投稿日：2013年11月16日 (土) 10時44分

何度も何度も映画化されているのに見たことが無かった。で、どう言う訳か、最近のものを観ようと言うことだ。大昔、有楽町映画街で、有楽座の向かいのビルにこのジェーン・エアのバカでかい看板があったのを記憶している。さて、本作。ミア・ワシコウスカ演じるジェーンが出奔する冒頭のシーンは、カメラがぶれぶれでひどいなと思った。このシーンは後半でもう１度出てくるが、この微妙な時系列のずらしはあまり有効ではなく、つなぎが上手くいっていないようだ。へんな撮り方だ。低く垂れ込めた空、荒涼とした大地。中盤まではひたすら暗くて、まあそういう話なんだけど、後半ちょっとした映画らしい盛り上がりがあったが、文芸作品と威張っているようなそこそこの出来。２★ ミア・ワシコウスカ、マイケル・ファスベンダー、ジェイミー・ベル、ジュディ・デンチ、ホリデイ・グレインジャー

投稿日：2013年10月28日 (月) 12時56分

上司の妻と浮気をしている主人公。そのお相手の女性が主人公の自宅の窓から女性が男に襲われているのを目撃する。警察に通報すると浮気がばれる為に主人公がその女性に代わって通報する。なんて馬鹿な事をする能天気野郎なんどと思ったが、映画の中で恋人になるデニス（エリザベス・マクガバン）に「あんたは馬鹿でロマンチスト」とはっきり言われてしまうほどの陽気なやつなので許す。８０年代に制作されているため、最近のものと比較すると、おっとりした内容（そのおっとりした雰囲気がまたいい）ながら、サスペンスフルな展開で面白い。ヒッチコック・ムービーのスパイス入りサスペンス。何だか純粋な気分で楽しめた。エリザベス・マクガバンがすばらしい。彼女としてはこの作品が最高だったのか。その前は「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」。好きな女優だけどその後は役に恵まれていない。犯人の弁護士の俳優って誰？印象的だった。４★ スティーブ・グッテンバーグ、エリザベス・マクガバン、イザベル・ユペール、ポール・シェナー

投稿日：2013年10月16日 (水) 16時21分

相変わらず全編通してどってことないドタバタ劇で、今回はタイムスリップを絡めたちょっと捻ったお話なんだが、ストーリーも。ギャグもなんかなあって言う感じでつまんなかった。1★ ウィル・スミス　トミー・リー・ジョーンズ　ジョシュ・ブローリン　エマ・トンプソン　アリス・イヴ　ジェマイン・クレメント　マイケル・スタールバーグ　ニコール・シャージンガー　デヴィッド・ラッシュ　マイケル・チャーナス　ビル・ヘイダー　マイク・コルター　Cayen Martin　キーオン・ヤング　ウィル・アーネット　アレクサンドラ・オハラ

投稿日：2013年10月10日 (木) 16時30分

殺人事件の容疑で死刑の判決を受け、投獄されたてしまった黒人青年ボビー。初めは人種差別を一元的に描くのではなく、もっと掘り下げた形で提示しようとしているのかと思った。ところがどっこい。黒人差別の話はどっかに行ってしまって、今度は死刑廃止問題に焦点が移動する。元弁護士のポールと冤罪による死刑囚ポールとの交流。そこへ、真犯人は誰かというミステリーが絡んでいく。またまたところが、ここでボビーが収監されている刑務所で俺が殺したと突然名乗りをあげる猟奇殺人犯が登場。「羊たちの沈黙」のパクリみたいな転猟奇サスペンスの物語に突入。一体この映画はどこへ行こうとしているんだ！でもエド・ハリスの狂気は、ものすごい迫力だったし、娘役の女の子は、ほんとにかわいいスカーレット・ヨハンソン。拾いものはけっこうあってまずまず。３★ ショーン・コネリー　ローレンス・フィッシュバーン　ケイト・キャプショー　ブレア・アンダーウッド　エド・ハリス　クリストファー・マーレ

投稿日：2013年10月06日 (日) 18時18分

この作品が受けたのは最近のミュージカル作品と違い、昔の形で最初から最後まで歌いっぱなし、というのに懐かしさを覚えたからか。しかし、台詞に当たるところを歌にしているのだが、いったいこの作品の中で気に入られてどのくらい人々が歌ったり聴いたりしたくなるかと思うと疑問。昔はミュージカルの中に名曲と言われるものが沢山あった。それと、舞台を生で見るのとは違い、映画は所詮録画。大して意味があるとは思えない。制作側は「役者の感情表現が豊かになった」と悦に入っているようだけど歌っているときの、これでもかという顔のドアップが正直うっとうしい。２★ ヒュー・ジャックマン、ラッセル・クロウ、アン・ハサウェイ、ヘレナ・ボナム・カーター、サシャ・バロン・コーエン、サマンサ・バークス

投稿日：2013年10月04日 (金) 15時26分

ストーリー的にはなんだかなぁ〜てな作品。いくら美しくて一目惚れした？からといって、何でわざわざ悪名高い友人の妻とデキちゃうのかが解せない。ま、この部分がこの映画の核になってるんだから仕方ないのだが、安易。そんな設定だからそのあとはどうなるかは誰にでも解る。で、予想通りにボコボコにされちゃうんだなぁ。更に妻にまで危害を加えるダンナ。そしてリベンジとなるのだが、お前が悪いのに。１★ ケビン・コスナー、アンソニー・クイン、マデリーン・ストウ、サリー・カークランド、トーマス・ミリアン

投稿日：2013年09月30日 (月) 22時21分

イランにあるカナダ大使館私邸に匿われた人質を映画制作関係者に仕立てて空港から民間機で脱出させるという、まったく安物のスパイ大作戦。なのだが、実際の事件では時間的なことや色々な制限が合ってこのような作戦になったらしいが。この作戦のスケールのでかさや、映画としての演出の巧さかもしれないが引き込まれる。本作の面白さは、人の命が懸かった極限の状況を、そんな大嘘作戦で打開しようとする奇想天外さなのだが、まるでコメディのような設定なのに、これが事実というのが驚き。実際のところ、作中にもけっこう笑える場面がある。特にハリウッドの特殊メイクアップアーチスト、ジョン・チェンバース（『猿の惑星』のメイク）や、大物プロデューサーのレスターたちと、人質救出のためにニセ映画の企画を立ち上げるシークエンスはユーモアたっぷり。この軽妙なノリで終盤まで行くのかと思いきや意外と、監督はここからきっちりシリアスな方向へと舵を切る。クライマックスの危機また危機は、ちょっとタイミングが良すぎるような気もするが、良しとしましょう。アカデミー賞作品。４★ ブライアン・クランストン、アラン・アーキン、ジョン・グッドマン、ヴィクター・ガーバー、テイト・ドノバン

投稿日：2013年09月28日 (土) 11時25分

不況で収入が減ってしまった弁護士のマイク.認知症のクライアントの後見人になれば報酬が得られるってことで、うまいこと後見人になっちゃう。切羽詰った弁護士おじさんの出来心.そこにそのクライアントの孫が現れる。その子がレスリングの有望選手ってことで「あれ？この子をダシにして一稼ぎしようと企むのか？」と思いきや、この弁護士の奥さんも立派で、意外にもスポーツを通じて徐々に心が通い始める。金目当てのカイルの母親が出てきて、あーだこーだがあってごたごたするものの、最後はほっこり。３★ ポール・ジアマッティ、ジェフリー・タンバー、バート・ヤング、メラニー・リンスキー、デヴィッド・トンプソン

投稿日：2013年09月25日 (水) 18時53分

すり替わりもののような話で、何となくだらだら進む。テレビ局が作ったので、テレビっぽくいまいち。東野作品は映像化するとどうも感動が薄れてしまうという感想がいつもあって困る。原作と映画は別物なのに。ラストは原作と違うそうだが、この作品はこのラストが無いとどうしようもないのだが、原作はどうだったの？２★ 演：広末涼子、小林薫、岸本加世子、金子賢、石田ゆり子、伊藤英明、大杉漣、山谷初男、篠原ともえ

投稿日：2013年09月24日 (火) 15時55分

『ユージュアル・サスペクツ』の脚本家が監督デビューした作品。ベニチオ・デル・トロ、ジュリエット・ルイスが主演となると期待せずにはいられない！って感じだったのだが、終始淡々としてた。さらになんとなく謎が謎のまま終わってしまい、ちょっと消化不良ぎみな感じ。最後の銃撃戦が気に入っているファンもいたがこの手のシーンはもう飽き飽きしている。２★ ベニチオ・デル・トロ　ライアン・フィリップ　ジュリエット・ルイス　テイ・ディグス　ニッキー・カット