このサイトの管理人、表具師かっぱの日記です。
(新規投稿は出来ませんが、ツッコミは入れられます)
別冊 表具師かっぱの「脱 三日坊主 宣言!」もちまちま更新中
※ 当日記はレイアウトに CSS2 を使用しています ※
(CSS2 未対応のブラウザでも閲覧・投稿は可能です)
なお、IE3 と NN4 は CSS への対応が不完全ですので、設定にかかわらず適用されないようにしています。ご了承下さい。
こちらの記事へツッコミを入れる場合は下のフォームに書いて下さい。
内容が異なる場合はブラウザのバックボタンで戻って下さい。
今年も例年通り、兵庫県表装技能訓練校が開校されています。今日はその2回目の講習日で、1回目の講習日(8/22)は本願寺派スカウトキャンポリーの奉仕に行ってたので休みましたから、家で前回の工程(本紙と裂の裏打)を済ませた材料を持って姫路まで行ってきました。
今日は昨年と同じく「付け廻し(つけまわし)」と「総裏(そううら)」です。今年のテーマも「掛軸表装の基本技とその展開」で、造形(創作)表具をつくります。(造形表具は今年で最後)
今年の本紙は「絵手紙」で、葉書かそれより少し大きなサイズです。僕がもらったのは「向日葵」の絵ですから、夏っぽいイメージの軸に仕立てる予定で、青・緑・白の3色の裂を用意しました。この3色を見てお分かりの方もいらっしゃると思いますが、青は空、緑は草原、白は入道雲になります。この裂、表具用の裂ではないんですよ。今年は、表具用の裂を使わず、複雑な刳り貫きのデザイン軸を作るのが目標です。
入道雲のデザインを刳り貫くのに時間がかかるだろうと思っていたのですが、意外と早く出来て、午前中には付け廻し(つけまわし)も終わり、耳折(みみおり)も済みましたので、午後は総裏(そううら)を打つだけです。(ちょっと空の広がりが小さくなっちゃったのが残念)
総裏を打ち終えてもまだ時間が余ったので、自分の道具をさっさと片付けて、昨年同様、この時間を使って、他の受講生の作業を見学したり、ちょっと手伝ったりしました。次回(9/19)は早くも最終回。カメラを持って行くのを忘れなければ、仕上がった状態の写真をお見せできるかも。
刳り貫き等の細かい作業をしている間、ずっと中腰でやってた為、ちょっと腰が痛くなりました。作業台の高さがうちの店と違うので気を付けてたんだけど、作業に没頭していると忘れますね。ひどくならなければ良いのですが…。