【広告】楽天市場の超ポイントバック祭合計購入額に応じて、ポイント還元12月15日まで開催中

H:Home > Read Me First > Profile > Diary
i-mode / J-SKY / EZweb(の一部) 対応の簡易版
検索文字列:

脱 三日坊主 宣言!

このサイトの管理人、表具師かっぱの日記です。
(新規投稿は出来ませんが、ツッコミは入れられます)

別冊 表具師かっぱの「脱 三日坊主 宣言!」もちまちま更新中

※ 当日記はレイアウトに CSS2 を使用しています ※
(CSS2 未対応のブラウザでも閲覧・投稿は可能です)
なお、IE3NN4CSS への対応が不完全ですので、設定にかかわらず適用されないようにしています。ご了承下さい。

ホームページへ戻る


こちらの記事へツッコミを入れる場合は下のフォームに書いて下さい。
内容が異なる場合はブラウザのバックボタンで戻って下さい。


総裏 (8/18)

昨日、耳折(みみおり)まで終わったので、今日(8/18)は、前半の総仕上げ、総裏(そううら)を打ちます。この作業が終わったら仮張(かりばり)にかけて長期間乾燥させるので、ひとまず、作業は終了です。

総裏にかかる前に、八双袋(はっそうぶくろ)軸袋(じくぶくろ)を付けます。(八双は、発装や八宗など色々な漢字が当てられたり、表軸や標木など、他の名称で呼ばれる事もあります) まずは、八双袋と軸袋を作るのですが、これは作り置きがあるので、それを使いました。表具を裏返し、袋を付ける場所に印を付けます。袋の取り付け方は水付け糊付けがあるのですが、今回は、極々薄く溶いた糊で糊付けしました。(中途半端やなぁ…。(笑) )

袋付けが終わったら、いよいよ総裏です。まずは上巻(うわまき)を用意します。今回は巻き取り(裏打済み)のものを使いました。(手抜きと言わないで。(笑) ) この時、ついでに軸助(じくだすけ)も作るのを忘れずに。続いて紙取(かみどり)に移ります。総裏に使う紙は宇田(うだ)という土粉の入った紙で、本宇田は1束で数十万円する高級品です。今回は、そんな良い紙は使わず、巻き取りの宇田にしました。(だって、売り物じゃないからお金にならないもん。(笑) ) 巻き取りだから途中で継ぐ必要も無く、1枚の大きな紙なので作業もそれほど気を使わないし楽なんです。(やっぱり手抜きだ) 折当(おれあて)を付けて、上巻をつける部分に印をつけたら、汚れないように置いておきます。

続いて、糊を作ります。紙に紙を貼るので、薄糊にします。濃さは飲むヨーグルトよりも少し牛乳に近い感じ。糊ができたら、台を綺麗に拭いたら表具を裏向きに置き、耳糊(みみのり)をつけます。以上で下準備が完了しました。

では、いよいよ上巻から打って行きます。上巻は投打(なげうち)にします。さっき付けた印に合わせて上巻を置き、少し湿らせた棕櫚刷毛(しゅろばけ)で押さえ、皺の無いようにしっかりと撫で付けます。台に貼り付いてしまわないように、軽く持ち上げ、弛みを伸ばしたら、宇田を置きます。宇田は1枚ものですから、返打(かえしうち)にします。上巻に1分弱(約2mm)重ねて宇田を置き、その上に糊付け用のアクリル板を置きます。宇田を折り返し、アクリル板の上で糊付けして持ち上げ、上巻に先程のように重ねます。アクリル板を外し、棕櫚刷毛で上巻と重なった部分をしっかり押さえ、そこを支点に軽く持ち上げ、そのまま皺が出来ないようにおろします。棕櫚刷毛で皺が出来ないように撫で付けて糊の付いているところを付けたら、もう一度、表具を軽く持ち上げて、弛みをなくし、今、裏打をしたところにアクリル板を乗せます。宇田の残りの部分を折り返し、アクリル板の上で糊付けして、持ち上げ、表具の上にそっと置きます。アクリル板を外し、先程と同様に撫で付けてやります。全体をしっかりと撫で付けたら、軸助を貼り付け、そっと持ち上げて、今度は表向きに台に置きます。貼り手に濃い目の糊を付けて、箆挿し(へらさし)を付けたら仮張に張り込みます。

これで、総裏は打ち終わりました。あとは、しっかりと乾燥させます。

最後の仕上げはお天気との勝負。暫くは天気予報から目が離せません。

総裏 (8/18)にツッコミを入れる


本日のツッコミ





ツッコミ投稿フォーム


Number
Pass

ThinkPadを買おう!
レンタカーの回送ドライバー
【広告】楽天市場の超ポイントバック祭合計購入額に応じて、ポイント還元12月15日まで開催中
無料で掲示板を作ろう   情報の外部送信について
このページを通報する 管理人へ連絡
SYSTEM BY せっかく掲示板