2003年8月医学書院発行、346頁、値段が高くて12、600円。
平成12年(2000年)7月に設置された小委員会によって、
1966年から2002年12月までに発表された論文を調べて作成された専門医向けのガイドライン。
2003年末には専門家には配布されていたらしいのですが、昨年4月ころにインターネットに公開され、その後8月に出版されたようです。
インターネット版は次の頁で閲覧できます。
http://www.neurology-jp.org/guideline/parkinson/ ただし、図、表、索引は画面には出ません。
目次
1 はじめに・方法
2 各抗パーキンソン病および治療法の有効性と安全性
(20項目;内、1−14は各種の薬、15ー18は外科的療法、19に「リハビリテーション」、
20に「カウンセリング、精神療法など薬物以外の治療」)
3 パーキンソン病の治療ガイドライン総論
4 パーキンソン病の治療ガイドライン各論
5 おわりに
6 文献(254論文)
専門用語が多いので読みにくいですが、インターネット画面で関心のある項目を拾って読めばよいと思います。
視床下核刺激法の「安全性」の項には次の記述があります。
「おそらく安全、但し、注意深く、熟練した手術手技を必要とする。」
ハリ治療などの東洋医学についての記載はないようです。
東洋医学関係の英語論文がないのでしょうか?
インターネットの検索用頁のGOOGLE で Parkinson's disease*acupuncture(ハリ治療)とキーワードを打込むと、49000件ほどでてくるのですが。
3年毎の改訂が予定されている、と「はじめに」にあるので期待がもてます。
そのときには、「おそらく安全」などとは書かれないことでしょう。
(投稿者:あかんぼ 投稿日:2004年9月 8日(水)12時38分6秒)