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パーキンソン病 認知と精神医学的側面著者: 山本光利編、執筆者34人 | 出版社: 中外医学社2003年3月中外医学社発行、311頁、8000円+税。
山本光利編、執筆者34人 2002年3月21〜23日に香川県高松市で開かれた“楢林記念シンポジウム パーキンソン病の認知と精神機能障害に関するシンポジウム”において発表した論文を増幅してまとめたものだそうです。 「序」の一部に編者が書いています。 「このような事実から欧米では20世紀の最後の20年間は・・・、パーキンソン病は運動障害の病気であるとの理解から大きく転換し、21世紀の現在ではパーキンソン病は neuropsychiatric disorder と明確に認識されるに至っています。この点では我が国の認識はまだ十分であるとはいえない現状です。」(上の英語は”神経精神医学的不調”) 目次 序 第1章 パーキンソン病の精神障害の基礎(4論文) 第2章 パーキンソン病とdepression(2論文) 第3章 パーキンソン病と睡眠(2論文) 第4章 パーキンソン病の性格、心理、行動障害(2論文) 第5章 精神症状の治療(5論文) 第6章 パーキンソン病における認知機能障害(8論文) 第7章 パーキンソン病とQOL(1論文) 索引 目次からも推定されるように、運動障害の対策についての論文は ほとんどなく、抗パーキンソン病薬の長期服用による精神症状の対策の 論文が主です。神経内科の諸先生によって書かれた パーキンソン病関係の本の中では珍しい本といえます。 なお、インターネット書店の Amazon では当初から”在庫切れ”のままです。 1年ほどまえに、中外医学社に直接FAXで注文したところすぐに送ってきました。 (投稿者:あかんぼ 投稿日:2004年9月 9日(木)14時30分45秒) 管理人raisin|2006/02/19 [36]☆
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