[1171]
投稿者:瓦町P助
投稿日:2008年12月08日 (月) 15時19分
|
名門・東京Vの歴史に再び降格の2文字が刻まれた。1点を追う残り10分までは、引き分けでも自動降格は免れる状況だった。千葉の戦況を随時耳に入れていた柱谷監督は、逆転の報にMF河野、FW船越を次々と投入。選手たちも苦境を理解していたが、致命的な2点目を奪われ、すべてが終わった。 2年がかりで昇格しながら、1年でJ2へ逆戻り。柱谷監督は「退場者が出たのが痛い」と、前半26分に川崎DF寺田にひじ打ちして一発退場になったMF福西の愚行を嘆いた後は、フロントを痛烈に批判した。 4月に川崎から電撃移籍したFWフッキが、6月中旬に退団したことを転機と指摘。「ストライカーが抜かれた時点で、会社には『覚悟しておいてください』と忠告してあった。結局はお金がない、チーム存続が一番だと言われた」と、不満を爆発させた。 前節の横浜M戦後にMF福西、DF服部ら主力の大量解雇が通告され、直後には“身売り話”も浮上。この1週間は戦う状況ではなかった。ラモス常務は「素人はプロの世界に首を突っ込むな。サッカーの神様が許さないヨ!」と、フロントの責任を追及した。 やり玉に挙がった萩原敏雄会長は「育成型(監督)っていうのがあるんでしょ。これまでは上がろう、守ろうだったけど」と、事実上の柱谷監督解任を宣言。「どちらかと言えば素人なので、みなさんの意見を聞かないと」と、8日に役員会を開いて今後について協議する。 試合後は残ったサポーターが抗議し、チーム側との話し合いを求めた。約250人が20人のフロント陣と話し「ラモスを強化部に入れろ」「0円提示を見直してくれ」などと要求。午前0時前、7時間以上にわたった異常事態は収束した。
| |