鉄道の延伸への要望も強い。全体では鶴見より元町・中華街まで結ぶ計画となっている。そのため、横浜市中期政策で構想された旭区、戸塚区、港南区や鶴見区への延伸に向けた財源を確保することが今後の課題とされている。

路線愛称の選定 [編集]
横浜市営地下鉄では、4号線の開業に備え、路線愛称を検討するため「横浜市営地下鉄路線愛称検討部会」を設置し、2005年(平成17年)12月26日から2006年(平成18年)2月15日まで、1・3・4号線の路線愛称を一般公募した。その結果、同年6月15日に、1・3号線の愛称をブルーライン、4号線の愛称をグリーンラインとすることを決定した。この愛称は、2008年(平成20年)3月30日のグリーンライン開業時から使用されており、路線の名前と電車の車体や駅の案内表示などのカラーリングが揃えられている。

その他 [編集]
ブルーラインで用いられる警笛の音色は、A♭コード(A♭音・C音・E♭音)の和音からなる独特のものである。ワンマン運転開始前は、列車が駅に進入する際には必ず警笛を鳴らしていた。この音色は船の汽笛を表したもので、このアイデアは港町横浜らしい発想でもある。人によっては蒸気機関車の汽笛に聞こえるということもある。これもまた日本の鉄道発祥の地横浜らしい発想といえる。なお、グリーンラインで用いられている警笛はブルーラインと異なるものである。なお、この警笛は京王1000系電車 (2代)で聞くことができる。
改札口が複数ある駅(新横浜・三ッ沢下町・横浜・関内・上大岡)については、2006年(平成18年)度から、利用者にわかりやすくするため、各改札口に愛称が付けられている(例:関内駅の「横浜市庁改札口」、新横浜駅の「JR連絡改札口」)。
グリーンライン開業後も、接続他社の駅の案内サインや接続路線での乗り換え案内では路線名称を使用せず、「横浜市営地下鉄(線)」を使用しているが、新横浜駅と中山駅で2路線ともに接続しているJR横浜線では、車内放送等で「横浜市営地下鉄ブルーライン」「横浜市営地下鉄グリーンライン」と案内していることが多い。同じく横浜駅と日吉駅で2路線ともに接続している東急東横線では車内自動放送においては特に区別はされていない。
ほぼ全駅でMzone、フレッツ・スポットといった公衆無線LANが利用可能となる。
脚注 [編集]
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^ 横浜市交通事業の設置等に関する条例(昭和41年条例第65号)。地下鉄が「高速鉄道」とされているのは、1972年(昭和47年)まで横浜市交通局が運営していた横浜市電と区別するため。
^ a b 「横浜市中期計画 平成18年〜平成22年」鉄道ネットワーク形成、横浜市都市経営局政策課。2000年(平成12年)1月27日の運輸政策審議会答申第18号路線、「運輸政策審議会答申図(三大都市圏)」、国土交通省鉄道局。
^ 横浜市交通局の記者発表資料(2006年(平成18年)9月26日付)より
^ 読売新聞、2003年(平成15年)10月9日付朝刊。
^ 毎日新聞、2007年(平成19年)12月15日付朝刊。
^ 朝日新聞、2007年(平成19年)12月1日付朝刊。
^ ゼブラ塗装を施された1000・2000形は、すべて引退している。
^ 横浜市会議員 若林智子氏(神奈川ネットワーク運動)の活動報告(2007年10月11日号)より
関連項目 [編集]
地下鉄
日本の地下鉄
日本の鉄道
外部リンク [編集]
ウィキメディア・コモンズには、横浜市営地下鉄に関連するカテゴリがあります。横浜市営地下鉄に関連するマルチメディアがあります。横浜市交通局 地下鉄ガイド
横浜市営地下鉄の電子警笛音(動画)
横浜地下鉄情報局
[表示]表・話・編・歴PASMO加盟事業者

大手私鉄・準大手私鉄 小田急電鉄・京王電鉄・京浜急行電鉄・京成電鉄・相模鉄道・新京成電鉄・西武鉄道・東京急行電鉄・東京地下鉄・東武鉄道

中小私鉄・第三セクター等 伊豆箱根鉄道・江ノ島電鉄・関東鉄道・北総鉄道・埼玉高速鉄道・首都圏新都市鉄道・東葉高速鉄道・箱根登山鉄道・横浜高速鉄道

公営事業者 川崎市交通局・東京都交通局・横浜市交通局

モノレール・新交通システム 多摩都市モノレール・千葉都市モノレール・舞浜リゾートライン・ゆりかもめ・横浜新都市交通

バス(幹事事業者のみ) 伊豆箱根バス・江ノ電バス・小田急バス・神奈川中央交通・川崎鶴見臨港バス・関東バス・京王電鉄バス・京成バス・京急バス・国際興業バス
相鉄ホールディングス・西武バス・立川バス・千葉交通・東急バス・東武バス・西東京バス
箱根登山バス・日立自動車交通・富士急行・船橋新京成バス・平和交通・山梨交通

相互利用 Suica(東日本旅客鉄道・伊豆急行・埼玉新都市交通・東京モノレール・東京臨海高速鉄道・仙台空港鉄道・JRバス関東)

関連項目 首都圏ICカード相互利用サービス - FeliCa - 乗車カード - 電子マネー

[表示]表・話・編・歴パスネット導入事業者(22事業者)

大手私鉄・準大手私鉄 小田急電鉄・京王電鉄・京浜急行電鉄・京成電鉄・相模鉄道・新京成電鉄・西武鉄道・東京急行電鉄・東京地下鉄・東武鉄道

中小私鉄・第三セクター等 埼玉高速鉄道・首都圏新都市鉄道・東京臨海高速鉄道・東葉高速鉄道・箱根登山鉄道・北総鉄道・横浜高速鉄道

公営地下鉄 東京都交通局(都営地下鉄)・横浜市交通局(横浜市営地下鉄)

モノレール・新交通システム 多摩都市モノレール・舞浜リゾートライン・ゆりかもめ

[表示]表・話・編・歴日本の地下鉄

公営 札幌市 - 仙台市 - 東京都 - 川崎市(計画中) - 横浜市 - 名古屋市 - 京都市 - 大阪市 - 神戸市 - 福岡市

民営 埼玉高速鉄道 - 東京メトロ - 東京臨海高速鉄道 - 横浜高速鉄道 - 神戸高速鉄道


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横浜市営地下鉄
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駅入口に掲げられているシンボルマーク
路線総延長 53.4 km
軌間 1435 mm
電圧 (ブルーライン) 750 V
(グリーンライン) 1500 V (直流)
最高速度 80 km/h
横浜市営地下鉄(よこはましえいちかてつ)は、横浜市交通局が運営する地下鉄である。横浜市の条例では、地下鉄事業は横浜市高速鉄道とされている[1]。

営業路線は53.4kmで、2路線40駅。事業区域は横浜市及び横浜市周辺の区域内とされ、駅は横浜市内のほか藤沢市(湘南台駅)にも置かれている。

目次 [非表示]
1 路線
1.1 営業路線
1.2 計画路線
2 車両
2.1 現在の車両
2.2 過去の車両
3 デザイン
4 運賃
5 経営状況
5.1 企業債
5.2 経営改革と増収施策
5.3 地域社会と地下鉄
6 路線愛称の選定
7 その他
8 脚注
9 関連項目
10 外部リンク


路線 [編集]

横浜市営地下鉄の路線図色 路線番号 路線名 区間
営業路線
1号線 ブルーライン 湘南台駅 - 関内駅
3号線 関内駅 - あざみ野駅
4号線 グリーンライン 日吉駅 - 中山駅
検討中
3号線 ブルーライン あざみ野駅 - 新百合ヶ丘駅
4号線 グリーンライン 中山駅 - 二俣川駅 - 東戸塚駅 - 上大岡駅 - 根岸駅方面
日吉駅 - 鶴見駅

計画段階で中止
2号線 神奈川新町駅 - 屏風浦駅
3号線 本牧駅 - 関内駅

営業路線 [編集]
横浜市営地下鉄の営業路線は、1号線、3号線および4号線である。このうち1号線と3号線の、湘南台駅(藤沢市湘南台) - あざみ野駅(横浜市青葉区あざみ野)間は一体的に運行しており、ブルーラインという愛称で呼ばれる。また、4号線の日吉駅(港北区日吉) - 中山駅(緑区中山町)間は、グリーンラインという愛称で呼ばれる。ブルーラインおよびグリーンラインの愛称は、グリーンラインが開業した2008年(平成20年)3月30日から、正式に使用されている。

ブルーライン(1号線および3号線)は、湘南台駅 - あざみ野駅間、40.4kmの一体の路線として運行されている。この総延長距離40.4kmは、地下鉄路線としては東京都交通局(都営地下鉄)大江戸線の40.7kmに次いで日本第2位の長さである。さらに、あざみ野駅から小田急電鉄の新百合ヶ丘(川崎市麻生区)までの延伸構想もある[2]。

グリーンライン(4号線)は、日吉駅 - 中山駅間、営業距離13.0km(総延長距離13.1km)で2008年(平成20年)3月30日に開業した。当初は2007年(平成19年)に開業する予定だったが、日吉駅から日吉本町駅に至る日吉本町付近で土地収用が難航し、一部地権者の同意が得られなかったため[3]、開通が1年延期された。

ブルーラインでは、平日の始発から9時までの4号車が女性専用車両とされている。女性専用車両は2003年(平成15年)3月24日から試行され、同年7月1日に本格導入された。また横浜市営地下鉄の車両は、全席が優先席であり、電車接近の案内放送でも最後に「横浜市営地下鉄はすべての座席が優先席です。お年寄りやお身体の不自由なお客様に席をお譲り下さい。」と流れる。全席優先席は、同年12月1日から導入された。これに伴い、他社と同様の「優先席付近電源OFF」の原則に基づき、「電源が入った状態の携帯電話の車内への持ち込み」を禁止している。車内では「携帯電話の電源OFF」放送も行われるが、アナウンスの回数は少なく、車内の掲示も以前より減っているため全く徹底されておらず、実際は非常に多くの乗客が電車内で携帯電話を使用している。

各駅には、駅番号が付されている。これは、2002年(平成14年)に横浜市で決勝戦が行われた2002 FIFAワールドカップの開催と開業30周年に合わせて、横浜市営地下鉄が日本国内で初めて導入したものである[4]。このときは、1番の湘南台駅から32番のあざみ野駅まで、順に付番された。なお、「32」という数字はワールドカップ出場国と同じ数であることから、ワールドカップ開催期間中は駅ごとに応援する国を1か国ずつ決めて、大会を盛り上げていた。このとき導入された駅番号は数字だけからなるものであったが、グリーンライン開業時に英字の路線記号が併せて導入された。ブルーライン各駅にはBを付け、湘南台駅のB01からあざみ野駅のB32まで、グリーンライン各駅にはGを付け、中山駅のG01から日吉駅のG10まである。両線が重なるセンター南駅・センター北駅の2駅では、路線ごとに別の駅番号が付されている。

2009年(平成21年)に横浜港が開港150周年を迎えるのを記念して、2005年(平成17年)12月から一部の車両(3331F)の車体を港の情景を描いた絵画でラッピングして運行しており、乗客の目を引き付けている。ラッピング車両の運行予定等の時刻表は、交通局公式サイトに掲載されている。

ブルーラインでは、ワンマン運転の実施に向けて、2007年(平成19年)1月20日からATO(自動列車運転装置)の運用が開始されている。また、ブルーライン各駅のホームでは、ホームドアの設置工事が進められ、2007年(平成19年)9月15日に全駅で稼動が開始された。当初はあざみ野駅から湘南台駅方面に向かって2月より順次運用が開始される予定であったが、4月開始に変更された。なお、グリーンラインについては開業時よりホームドアが稼動され、ブルーラインとあわせて横浜市営地下鉄ではホームドアの設置率が100%となった。従来、ブルーラインでは始発と終車を除き発車ベルによる出発指示を実施しておらず、車掌が手笛を吹鳴してドアを閉めて発車していたが、ワンマン運転によって車掌が乗務しなくなることから、2007年(平成19年)11月27日より発車サイン音の終日運用を導入した。方向別の区別を明確にするため、発車サイン音は行き先により異なる。

ブルーラインにおけるワンマン運転は、開業35周年となる2007年(平成19年)12月15日より開始した。運転士は運転席のモニターで乗客の乗降を確認し、ドアを開閉する。ワンマン運転の実施により、車掌133人分の人件費である約9億円の費用が減り、ホームドアの維持管理費として年間1億円の費用が増えるため、差し引きで約8億円の経費削減になるとされる[5]。その一方で、ホームドアのために駅の壁面の広告が見えにくくなったため、広告契約を取りやめる広告主が相次ぎ、広告収入減少という新たな問題も生じることとなった[6]。なお、グリーンラインでは開業時からワンマン運転と発車サイン音を導入している。ホームドアの開閉音と発車サイン音は、ブルーラインと同じものが使用されている。

計画路線 [編集]
横浜市営地下鉄には、横浜環状鉄道の実現に向けた新規路線建設の計画がある[2]。横浜環状鉄道とは、鶴見駅から日吉駅、中山駅、二俣川駅、東戸塚駅、上大岡駅、根岸駅、元町を経由して横浜駅に至るC字状の鉄道路線計画である。2008年(平成20年)に開業したグリーンライン(4号線)、日吉駅 - 中山駅間は、横浜環状鉄道の一部として計画・建設されたものである。このため、グリーンラインは、中山駅から二俣川駅、東戸塚駅、上大岡駅、根岸駅を経由して元町・中華街駅(みなとみらい線)までと、日吉駅から鶴見駅までの延伸がそれぞれ検討されている。また、ブルーラインも、あざみ野駅から新百合ヶ丘駅(川崎市麻生区新百合ヶ丘)まで、延伸が検討されている。

なお、横浜市営地下鉄2号線は、神奈川新町駅から横浜駅東口、藤棚町、吉野町駅、滝頭町を経て屏風浦駅までの路線として計画されていたが、後に中止となり、欠番となっている。また、関内駅構内にかつての構想だけで終わってしまった元町方面への路線(3号線の延伸)のホームがある。現在このホームは、稀に回送列車などの留置線として使用されている。

車両 [編集]
ブルーラインで用いられる車両は、異なる車両形式にまたがって車両番号が連番となっている。ブルーラインはすべて6両編成で、湘南台寄りが1号車、あざみ野寄りが6号車となっている。千の位が形式、百と十の位が編成番号、下1桁が号車を表す(例:3562の場合は3000形第56編成の2号車となる)。これは東葉高速鉄道1000系と同様である。

グリーンラインで用いられる車両は、すべて4両編成で、中山寄りが1号車、日吉寄りが4号車となっている。ただし、将来の需要増加を考慮し、車両番号は6両までの増結に対応できるようになっている。

ブルーライン用の車両は日本車輌製か東急車輛製であり、グリーンライン用の車両は川崎重工製である。かつて用いられた1000形には、川崎重工・アルナ工機製も存在した。

現在の車両 [編集]
ブルーライン
3000A・N・R・S形
3000形1次車(3000A形)
3000形2次車(3000N形「はまりん号」)
3000形3次車(3000R形)
3000形4次車(3000S形)


グリーンライン
10000形
10000形


過去の車両 [編集]
ブルーライン
1000形
2000形
デザイン [編集]
ブルーラインの駅舎のタイルやサインの類は、すべて青と黄色の原色で統一されている。これは、グラフィックデザイナーの粟津潔が開業時に駅施設のカラーリングデザインを担当した時のコンセプトを、現在まで踏襲しているためである。特に、乗車予定位置に引かれた青い帯は、列車が到着した時に車体のドア周りに塗られた縦の青い帯(ゼブラ塗装)と一体化するという凝ったものだった[7]。ただし、黄色についてサインシステムのルールで黄色を出口の案内に用いるという概念が一般化したため、現在は開業時よりも若干淡い色が用いられている。

また、プラットホームの駅名表示などに見られる青い線上にくりぬかれた独特の各種サイン形状については、工業デザイナーの榮久庵憲司が率いるGKインダストリアルデザインが担当した。設備・ファニチャー面では、蒔田駅や弘明寺駅などに設置されている美しい曲面のステンレス製水飲器や、「く」の字の背もたれサポーター、ステンレスフェイスの自動券売機(現在は撤去されている)やカプセル式の売店などを柳宗理が独創的かつ機能的なデザインに仕上げた。

これら著名なデザイナーたちのコラボレーションによって、ブルーラインは駅出入口から車両に至るまで非常に意匠性に富んだものに仕上げられており、日本のインダストリアルデザイン界では有名な存在となっている。

蒔田駅のベンチと水飲み場
ベンチ:柳宗理デザイン
水飲器と水汲み場:柳宗理デザイン
背もたれサポーター:柳宗理デザイン


運賃 [編集]
大人普通旅客運賃(小児半額、5円の端数は切り上げ)。2008年(平成20年)4月現在。

キロ程 運賃(円)
初乗り3km 200
4 - 7 230
8 - 11 260
12 - 15 290
16 - 19 320
20 - 23 350
24 - 27 380
28 - 31 410
32 - 35 440
36 - 39 470
40 - 43 500
44 - 45 530


なお、夏休みなどには「こども どこでも 100円」という小児運賃全区間100円キャンペーンを実施しており、小児運賃が全区間で100円になる。この場合、乗客は乗車駅で100円の乗車券を購入し、自動改札から入り、下車した駅で乗車券を係員に渡す(大体は箱、袋に入れる)。なお元々100円区間では通常通りそのまま自動改札に入れてもよい。

また、プリペイドカードとしてマリンカードが販売されていたが、PASMOの普及に伴い、2008年(平成20年)2月21日の終電をもって販売が終了した。なお、マリンカードは、センター北駅 - センター南駅間の自動券売機・自動精算機を除き、グリーンライン各駅では使用することができない。この場合、窓口精算(有人改札口)で処理を行う。

経営状況 [編集]
横浜市営地下鉄は、2002年(平成14年)度に、開業以来初の営業利益として7億3,200万円を計上した。その後、営業利益は、2003年(平成15年)度に21億1,400万円、2004年(平成16年)度に34億1,500万円となっており、2006年(平成18年)度が前年比で減益となったものの、おおむね増加基調を維持している。これは、地下鉄の開通で人口が増加した港北ニュータウンや新横浜といった横浜市北部や、市域南西部では長後街道(横浜伊勢原線)に沿って戸塚区や泉区で着実に人口が増加していることが、主な要因として挙げられる。

また、経常損失についても2003年(平成15年)度には85億円、2004年(平成16年)度には69億8,900万円となるなど、2000年(平成12年)度の181億8,000万円から毎年大幅に改善してきており、人件費や運営業態の見直しが奏功した結果となっている。2003年(平成15年)に「市営交通事業あり方検討委員会」が行った答申は厳しいものとされたが、これを着実に実行して経営改善に活かした。2007年(平成19年)度決算での収支状況は、営業損益が42億200万円の黒字、経常損益は32億3,100万円の赤字となっている。

横浜市営地下鉄では、経営改善のため、駅内にコンビニや10分間カット店のQBハウスを置くなど、駅ナカビジネスを展開している。さらに、ワンマン運転の実施などの事業見直しにより、経営状況の改善に努めている。

企業債 [編集]
横浜市営地下鉄では、建設資金とした企業債の残高が、2006年(平成18年)度で4,787億円となっている。[8]これは借り換えができない債権であるため、高金利時代の金利負担が重圧となっている。そのため、早期の企業債償還が急務になっている。

経営改革と増収施策 [編集]
今後は企業債目標年度設定とスケジュール化を行い、毎期にその検証を行っていくことが必要とされている。また、経営効率の極大化を目指した人件費の見直し、ワンマン運転の是非、乗車率の増加に向けた沿線地域との連携、沿線人口の増加に向けた他部門や民間との連携、他社鉄道線との駅連絡口の一体化、乗用車と連動したパークアンドライドの確立、早急な都市計画道路の整備などを積極的に推進する施策が求められている。

地域社会と地下鉄 [編集]
ブルーラインは、戸塚エリア、上大岡エリア、伊勢佐木町エリア、関内エリア、桜木町・みなとみらい、横浜駅周辺、新横浜エリア、港北ニュータウン、田園都市エリアを接続する唯一の市域縦断交通であり、横浜都心や関内の既存市街地から各副都心やニュータウンまで接続させることで、市域一体化を促進した功績は高く評価される。

グリーンラインも、港北ニュータウンを軸に東急東横線・目黒線日吉駅とJR横浜線中山駅を結ぶ。これにより東急田園都市線やJR横浜線の混雑が緩和されることや、港北ニュータウンのさらなる人口増加が期待されており、地域幹線街路の整備も含めた基盤整備を行い、さらに商業施設を誘導するなど、集客性を高める必要がある。一方で、横浜市域外郭の郊外は鉄道網から外れた地域も多く、今後の横浜環状鉄道の延伸への要望も強い。全体では鶴見より元町・中華街まで結ぶ計画となっている。そのため、横浜市中期政策で構想された旭区、戸塚区、港南区や鶴見区への延伸に向けた財源を確保することが今後の課題とされている。

路線愛称の選定 [編集]
横浜市営地下鉄では、4号線の開業に備え、路線愛称を検討するため「横浜市営地下鉄路線愛称検討部会」を設置し、2005年(平成17年)12月26日から2006年(平成18年)2月15日まで、1・3・4号線の路線愛称を一般公募した。その結果、同年6月15日に、1・3号線の愛称をブルーライン、4号線の愛称をグリーンラインとすることを決定した。この愛称は、2008年(平成20年)3月30日のグリーンライン開業時から使用されており、路線の名前と電車の車体や駅の案内表示などのカラーリングが揃えられている。

その他 [編集]
ブルーラインで用いられる警笛の音色は、A♭コード(A♭音・C音・E♭音)の和音からなる独特のものである。ワンマン運転開始前は、列車が駅に進入する際には必ず警笛を鳴らしていた。この音色は船の汽笛を表したもので、このアイデアは港町横浜らしい発想でもある。人によっては蒸気機関車の汽笛に聞こえるということもある。これもまた日本の鉄道発祥の地横浜らしい発想といえる。なお、グリーンラインで用いられている警笛はブルーラインと異なるものである。なお、この警笛は京王1000系電車 (2代)で聞くことができる。
改札口が複数ある駅(新横浜・三ッ沢下町・横浜・関内・上大岡)については、2006年(平成18年)度から、利用者にわかりやすくするため、各改札口に愛称が付けられている(例:関内駅の「横浜市庁改札口」、新横浜駅の「JR連絡改札口」)。
グリーンライン開業後も、接続他社の駅の案内サインや接続路線での乗り換え案内では路線名称を使用せず、「横浜市営地下鉄(線)」を使用しているが、新横浜駅と中山駅で2路線ともに接続しているJR横浜線では、車内放送等で「横浜市営地下鉄ブルーライン」「横浜市営地下鉄グリーンライン」と案内していることが多い。同じく横浜駅と日吉駅で2路線ともに接続している東急東横線では車内自動放送においては特に区別はされていない。
ほぼ全駅でMzone、フレッツ・スポットといった公衆無線LANが利用可能となる。
脚注 [編集]
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^ 横浜市交通事業の設置等に関する条例(昭和41年条例第65号)。地下鉄が「高速鉄道」とされているのは、1972年(昭和47年)まで横浜市交通局が運営していた横浜市電と区別するため。
^ a b 「横浜市中期計画 平成18年〜平成22年」鉄道ネットワーク形成、横浜市都市経営局政策課。2000年(平成12年)1月27日の運輸政策審議会答申第18号路線、「運輸政策審議会答申図(三大都市圏)」、国土交通省鉄道局。
^ 横浜市交通局の記者発表資料(2006年(平成18年)9月26日付)より
^ 読売新聞、2003年(平成15年)10月9日付朝刊。
^ 毎日新聞、2007年(平成19年)12月15日付朝刊。
^ 朝日新聞、2007年(平成19年)12月1日付朝刊。
^ ゼブラ塗装を施された1000・2000形は、すべて引退している。
^ 横浜市会議員 若林智子氏(神奈川ネットワーク運動)の活動報告(2007年10月11日号)より
関連項目 [編集]
地下鉄
日本の地下鉄
日本の鉄道
外部リンク [編集]
ウィキメディア・コモンズには、横浜市営地下鉄に関連するカテゴリがあります。横浜市営地下鉄に関連するマルチメディアがあります。横浜市交通局 地下鉄ガイド
横浜市営地下鉄の電子警笛音(動画)
横浜地下鉄情報局
[表示]表・話・編・歴PASMO加盟事業者

大手私鉄・準大手私鉄 小田急電鉄・京王電鉄・京浜急行電鉄・京成電鉄・相模鉄道・新京成電鉄・西武鉄道・東京急行電鉄・東京地下鉄・東武鉄道

中小私鉄・第三セクター等 伊豆箱根鉄道・江ノ島電鉄・関東鉄道・北総鉄道・埼玉高速鉄道・首都圏新都市鉄道・東葉高速鉄道・箱根登山鉄道・横浜高速鉄道

公営事業者 川崎市交通局・東京都交通局・横浜市交通局

モノレール・新交通システム 多摩都市モノレール・千葉都市モノレール・舞浜リゾートライン・ゆりかもめ・横浜新都市交通

バス(幹事事業者のみ) 伊豆箱根バス・江ノ電バス・小田急バス・神奈川中央交通・川崎鶴見臨港バス・関東バス・京王電鉄バス・京成バス・京急バス・国際興業バス
相鉄ホールディングス・西武バス・立川バス・千葉交通・東急バス・東武バス・西東京バス
箱根登山バス・日立自動車交通・富士急行・船橋新京成バス・平和交通・山梨交通

相互利用 Suica(東日本旅客鉄道・伊豆急行・埼玉新都市交通・東京モノレール・東京臨海高速鉄道・仙台空港鉄道・JRバス関東)

関連項目 首都圏ICカード相互利用サービス - FeliCa - 乗車カード - 電子マネー

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大手私鉄・準大手私鉄 小田急電鉄・京王電鉄・京浜急行電鉄・京成電鉄・相模鉄道・新京成電鉄・西武鉄道・東京急行電鉄・東京地下鉄・東武鉄道

中小私鉄・第三セクター等 埼玉高速鉄道・首都圏新都市鉄道・東京臨海高速鉄道・東葉高速鉄道・箱根登山鉄道・北総鉄道・横浜高速鉄道

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モノレール・新交通システム 多摩都市モノレール・舞浜リゾートライン・ゆりかもめ

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横浜市営地下鉄
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駅入口に掲げられているシンボルマーク
路線総延長 53.4 km
軌間 1435 mm
電圧 (ブルーライン) 750 V
(グリーンライン) 1500 V (直流)
最高速度 80 km/h
横浜市営地下鉄(よこはましえいちかてつ)は、横浜市交通局が運営する地下鉄である。横浜市の条例では、地下鉄事業は横浜市高速鉄道とされている[1]。

営業路線は53.4kmで、2路線40駅。事業区域は横浜市及び横浜市周辺の区域内とされ、駅は横浜市内のほか藤沢市(湘南台駅)にも置かれている。

目次 [非表示]
1 路線
1.1 営業路線
1.2 計画路線
2 車両
2.1 現在の車両
2.2 過去の車両
3 デザイン
4 運賃
5 経営状況
5.1 企業債
5.2 経営改革と増収施策
5.3 地域社会と地下鉄
6 路線愛称の選定
7 その他
8 脚注
9 関連項目
10 外部リンク


路線 [編集]

横浜市営地下鉄の路線図色 路線番号 路線名 区間
営業路線
1号線 ブルーライン 湘南台駅 - 関内駅
3号線 関内駅 - あざみ野駅
4号線 グリーンライン 日吉駅 - 中山駅
検討中
3号線 ブルーライン あざみ野駅 - 新百合ヶ丘駅
4号線 グリーンライン 中山駅 - 二俣川駅 - 東戸塚駅 - 上大岡駅 - 根岸駅方面
日吉駅 - 鶴見駅

計画段階で中止
2号線 神奈川新町駅 - 屏風浦駅
3号線 本牧駅 - 関内駅

営業路線 [編集]
横浜市営地下鉄の営業路線は、1号線、3号線および4号線である。このうち1号線と3号線の、湘南台駅(藤沢市湘南台) - あざみ野駅(横浜市青葉区あざみ野)間は一体的に運行しており、ブルーラインという愛称で呼ばれる。また、4号線の日吉駅(港北区日吉) - 中山駅(緑区中山町)間は、グリーンラインという愛称で呼ばれる。ブルーラインおよびグリーンラインの愛称は、グリーンラインが開業した2008年(平成20年)3月30日から、正式に使用されている。

ブルーライン(1号線および3号線)は、湘南台駅 - あざみ野駅間、40.4kmの一体の路線として運行されている。この総延長距離40.4kmは、地下鉄路線としては東京都交通局(都営地下鉄)大江戸線の40.7kmに次いで日本第2位の長さである。さらに、あざみ野駅から小田急電鉄の新百合ヶ丘(川崎市麻生区)までの延伸構想もある[2]。

グリーンライン(4号線)は、日吉駅 - 中山駅間、営業距離13.0km(総延長距離13.1km)で2008年(平成20年)3月30日に開業した。当初は2007年(平成19年)に開業する予定だったが、日吉駅から日吉本町駅に至る日吉本町付近で土地収用が難航し、一部地権者の同意が得られなかったため[3]、開通が1年延期された。

ブルーラインでは、平日の始発から9時までの4号車が女性専用車両とされている。女性専用車両は2003年(平成15年)3月24日から試行され、同年7月1日に本格導入された。また横浜市営地下鉄の車両は、全席が優先席であり、電車接近の案内放送でも最後に「横浜市営地下鉄はすべての座席が優先席です。お年寄りやお身体の不自由なお客様に席をお譲り下さい。」と流れる。全席優先席は、同年12月1日から導入された。これに伴い、他社と同様の「優先席付近電源OFF」の原則に基づき、「電源が入った状態の携帯電話の車内への持ち込み」を禁止している。車内では「携帯電話の電源OFF」放送も行われるが、アナウンスの回数は少なく、車内の掲示も以前より減っているため全く徹底されておらず、実際は非常に多くの乗客が電車内で携帯電話を使用している。

各駅には、駅番号が付されている。これは、2002年(平成14年)に横浜市で決勝戦が行われた2002 FIFAワールドカップの開催と開業30周年に合わせて、横浜市営地下鉄が日本国内で初めて導入したものである[4]。このときは、1番の湘南台駅から32番のあざみ野駅まで、順に付番された。なお、「32」という数字はワールドカップ出場国と同じ数であることから、ワールドカップ開催期間中は駅ごとに応援する国を1か国ずつ決めて、大会を盛り上げていた。このとき導入された駅番号は数字だけからなるものであったが、グリーンライン開業時に英字の路線記号が併せて導入された。ブルーライン各駅にはBを付け、湘南台駅のB01からあざみ野駅のB32まで、グリーンライン各駅にはGを付け、中山駅のG01から日吉駅のG10まである。両線が重なるセンター南駅・センター北駅の2駅では、路線ごとに別の駅番号が付されている。

2009年(平成21年)に横浜港が開港150周年を迎えるのを記念して、2005年(平成17年)12月から一部の車両(3331F)の車体を港の情景を描いた絵画でラッピングして運行しており、乗客の目を引き付けている。ラッピング車両の運行予定等の時刻表は、交通局公式サイトに掲載されている。

ブルーラインでは、ワンマン運転の実施に向けて、2007年(平成19年)1月20日からATO(自動列車運転装置)の運用が開始されている。また、ブルーライン各駅のホームでは、ホームドアの設置工事が進められ、2007年(平成19年)9月15日に全駅で稼動が開始された。当初はあざみ野駅から湘南台駅方面に向かって2月より順次運用が開始される予定であったが、4月開始に変更された。なお、グリーンラインについては開業時よりホームドアが稼動され、ブルーラインとあわせて横浜市営地下鉄ではホームドアの設置率が100%となった。従来、ブルーラインでは始発と終車を除き発車ベルによる出発指示を実施しておらず、車掌が手笛を吹鳴してドアを閉めて発車していたが、ワンマン運転によって車掌が乗務しなくなることから、2007年(平成19年)11月27日より発車サイン音の終日運用を導入した。方向別の区別を明確にするため、発車サイン音は行き先により異なる。

ブルーラインにおけるワンマン運転は、開業35周年となる2007年(平成19年)12月15日より開始した。運転士は運転席のモニターで乗客の乗降を確認し、ドアを開閉する。ワンマン運転の実施により、車掌133人分の人件費である約9億円の費用が減り、ホームドアの維持管理費として年間1億円の費用が増えるため、差し引きで約8億円の経費削減になるとされる[5]。その一方で、ホームドアのために駅の壁面の広告が見えにくくなったため、広告契約を取りやめる広告主が相次ぎ、広告収入減少という新たな問題も生じることとなった[6]。なお、グリーンラインでは開業時からワンマン運転と発車サイン音を導入している。ホームドアの開閉音と発車サイン音は、ブルーラインと同じものが使用されている。

計画路線 [編集]
横浜市営地下鉄には、横浜環状鉄道の実現に向けた新規路線建設の計画がある[2]。横浜環状鉄道とは、鶴見駅から日吉駅、中山駅、二俣川駅、東戸塚駅、上大岡駅、根岸駅、元町を経由して横浜駅に至るC字状の鉄道路線計画である。2008年(平成20年)に開業したグリーンライン(4号線)、日吉駅 - 中山駅間は、横浜環状鉄道の一部として計画・建設されたものである。このため、グリーンラインは、中山駅から二俣川駅、東戸塚駅、上大岡駅、根岸駅を経由して元町・中華街駅(みなとみらい線)までと、日吉駅から鶴見駅までの延伸がそれぞれ検討されている。また、ブルーラインも、あざみ野駅から新百合ヶ丘駅(川崎市麻生区新百合ヶ丘)まで、延伸が検討されている。

なお、横浜市営地下鉄2号線は、神奈川新町駅から横浜駅東口、藤棚町、吉野町駅、滝頭町を経て屏風浦駅までの路線として計画されていたが、後に中止となり、欠番となっている。また、関内駅構内にかつての構想だけで終わってしまった元町方面への路線(3号線の延伸)のホームがある。現在このホームは、稀に回送列車などの留置線として使用されている。

車両 [編集]
ブルーラインで用いられる車両は、異なる車両形式にまたがって車両番号が連番となっている。ブルーラインはすべて6両編成で、湘南台寄りが1号車、あざみ野寄りが6号車となっている。千の位が形式、百と十の位が編成番号、下1桁が号車を表す(例:3562の場合は3000形第56編成の2号車となる)。これは東葉高速鉄道1000系と同様である。

グリーンラインで用いられる車両は、すべて4両編成で、中山寄りが1号車、日吉寄りが4号車となっている。ただし、将来の需要増加を考慮し、車両番号は6両までの増結に対応できるようになっている。

ブルーライン用の車両は日本車輌製か東急車輛製であり、グリーンライン用の車両は川崎重工製である。かつて用いられた1000形には、川崎重工・アルナ工機製も存在した。

現在の車両 [編集]
ブルーライン
3000A・N・R・S形
3000形1次車(3000A形)
3000形2次車(3000N形「はまりん号」)
3000形3次車(3000R形)
3000形4次車(3000S形)


グリーンライン
10000形
10000形


過去の車両 [編集]
ブルーライン
1000形
2000形
デザイン [編集]
ブルーラインの駅舎のタイルやサインの類は、すべて青と黄色の原色で統一されている。これは、グラフィックデザイナーの粟津潔が開業時に駅施設のカラーリングデザインを担当した時のコンセプトを、現在まで踏襲しているためである。特に、乗車予定位置に引かれた青い帯は、列車が到着した時に車体のドア周りに塗られた縦の青い帯(ゼブラ塗装)と一体化するという凝ったものだった[7]。ただし、黄色についてサインシステムのルールで黄色を出口の案内に用いるという概念が一般化したため、現在は開業時よりも若干淡い色が用いられている。

また、プラットホームの駅名表示などに見られる青い線上にくりぬかれた独特の各種サイン形状については、工業デザイナーの榮久庵憲司が率いるGKインダストリアルデザインが担当した。設備・ファニチャー面では、蒔田駅や弘明寺駅などに設置されている美しい曲面のステンレス製水飲器や、「く」の字の背もたれサポーター、ステンレスフェイスの自動券売機(現在は撤去されている)やカプセル式の売店などを柳宗理が独創的かつ機能的なデザインに仕上げた。

これら著名なデザイナーたちのコラボレーションによって、ブルーラインは駅出入口から車両に至るまで非常に意匠性に富んだものに仕上げられており、日本のインダストリアルデザイン界では有名な存在となっている。

蒔田駅のベンチと水飲み場
ベンチ:柳宗理デザイン
水飲器と水汲み場:柳宗理デザイン
背もたれサポーター:柳宗理デザイン


運賃 [編集]
大人普通旅客運賃(小児半額、5円の端数は切り上げ)。2008年(平成20年)4月現在。

キロ程 運賃(円)
初乗り3km 200
4 - 7 230
8 - 11 260
12 - 15 290
16 - 19 320
20 - 23 350
24 - 27 380
28 - 31 410
32 - 35 440
36 - 39 470
40 - 43 500
44 - 45 530


なお、夏休みなどには「こども どこでも 100円」という小児運賃全区間100円キャンペーンを実施しており、小児運賃が全区間で100円になる。この場合、乗客は乗車駅で100円の乗車券を購入し、自動改札から入り、下車した駅で乗車券を係員に渡す(大体は箱、袋に入れる)。なお元々100円区間では通常通りそのまま自動改札に入れてもよい。

また、プリペイドカードとしてマリンカードが販売されていたが、PASMOの普及に伴い、2008年(平成20年)2月21日の終電をもって販売が終了した。なお、マリンカードは、センター北駅 - センター南駅間の自動券売機・自動精算機を除き、グリーンライン各駅では使用することができない。この場合、窓口精算(有人改札口)で処理を行う。

経営状況 [編集]
横浜市営地下鉄は、2002年(平成14年)度に、開業以来初の営業利益として7億3,200万円を計上した。その後、営業利益は、2003年(平成15年)度に21億1,400万円、2004年(平成16年)度に34億1,500万円となっており、2006年(平成18年)度が前年比で減益となったものの、おおむね増加基調を維持している。これは、地下鉄の開通で人口が増加した港北ニュータウンや新横浜といった横浜市北部や、市域南西部では長後街道(横浜伊勢原線)に沿って戸塚区や泉区で着実に人口が増加していることが、主な要因として挙げられる。

また、経常損失についても2003年(平成15年)度には85億円、2004年(平成16年)度には69億8,900万円となるなど、2000年(平成12年)度の181億8,000万円から毎年大幅に改善してきており、人件費や運営業態の見直しが奏功した結果となっている。2003年(平成15年)に「市営交通事業あり方検討委員会」が行った答申は厳しいものとされたが、これを着実に実行して経営改善に活かした。2007年(平成19年)度決算での収支状況は、営業損益が42億200万円の黒字、経常損益は32億3,100万円の赤字となっている。

横浜市営地下鉄では、経営改善のため、駅内にコンビニや10分間カット店のQBハウスを置くなど、駅ナカビジネスを展開している。さらに、ワンマン運転の実施などの事業見直しにより、経営状況の改善に努めている。

企業債 [編集]
横浜市営地下鉄では、建設資金とした企業債の残高が、2006年(平成18年)度で4,787億円となっている。[8]これは借り換えができない債権であるため、高金利時代の金利負担が重圧となっている。そのため、早期の企業債償還が急務になっている。

経営改革と増収施策 [編集]
今後は企業債目標年度設定とスケジュール化を行い、毎期にその検証を行っていくことが必要とされている。また、経営効率の極大化を目指した人件費の見直し、ワンマン運転の是非、乗車率の増加に向けた沿線地域との連携、沿線人口の増加に向けた他部門や民間との連携、他社鉄道線との駅連絡口の一体化、乗用車と連動したパークアンドライドの確立、早急な都市計画道路の整備などを積極的に推進する施策が求められている。

地域社会と地下鉄 [編集]
ブルーラインは、戸塚エリア、上大岡エリア、伊勢佐木町エリア、関内エリア、桜木町・みなとみらい、横浜駅周辺、新横浜エリア、港北ニュータウン、田園都市エリアを接続する唯一の市域縦断交通であり、横浜都心や関内の既存市街地から各副都心やニュータウンまで接続させることで、市域一体化を促進した功績は高く評価される。

グリーンラインも、港北ニュータウンを軸に東急東横線・目黒線日吉駅とJR横浜線中山駅を結ぶ。これにより東急田園都市線やJR横浜線の混雑が緩和されることや、港北ニュータウンのさらなる人口増加が期待されており、地域幹線街路の整備も含めた基盤整備を行い、さらに商業施設を誘導するなど、集客性を高める必要がある。一方で、横浜市域外郭の郊外は鉄道網から外れた地域も多く、今後の横浜環状鉄道の延伸への要望も強い。全体では鶴見より元町・中華街まで結ぶ計画となっている。そのため、横浜市中期政策で構想された旭区、戸塚区、港南区や鶴見区への延伸に向けた財源を確保することが今後の課題とされている。

路線愛称の選定 [編集]
横浜市営地下鉄では、4号線の開業に備え、路線愛称を検討するため「横浜市営地下鉄路線愛称検討部会」を設置し、2005年(平成17年)12月26日から2006年(平成18年)2月15日まで、1・3・4号線の路線愛称を一般公募した。その結果、同年6月15日に、1・3号線の愛称をブルーライン、4号線の愛称をグリーンラインとすることを決定した。この愛称は、2008年(平成20年)3月30日のグリーンライン開業時から使用されており、路線の名前と電車の車体や駅の案内表示などのカラーリングが揃えられている。

その他 [編集]
ブルーラインで用いられる警笛の音色は、A♭コード(A♭音・C音・E♭音)の和音からなる独特のものである。ワンマン運転開始前は、列車が駅に進入する際には必ず警笛を鳴らしていた。この音色は船の汽笛を表したもので、このアイデアは港町横浜らしい発想でもある。人によっては蒸気機関車の汽笛に聞こえるということもある。これもまた日本の鉄道発祥の地横浜らしい発想といえる。なお、グリーンラインで用いられている警笛はブルーラインと異なるものである。なお、この警笛は京王1000系電車 (2代)で聞くことができる。
改札口が複数ある駅(新横浜・三ッ沢下町・横浜・関内・上大岡)については、2006年(平成18年)度から、利用者にわかりやすくするため、各改札口に愛称が付けられている(例:関内駅の「横浜市庁改札口」、新横浜駅の「JR連絡改札口」)。
グリーンライン開業後も、接続他社の駅の案内サインや接続路線での乗り換え案内では路線名称を使用せず、「横浜市営地下鉄(線)」を使用しているが、新横浜駅と中山駅で2路線ともに接続しているJR横浜線では、車内放送等で「横浜市営地下鉄ブルーライン」「横浜市営地下鉄グリーンライン」と案内していることが多い。同じく横浜駅と日吉駅で2路線ともに接続している東急東横線では車内自動放送においては特に区別はされていない。
ほぼ全駅でMzone、フレッツ・スポットといった公衆無線LANが利用可能となる。
脚注 [編集]
[ヘルプ]
^ 横浜市交通事業の設置等に関する条例(昭和41年条例第65号)。地下鉄が「高速鉄道」とされているのは、1972年(昭和47年)まで横浜市交通局が運営していた横浜市電と区別するため。
^ a b 「横浜市中期計画 平成18年〜平成22年」鉄道ネットワーク形成、横浜市都市経営局政策課。2000年(平成12年)1月27日の運輸政策審議会答申第18号路線、「運輸政策審議会答申図(三大都市圏)」、国土交通省鉄道局。
^ 横浜市交通局の記者発表資料(2006年(平成18年)9月26日付)より
^ 読売新聞、2003年(平成15年)10月9日付朝刊。
^ 毎日新聞、2007年(平成19年)12月15日付朝刊。
^ 朝日新聞、2007年(平成19年)12月1日付朝刊。
^ ゼブラ塗装を施された1000・2000形は、すべて引退している。
^ 横浜市会議員 若林智子氏(神奈川ネットワーク運動)の活動報告(2007年10月11日号)より
関連項目 [編集]
地下鉄
日本の地下鉄
日本の鉄道
外部リンク [編集]
ウィキメディア・コモンズには、横浜市営地下鉄に関連するカテゴリがあります。横浜市営地下鉄に関連するマルチメディアがあります。横浜市交通局 地下鉄ガイド
横浜市営地下鉄の電子警笛音(動画)
横浜地下鉄情報局
[表示]表・話・編・歴PASMO加盟事業者

大手私鉄・準大手私鉄 小田急電鉄・京王電鉄・京浜急行電鉄・京成電鉄・相模鉄道・新京成電鉄・西武鉄道・東京急行電鉄・東京地下鉄・東武鉄道

中小私鉄・第三セクター等 伊豆箱根鉄道・江ノ島電鉄・関東鉄道・北総鉄道・埼玉高速鉄道・首都圏新都市鉄道・東葉高速鉄道・箱根登山鉄道・横浜高速鉄道

公営事業者 川崎市交通局・東京都交通局・横浜市交通局

モノレール・新交通システム 多摩都市モノレール・千葉都市モノレール・舞浜リゾートライン・ゆりかもめ・横浜新都市交通

バス(幹事事業者のみ) 伊豆箱根バス・江ノ電バス・小田急バス・神奈川中央交通・川崎鶴見臨港バス・関東バス・京王電鉄バス・京成バス・京急バス・国際興業バス
相鉄ホールディングス・西武バス・立川バス・千葉交通・東急バス・東武バス・西東京バス
箱根登山バス・日立自動車交通・富士急行・船橋新京成バス・平和交通・山梨交通

相互利用 Suica(東日本旅客鉄道・伊豆急行・埼玉新都市交通・東京モノレール・東京臨海高速鉄道・仙台空港鉄道・JRバス関東)

関連項目 首都圏ICカード相互利用サービス - FeliCa - 乗車カード - 電子マネー

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大手私鉄・準大手私鉄 小田急電鉄・京王電鉄・京浜急行電鉄・京成電鉄・相模鉄道・新京成電鉄・西武鉄道・東京急行電鉄・東京地下鉄・東武鉄道

中小私鉄・第三セクター等 埼玉高速鉄道・首都圏新都市鉄道・東京臨海高速鉄道・東葉高速鉄道・箱根登山鉄道・北総鉄道・横浜高速鉄道

公営地下鉄 東京都交通局(都営地下鉄)・横浜市交通局(横浜市営地下鉄)

モノレール・新交通システム 多摩都市モノレール・舞浜リゾートライン・ゆりかもめ

[表示]表・話・編・歴日本の地下鉄

公営 札幌市 - 仙台市 - 東京都 - 川崎市(計画中) - 横浜市 - 名古屋市 - 京都市 - 大阪市 - 神戸市 - 福岡市

民営 埼玉高速鉄道 - 東京メトロ - 東京臨海高速鉄道 - 横浜高速鉄道 - 神戸高速鉄道


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横浜市営地下鉄
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駅入口に掲げられているシンボルマーク
路線総延長 53.4 km
軌間 1435 mm
電圧 (ブルーライン) 750 V
(グリーンライン) 1500 V (直流)
最高速度 80 km/h
横浜市営地下鉄(よこはましえいちかてつ)は、横浜市交通局が運営する地下鉄である。横浜市の条例では、地下鉄事業は横浜市高速鉄道とされている[1]。

営業路線は53.4kmで、2路線40駅。事業区域は横浜市及び横浜市周辺の区域内とされ、駅は横浜市内のほか藤沢市(湘南台駅)にも置かれている。

目次 [非表示]
1 路線
1.1 営業路線
1.2 計画路線
2 車両
2.1 現在の車両
2.2 過去の車両
3 デザイン
4 運賃
5 経営状況
5.1 企業債
5.2 経営改革と増収施策
5.3 地域社会と地下鉄
6 路線愛称の選定
7 その他
8 脚注
9 関連項目
10 外部リンク


路線 [編集]

横浜市営地下鉄の路線図色 路線番号 路線名 区間
営業路線
1号線 ブルーライン 湘南台駅 - 関内駅
3号線 関内駅 - あざみ野駅
4号線 グリーンライン 日吉駅 - 中山駅
検討中
3号線 ブルーライン あざみ野駅 - 新百合ヶ丘駅
4号線 グリーンライン 中山駅 - 二俣川駅 - 東戸塚駅 - 上大岡駅 - 根岸駅方面
日吉駅 - 鶴見駅

計画段階で中止
2号線 神奈川新町駅 - 屏風浦駅
3号線 本牧駅 - 関内駅

営業路線 [編集]
横浜市営地下鉄の営業路線は、1号線、3号線および4号線である。このうち1号線と3号線の、湘南台駅(藤沢市湘南台) - あざみ野駅(横浜市青葉区あざみ野)間は一体的に運行しており、ブルーラインという愛称で呼ばれる。また、4号線の日吉駅(港北区日吉) - 中山駅(緑区中山町)間は、グリーンラインという愛称で呼ばれる。ブルーラインおよびグリーンラインの愛称は、グリーンラインが開業した2008年(平成20年)3月30日から、正式に使用されている。

ブルーライン(1号線および3号線)は、湘南台駅 - あざみ野駅間、40.4kmの一体の路線として運行されている。この総延長距離40.4kmは、地下鉄路線としては東京都交通局(都営地下鉄)大江戸線の40.7kmに次いで日本第2位の長さである。さらに、あざみ野駅から小田急電鉄の新百合ヶ丘(川崎市麻生区)までの延伸構想もある[2]。

グリーンライン(4号線)は、日吉駅 - 中山駅間、営業距離13.0km(総延長距離13.1km)で2008年(平成20年)3月30日に開業した。当初は2007年(平成19年)に開業する予定だったが、日吉駅から日吉本町駅に至る日吉本町付近で土地収用が難航し、一部地権者の同意が得られなかったため[3]、開通が1年延期された。

ブルーラインでは、平日の始発から9時までの4号車が女性専用車両とされている。女性専用車両は2003年(平成15年)3月24日から試行され、同年7月1日に本格導入された。また横浜市営地下鉄の車両は、全席が優先席であり、電車接近の案内放送でも最後に「横浜市営地下鉄はすべての座席が優先席です。お年寄りやお身体の不自由なお客様に席をお譲り下さい。」と流れる。全席優先席は、同年12月1日から導入された。これに伴い、他社と同様の「優先席付近電源OFF」の原則に基づき、「電源が入った状態の携帯電話の車内への持ち込み」を禁止している。車内では「携帯電話の電源OFF」放送も行われるが、アナウンスの回数は少なく、車内の掲示も以前より減っているため全く徹底されておらず、実際は非常に多くの乗客が電車内で携帯電話を使用している。

各駅には、駅番号が付されている。これは、2002年(平成14年)に横浜市で決勝戦が行われた2002 FIFAワールドカップの開催と開業30周年に合わせて、横浜市営地下鉄が日本国内で初めて導入したものである[4]。このときは、1番の湘南台駅から32番のあざみ野駅まで、順に付番された。なお、「32」という数字はワールドカップ出場国と同じ数であることから、ワールドカップ開催期間中は駅ごとに応援する国を1か国ずつ決めて、大会を盛り上げていた。このとき導入された駅番号は数字だけからなるものであったが、グリーンライン開業時に英字の路線記号が併せて導入された。ブルーライン各駅にはBを付け、湘南台駅のB01からあざみ野駅のB32まで、グリーンライン各駅にはGを付け、中山駅のG01から日吉駅のG10まである。両線が重なるセンター南駅・センター北駅の2駅では、路線ごとに別の駅番号が付されている。

2009年(平成21年)に横浜港が開港150周年を迎えるのを記念して、2005年(平成17年)12月から一部の車両(3331F)の車体を港の情景を描いた絵画でラッピングして運行しており、乗客の目を引き付けている。ラッピング車両の運行予定等の時刻表は、交通局公式サイトに掲載されている。

ブルーラインでは、ワンマン運転の実施に向けて、2007年(平成19年)1月20日からATO(自動列車運転装置)の運用が開始されている。また、ブルーライン各駅のホームでは、ホームドアの設置工事が進められ、2007年(平成19年)9月15日に全駅で稼動が開始された。当初はあざみ野駅から湘南台駅方面に向かって2月より順次運用が開始される予定であったが、4月開始に変更された。なお、グリーンラインについては開業時よりホームドアが稼動され、ブルーラインとあわせて横浜市営地下鉄ではホームドアの設置率が100%となった。従来、ブルーラインでは始発と終車を除き発車ベルによる出発指示を実施しておらず、車掌が手笛を吹鳴してドアを閉めて発車していたが、ワンマン運転によって車掌が乗務しなくなることから、2007年(平成19年)11月27日より発車サイン音の終日運用を導入した。方向別の区別を明確にするため、発車サイン音は行き先により異なる。

ブルーラインにおけるワンマン運転は、開業35周年となる2007年(平成19年)12月15日より開始した。運転士は運転席のモニターで乗客の乗降を確認し、ドアを開閉する。ワンマン運転の実施により、車掌133人分の人件費である約9億円の費用が減り、ホームドアの維持管理費として年間1億円の費用が増えるため、差し引きで約8億円の経費削減になるとされる[5]。その一方で、ホームドアのために駅の壁面の広告が見えにくくなったため、広告契約を取りやめる広告主が相次ぎ、広告収入減少という新たな問題も生じることとなった[6]。なお、グリーンラインでは開業時からワンマン運転と発車サイン音を導入している。ホームドアの開閉音と発車サイン音は、ブルーラインと同じものが使用されている。

計画路線 [編集]
横浜市営地下鉄には、横浜環状鉄道の実現に向けた新規路線建設の計画がある[2]。横浜環状鉄道とは、鶴見駅から日吉駅、中山駅、二俣川駅、東戸塚駅、上大岡駅、根岸駅、元町を経由して横浜駅に至るC字状の鉄道路線計画である。2008年(平成20年)に開業したグリーンライン(4号線)、日吉駅 - 中山駅間は、横浜環状鉄道の一部として計画・建設されたものである。このため、グリーンラインは、中山駅から二俣川駅、東戸塚駅、上大岡駅、根岸駅を経由して元町・中華街駅(みなとみらい線)までと、日吉駅から鶴見駅までの延伸がそれぞれ検討されている。また、ブルーラインも、あざみ野駅から新百合ヶ丘駅(川崎市麻生区新百合ヶ丘)まで、延伸が検討されている。

なお、横浜市営地下鉄2号線は、神奈川新町駅から横浜駅東口、藤棚町、吉野町駅、滝頭町を経て屏風浦駅までの路線として計画されていたが、後に中止となり、欠番となっている。また、関内駅構内にかつての構想だけで終わってしまった元町方面への路線(3号線の延伸)のホームがある。現在このホームは、稀に回送列車などの留置線として使用されている。

車両 [編集]
ブルーラインで用いられる車両は、異なる車両形式にまたがって車両番号が連番となっている。ブルーラインはすべて6両編成で、湘南台寄りが1号車、あざみ野寄りが6号車となっている。千の位が形式、百と十の位が編成番号、下1桁が号車を表す(例:3562の場合は3000形第56編成の2号車となる)。これは東葉高速鉄道1000系と同様である。

グリーンラインで用いられる車両は、すべて4両編成で、中山寄りが1号車、日吉寄りが4号車となっている。ただし、将来の需要増加を考慮し、車両番号は6両までの増結に対応できるようになっている。

ブルーライン用の車両は日本車輌製か東急車輛製であり、グリーンライン用の車両は川崎重工製である。かつて用いられた1000形には、川崎重工・アルナ工機製も存在した。

現在の車両 [編集]
ブルーライン
3000A・N・R・S形
3000形1次車(3000A形)
3000形2次車(3000N形「はまりん号」)
3000形3次車(3000R形)
3000形4次車(3000S形)


グリーンライン
10000形
10000形


過去の車両 [編集]
ブルーライン
1000形
2000形
デザイン [編集]
ブルーラインの駅舎のタイルやサインの類は、すべて青と黄色の原色で統一されている。これは、グラフィックデザイナーの粟津潔が開業時に駅施設のカラーリングデザインを担当した時のコンセプトを、現在まで踏襲しているためである。特に、乗車予定位置に引かれた青い帯は、列車が到着した時に車体のドア周りに塗られた縦の青い帯(ゼブラ塗装)と一体化するという凝ったものだった[7]。ただし、黄色についてサインシステムのルールで黄色を出口の案内に用いるという概念が一般化したため、現在は開業時よりも若干淡い色が用いられている。

また、プラットホームの駅名表示などに見られる青い線上にくりぬかれた独特の各種サイン形状については、工業デザイナーの榮久庵憲司が率いるGKインダストリアルデザインが担当した。設備・ファニチャー面では、蒔田駅や弘明寺駅などに設置されている美しい曲面のステンレス製水飲器や、「く」の字の背もたれサポーター、ステンレスフェイスの自動券売機(現在は撤去されている)やカプセル式の売店などを柳宗理が独創的かつ機能的なデザインに仕上げた。

これら著名なデザイナーたちのコラボレーションによって、ブルーラインは駅出入口から車両に至るまで非常に意匠性に富んだものに仕上げられており、日本のインダストリアルデザイン界では有名な存在となっている。

蒔田駅のベンチと水飲み場
ベンチ:柳宗理デザイン
水飲器と水汲み場:柳宗理デザイン
背もたれサポーター:柳宗理デザイン


運賃 [編集]
大人普通旅客運賃(小児半額、5円の端数は切り上げ)。2008年(平成20年)4月現在。

キロ程 運賃(円)
初乗り3km 200
4 - 7 230
8 - 11 260
12 - 15 290
16 - 19 320
20 - 23 350
24 - 27 380
28 - 31 410
32 - 35 440
36 - 39 470
40 - 43 500
44 - 45 530


なお、夏休みなどには「こども どこでも 100円」という小児運賃全区間100円キャンペーンを実施しており、小児運賃が全区間で100円になる。この場合、乗客は乗車駅で100円の乗車券を購入し、自動改札から入り、下車した駅で乗車券を係員に渡す(大体は箱、袋に入れる)。なお元々100円区間では通常通りそのまま自動改札に入れてもよい。

また、プリペイドカードとしてマリンカードが販売されていたが、PASMOの普及に伴い、2008年(平成20年)2月21日の終電をもって販売が終了した。なお、マリンカードは、センター北駅 - センター南駅間の自動券売機・自動精算機を除き、グリーンライン各駅では使用することができない。この場合、窓口精算(有人改札口)で処理を行う。

経営状況 [編集]
横浜市営地下鉄は、2002年(平成14年)度に、開業以来初の営業利益として7億3,200万円を計上した。その後、営業利益は、2003年(平成15年)度に21億1,400万円、2004年(平成16年)度に34億1,500万円となっており、2006年(平成18年)度が前年比で減益となったものの、おおむね増加基調を維持している。これは、地下鉄の開通で人口が増加した港北ニュータウンや新横浜といった横浜市北部や、市域南西部では長後街道(横浜伊勢原線)に沿って戸塚区や泉区で着実に人口が増加していることが、主な要因として挙げられる。

また、経常損失についても2003年(平成15年)度には85億円、2004年(平成16年)度には69億8,900万円となるなど、2000年(平成12年)度の181億8,000万円から毎年大幅に改善してきており、人件費や運営業態の見直しが奏功した結果となっている。2003年(平成15年)に「市営交通事業あり方検討委員会」が行った答申は厳しいものとされたが、これを着実に実行して経営改善に活かした。2007年(平成19年)度決算での収支状況は、営業損益が42億200万円の黒字、経常損益は32億3,100万円の赤字となっている。

横浜市営地下鉄では、経営改善のため、駅内にコンビニや10分間カット店のQBハウスを置くなど、駅ナカビジネスを展開している。さらに、ワンマン運転の実施などの事業見直しにより、経営状況の改善に努めている。

企業債 [編集]
横浜市営地下鉄では、建設資金とした企業債の残高が、2006年(平成18年)度で4,787億円となっている。[8]これは借り換えができない債権であるため、高金利時代の金利負担が重圧となっている。そのため、早期の企業債償還が急務になっている。

経営改革と増収施策 [編集]
今後は企業債目標年度設定とスケジュール化を行い、毎期にその検証を行っていくことが必要とされている。また、経営効率の極大化を目指した人件費の見直し、ワンマン運転の是非、乗車率の増加に向けた沿線地域との連携、沿線人口の増加に向けた他部門や民間との連携、他社鉄道線との駅連絡口の一体化、乗用車と連動したパークアンドライドの確立、早急な都市計画道路の整備などを積極的に推進する施策が求められている。

地域社会と地下鉄 [編集]
ブルーラインは、戸塚エリア、上大岡エリア、伊勢佐木町エリア、関内エリア、桜木町・みなとみらい、横浜駅周辺、新横浜エリア、港北ニュータウン、田園都市エリアを接続する唯一の市域縦断交通であり、横浜都心や関内の既存市街地から各副都心やニュータウンまで接続させることで、市域一体化を促進した功績は高く評価される。

グリーンラインも、港北ニュータウンを軸に東急東横線・目黒線日吉駅とJR横浜線中山駅を結ぶ。これにより東急田園都市線やJR横浜線の混雑が緩和されることや、港北ニュータウンのさらなる人口増加が期待されており、地域幹線街路の整備も含めた基盤整備を行い、さらに商業施設を誘導するなど、集客性を高める必要がある。一方で、横浜市域外郭の郊外は鉄道網から外れた地域も多く、今後の横浜環状鉄道の延伸への要望も強い。全体では鶴見より元町・中華街まで結ぶ計画となっている。そのため、横浜市中期政策で構想された旭区、戸塚区、港南区や鶴見区への延伸に向けた財源を確保することが今後の課題とされている。

路線愛称の選定 [編集]
横浜市営地下鉄では、4号線の開業に備え、路線愛称を検討するため「横浜市営地下鉄路線愛称検討部会」を設置し、2005年(平成17年)12月26日から2006年(平成18年)2月15日まで、1・3・4号線の路線愛称を一般公募した。その結果、同年6月15日に、1・3号線の愛称をブルーライン、4号線の愛称をグリーンラインとすることを決定した。この愛称は、2008年(平成20年)3月30日のグリーンライン開業時から使用されており、路線の名前と電車の車体や駅の案内表示などのカラーリングが揃えられている。

その他 [編集]
ブルーラインで用いられる警笛の音色は、A♭コード(A♭音・C音・E♭音)の和音からなる独特のものである。ワンマン運転開始前は、列車が駅に進入する際には必ず警笛を鳴らしていた。この音色は船の汽笛を表したもので、このアイデアは港町横浜らしい発想でもある。人によっては蒸気機関車の汽笛に聞こえるということもある。これもまた日本の鉄道発祥の地横浜らしい発想といえる。なお、グリーンラインで用いられている警笛はブルーラインと異なるものである。なお、この警笛は京王1000系電車 (2代)で聞くことができる。
改札口が複数ある駅(新横浜・三ッ沢下町・横浜・関内・上大岡)については、2006年(平成18年)度から、利用者にわかりやすくするため、各改札口に愛称が付けられている(例:関内駅の「横浜市庁改札口」、新横浜駅の「JR連絡改札口」)。
グリーンライン開業後も、接続他社の駅の案内サインや接続路線での乗り換え案内では路線名称を使用せず、「横浜市営地下鉄(線)」を使用しているが、新横浜駅と中山駅で2路線ともに接続しているJR横浜線では、車内放送等で「横浜市営地下鉄ブルーライン」「横浜市営地下鉄グリーンライン」と案内していることが多い。同じく横浜駅と日吉駅で2路線ともに接続している東急東横線では車内自動放送においては特に区別はされていない。
ほぼ全駅でMzone、フレッツ・スポットといった公衆無線LANが利用可能となる。
脚注 [編集]
[ヘルプ]
^ 横浜市交通事業の設置等に関する条例(昭和41年条例第65号)。地下鉄が「高速鉄道」とされているのは、1972年(昭和47年)まで横浜市交通局が運営していた横浜市電と区別するため。
^ a b 「横浜市中期計画 平成18年〜平成22年」鉄道ネットワーク形成、横浜市都市経営局政策課。2000年(平成12年)1月27日の運輸政策審議会答申第18号路線、「運輸政策審議会答申図(三大都市圏)」、国土交通省鉄道局。
^ 横浜市交通局の記者発表資料(2006年(平成18年)9月26日付)より
^ 読売新聞、2003年(平成15年)10月9日付朝刊。
^ 毎日新聞、2007年(平成19年)12月15日付朝刊。
^ 朝日新聞、2007年(平成19年)12月1日付朝刊。
^ ゼブラ塗装を施された1000・2000形は、すべて引退している。
^ 横浜市会議員 若林智子氏(神奈川ネットワーク運動)の活動報告(2007年10月11日号)より
関連項目 [編集]
地下鉄
日本の地下鉄
日本の鉄道
外部リンク [編集]
ウィキメディア・コモンズには、横浜市営地下鉄に関連するカテゴリがあります。横浜市営地下鉄に関連するマルチメディアがあります。横浜市交通局 地下鉄ガイド
横浜市営地下鉄の電子警笛音(動画)
横浜地下鉄情報局
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大手私鉄・準大手私鉄 小田急電鉄・京王電鉄・京浜急行電鉄・京成電鉄・相模鉄道・新京成電鉄・西武鉄道・東京急行電鉄・東京地下鉄・東武鉄道

中小私鉄・第三セクター等 伊豆箱根鉄道・江ノ島電鉄・関東鉄道・北総鉄道・埼玉高速鉄道・首都圏新都市鉄道・東葉高速鉄道・箱根登山鉄道・横浜高速鉄道

公営事業者 川崎市交通局・東京都交通局・横浜市交通局

モノレール・新交通システム 多摩都市モノレール・千葉都市モノレール・舞浜リゾートライン・ゆりかもめ・横浜新都市交通

バス(幹事事業者のみ) 伊豆箱根バス・江ノ電バス・小田急バス・神奈川中央交通・川崎鶴見臨港バス・関東バス・京王電鉄バス・京成バス・京急バス・国際興業バス
相鉄ホールディングス・西武バス・立川バス・千葉交通・東急バス・東武バス・西東京バス
箱根登山バス・日立自動車交通・富士急行・船橋新京成バス・平和交通・山梨交通

相互利用 Suica(東日本旅客鉄道・伊豆急行・埼玉新都市交通・東京モノレール・東京臨海高速鉄道・仙台空港鉄道・JRバス関東)

関連項目 首都圏ICカード相互利用サービス - FeliCa - 乗車カード - 電子マネー

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公営地下鉄 東京都交通局(都営地下鉄)・横浜市交通局(横浜市営地下鉄)

モノレール・新交通システム 多摩都市モノレール・舞浜リゾートライン・ゆりかもめ

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公営 札幌市 - 仙台市 - 東京都 - 川崎市(計画中) - 横浜市 - 名古屋市 - 京都市 - 大阪市 - 神戸市 - 福岡市

民営 埼玉高速鉄道 - 東京メトロ - 東京臨海高速鉄道 - 横浜高速鉄道 - 神戸高速鉄道


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[1054] zxcvbんm 投稿者:みなと                                                                                   (2010年09月14日 (火) 14時32分)
zxcvb

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[1053] 投稿者:横浜                                                                                         (2010年09月14日 (火) 14時31分)
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[1052] 投稿者:横浜                                                                                         (2010年09月14日 (火) 14時31分)
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[1051] ijipojiiooioijoin 投稿者:横浜                                                                                         (2010年09月14日 (火) 14時30分)
nasdifngiasngonaeognaegn

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[1050] よこはま 投稿者:横浜                                                                                         (2010年09月14日 (火) 14時29分)
横浜市営地下鉄
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[隠す]横浜市営地下鉄

駅入口に掲げられているシンボルマーク
路線総延長 53.4 km
軌間 1435 mm
電圧 (ブルーライン) 750 V
(グリーンライン) 1500 V (直流)
最高速度 80 km/h
横浜市営地下鉄(よこはましえいちかてつ)は、横浜市交通局が運営する地下鉄である。横浜市の条例では、地下鉄事業は横浜市高速鉄道とされている[1]。

営業路線は53.4kmで、2路線40駅。事業区域は横浜市及び横浜市周辺の区域内とされ、駅は横浜市内のほか藤沢市(湘南台駅)にも置かれている。

目次 [非表示]
1 路線
1.1 営業路線
1.2 計画路線
2 車両
2.1 現在の車両
2.2 過去の車両
3 デザイン
4 運賃
5 経営状況
5.1 企業債
5.2 経営改革と増収施策
5.3 地域社会と地下鉄
6 路線愛称の選定
7 その他
8 脚注
9 関連項目
10 外部リンク


路線 [編集]

横浜市営地下鉄の路線図色 路線番号 路線名 区間
営業路線
1号線 ブルーライン 湘南台駅 - 関内駅
3号線 関内駅 - あざみ野駅
4号線 グリーンライン 日吉駅 - 中山駅
検討中
3号線 ブルーライン あざみ野駅 - 新百合ヶ丘駅
4号線 グリーンライン 中山駅 - 二俣川駅 - 東戸塚駅 - 上大岡駅 - 根岸駅方面
日吉駅 - 鶴見駅

計画段階で中止
2号線 神奈川新町駅 - 屏風浦駅
3号線 本牧駅 - 関内駅

営業路線 [編集]
横浜市営地下鉄の営業路線は、1号線、3号線および4号線である。このうち1号線と3号線の、湘南台駅(藤沢市湘南台) - あざみ野駅(横浜市青葉区あざみ野)間は一体的に運行しており、ブルーラインという愛称で呼ばれる。また、4号線の日吉駅(港北区日吉) - 中山駅(緑区中山町)間は、グリーンラインという愛称で呼ばれる。ブルーラインおよびグリーンラインの愛称は、グリーンラインが開業した2008年(平成20年)3月30日から、正式に使用されている。

ブルーライン(1号線および3号線)は、湘南台駅 - あざみ野駅間、40.4kmの一体の路線として運行されている。この総延長距離40.4kmは、地下鉄路線としては東京都交通局(都営地下鉄)大江戸線の40.7kmに次いで日本第2位の長さである。さらに、あざみ野駅から小田急電鉄の新百合ヶ丘(川崎市麻生区)までの延伸構想もある[2]。

グリーンライン(4号線)は、日吉駅 - 中山駅間、営業距離13.0km(総延長距離13.1km)で2008年(平成20年)3月30日に開業した。当初は2007年(平成19年)に開業する予定だったが、日吉駅から日吉本町駅に至る日吉本町付近で土地収用が難航し、一部地権者の同意が得られなかったため[3]、開通が1年延期された。

ブルーラインでは、平日の始発から9時までの4号車が女性専用車両とされている。女性専用車両は2003年(平成15年)3月24日から試行され、同年7月1日に本格導入された。また横浜市営地下鉄の車両は、全席が優先席であり、電車接近の案内放送でも最後に「横浜市営地下鉄はすべての座席が優先席です。お年寄りやお身体の不自由なお客様に席をお譲り下さい。」と流れる。全席優先席は、同年12月1日から導入された。これに伴い、他社と同様の「優先席付近電源OFF」の原則に基づき、「電源が入った状態の携帯電話の車内への持ち込み」を禁止している。車内では「携帯電話の電源OFF」放送も行われるが、アナウンスの回数は少なく、車内の掲示も以前より減っているため全く徹底されておらず、実際は非常に多くの乗客が電車内で携帯電話を使用している。

各駅には、駅番号が付されている。これは、2002年(平成14年)に横浜市で決勝戦が行われた2002 FIFAワールドカップの開催と開業30周年に合わせて、横浜市営地下鉄が日本国内で初めて導入したものである[4]。このときは、1番の湘南台駅から32番のあざみ野駅まで、順に付番された。なお、「32」という数字はワールドカップ出場国と同じ数であることから、ワールドカップ開催期間中は駅ごとに応援する国を1か国ずつ決めて、大会を盛り上げていた。このとき導入された駅番号は数字だけからなるものであったが、グリーンライン開業時に英字の路線記号が併せて導入された。ブルーライン各駅にはBを付け、湘南台駅のB01からあざみ野駅のB32まで、グリーンライン各駅にはGを付け、中山駅のG01から日吉駅のG10まである。両線が重なるセンター南駅・センター北駅の2駅では、路線ごとに別の駅番号が付されている。

2009年(平成21年)に横浜港が開港150周年を迎えるのを記念して、2005年(平成17年)12月から一部の車両(3331F)の車体を港の情景を描いた絵画でラッピングして運行しており、乗客の目を引き付けている。ラッピング車両の運行予定等の時刻表は、交通局公式サイトに掲載されている。

ブルーラインでは、ワンマン運転の実施に向けて、2007年(平成19年)1月20日からATO(自動列車運転装置)の運用が開始されている。また、ブルーライン各駅のホームでは、ホームドアの設置工事が進められ、2007年(平成19年)9月15日に全駅で稼動が開始された。当初はあざみ野駅から湘南台駅方面に向かって2月より順次運用が開始される予定であったが、4月開始に変更された。なお、グリーンラインについては開業時よりホームドアが稼動され、ブルーラインとあわせて横浜市営地下鉄ではホームドアの設置率が100%となった。従来、ブルーラインでは始発と終車を除き発車ベルによる出発指示を実施しておらず、車掌が手笛を吹鳴してドアを閉めて発車していたが、ワンマン運転によって車掌が乗務しなくなることから、2007年(平成19年)11月27日より発車サイン音の終日運用を導入した。方向別の区別を明確にするため、発車サイン音は行き先により異なる。

ブルーラインにおけるワンマン運転は、開業35周年となる2007年(平成19年)12月15日より開始した。運転士は運転席のモニターで乗客の乗降を確認し、ドアを開閉する。ワンマン運転の実施により、車掌133人分の人件費である約9億円の費用が減り、ホームドアの維持管理費として年間1億円の費用が増えるため、差し引きで約8億円の経費削減になるとされる[5]。その一方で、ホームドアのために駅の壁面の広告が見えにくくなったため、広告契約を取りやめる広告主が相次ぎ、広告収入減少という新たな問題も生じることとなった[6]。なお、グリーンラインでは開業時からワンマン運転と発車サイン音を導入している。ホームドアの開閉音と発車サイン音は、ブルーラインと同じものが使用されている。

計画路線 [編集]
横浜市営地下鉄には、横浜環状鉄道の実現に向けた新規路線建設の計画がある[2]。横浜環状鉄道とは、鶴見駅から日吉駅、中山駅、二俣川駅、東戸塚駅、上大岡駅、根岸駅、元町を経由して横浜駅に至るC字状の鉄道路線計画である。2008年(平成20年)に開業したグリーンライン(4号線)、日吉駅 - 中山駅間は、横浜環状鉄道の一部として計画・建設されたものである。このため、グリーンラインは、中山駅から二俣川駅、東戸塚駅、上大岡駅、根岸駅を経由して元町・中華街駅(みなとみらい線)までと、日吉駅から鶴見駅までの延伸がそれぞれ検討されている。また、ブルーラインも、あざみ野駅から新百合ヶ丘駅(川崎市麻生区新百合ヶ丘)まで、延伸が検討されている。

なお、横浜市営地下鉄2号線は、神奈川新町駅から横浜駅東口、藤棚町、吉野町駅、滝頭町を経て屏風浦駅までの路線として計画されていたが、後に中止となり、欠番となっている。また、関内駅構内にかつての構想だけで終わってしまった元町方面への路線(3号線の延伸)のホームがある。現在このホームは、稀に回送列車などの留置線として使用されている。

車両 [編集]
ブルーラインで用いられる車両は、異なる車両形式にまたがって車両番号が連番となっている。ブルーラインはすべて6両編成で、湘南台寄りが1号車、あざみ野寄りが6号車となっている。千の位が形式、百と十の位が編成番号、下1桁が号車を表す(例:3562の場合は3000形第56編成の2号車となる)。これは東葉高速鉄道1000系と同様である。

グリーンラインで用いられる車両は、すべて4両編成で、中山寄りが1号車、日吉寄りが4号車となっている。ただし、将来の需要増加を考慮し、車両番号は6両までの増結に対応できるようになっている。

ブルーライン用の車両は日本車輌製か東急車輛製であり、グリーンライン用の車両は川崎重工製である。かつて用いられた1000形には、川崎重工・アルナ工機製も存在した。

現在の車両 [編集]
ブルーライン
3000A・N・R・S形
3000形1次車(3000A形)
3000形2次車(3000N形「はまりん号」)
3000形3次車(3000R形)
3000形4次車(3000S形)


グリーンライン
10000形
10000形


過去の車両 [編集]
ブルーライン
1000形
2000形
デザイン [編集]
ブルーラインの駅舎のタイルやサインの類は、すべて青と黄色の原色で統一されている。これは、グラフィックデザイナーの粟津潔が開業時に駅施設のカラーリングデザインを担当した時のコンセプトを、現在まで踏襲しているためである。特に、乗車予定位置に引かれた青い帯は、列車が到着した時に車体のドア周りに塗られた縦の青い帯(ゼブラ塗装)と一体化するという凝ったものだった[7]。ただし、黄色についてサインシステムのルールで黄色を出口の案内に用いるという概念が一般化したため、現在は開業時よりも若干淡い色が用いられている。

また、プラットホームの駅名表示などに見られる青い線上にくりぬかれた独特の各種サイン形状については、工業デザイナーの榮久庵憲司が率いるGKインダストリアルデザインが担当した。設備・ファニチャー面では、蒔田駅や弘明寺駅などに設置されている美しい曲面のステンレス製水飲器や、「く」の字の背もたれサポーター、ステンレスフェイスの自動券売機(現在は撤去されている)やカプセル式の売店などを柳宗理が独創的かつ機能的なデザインに仕上げた。

これら著名なデザイナーたちのコラボレーションによって、ブルーラインは駅出入口から車両に至るまで非常に意匠性に富んだものに仕上げられており、日本のインダストリアルデザイン界では有名な存在となっている。

蒔田駅のベンチと水飲み場
ベンチ:柳宗理デザイン
水飲器と水汲み場:柳宗理デザイン
背もたれサポーター:柳宗理デザイン


運賃 [編集]
大人普通旅客運賃(小児半額、5円の端数は切り上げ)。2008年(平成20年)4月現在。

キロ程 運賃(円)
初乗り3km 200
4 - 7 230
8 - 11 260
12 - 15 290
16 - 19 320
20 - 23 350
24 - 27 380
28 - 31 410
32 - 35 440
36 - 39 470
40 - 43 500
44 - 45 530


なお、夏休みなどには「こども どこでも 100円」という小児運賃全区間100円キャンペーンを実施しており、小児運賃が全区間で100円になる。この場合、乗客は乗車駅で100円の乗車券を購入し、自動改札から入り、下車した駅で乗車券を係員に渡す(大体は箱、袋に入れる)。なお元々100円区間では通常通りそのまま自動改札に入れてもよい。

また、プリペイドカードとしてマリンカードが販売されていたが、PASMOの普及に伴い、2008年(平成20年)2月21日の終電をもって販売が終了した。なお、マリンカードは、センター北駅 - センター南駅間の自動券売機・自動精算機を除き、グリーンライン各駅では使用することができない。この場合、窓口精算(有人改札口)で処理を行う。

経営状況 [編集]
横浜市営地下鉄は、2002年(平成14年)度に、開業以来初の営業利益として7億3,200万円を計上した。その後、営業利益は、2003年(平成15年)度に21億1,400万円、2004年(平成16年)度に34億1,500万円となっており、2006年(平成18年)度が前年比で減益となったものの、おおむね増加基調を維持している。これは、地下鉄の開通で人口が増加した港北ニュータウンや新横浜といった横浜市北部や、市域南西部では長後街道(横浜伊勢原線)に沿って戸塚区や泉区で着実に人口が増加していることが、主な要因として挙げられる。

また、経常損失についても2003年(平成15年)度には85億円、2004年(平成16年)度には69億8,900万円となるなど、2000年(平成12年)度の181億8,000万円から毎年大幅に改善してきており、人件費や運営業態の見直しが奏功した結果となっている。2003年(平成15年)に「市営交通事業あり方検討委員会」が行った答申は厳しいものとされたが、これを着実に実行して経営改善に活かした。2007年(平成19年)度決算での収支状況は、営業損益が42億200万円の黒字、経常損益は32億3,100万円の赤字となっている。

横浜市営地下鉄では、経営改善のため、駅内にコンビニや10分間カット店のQBハウスを置くなど、駅ナカビジネスを展開している。さらに、ワンマン運転の実施などの事業見直しにより、経営状況の改善に努めている。

企業債 [編集]
横浜市営地下鉄では、建設資金とした企業債の残高が、2006年(平成18年)度で4,787億円となっている。[8]これは借り換えができない債権であるため、高金利時代の金利負担が重圧となっている。そのため、早期の企業債償還が急務になっている。

経営改革と増収施策 [編集]
今後は企業債目標年度設定とスケジュール化を行い、毎期にその検証を行っていくことが必要とされている。また、経営効率の極大化を目指した人件費の見直し、ワンマン運転の是非、乗車率の増加に向けた沿線地域との連携、沿線人口の増加に向けた他部門や民間との連携、他社鉄道線との駅連絡口の一体化、乗用車と連動したパークアンドライドの確立、早急な都市計画道路の整備などを積極的に推進する施策が求められている。

地域社会と地下鉄 [編集]
ブルーラインは、戸塚エリア、上大岡エリア、伊勢佐木町エリア、関内エリア、桜木町・みなとみらい、横浜駅周辺、新横浜エリア、港北ニュータウン、田園都市エリアを接続する唯一の市域縦断交通であり、横浜都心や関内の既存市街地から各副都心やニュータウンまで接続させることで、市域一体化を促進した功績は高く評価される。

グリーンラインも、港北ニュータウンを軸に東急東横線・目黒線日吉駅とJR横浜線中山駅を結ぶ。これにより東急田園都市線やJR横浜線の混雑が緩和されることや、港北ニュータウンのさらなる人口増加が期待されており、地域幹線街路の整備も含めた基盤整備を行い、さらに商業施設を誘導するなど、集客性を高める必要がある。一方で、横浜市域外郭の郊外は鉄道網から外れた地域も多く、今後の横浜環状鉄道の延伸への要望も強い。全体では鶴見より元町・中華街まで結ぶ計画となっている。そのため、横浜市中期政策で構想された旭区、戸塚区、港南区や鶴見区への延伸に向けた財源を確保することが今後の課題とされている。

路線愛称の選定 [編集]
横浜市営地下鉄では、4号線の開業に備え、路線愛称を検討するため「横浜市営地下鉄路線愛称検討部会」を設置し、2005年(平成17年)12月26日から2006年(平成18年)2月15日まで、1・3・4号線の路線愛称を一般公募した。その結果、同年6月15日に、1・3号線の愛称をブルーライン、4号線の愛称をグリーンラインとすることを決定した。この愛称は、2008年(平成20年)3月30日のグリーンライン開業時から使用されており、路線の名前と電車の車体や駅の案内表示などのカラーリングが揃えられている。

その他 [編集]
ブルーラインで用いられる警笛の音色は、A♭コード(A♭音・C音・E♭音)の和音からなる独特のものである。ワンマン運転開始前は、列車が駅に進入する際には必ず警笛を鳴らしていた。この音色は船の汽笛を表したもので、このアイデアは港町横浜らしい発想でもある。人によっては蒸気機関車の汽笛に聞こえるということもある。これもまた日本の鉄道発祥の地横浜らしい発想といえる。なお、グリーンラインで用いられている警笛はブルーラインと異なるものである。なお、この警笛は京王1000系電車 (2代)で聞くことができる。
改札口が複数ある駅(新横浜・三ッ沢下町・横浜・関内・上大岡)については、2006年(平成18年)度から、利用者にわかりやすくするため、各改札口に愛称が付けられている(例:関内駅の「横浜市庁改札口」、新横浜駅の「JR連絡改札口」)。
グリーンライン開業後も、接続他社の駅の案内サインや接続路線での乗り換え案内では路線名称を使用せず、「横浜市営地下鉄(線)」を使用しているが、新横浜駅と中山駅で2路線ともに接続しているJR横浜線では、車内放送等で「横浜市営地下鉄ブルーライン」「横浜市営地下鉄グリーンライン」と案内していることが多い。同じく横浜駅と日吉駅で2路線ともに接続している東急東横線では車内自動放送においては特に区別はされていない。
ほぼ全駅でMzone、フレッツ・スポットといった公衆無線LANが利用可能となる。
脚注 [編集]
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^ 横浜市交通事業の設置等に関する条例(昭和41年条例第65号)。地下鉄が「高速鉄道」とされているのは、1972年(昭和47年)まで横浜市交通局が運営していた横浜市電と区別するため。
^ a b 「横浜市中期計画 平成18年〜平成22年」鉄道ネットワーク形成、横浜市都市経営局政策課。2000年(平成12年)1月27日の運輸政策審議会答申第18号路線、「運輸政策審議会答申図(三大都市圏)」、国土交通省鉄道局。
^ 横浜市交通局の記者発表資料(2006年(平成18年)9月26日付)より
^ 読売新聞、2003年(平成15年)10月9日付朝刊。
^ 毎日新聞、2007年(平成19年)12月15日付朝刊。
^ 朝日新聞、2007年(平成19年)12月1日付朝刊。
^ ゼブラ塗装を施された1000・2000形は、すべて引退している。
^ 横浜市会議員 若林智子氏(神奈川ネットワーク運動)の活動報告(2007年10月11日号)より
関連項目 [編集]
地下鉄
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日本の鉄道
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中小私鉄・第三セクター等 埼玉高速鉄道・首都圏新都市鉄道・東京臨海高速鉄道・東葉高速鉄道・箱根登山鉄道・北総鉄道・横浜高速鉄道

公営地下鉄 東京都交通局(都営地下鉄)・横浜市交通局(横浜市営地下鉄)

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[1048] 投稿者:横浜                                                                                         (2010年09月14日 (火) 14時28分)
横浜市営地下鉄
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路線総延長 53.4 km
軌間 1435 mm
電圧 (ブルーライン) 750 V
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1 路線
1.1 営業路線
1.2 計画路線
2 車両
2.1 現在の車両
2.2 過去の車両
3 デザイン
4 運賃
5 経営状況
5.1 企業債
5.2 経営改革と増収施策
5.3 地域社会と地下鉄
6 路線愛称の選定
7 その他
8 脚注
9 関連項目
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路線 [編集]

横浜市営地下鉄の路線図色 路線番号 路線名 区間
営業路線
1号線 ブルーライン 湘南台駅 - 関内駅
3号線 関内駅 - あざみ野駅
4号線 グリーンライン 日吉駅 - 中山駅
検討中
3号線 ブルーライン あざみ野駅 - 新百合ヶ丘駅
4号線 グリーンライン 中山駅 - 二俣川駅 - 東戸塚駅 - 上大岡駅 - 根岸駅方面
日吉駅 - 鶴見駅

計画段階で中止
2号線 神奈川新町駅 - 屏風浦駅
3号線 本牧駅 - 関内駅

営業路線 [編集]
横浜市営地下鉄の営業路線は、1号線、3号線および4号線である。このうち1号線と3号線の、湘南台駅(藤沢市湘南台) - あざみ野駅(横浜市青葉区あざみ野)間は一体的に運行しており、ブルーラインという愛称で呼ばれる。また、4号線の日吉駅(港北区日吉) - 中山駅(緑区中山町)間は、グリーンラインという愛称で呼ばれる。ブルーラインおよびグリーンラインの愛称は、グリーンラインが開業した2008年(平成20年)3月30日から、正式に使用されている。

ブルーライン(1号線および3号線)は、湘南台駅 - あざみ野駅間、40.4kmの一体の路線として運行されている。この総延長距離40.4kmは、地下鉄路線としては東京都交通局(都営地下鉄)大江戸線の40.7kmに次いで日本第2位の長さである。さらに、あざみ野駅から小田急電鉄の新百合ヶ丘(川崎市麻生区)までの延伸構想もある[2]。

グリーンライン(4号線)は、日吉駅 - 中山駅間、営業距離13.0km(総延長距離13.1km)で2008年(平成20年)3月30日に開業した。当初は2007年(平成19年)に開業する予定だったが、日吉駅から日吉本町駅に至る日吉本町付近で土地収用が難航し、一部地権者の同意が得られなかったため[3]、開通が1年延期された。

ブルーラインでは、平日の始発から9時までの4号車が女性専用車両とされている。女性専用車両は2003年(平成15年)3月24日から試行され、同年7月1日に本格導入された。また横浜市営地下鉄の車両は、全席が優先席であり、電車接近の案内放送でも最後に「横浜市営地下鉄はすべての座席が優先席です。お年寄りやお身体の不自由なお客様に席をお譲り下さい。」と流れる。全席優先席は、同年12月1日から導入された。これに伴い、他社と同様の「優先席付近電源OFF」の原則に基づき、「電源が入った状態の携帯電話の車内への持ち込み」を禁止している。車内では「携帯電話の電源OFF」放送も行われるが、アナウンスの回数は少なく、車内の掲示も以前より減っているため全く徹底されておらず、実際は非常に多くの乗客が電車内で携帯電話を使用している。

各駅には、駅番号が付されている。これは、2002年(平成14年)に横浜市で決勝戦が行われた2002 FIFAワールドカップの開催と開業30周年に合わせて、横浜市営地下鉄が日本国内で初めて導入したものである[4]。このときは、1番の湘南台駅から32番のあざみ野駅まで、順に付番された。なお、「32」という数字はワールドカップ出場国と同じ数であることから、ワールドカップ開催期間中は駅ごとに応援する国を1か国ずつ決めて、大会を盛り上げていた。このとき導入された駅番号は数字だけからなるものであったが、グリーンライン開業時に英字の路線記号が併せて導入された。ブルーライン各駅にはBを付け、湘南台駅のB01からあざみ野駅のB32まで、グリーンライン各駅にはGを付け、中山駅のG01から日吉駅のG10まである。両線が重なるセンター南駅・センター北駅の2駅では、路線ごとに別の駅番号が付されている。

2009年(平成21年)に横浜港が開港150周年を迎えるのを記念して、2005年(平成17年)12月から一部の車両(3331F)の車体を港の情景を描いた絵画でラッピングして運行しており、乗客の目を引き付けている。ラッピング車両の運行予定等の時刻表は、交通局公式サイトに掲載されている。

ブルーラインでは、ワンマン運転の実施に向けて、2007年(平成19年)1月20日からATO(自動列車運転装置)の運用が開始されている。また、ブルーライン各駅のホームでは、ホームドアの設置工事が進められ、2007年(平成19年)9月15日に全駅で稼動が開始された。当初はあざみ野駅から湘南台駅方面に向かって2月より順次運用が開始される予定であったが、4月開始に変更された。なお、グリーンラインについては開業時よりホームドアが稼動され、ブルーラインとあわせて横浜市営地下鉄ではホームドアの設置率が100%となった。従来、ブルーラインでは始発と終車を除き発車ベルによる出発指示を実施しておらず、車掌が手笛を吹鳴してドアを閉めて発車していたが、ワンマン運転によって車掌が乗務しなくなることから、2007年(平成19年)11月27日より発車サイン音の終日運用を導入した。方向別の区別を明確にするため、発車サイン音は行き先により異なる。

ブルーラインにおけるワンマン運転は、開業35周年となる2007年(平成19年)12月15日より開始した。運転士は運転席のモニターで乗客の乗降を確認し、ドアを開閉する。ワンマン運転の実施により、車掌133人分の人件費である約9億円の費用が減り、ホームドアの維持管理費として年間1億円の費用が増えるため、差し引きで約8億円の経費削減になるとされる[5]。その一方で、ホームドアのために駅の壁面の広告が見えにくくなったため、広告契約を取りやめる広告主が相次ぎ、広告収入減少という新たな問題も生じることとなった[6]。なお、グリーンラインでは開業時からワンマン運転と発車サイン音を導入している。ホームドアの開閉音と発車サイン音は、ブルーラインと同じものが使用されている。

計画路線 [編集]
横浜市営地下鉄には、横浜環状鉄道の実現に向けた新規路線建設の計画がある[2]。横浜環状鉄道とは、鶴見駅から日吉駅、中山駅、二俣川駅、東戸塚駅、上大岡駅、根岸駅、元町を経由して横浜駅に至るC字状の鉄道路線計画である。2008年(平成20年)に開業したグリーンライン(4号線)、日吉駅 - 中山駅間は、横浜環状鉄道の一部として計画・建設されたものである。このため、グリーンラインは、中山駅から二俣川駅、東戸塚駅、上大岡駅、根岸駅を経由して元町・中華街駅(みなとみらい線)までと、日吉駅から鶴見駅までの延伸がそれぞれ検討されている。また、ブルーラインも、あざみ野駅から新百合ヶ丘駅(川崎市麻生区新百合ヶ丘)まで、延伸が検討されている。

なお、横浜市営地下鉄2号線は、神奈川新町駅から横浜駅東口、藤棚町、吉野町駅、滝頭町を経て屏風浦駅までの路線として計画されていたが、後に中止となり、欠番となっている。また、関内駅構内にかつての構想だけで終わってしまった元町方面への路線(3号線の延伸)のホームがある。現在このホームは、稀に回送列車などの留置線として使用されている。

車両 [編集]
ブルーラインで用いられる車両は、異なる車両形式にまたがって車両番号が連番となっている。ブルーラインはすべて6両編成で、湘南台寄りが1号車、あざみ野寄りが6号車となっている。千の位が形式、百と十の位が編成番号、下1桁が号車を表す(例:3562の場合は3000形第56編成の2号車となる)。これは東葉高速鉄道1000系と同様である。

グリーンラインで用いられる車両は、すべて4両編成で、中山寄りが1号車、日吉寄りが4号車となっている。ただし、将来の需要増加を考慮し、車両番号は6両までの増結に対応できるようになっている。

ブルーライン用の車両は日本車輌製か東急車輛製であり、グリーンライン用の車両は川崎重工製である。かつて用いられた1000形には、川崎重工・アルナ工機製も存在した。

現在の車両 [編集]
ブルーライン
3000A・N・R・S形
3000形1次車(3000A形)
3000形2次車(3000N形「はまりん号」)
3000形3次車(3000R形)
3000形4次車(3000S形)


グリーンライン
10000形
10000形


過去の車両 [編集]
ブルーライン
1000形
2000形
デザイン [編集]
ブルーラインの駅舎のタイルやサインの類は、すべて青と黄色の原色で統一されている。これは、グラフィックデザイナーの粟津潔が開業時に駅施設のカラーリングデザインを担当した時のコンセプトを、現在まで踏襲しているためである。特に、乗車予定位置に引かれた青い帯は、列車が到着した時に車体のドア周りに塗られた縦の青い帯(ゼブラ塗装)と一体化するという凝ったものだった[7]。ただし、黄色についてサインシステムのルールで黄色を出口の案内に用いるという概念が一般化したため、現在は開業時よりも若干淡い色が用いられている。

また、プラットホームの駅名表示などに見られる青い線上にくりぬかれた独特の各種サイン形状については、工業デザイナーの榮久庵憲司が率いるGKインダストリアルデザインが担当した。設備・ファニチャー面では、蒔田駅や弘明寺駅などに設置されている美しい曲面のステンレス製水飲器や、「く」の字の背もたれサポーター、ステンレスフェイスの自動券売機(現在は撤去されている)やカプセル式の売店などを柳宗理が独創的かつ機能的なデザインに仕上げた。

これら著名なデザイナーたちのコラボレーションによって、ブルーラインは駅出入口から車両に至るまで非常に意匠性に富んだものに仕上げられており、日本のインダストリアルデザイン界では有名な存在となっている。

蒔田駅のベンチと水飲み場
ベンチ:柳宗理デザイン
水飲器と水汲み場:柳宗理デザイン
背もたれサポーター:柳宗理デザイン


運賃 [編集]
大人普通旅客運賃(小児半額、5円の端数は切り上げ)。2008年(平成20年)4月現在。

キロ程 運賃(円)
初乗り3km 200
4 - 7 230
8 - 11 260
12 - 15 290
16 - 19 320
20 - 23 350
24 - 27 380
28 - 31 410
32 - 35 440
36 - 39 470
40 - 43 500
44 - 45 530


なお、夏休みなどには「こども どこでも 100円」という小児運賃全区間100円キャンペーンを実施しており、小児運賃が全区間で100円になる。この場合、乗客は乗車駅で100円の乗車券を購入し、自動改札から入り、下車した駅で乗車券を係員に渡す(大体は箱、袋に入れる)。なお元々100円区間では通常通りそのまま自動改札に入れてもよい。

また、プリペイドカードとしてマリンカードが販売されていたが、PASMOの普及に伴い、2008年(平成20年)2月21日の終電をもって販売が終了した。なお、マリンカードは、センター北駅 - センター南駅間の自動券売機・自動精算機を除き、グリーンライン各駅では使用することができない。この場合、窓口精算(有人改札口)で処理を行う。

経営状況 [編集]
横浜市営地下鉄は、2002年(平成14年)度に、開業以来初の営業利益として7億3,200万円を計上した。その後、営業利益は、2003年(平成15年)度に21億1,400万円、2004年(平成16年)度に34億1,500万円となっており、2006年(平成18年)度が前年比で減益となったものの、おおむね増加基調を維持している。これは、地下鉄の開通で人口が増加した港北ニュータウンや新横浜といった横浜市北部や、市域南西部では長後街道(横浜伊勢原線)に沿って戸塚区や泉区で着実に人口が増加していることが、主な要因として挙げられる。

また、経常損失についても2003年(平成15年)度には85億円、2004年(平成16年)度には69億8,900万円となるなど、2000年(平成12年)度の181億8,000万円から毎年大幅に改善してきており、人件費や運営業態の見直しが奏功した結果となっている。2003年(平成15年)に「市営交通事業あり方検討委員会」が行った答申は厳しいものとされたが、これを着実に実行して経営改善に活かした。2007年(平成19年)度決算での収支状況は、営業損益が42億200万円の黒字、経常損益は32億3,100万円の赤字となっている。

横浜市営地下鉄では、経営改善のため、駅内にコンビニや10分間カット店のQBハウスを置くなど、駅ナカビジネスを展開している。さらに、ワンマン運転の実施などの事業見直しにより、経営状況の改善に努めている。

企業債 [編集]
横浜市営地下鉄では、建設資金とした企業債の残高が、2006年(平成18年)度で4,787億円となっている。[8]これは借り換えができない債権であるため、高金利時代の金利負担が重圧となっている。そのため、早期の企業債償還が急務になっている。

経営改革と増収施策 [編集]
今後は企業債目標年度設定とスケジュール化を行い、毎期にその検証を行っていくことが必要とされている。また、経営効率の極大化を目指した人件費の見直し、ワンマン運転の是非、乗車率の増加に向けた沿線地域との連携、沿線人口の増加に向けた他部門や民間との連携、他社鉄道線との駅連絡口の一体化、乗用車と連動したパークアンドライドの確立、早急な都市計画道路の整備などを積極的に推進する施策が求められている。

地域社会と地下鉄 [編集]
ブルーラインは、戸塚エリア、上大岡エリア、伊勢佐木町エリア、関内エリア、桜木町・みなとみらい、横浜駅周辺、新横浜エリア、港北ニュータウン、田園都市エリアを接続する唯一の市域縦断交通であり、横浜都心や関内の既存市街地から各副都心やニュータウンまで接続させることで、市域一体化を促進した功績は高く評価される。

グリーンラインも、港北ニュータウンを軸に東急東横線・目黒線日吉駅とJR横浜線中山駅を結ぶ。これにより東急田園都市線やJR横浜線の混雑が緩和されることや、港北ニュータウンのさらなる人口増加が期待されており、地域幹線街路の整備も含めた基盤整備を行い、さらに商業施設を誘導するなど、集客性を高める必要がある。一方で、横浜市域外郭の郊外は鉄道網から外れた地域も多く、今後の横浜環状鉄道の延伸への要望も強い。全体では鶴見より元町・中華街まで結ぶ計画となっている。そのため、横浜市中期政策で構想された旭区、戸塚区、港南区や鶴見区への延伸に向けた財源を確保することが今後の課題とされている。

路線愛称の選定 [編集]
横浜市営地下鉄では、4号線の開業に備え、路線愛称を検討するため「横浜市営地下鉄路線愛称検討部会」を設置し、2005年(平成17年)12月26日から2006年(平成18年)2月15日まで、1・3・4号線の路線愛称を一般公募した。その結果、同年6月15日に、1・3号線の愛称をブルーライン、4号線の愛称をグリーンラインとすることを決定した。この愛称は、2008年(平成20年)3月30日のグリーンライン開業時から使用されており、路線の名前と電車の車体や駅の案内表示などのカラーリングが揃えられている。

その他 [編集]
ブルーラインで用いられる警笛の音色は、A♭コード(A♭音・C音・E♭音)の和音からなる独特のものである。ワンマン運転開始前は、列車が駅に進入する際には必ず警笛を鳴らしていた。この音色は船の汽笛を表したもので、このアイデアは港町横浜らしい発想でもある。人によっては蒸気機関車の汽笛に聞こえるということもある。これもまた日本の鉄道発祥の地横浜らしい発想といえる。なお、グリーンラインで用いられている警笛はブルーラインと異なるものである。なお、この警笛は京王1000系電車 (2代)で聞くことができる。
改札口が複数ある駅(新横浜・三ッ沢下町・横浜・関内・上大岡)については、2006年(平成18年)度から、利用者にわかりやすくするため、各改札口に愛称が付けられている(例:関内駅の「横浜市庁改札口」、新横浜駅の「JR連絡改札口」)。
グリーンライン開業後も、接続他社の駅の案内サインや接続路線での乗り換え案内では路線名称を使用せず、「横浜市営地下鉄(線)」を使用しているが、新横浜駅と中山駅で2路線ともに接続しているJR横浜線では、車内放送等で「横浜市営地下鉄ブルーライン」「横浜市営地下鉄グリーンライン」と案内していることが多い。同じく横浜駅と日吉駅で2路線ともに接続している東急東横線では車内自動放送においては特に区別はされていない。
ほぼ全駅でMzone、フレッツ・スポットといった公衆無線LANが利用可能となる。
脚注 [編集]
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^ 横浜市交通事業の設置等に関する条例(昭和41年条例第65号)。地下鉄が「高速鉄道」とされているのは、1972年(昭和47年)まで横浜市交通局が運営していた横浜市電と区別するため。
^ a b 「横浜市中期計画 平成18年〜平成22年」鉄道ネットワーク形成、横浜市都市経営局政策課。2000年(平成12年)1月27日の運輸政策審議会答申第18号路線、「運輸政策審議会答申図(三大都市圏)」、国土交通省鉄道局。
^ 横浜市交通局の記者発表資料(2006年(平成18年)9月26日付)より
^ 読売新聞、2003年(平成15年)10月9日付朝刊。
^ 毎日新聞、2007年(平成19年)12月15日付朝刊。
^ 朝日新聞、2007年(平成19年)12月1日付朝刊。
^ ゼブラ塗装を施された1000・2000形は、すべて引退している。
^ 横浜市会議員 若林智子氏(神奈川ネットワーク運動)の活動報告(2007年10月11日号)より
関連項目 [編集]
地下鉄
日本の地下鉄
日本の鉄道
外部リンク [編集]
ウィキメディア・コモンズには、横浜市営地下鉄に関連するカテゴリがあります。横浜市営地下鉄に関連するマルチメディアがあります。横浜市交通局 地下鉄ガイド
横浜市営地下鉄の電子警笛音(動画)
横浜地下鉄情報局
[表示]表・話・編・歴PASMO加盟事業者

大手私鉄・準大手私鉄 小田急電鉄・京王電鉄・京浜急行電鉄・京成電鉄・相模鉄道・新京成電鉄・西武鉄道・東京急行電鉄・東京地下鉄・東武鉄道

中小私鉄・第三セクター等 伊豆箱根鉄道・江ノ島電鉄・関東鉄道・北総鉄道・埼玉高速鉄道・首都圏新都市鉄道・東葉高速鉄道・箱根登山鉄道・横浜高速鉄道

公営事業者 川崎市交通局・東京都交通局・横浜市交通局

モノレール・新交通システム 多摩都市モノレール・千葉都市モノレール・舞浜リゾートライン・ゆりかもめ・横浜新都市交通

バス(幹事事業者のみ) 伊豆箱根バス・江ノ電バス・小田急バス・神奈川中央交通・川崎鶴見臨港バス・関東バス・京王電鉄バス・京成バス・京急バス・国際興業バス
相鉄ホールディングス・西武バス・立川バス・千葉交通・東急バス・東武バス・西東京バス
箱根登山バス・日立自動車交通・富士急行・船橋新京成バス・平和交通・山梨交通

相互利用 Suica(東日本旅客鉄道・伊豆急行・埼玉新都市交通・東京モノレール・東京臨海高速鉄道・仙台空港鉄道・JRバス関東)

関連項目 首都圏ICカード相互利用サービス - FeliCa - 乗車カード - 電子マネー

[表示]表・話・編・歴パスネット導入事業者(22事業者)

大手私鉄・準大手私鉄 小田急電鉄・京王電鉄・京浜急行電鉄・京成電鉄・相模鉄道・新京成電鉄・西武鉄道・東京急行電鉄・東京地下鉄・東武鉄道

中小私鉄・第三セクター等 埼玉高速鉄道・首都圏新都市鉄道・東京臨海高速鉄道・東葉高速鉄道・箱根登山鉄道・北総鉄道・横浜高速鉄道

公営地下鉄 東京都交通局(都営地下鉄)・横浜市交通局(横浜市営地下鉄)

モノレール・新交通システム 多摩都市モノレール・舞浜リゾートライン・ゆりかもめ

[表示]表・話・編・歴日本の地下鉄

公営 札幌市 - 仙台市 - 東京都 - 川崎市(計画中) - 横浜市 - 名古屋市 - 京都市 - 大阪市 - 神戸市 - 福岡市

民営 埼玉高速鉄道 - 東京メトロ - 東京臨海高速鉄道 - 横浜高速鉄道 - 神戸高速鉄道


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[1049] 横浜                                                                                         > 横浜市営地下鉄
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駅入口に掲げられているシンボルマーク
路線総延長 53.4 km
軌間 1435 mm
電圧 (ブルーライン) 750 V
(グリーンライン) 1500 V (直流)
最高速度 80 km/h
横浜市営地下鉄(よこはましえいちかてつ)は、横浜市交通局が運営する地下鉄である。横浜市の条例では、地下鉄事業は横浜市高速鉄道とされている[1]。

営業路線は53.4kmで、2路線40駅。事業区域は横浜市及び横浜市周辺の区域内とされ、駅は横浜市内のほか藤沢市(湘南台駅)にも置かれている。

目次 [非表示]
1 路線
1.1 営業路線
1.2 計画路線
2 車両
2.1 現在の車両
2.2 過去の車両
3 デザイン
4 運賃
5 経営状況
5.1 企業債
5.2 経営改革と増収施策
5.3 地域社会と地下鉄
6 路線愛称の選定
7 その他
8 脚注
9 関連項目
10 外部リンク


路線 [編集]

横浜市営地下鉄の路線図色 路線番号 路線名 区間
営業路線
1号線 ブルーライン 湘南台駅 - 関内駅
3号線 関内駅 - あざみ野駅
4号線 グリーンライン 日吉駅 - 中山駅
検討中
3号線 ブルーライン あざみ野駅 - 新百合ヶ丘駅
4号線 グリーンライン 中山駅 - 二俣川駅 - 東戸塚駅 - 上大岡駅 - 根岸駅方面
日吉駅 - 鶴見駅

計画段階で中止
2号線 神奈川新町駅 - 屏風浦駅
3号線 本牧駅 - 関内駅

営業路線 [編集]
横浜市営地下鉄の営業路線は、1号線、3号線および4号線である。このうち1号線と3号線の、湘南台駅(藤沢市湘南台) - あざみ野駅(横浜市青葉区あざみ野)間は一体的に運行しており、ブルーラインという愛称で呼ばれる。また、4号線の日吉駅(港北区日吉) - 中山駅(緑区中山町)間は、グリーンラインという愛称で呼ばれる。ブルーラインおよびグリーンラインの愛称は、グリーンラインが開業した2008年(平成20年)3月30日から、正式に使用されている。

ブルーライン(1号線および3号線)は、湘南台駅 - あざみ野駅間、40.4kmの一体の路線として運行されている。この総延長距離40.4kmは、地下鉄路線としては東京都交通局(都営地下鉄)大江戸線の40.7kmに次いで日本第2位の長さである。さらに、あざみ野駅から小田急電鉄の新百合ヶ丘(川崎市麻生区)までの延伸構想もある[2]。

グリーンライン(4号線)は、日吉駅 - 中山駅間、営業距離13.0km(総延長距離13.1km)で2008年(平成20年)3月30日に開業した。当初は2007年(平成19年)に開業する予定だったが、日吉駅から日吉本町駅に至る日吉本町付近で土地収用が難航し、一部地権者の同意が得られなかったため[3]、開通が1年延期された。

ブルーラインでは、平日の始発から9時までの4号車が女性専用車両とされている。女性専用車両は2003年(平成15年)3月24日から試行され、同年7月1日に本格導入された。また横浜市営地下鉄の車両は、全席が優先席であり、電車接近の案内放送でも最後に「横浜市営地下鉄はすべての座席が優先席です。お年寄りやお身体の不自由なお客様に席をお譲り下さい。」と流れる。全席優先席は、同年12月1日から導入された。これに伴い、他社と同様の「優先席付近電源OFF」の原則に基づき、「電源が入った状態の携帯電話の車内への持ち込み」を禁止している。車内では「携帯電話の電源OFF」放送も行われるが、アナウンスの回数は少なく、車内の掲示も以前より減っているため全く徹底されておらず、実際は非常に多くの乗客が電車内で携帯電話を使用している。

各駅には、駅番号が付されている。これは、2002年(平成14年)に横浜市で決勝戦が行われた2002 FIFAワールドカップの開催と開業30周年に合わせて、横浜市営地下鉄が日本国内で初めて導入したものである[4]。このときは、1番の湘南台駅から32番のあざみ野駅まで、順に付番された。なお、「32」という数字はワールドカップ出場国と同じ数であることから、ワールドカップ開催期間中は駅ごとに応援する国を1か国ずつ決めて、大会を盛り上げていた。このとき導入された駅番号は数字だけからなるものであったが、グリーンライン開業時に英字の路線記号が併せて導入された。ブルーライン各駅にはBを付け、湘南台駅のB01からあざみ野駅のB32まで、グリーンライン各駅にはGを付け、中山駅のG01から日吉駅のG10まである。両線が重なるセンター南駅・センター北駅の2駅では、路線ごとに別の駅番号が付されている。

2009年(平成21年)に横浜港が開港150周年を迎えるのを記念して、2005年(平成17年)12月から一部の車両(3331F)の車体を港の情景を描いた絵画でラッピングして運行しており、乗客の目を引き付けている。ラッピング車両の運行予定等の時刻表は、交通局公式サイトに掲載されている。

ブルーラインでは、ワンマン運転の実施に向けて、2007年(平成19年)1月20日からATO(自動列車運転装置)の運用が開始されている。また、ブルーライン各駅のホームでは、ホームドアの設置工事が進められ、2007年(平成19年)9月15日に全駅で稼動が開始された。当初はあざみ野駅から湘南台駅方面に向かって2月より順次運用が開始される予定であったが、4月開始に変更された。なお、グリーンラインについては開業時よりホームドアが稼動され、ブルーラインとあわせて横浜市営地下鉄ではホームドアの設置率が100%となった。従来、ブルーラインでは始発と終車を除き発車ベルによる出発指示を実施しておらず、車掌が手笛を吹鳴してドアを閉めて発車していたが、ワンマン運転によって車掌が乗務しなくなることから、2007年(平成19年)11月27日より発車サイン音の終日運用を導入した。方向別の区別を明確にするため、発車サイン音は行き先により異なる。

ブルーラインにおけるワンマン運転は、開業35周年となる2007年(平成19年)12月15日より開始した。運転士は運転席のモニターで乗客の乗降を確認し、ドアを開閉する。ワンマン運転の実施により、車掌133人分の人件費である約9億円の費用が減り、ホームドアの維持管理費として年間1億円の費用が増えるため、差し引きで約8億円の経費削減になるとされる[5]。その一方で、ホームドアのために駅の壁面の広告が見えにくくなったため、広告契約を取りやめる広告主が相次ぎ、広告収入減少という新たな問題も生じることとなった[6]。なお、グリーンラインでは開業時からワンマン運転と発車サイン音を導入している。ホームドアの開閉音と発車サイン音は、ブルーラインと同じものが使用されている。

計画路線 [編集]
横浜市営地下鉄には、横浜環状鉄道の実現に向けた新規路線建設の計画がある[2]。横浜環状鉄道とは、鶴見駅から日吉駅、中山駅、二俣川駅、東戸塚駅、上大岡駅、根岸駅、元町を経由して横浜駅に至るC字状の鉄道路線計画である。2008年(平成20年)に開業したグリーンライン(4号線)、日吉駅 - 中山駅間は、横浜環状鉄道の一部として計画・建設されたものである。このため、グリーンラインは、中山駅から二俣川駅、東戸塚駅、上大岡駅、根岸駅を経由して元町・中華街駅(みなとみらい線)までと、日吉駅から鶴見駅までの延伸がそれぞれ検討されている。また、ブルーラインも、あざみ野駅から新百合ヶ丘駅(川崎市麻生区新百合ヶ丘)まで、延伸が検討されている。

なお、横浜市営地下鉄2号線は、神奈川新町駅から横浜駅東口、藤棚町、吉野町駅、滝頭町を経て屏風浦駅までの路線として計画されていたが、後に中止となり、欠番となっている。また、関内駅構内にかつての構想だけで終わってしまった元町方面への路線(3号線の延伸)のホームがある。現在このホームは、稀に回送列車などの留置線として使用されている。

車両 [編集]
ブルーラインで用いられる車両は、異なる車両形式にまたがって車両番号が連番となっている。ブルーラインはすべて6両編成で、湘南台寄りが1号車、あざみ野寄りが6号車となっている。千の位が形式、百と十の位が編成番号、下1桁が号車を表す(例:3562の場合は3000形第56編成の2号車となる)。これは東葉高速鉄道1000系と同様である。

グリーンラインで用いられる車両は、すべて4両編成で、中山寄りが1号車、日吉寄りが4号車となっている。ただし、将来の需要増加を考慮し、車両番号は6両までの増結に対応できるようになっている。

ブルーライン用の車両は日本車輌製か東急車輛製であり、グリーンライン用の車両は川崎重工製である。かつて用いられた1000形には、川崎重工・アルナ工機製も存在した。

現在の車両 [編集]
ブルーライン
3000A・N・R・S形
3000形1次車(3000A形)
3000形2次車(3000N形「はまりん号」)
3000形3次車(3000R形)
3000形4次車(3000S形)


グリーンライン
10000形
10000形


過去の車両 [編集]
ブルーライン
1000形
2000形
デザイン [編集]
ブルーラインの駅舎のタイルやサインの類は、すべて青と黄色の原色で統一されている。これは、グラフィックデザイナーの粟津潔が開業時に駅施設のカラーリングデザインを担当した時のコンセプトを、現在まで踏襲しているためである。特に、乗車予定位置に引かれた青い帯は、列車が到着した時に車体のドア周りに塗られた縦の青い帯(ゼブラ塗装)と一体化するという凝ったものだった[7]。ただし、黄色についてサインシステムのルールで黄色を出口の案内に用いるという概念が一般化したため、現在は開業時よりも若干淡い色が用いられている。

また、プラットホームの駅名表示などに見られる青い線上にくりぬかれた独特の各種サイン形状については、工業デザイナーの榮久庵憲司が率いるGKインダストリアルデザインが担当した。設備・ファニチャー面では、蒔田駅や弘明寺駅などに設置されている美しい曲面のステンレス製水飲器や、「く」の字の背もたれサポーター、ステンレスフェイスの自動券売機(現在は撤去されている)やカプセル式の売店などを柳宗理が独創的かつ機能的なデザインに仕上げた。

これら著名なデザイナーたちのコラボレーションによって、ブルーラインは駅出入口から車両に至るまで非常に意匠性に富んだものに仕上げられており、日本のインダストリアルデザイン界では有名な存在となっている。

蒔田駅のベンチと水飲み場
ベンチ:柳宗理デザイン
水飲器と水汲み場:柳宗理デザイン
背もたれサポーター:柳宗理デザイン


運賃 [編集]
大人普通旅客運賃(小児半額、5円の端数は切り上げ)。2008年(平成20年)4月現在。

キロ程 運賃(円)
初乗り3km 200
4 - 7 230
8 - 11 260
12 - 15 290
16 - 19 320
20 - 23 350
24 - 27 380
28 - 31 410
32 - 35 440
36 - 39 470
40 - 43 500
44 - 45 530


なお、夏休みなどには「こども どこでも 100円」という小児運賃全区間100円キャンペーンを実施しており、小児運賃が全区間で100円になる。この場合、乗客は乗車駅で100円の乗車券を購入し、自動改札から入り、下車した駅で乗車券を係員に渡す(大体は箱、袋に入れる)。なお元々100円区間では通常通りそのまま自動改札に入れてもよい。

また、プリペイドカードとしてマリンカードが販売されていたが、PASMOの普及に伴い、2008年(平成20年)2月21日の終電をもって販売が終了した。なお、マリンカードは、センター北駅 - センター南駅間の自動券売機・自動精算機を除き、グリーンライン各駅では使用することができない。この場合、窓口精算(有人改札口)で処理を行う。

経営状況 [編集]
横浜市営地下鉄は、2002年(平成14年)度に、開業以来初の営業利益として7億3,200万円を計上した。その後、営業利益は、2003年(平成15年)度に21億1,400万円、2004年(平成16年)度に34億1,500万円となっており、2006年(平成18年)度が前年比で減益となったものの、おおむね増加基調を維持している。これは、地下鉄の開通で人口が増加した港北ニュータウンや新横浜といった横浜市北部や、市域南西部では長後街道(横浜伊勢原線)に沿って戸塚区や泉区で着実に人口が増加していることが、主な要因として挙げられる。

また、経常損失についても2003年(平成15年)度には85億円、2004年(平成16年)度には69億8,900万円となるなど、2000年(平成12年)度の181億8,000万円から毎年大幅に改善してきており、人件費や運営業態の見直しが奏功した結果となっている。2003年(平成15年)に「市営交通事業あり方検討委員会」が行った答申は厳しいものとされたが、これを着実に実行して経営改善に活かした。2007年(平成19年)度決算での収支状況は、営業損益が42億200万円の黒字、経常損益は32億3,100万円の赤字となっている。

横浜市営地下鉄では、経営改善のため、駅内にコンビニや10分間カット店のQBハウスを置くなど、駅ナカビジネスを展開している。さらに、ワンマン運転の実施などの事業見直しにより、経営状況の改善に努めている。

企業債 [編集]
横浜市営地下鉄では、建設資金とした企業債の残高が、2006年(平成18年)度で4,787億円となっている。[8]これは借り換えができない債権であるため、高金利時代の金利負担が重圧となっている。そのため、早期の企業債償還が急務になっている。

経営改革と増収施策 [編集]
今後は企業債目標年度設定とスケジュール化を行い、毎期にその検証を行っていくことが必要とされている。また、経営効率の極大化を目指した人件費の見直し、ワンマン運転の是非、乗車率の増加に向けた沿線地域との連携、沿線人口の増加に向けた他部門や民間との連携、他社鉄道線との駅連絡口の一体化、乗用車と連動したパークアンドライドの確立、早急な都市計画道路の整備などを積極的に推進する施策が求められている。

地域社会と地下鉄 [編集]
ブルーラインは、戸塚エリア、上大岡エリア、伊勢佐木町エリア、関内エリア、桜木町・みなとみらい、横浜駅周辺、新横浜エリア、港北ニュータウン、田園都市エリアを接続する唯一の市域縦断交通であり、横浜都心や関内の既存市街地から各副都心やニュータウンまで接続させることで、市域一体化を促進した功績は高く評価される。

グリーンラインも、港北ニュータウンを軸に東急東横線・目黒線日吉駅とJR横浜線中山駅を結ぶ。これにより東急田園都市線やJR横浜線の混雑が緩和されることや、港北ニュータウンのさらなる人口増加が期待されており、地域幹線街路の整備も含めた基盤整備を行い、さらに商業施設を誘導するなど、集客性を高める必要がある。一方で、横浜市域外郭の郊外は鉄道網から外れた地域も多く、今後の横浜環状鉄道の延伸への要望も強い。全体では鶴見より元町・中華街まで結ぶ計画となっている。そのため、横浜市中期政策で構想された旭区、戸塚区、港南区や鶴見区への延伸に向けた財源を確保することが今後の課題とされている。

路線愛称の選定 [編集]
横浜市営地下鉄では、4号線の開業に備え、路線愛称を検討するため「横浜市営地下鉄路線愛称検討部会」を設置し、2005年(平成17年)12月26日から2006年(平成18年)2月15日まで、1・3・4号線の路線愛称を一般公募した。その結果、同年6月15日に、1・3号線の愛称をブルーライン、4号線の愛称をグリーンラインとすることを決定した。この愛称は、2008年(平成20年)3月30日のグリーンライン開業時から使用されており、路線の名前と電車の車体や駅の案内表示などのカラーリングが揃えられている。

その他 [編集]
ブルーラインで用いられる警笛の音色は、A♭コード(A♭音・C音・E♭音)の和音からなる独特のものである。ワンマン運転開始前は、列車が駅に進入する際には必ず警笛を鳴らしていた。この音色は船の汽笛を表したもので、このアイデアは港町横浜らしい発想でもある。人によっては蒸気機関車の汽笛に聞こえるということもある。これもまた日本の鉄道発祥の地横浜らしい発想といえる。なお、グリーンラインで用いられている警笛はブルーラインと異なるものである。なお、この警笛は京王1000系電車 (2代)で聞くことができる。
改札口が複数ある駅(新横浜・三ッ沢下町・横浜・関内・上大岡)については、2006年(平成18年)度から、利用者にわかりやすくするため、各改札口に愛称が付けられている(例:関内駅の「横浜市庁改札口」、新横浜駅の「JR連絡改札口」)。
グリーンライン開業後も、接続他社の駅の案内サインや接続路線での乗り換え案内では路線名称を使用せず、「横浜市営地下鉄(線)」を使用しているが、新横浜駅と中山駅で2路線ともに接続しているJR横浜線では、車内放送等で「横浜市営地下鉄ブルーライン」「横浜市営地下鉄グリーンライン」と案内していることが多い。同じく横浜駅と日吉駅で2路線ともに接続している東急東横線では車内自動放送においては特に区別はされていない。
ほぼ全駅でMzone、フレッツ・スポットといった公衆無線LANが利用可能となる。
脚注 [編集]
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^ 横浜市交通事業の設置等に関する条例(昭和41年条例第65号)。地下鉄が「高速鉄道」とされているのは、1972年(昭和47年)まで横浜市交通局が運営していた横浜市電と区別するため。
^ a b 「横浜市中期計画 平成18年〜平成22年」鉄道ネットワーク形成、横浜市都市経営局政策課。2000年(平成12年)1月27日の運輸政策審議会答申第18号路線、「運輸政策審議会答申図(三大都市圏)」、国土交通省鉄道局。
^ 横浜市交通局の記者発表資料(2006年(平成18年)9月26日付)より
^ 読売新聞、2003年(平成15年)10月9日付朝刊。
^ 毎日新聞、2007年(平成19年)12月15日付朝刊。
^ 朝日新聞、2007年(平成19年)12月1日付朝刊。
^ ゼブラ塗装を施された1000・2000形は、すべて引退している。
^ 横浜市会議員 若林智子氏(神奈川ネットワーク運動)の活動報告(2007年10月11日号)より
関連項目 [編集]
地下鉄
日本の地下鉄
日本の鉄道
外部リンク [編集]
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横浜市営地下鉄の電子警笛音(動画)
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カテゴリ: 横浜市交通局 | 日本
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(2010年09月14日 (火) 14時28分)
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