掲示板

どんどんどんどんどんどんどん書き込んでね

ゼミ活動報告掲示板 大学院ゼミ掲示板 夜ゼミ掲示板 三戸ゼミ写真館

三戸ゼミHP  ゼミ歌留多 朋の会   25周年掲示板  モバイル専用URL

1043509

  《NOTICE!》

(1) この掲示板は横浜国立大学経営学部三戸ゼミナール関係者を対象としています。関係者以外の書き込みはご遠慮願います。
   何かありましたら、こちら(管理人アドレス)までご連絡願います。
   三戸ゼミナールに関係する書き込みでないと考えられる場合、管理人の判断により削除させてもらう場合もございます。

(2) この掲示板では削除キーを使用した編集方法がとられています。
   同時刻に複数の編集が重なることで別の書き込みが消去されないよう、
   投稿の際は文章の「貼り付け」等を利用して、「記事の編集」画面に留まる時間を短くするようにご協力をお願いします。

《TOPICS ( 10月27日 更新)》

【企業番組勉強会】  No.520310月29日浩友会勉強会@予習編  No.5194第10回ビジネス企業番組勉強会@予習編   No.5183第10回日程調整・視聴番組公募   No.5166第九回報告 No.5139第八回報告  No.5129第七回報告!  No.4982★報告一覧 

【ベ ッ テ ィ ン グ】 No.5204プロ野球・日本シリーズ2016 No.51952016リオ・パラリンピックBETTING!! No. 5181リオオリンピック第一弾 8月14日まで! No. 5182リオオリンピック第二弾 8月14日まで!

【書店日記&今月の雑誌】   No.5189書店日記&今月の雑誌8月号  No. 51777月 No. 51726月 No. 51605月 No. 51504月 No.5130【書店企画・番外編】「新書大賞2016」を斬る!

【K-1 グランプリ】 No.51756・7月のキリ番報告 No.51613〜5月のキリ番報告 No.5134 祝 カウンター700000突破!  【No.48732014年K-1GP 【No.3920K-1グランプリ開催中! ⇒ 【No.4093報告要項

          Topics記録
名前 RSS
Eメール
題名
内容
画像
URL
削除キー 項目の保存 引用lot番号:
 

Re:丸谷才一 『挨拶はたいへんだ』 を読みました。
No:2875 投稿者:太田 健一(3期生) 投稿日:2009/12/31 Thu 23:54:20

ご無沙汰してしまっております。
3期生の太田です。
「忙しいということは、文字とおり心を亡くすことだ。」
という先生からの教えが心に響く年末を過ごしておりました。

このところの掲示板のスピード感についていけず、100件以上前の書き込みに対する
レスポンスになってしまうのですが(それでもまだ1か月も経過していないのですね)、
先生がご紹介してくださった丸谷才一の『挨拶はたいへんだ』(朝日文庫)を購入して
読んでみました。
これは私にとってのスピーチのバイブルかつ辞書となりそうです。

昨年8月、故・赤塚不二夫の葬儀における森田一義氏の弔辞を掲示板で学びました。
立派な大人とは立派な挨拶が出来る者だ、と先生から教えていただき、人の挨拶を
見聞きした際にはそこから何かしら学ぼうとしているのですが、「立派な挨拶」に
巡り合える機会というのはそうそうありません。
この本には10件を超える弔事と、その倍以上の数の祝辞の実例が収められており、
立派な挨拶に触れる機会を沢山与えてくれます。
これだけの祝辞・弔辞を任されること自体とても稀有なことであり、著者が如何に
立派な挨拶が出来る方として信頼されていたかが分かります。

スピーチの実例もさることながら、私には巻末に収録されている著者と井上ひさし氏の対談、
「スピーチでできること」が大変参考になりました。
ここにはスピーカーとしての心得・鉄則からスピーチとは何かに至るまで、スピーチを
行うものにとっての金科玉条が散りばめられています。
著作権法に触れない程度にご紹介しますと次のようなものです。
立派な挨拶ができるようになりたい人は是非読んでみましょう。

「とくに、いろんな集まりは生涯二度と来ない時間です。
みんなが持ち寄った貴重な時間のかたまりが結婚式であり、文学賞の贈呈式である。
百人が一時間持ち寄れば百時間ですから、この瞬間を二度とない、またとない時間に
しようという丸谷さんの使命感がある。
そのときに出来た精神共同体のこころが言葉の力、文藝の力となって表れるのが挨拶である。
だから挨拶はむずかしくてたいへんだが、一所懸命にしなければならぬ。」

「失言しないためには原稿を書くことです。みんなの前に出ていく。で、しゃべる。
それなのに、みんなが、おもしろがっていない。反応がない。
そうすると、寂しいんですよね。なんとかして喜ばせたいという気持ちで一杯になる。
ほんとはそれが危ないんですけど。」

「(人の悪口を入れることによって沸かせるという手について)それに手としては程度が
低い。批判はいいと思います。ゴシップになってしまえばもっといい。悪口や陰口がいけない。」

「書き言葉というのは、いかようにも直せますけれども、口の言葉だけは一旦外へ出てしまうと、もう消せませんから。」

「一般論、抽象論を言うときにはきちっと言うけど、できれば、それは抑える。
具体的にエピソードでっていうことは、これは挨拶の教則、黄金律ですね。」

「司会者は、決してスピーカーになってはいけない。」
などなど。

三戸ゼミで学んだ人がこの本を読めば、おや?と思うことがあるかもしれません。
ゼミにおいてNGとされていた締めの言葉が意外にも多用されているからです。
「これで終りにします。」
「これでおしまひにします。」
「これでわたしの挨拶を終わります。」
というようなものです。

著者のスピーチの実例では、一件唐突なこうした締めの言葉に何の違和感もないことが不思議です。
思うに、こうした奇をてらうことのないストレートな締めの言葉はある程度の年齢に
達しない限り様にならないような気が致します。
人徳や貫禄といった要因があるのかもしれません。

Pass



Number
Pass
SYSTEM BY せっかく掲示板