投稿日：2015年02月03日 (火) 09時18分

しかし、あまりにもご都合主義なのだが、よくまぁあれだけのトリックを考えるものだとつくづく感心させられてしまう。金属加工技術を利用した殺人など、その筋の知識がないと絶対に書けまい。それだけ原作者である東野圭吾氏がすごいと云うことに他ならない。変人ガリレオファンはごらんあれ。若き頃の変人ガリレオのエピソードも、魅力的な三浦春馬が若き頃の変人ガリレオを演じているのがおもしろい。３★

投稿日：2014年11月01日 (土) 21時40分

小説・テレビアニメ・映画などのメディアミックス展開が行われている諫山創による日本の漫画作品。その内のテレビ版ＤＶＤを観る。シリーズ物は時間がもったいないので観ない主義だが、ここのところ外れ映画ばかりなので観る気になった。進行中なのでストーリーの途中まで。謎が解決したところで完結すると作者が言っているが、そもそも不条理な謎が沢山あって、少しづつほぐしつつ進行する。困ったことにこの映像作品だけではこのストーリーを理解することは出来ない。登場人物だけでも、面白いキャラの人物がある程度いて理解できるが、その他、何が何だか分からない。ましてストーリー全体はとてもとても。原作を知らなければついて行けないだろう。最大の謎、巨人については1956年の金字塔的作品「禁断の惑星」の潜在意識と自我の関係で現れた「イドの怪物」と同様のものとみたがどうだろう。面白そうなんだが、まだまだ完結までは時間がかかりそうなので・・・見続けることが出来るかどうか。３★

投稿日：2014年10月16日 (木) 21時28分

父親は子どもに託した自分の夢を諦めること無く持ち続けた。でも自信があってのことではなく迷ったり諦めかけたりしながら、そして一生懸命だったけど後悔もあった。子供たちも親の後押しで家計を助ける為に始めた音楽をいつも楽しんでいたわけではなく嫌になったり挫折を感じたり。でもやはり歌い続けた。実話のサクセスストーリーにはよくあるパターンだからあまり期待して無かったが、けっこう面白く出来ていてどうにか見続けられた。音楽の世界はやはり運だよ。最後に実在の父親が、本当に馬鹿な親だったと言っている。３★ アンジェロ・アントニオ、ジラ・パエス、ダブリオ・モレイラ、マルシオ・キエリンギ、マルコス・エンヒケ、ホセ・デュモント

投稿日：2014年10月08日 (水) 13時43分

自分より金持ちとの結婚が幸せのはず、自ら身を引く兵隊。愛するがゆえに、踊り子さんの全てを許し見守る金持ち。愛と現実の狭間で揺れる、踊り子。全てが本物の大人の愛、いつの時代も名作は色あせない。とはいうものの今から約７５年前くらいの作品で、日本で初のトーキー上映作品だそうだ。ゆえに画面がかなりひどく、内容も永遠のテーマとは言え、今じゃかったるい。１★ ゲーリー・クーパー、アドルフ・マンジュー、マレーネ・ディートリッヒ、ウルリッヒ・ハウプト

投稿日：2014年09月23日 (火) 16時06分

妻シミンは１１歳の娘テルメーの将来を案じてイラン国外での生活を望み、夫ナデルは認知症の父を置いて移住などできないと突っぱね、決裂する。シミンが実家に帰ってしまい、父を介護してもらうヘルパーとしてラジエーという女性を雇う。そして事故が起き、裁判になる。実に丁寧に登場人物を描いて、ここのディテールは飽きさせることなく、なかなかのもの。宗教色が強くて、かなり意味不明な部分も多いが、嘘に信仰心が絡んでゆくと生き地獄になり哀れだ。どこにいようと、聖書に、コーランに、良心に誓おうとも、裁判で嘘をつくのは人の悲しいところか。アカデミー外国映画賞（イラン映画）。３★ レイラ・ハタミ、ペイマン・モアディ、シャハブ・ホセイニ、サレー・バヤト、サリナ・ファルハディ

投稿日：2014年09月04日 (木) 17時11分

スーパー・パワーを持つヒーローを集めて最強チーム“アベンジャーズ”を結成し、地球の支配を目論む邪悪な神に挑む。めちゃくちゃ金を掛けてるし、めちゃくちゃヒーローを集めてるし、めちゃくちゃつまらない。はじめてＣＧ画像の素晴らしさに驚かされたキングコングだったが、それ以来、もう当たり前になってしまい、ＣＧとアクションで目を引こうとするのは無理。でもこれで稼ぐつもりらしくて、ラストは邪悪な神があらためて地球を攻めるよとにんまり笑って続編を約束したかのように終る。１★ ロバート・ダウニー・Jr、クリス・エヴァンス、マーク・ラファロ、クリス・ヘムズワース、スカーレット・ヨハンソン、ジェレミー・レナー、トム・ヒドルストン

投稿日：2014年08月26日 (火) 11時01分

１９８４年コーエン兄弟のデビュー作品を再編集したハードボイルド・タッチのスリラー。最近よくあるサスペンスやホラー映画のように鮮血や暴力的な行為で恐怖を駆り立てるのではなく、シンプルに人間が殺人を犯すときの恐怖をうまく見せてくれている。久しぶりの当り！だった。コーエン兄弟の作品が好きなおいらとしては、映画は金をかけるだけじゃない、脚本と作りこみ度が映画の面白さを決める要素の一つだなあとつくづく思わされた。４★ フランシス・マクドーマンド、ジョン・ゲッツ、ダン・ヘダヤ、M・エメット・ウォルシュ、ダン・ヘダヤ

投稿日：2014年08月15日 (金) 15時10分

天才的なドラム・テクニックを持つデヴォンは、その才能が認められてアトランタのＡ＆Ｔ大学に奨学金を得て入学、そこの名門マーチング・バンドに入る。マーチング・バンドは、スポーツ競技のハーフタイム12分間に、華麗で一糸乱れぬパフォーマンスを披露するもの。Ａ＆Ｔ大学はライバル校モーリス・ブラウン大学との優勝を賭けた対決を控えていた。入部早々鮮やかなテクニックで周囲を圧倒するデヴォンだったが、自らの才能に溺れた言動がやがてバンド・メンバーや監督との軋轢を生んでいく…。マーチングバンドって凄いよって見せているのは解った。けれど、ありきたりの学園物で面白くない。１★ ニック・キャノン、ゾーイ・ザルダナ、オーランド・ジョーンズ、レナード・ロバーツ、オーランド・ジョーンズ、GQ

投稿日：2014年08月08日 (金) 14時50分

事故で首から下の機能を失った大富豪フィリップ。彼が自分の看護士に選んだのは、失業保険が目当てで面接にやって来た、前科のある黒人青年ドリスだった。本国フランスを始め、ヨーロッパ各国で大ヒット。日本でも異例のロングランとなったようだ。万人受けする映画であることは間違いないのだが、普通にいい映画としか思えなかった。「最高の人生の見つけ方」とテイストが似ていた。３★ フランソワ・クリュゼ、オマール・シー、アルバ・ガイア・クラゲード・ベルージ、トマ・ソリヴェレ、シリル・マンディ

投稿日：2014年07月29日 (火) 14時03分

宇宙でのクラッシュがクラッシュを誘発して、放り出された宇宙飛行士の生還迄の話。映画としては全然面白いと思えなかった。ただ３Ｄの宇宙映像が凄いと言う評判につられただけ、でも無重力での動きには首をかしげたくなるところもあり、それと画像が粗くてがっかり、そんなに素晴らしい映像だったのかよと首を傾げたくなった。サンドラはこの作品で、ものすごいギャラをもらったんだって。１★ サンドラ・ブロック、ジョージ・クルーニー