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中央合唱団 掲示板

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No.483 歌劇「沖縄」−演奏者育成の重要性について
NAME:歌劇「沖縄」演奏団

小平時之助(作曲家)

"歌劇「沖縄」論 −創作歌劇の発展のために−"

...ここで演奏のことに触れておこう。

私が二回聞いた限りでは、合唱と独唱は中央合唱団ないしは各地のうたごえ合唱団の中から選抜された歌手が出演していた。

プログラムはダブルキャストになっていて、二期会の若い専門家も名を連ねていた。

その人たちの演奏を聞けないので、評価は多少公正を欠くきらいがあるが、私の聞いた範囲で、この曲の演奏はどうひいき目に見てもよいとはいえない。

合唱団の歌い手は、声や表現力が団の中できわだってすぐれているというだけでは、このような大形式のオペラの独唱歌手にはなれない。

それはわかり切ったことだが、それぞれ専門の勉強をしなければならないことで、逆に一流の独唱歌手だけ集めても、それでよい合唱ができるものではないのと同じことだ。

ことに歌劇では、演奏には演技がともなう。

この二つが別々でなく、一人の独唱者の中で統一して行われるためには、独自の長い訓練が当然必要であり、それに耐えてはじめて、聴衆に満足できるオペラ演技者となれる。

音楽は演奏を通して完成される。

そのためには、演奏者の役割はたいへん重要であり、せっかくのよい作品も、演奏者の選択の如何では、とんでもない誤解をまねくことになってしまう。

だから、私は歌劇「沖縄」を誤解してしまっているかもしれない。

それほど独唱者の役割は重要なのだ。

作曲の場合の集団創作の問題点については冒頭に書いておいたが、同じようなことが、演奏の場合にも言えるのではないだろうか。

少なくともこの歌劇の演奏で、中央合唱団及び各地のうたごえ合唱団の果たす役割は、あくまで合唱団の演奏にとどまるべきではなかっただろうか。

ただしこのことは、当面の問題としてである。

そして近い将来、演技のできる独唱者の養成を、音楽センターは別個に考えて欲しい...

...以上、歌劇「沖縄」の公演を初演と再演と二回にわたって鑑賞した感想だが、このオペラがうたごえの総力をあげて三年にわたって取り組んできた成果であることを前提にして、それが安保体制下の沖縄のきびしい現実がつづく限り、くり返し全国に上演されて行くだろうことを期待したい...

※出典:「文化評論」(日本共産党中央委員会文化誌)1970年7月号

2014年08月23日 (土) 22時19分

No.482 歌劇「沖縄」ハイライト−沖縄・伊江島公演(1970年5月30日)
NAME:歌劇「沖縄」演奏団

伊江島は、日本のうたごえが総力をあげてとりくんで完成させた歌劇「沖縄」の舞台となったところです。

沖縄青年合唱団として歌劇「沖縄」ハイライトを、ぜひ当地で上演したいとの思いで、伊江島公演にふみきりました。

きびしく苦しい土地闘争をたたかった現地での公演だけに、安易な気持ちで公演することは許されません。

そこで、歌劇「沖縄」の台本の読みあわせをするなど、伊江島のたたかいについて理解を深めながら、レッスンにも力を入れて公演にのぞみました。

団員20人は、公演当日の(1970年)5月30日に伊江島に到着。公演は2回公演で6時〜8時までは児童・生徒を中心に、8時半〜10時半までは一般を対象におこないました。

公演内容は歌劇「沖縄」ハイライトを中心に第1部「青年のうた」、第2部「民謡」、第3部「たたかいのうた」のもりだくさんの内容でした。

最初の公演には400人の児童・生徒が会場の村役所ホールにつめかけ、つぶらな瞳で一生懸命歌や踊りをみ、ききいりました。

8時半からはじまった一般の部には、おりからの大雨をついて60人余のお父さん、お母さんたちがかけつけてくれました。

歌劇「沖縄」で、1950年代に自分たちの島でくりひろげられた土地闘争の一端が再現されると多くの方がたが涙を流しながらみいっていました。

公演をみたある人は「この歌劇を沖縄中に広めてほしい」と語ったものです。

こうして伊江島公演は成功裏に終えました。


※「ひびけ平和のうたごえ - 米軍占領下の沖縄のうたごえ運動」(沖縄のうたごえ運動編集委員会 2004年)より引用

2014年08月06日 (水) 17時28分

No.480 日本イタリア・オペラ座 コンサート(9/26 東京都内)ご案内
NAME:日本イタリア・オペラ座

ヴィーン在住のオペラ専門指揮者、アルド・サルヴァーニョ氏が来日。オペラ座所属歌手と管弦楽団ソリストが、イタリア・オペラと独奏器楽曲の名作をご披露します。

◆日時: 2014年9月26日(金)18:00 開演 (17:30 開場)

◆会場: 五反田文化センターホール … JR・東急・都営地下鉄 五反田駅 下車 徒歩15分

◆指揮: アルド・サルヴァーニョ(日本イタリア・オペラ座常任指揮者)

◆独唱: 木村聡(バリトン) / 小玉洋子(メッツォソプラノ)

◆独奏: 宇賀神朋子(オーボエ)/ 剱持美花(フルート)/ 中島彩香(クラリネット)/ 佐藤杏樹(ハープ)/ 小池彩夏 犬嶋仁美(ヴァイオリン)/ 松本亜優(チェロ)  

◆管弦楽: 日本イタリア・オペラ座管弦楽団

◆歌唱指導・監修: 大前努(日本イタリア・オペラ座総監督)

◆入場券: 全席自由 ¥3,000 前売りのみ

◆プログラム

1. ヴェルディ『ドン・カルロ』より "わが最後の日が訪れた"
G. Verdi, Don Carlo: "Per me giunto è il dì supremo"

2. ヴェルディ『仮面舞踏会』より "彼女の魂を汚したのは"
G. Verdi, Un ballo in maschera: "Eri tu che macchiavi quell'anima"

3. ポンキエッリ『ラ・ジョコンダ』より "貴婦人の声か、天使の声か"
A. Ponchielli, La Gioconda: "Voce di donna o d'angelo"

4. ドニゼッティ『寵愛された女』より "私のフェルナンド"
G. Donizetti, La favorita: "O mio Fernando"

5. ロカテッリ「ヴァイオリン演奏技法」協奏曲 第2番 ハ短調
P. Locatelli, L'arte del violino, op.3-2

6. コレッリ「弦楽合奏協奏曲」第1番 ニ長調
A. Corelli, Concerto grosso, op.6-1

7. プッチーニ「弦楽四重奏のための "三つのメヌエット"」
G. Puccini, Tre minuetti per quartetto ad archi

8. ブリッチャルディ「管楽器五重奏曲 ニ長調」
G. Briccialdi, Quintetto in re maggiore per fiati, op.124

9. ボッテジーニ「フルート、クラリネット、弦楽伴奏によるアンダンテと変奏」
P. Bottesini, Andante e variazioni per flauto, clarinetto ed archi

10. カラミエッロ「ハープ独奏曲 "ナポリの追憶"」
G. Caramiello, "Rimembranza di Napoli" per arpa sola

11. テデスキ「ハープ、ヴァイオリン、チェロのための組曲」
L. M. Tedeschi, Suite per arpa, violino e violoncello, op.46
(1)「即興曲」Improvviso
(2)「間奏−夢想曲」Intermezzo rêverie
(3)「ワルツ−セレナータ」Valzer Sérénade

12. マルトゥッチ「管弦楽のための夜想曲」
G. Martucci, Notturno

13. ヴェルディ「輝きのワルツ」
G. Verdi, Valzer brillante

*****************************************
入場券のお申し込み・お問い合わせはオペラ座のメールアドレス
accademiait@yahoo.co.jp まで
 

日本イタリア・オペラ座 HP: http://ilteatro.jimdo.com/

2014年07月11日 (金) 18時42分

No.479 歌劇「沖縄」第1次全国公演に寄せる主演独唱歌手の思い
NAME:歌劇「沖縄」演奏団

■「きよ子」役・ソプラノ歌手

「...うたごえ運動の人たちが、こうして大変な熱意をもってオペラにとりくんでいることは、私たちにとっても大変な刺激になるし、日本のオペラを前進させるうえでも、大きな役割を果たすと思うんです。

練習をみていて、沖縄の現状には心から、いきどおりを感じました。出演してよかったと思っています」


■「ふじ子」役・ソプラノ歌手

「今回、うたごえのみなさんがつくりあげた歌劇『沖縄』の全国公演に参加させていただいて、大変うれしく思っています。

それは、アメリカによる沖縄伊江島の土地取り上げに反対してたたかう農民の姿が本当にいきいきとうたいあげられたこの歌劇をうたって、沖縄全面返還のたたかいが、私自身のものになったからです。

また、今まで多くのオペラのアリアをうたってきましたが、いま考えると、たいへん無内容なものだったと思われてなりません。

それほど、今回の歌劇『沖縄』の内容が、私自身のものになりました。

京都公演には、本当にたくさんの人が聞いてくださることを期待しています」


※引用:「赤旗」1970年4月1日付 第8面・「京都民報」1970年5月3日付 第4面

2014年07月02日 (水) 00時52分

No.478 歌劇「沖縄」の芸術的意義について
NAME:歌劇「沖縄」演奏団

熊谷賢一 "歌劇「沖縄」名古屋公演を見て"(「赤旗」1970年4月28日付 第8面)より抜粋

「歌劇『沖縄』の名古屋公演二日間を見て深い感銘を受けました。

昨年も、中央合唱団創立20周年記念演奏会を名古屋でききましたが、その音楽的水準は数年前にくらべると、質・内容ともはるかに向上していることを強く感じました。

うたごえ運動のなかで、年間数千曲の創作曲が全国的規模で作曲され、歌われてきたことが、質・内容を高め、さらに運動を前進させてきたのでしょう。

そうした活動の総結集としての歌劇『沖縄』が、日本の大衆的な音楽運動の大きな成果の一つであることは、いうまでもありません。

だがその評価は、そういう“記念碑”的意義や、十数年前には“わずか8小節しか作曲できなかったうたごえ”がオペラまでも作れるようになった、ということにとどまるものではありません。

歌劇『沖縄』は“うたごえ運動”というワクをこえて、明治から100年の日本の体制内で育った既成の日本の主流音楽界がもつ体質や常識では考えられない、また、成し得ないだろう方法と内容によって、生み出されました。

このことは、『音楽のあり方』にたいする一つの実証であり、既成の音楽界にたいする一つの挑戦(?)であるとさえ思うのです...

歌劇『沖縄』の大きな成果をより国民のものとするために、今後の公演を通じて一つの完成を得、その成果を土台に、さらにすぐれた第二作を創造してほしいと思います。

歌劇『沖縄』は、専門家を含めて多くの人たちに、さまざまな問題を提起しました。各自がその問題提起を出発点として、音楽の多様な発展をうながすことに、大きな期待を持っています」

2014年06月30日 (月) 14時09分






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