京都大学国際法学研究会26期の乾 弘哲です。
25,26日に同志社大学寒梅館で開催されたJessup2011国内予選の結果を報告させていただきます。
総合順位:優勝
予選一位通過
準決勝 阪大(原告) v. 京大(被告) ○
決勝 京大(原告) v. 上智(被告) ○
個人弁論賞
原告第一位 二杉 健斗(2回生) (第2代理人)
原告第二位 増山 真輝人(2回生) (第1代理人)
被告第一位 乾 弘哲(2回生) (第1代理人)
被告第二位 高田 陽奈子(1回生) (第2代理人)
筒井杯 (最優秀弁論者賞) 乾 弘哲
書面
原告 第二位
被告 第一位
昨年の先輩方の無念を見てから一年、今年度決勝の結果として○を付けられたことに、メンバー一同心底嬉しく感じております。
加えて、今年は個人・書面成績においてもほぼ京大が独占することとなり、本サークルの名に恥じない結果を出せたのではないかと思っています。また、公式な表彰はないものの、今年度カウンセラーの活躍も見事なものでした。大会前日の夜まで膨大なICTY判例を読み続けた簗田沙希(原告、1回生)、150もあるNCP(各国連絡窓口)の事例を全てまとめあげた仲卓真(被告、2回生)ともに、カウンセラーの見本を示してくれたように思います。
今年度問題文は、無人戦闘機に関する人道法・人権法の論点、誤爆の扱い、非国家主体に対する自衛権行使、宗教的衣服の制限と女性差別、贈賄防止と司法共助、NCPの義務などと非常に多岐にわたる論点を含むものでした。大会2週間前に発行された雑誌から事例を探したり、はるばるOxfordから注釈書を取り寄せたりする一方で、第二次大戦の事例やPCIJの判例を検討するというプロセスは、やはりJessupらしい論点の深さ、広さを実感するものでした。この分厚い内容を、いかに簡潔にわかりやすいストーリーにできるかどうかは、あと3カ月弱の課題として依然残っております。
さらに、結果こそ良かったものの、個々の弁論をみれば反省すべき点も多々あります。今後はその改善に努めるとともに、世界大会にてなるだけ健闘できるよう、とりわけ英語でのパフォーマンスの面でも他国からの出場者と闘えるように、精進していきたいと思います。
最後になりましたが、9月以来、様々な面で支援をしてくださり、激励をくださったOBOGの皆さま、相談に乗ってくださった上回生の皆さん、支えてくれた同回生、後輩のみんなには、心からお礼申し上げたく思います。また、個人的なことではありますが、優勝を共に追い求めることのできた最高のチームメイトたちとの巡り合いにもまた、感謝したいと思います。
皆さま、本当にありがとうございました。