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薬物療法における医師−患者関係 副題:治療効果を如何に高めるか著者: アラン・タスマン、マイケル・B・リーバ、ケネス・R・シルク 訳:江畑敬介、佐藤陽子 | 出版社: 星和書店とかく私は医師の処方薬量以下に服薬を止めることに関心を払ってきたが、この本により、むしろ医師と協働して自分にあった薬の処方により、より高い薬効が得られることを学んだ。 本書は、2000年にアメリカで刊行後、本年(2004年)3月18日邦訳され、星和書店より発刊された。 原著の編著者であるアラン:タスマン教授は、精神医学教育、精神分析学、認知神経科学の立場から、精神医療における生物学的治療、心理学的治療、心理社会的治療の臨床実践の統合に努力してきているかたである。 医師・患者関係が持続的な信頼の内に行われたときに、その治療結果がよりよいものになると言われる。 本書は、これまでのこのような経験則を踏まえ、薬物療法においては医師と患者のこのような協働により、薬理学的効果に理想的な効果をもたらすことを症例に沿って、きわめて実践的立場から示した臨床医の教育書(バイブル)と言える。そして、患者にとっても、医師との関係改善に大きな智恵を与えてくれる好著である。 本書は精神医療をターゲットにしているが、当然、神経難病における薬物療法においても、十分適応するものと思う。 A5判 260頁 定価2700円税別 (投稿者:seiken 投稿日:2004年4月 4日(日)17時44分15秒) 管理人raisin|2006/02/19 [31]☆
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