投稿日：2014年03月30日 (日) 11時25分

東野圭吾の世界を表現するのは難しいらしい。評判は絶賛派と否定派に極端な別れ方をしている作品。おいらが思うに、この監督の撮り方は下手としか言いようがない。展開はこっちの方が先へ先へと進んでしまい、作品の方が後から付いてくるようで、すこしも楽しめない。ラストのおどかしも、演出が下手だったから、ふう〜〜んそうなの。で終わってしまった。２★ 藤木直人、柏原崇、本上まなみ、飯島直子、中村嘉葎雄、手塚理美

投稿日：2014年03月21日 (金) 09時30分

両親に相手にされない孤独な少年が、自分の部屋で出会った６人の小人に導かれ時空を超えた旅に出かける。シャーウッドの森からタイタニック号まで舞台は目まぐるしく変わり、人物もアガメムノン王（Ｓ・コネリー）から巨大な海坊主、悪魔、はては造物主まで登場するファミリー・ファンタジー作品。チープなのかゴージャスなのか分からない衣装やセット、それとないブラックな描写等、決して子供向けだけではない。映像はそこそこ良いが、タイムトラベル物語としてはかったるい。1★ ショーン・コネリー、クレイグ・ワーノック、ラルフ・リチャードソン、シェリー・デュヴァル、ジョン・クリーズ

投稿日：2014年03月13日 (木) 15時04分

父が事故で亡くなり、小６のももと母は、親戚の居る瀬戸内の小さな島に越してきた。都会から越してきたばかりのももの家には、物の怪の類が住んでいるようで……という、楽しげなお話。子供向けなので、基本的にはＯＫなんだが、大人としては不満も多い。丁寧に（地味な）人間描写（現実的）を綴る前半が、中盤から後半にかけて、むちゃなストーリー展開が始まる。主人公が大人になりつつ、親を理解する。という成長に合わせて、妖怪たちも変わるという描写も中途半端。良質なホーム向けの作品。２★ （声）美山加恋、優香、西田敏行、坂口芳貞、谷育子

投稿日：2014年03月11日 (火) 09時43分

毎度の事ながら謎の多い作品で、謎を追求するのは放棄して、どっぷりとリンチワールドに浸るべき映画だと言う。フィルムノワール的なストーリーをこれだけ解体して、独自の世界観を表現できるリンチはスゴイ！それでいてリンチ映画の中では娯楽性が高い方だと言ってる人も居る。娯楽性といえば、この監督の「マルホランド・ドライブ」が完成形という評判の作品は楽しめたのに・・・。この意味不明の作品を鑑賞する感性はもうすでに無いおいらだが、何となくメビウスの輪の中を走っているような気分で、もういいよと、見終わった。１★ ビル・プルマン　パトリシア・アークエット　バルサザール・ゲティ　ロバート・ロッジア

投稿日：2014年03月08日 (土) 14時08分

監督イーストウッドがまだ若い頃の作品で、題名だけは知っていたが、もう、むちゃくちゃに無理。そんな訳はねえだろう、だ。このむちゃくちゃに目を瞑るほどのストーリーの面白さは無い。この作品が作られた時代はこういうのの先駆けだったかもしれない。理由があって見るのなら別だが、今観るもんじゃない。２★ クリント・イーストウッド 　ソンドラ・ロック 　パット・ヒングル 　ウィリアム・プリンス 　マイケル・カバナー

投稿日：2014年03月06日 (木) 12時48分

英国スコットランドの水の豊かな台地とイエメンの荒涼とした砂漠の風景が対照的。「イエメンで鮭釣りを」という発想の源泉には、この異なる世界の隔たりを埋めたい、そのための知恵が私たちにはきっとあるはずだという希望なのか。ところで、かつての大英帝国の経済的衰退の様子が象徴的に描かれている。シャイフ（イエメンの大富豪）がスコットランドに所有している、城のような邸宅。かつてはおそらく自国の貴族のもので、歴史的な遺産価値のある物件のはずなのだが、今では中東の大富豪の別宅となっているという設定。そんなこなでイエメンに鮭の遡上を夢見る人たちのはなしだが、大したドラマも無く終ったが、世間の評判は良いのが不思議。２★ ユアン・マクレガー、エミリー・ブラント、クリスティン・スコット・トーマス、アマール・ワケド

投稿日：2014年03月02日 (日) 19時49分

アメリカって、ホント、精神科大活躍？。確かに、淡々と「私は、宇宙から来た。Ｋ−ＰＡＸから。」・・・で、病院行きというわけ。宇宙人ＳＦながら、まったくＣＧが無いヒューマンドラマ。良く知られた原作らしく、評判はすこぶる良いものが多かったが、なんとなく「コクーン」の匂いがして小生にはフツーの作品だった。３★ ケビン・スペイシー、ジェフ・ブリッジズ、メアリー・マコーマック、アルフレ・ウッダード

投稿日：2014年02月22日 (土) 18時27分

母校の中学校で教師をしている神野(大泉洋)は、ある朝、中学時代の同級生・木村(堺雅人)が自分の車を借りて出社するのを見送った。しかし木村は出社せず、行方をくらました。木村は女性といっしょのところを同僚に偶然、写メに撮られていたが、それを知った会社の上層部は、探偵の北沢(佐々木蔵之介)に捜索を依頼する。北沢は手がかりを求めて、中学の神野のもとを訪れた・・・。これからいろいろ話が始まるが、よくできたエンターテインメント作品だ。ハリウッドがこの脚本を買って、リメイクしても不思議ではないと思うような作品で、面白く出来ている。４★ 大泉洋、佐々木蔵之介、堺雅人、常盤貴子、田畑智子、北見敏之、尾上寛之

投稿日：2014年02月10日 (月) 22時12分

「どっかで観たことあるSF」総集編みたいだが・・・ここは、トムさんのオーラ＆造形美＆映像美で超・超・娯楽大作に見える仕上がったといったところ。けっして姿を現さない異星人＝支配者、任務中に拉致されることを想定し　あらかじめ記憶を消去しておく。従わぬ現地人を悪と規定・流布したうえで捕獲した現地人を監督・管理に利用する支配者。そしてクローンのおびただしい魂。全力で「目覚めよ」でエンド。映像は抜群にキレイだった。「ＣＧに金かけてます」て感じ。ストーリーは、超有名な、あの映画とあの映画を混ぜたような感じだが、いまいち引き込む力が無かった。３★ トム・クルーズ　モーガン・フリーマン　オルガ・キュリレンコ　アンドレア・ライズボロー

投稿日：2014年02月05日 (水) 10時35分

最近面白い邦画に当っている。殺し屋？の香川が風呂屋で転んで頭を強打、記憶を失い、それをきっかけに、売れない役者の堺とお互いの人生が入れ替わる。そこに、とにかく結婚したい広末がからんできて・・という展開はベタだけど楽しくなりそうな雰囲気。でも、ちょっとダレる所があり、もう少しスピーディにした方がいいのかも。笑いとスリルとちょっぴりセンチメンタル、底は浅いけれど、コメディとしては上出来。好き嫌いはあると思うが楽しめた。４★ 堺雅人、香川照之、広末涼子、荒川良々、小山田サユリ、木野花、小野武彦